SEO(えすいーおー)という言葉を聞いたことがありますか?
SEOとは、誰でも無料で実施できる、あなたのショップ集客に繋がる重要な対策です。
SEOをうまく活用できれば、売上を拡大できる可能性も大いに高まります。
今回はそもそもSEOとは何なのか?「BASE」でSEO対策を実施するには何をどうすればいいのか?を、解説していきたいと思います。
目次
SEOとは?
SEOとは、簡潔に言うと、ネットでGoogleやYahoo!などを開いて検索したときに、上位に表示させる手法のことです。
言葉の意味は「Search Engine Optimization」で、日本語にすると「検索エンジン最適化」となります。
検索エンジンとは、インターネット上のWebサイトや画像などを検索する仕組みのことを指しますが、一般的には、GoogleやYahoo!のように、みなさんがふだん利用している検索サービスのことです。
これらに最適化することで、検索結果の上位に表示されるようになり、みなさんのWebサイトへ訪問してもらえる可能性が高まります。
逆に言えば、多くの競合ショップ・メディアが検索上位を狙っているため、何の対策もなしでは、上位表示をすることができません。
そのため、検索エンジンからの集客を狙いたい場合は、SEO対策が必要となるのです。
SEOの取り組みかた
では、具体的にどうすればよいのでしょうか?
ここでは、初心者でも取り組めるかんたんな方法をご紹介いたします。
SEOの仕組みを理解
まずは、検索エンジンが検索結果を表示させる、基本的な仕組みを理解する必要があります。
こまかい仕様まで理解する必要はなく、あくまで基本的な理解で大丈夫です。
検索エンジンは、新しいものから古いものまで、インターネット上にある膨大なWebサイトを日々収集してストックしています。
検索結果は、Webサイト内に表示しているテキストを重要な要素として判断されるため、記述の工夫が必要になります(ほかにも要素はさまざまありますが、ここでは割愛します)。
ネットショップだと、テキストで表示されるのは、「ショップ名」「ショップ説明」「商品名」「商品説明」などです。
そのため、これらの設定内容が、まず最初にやるべき基本的なSEO対策となります。
「BASE」では、どのようにSEO対策すればいい?
「BASE」でできるSEO対策は、基本的に「ショップ名」「ショップの説明」「商品名」「商品説明」の4つです。
ショップ名
「BASE」ではロゴを設定している場合、ショップ上には表示されませんが、検索結果には表示されるため、非常に重要な要素となります。
そのため、ショップを端的に表すキーワードを適宜入れることで、検索エンジンと検索ユーザーの両方に有効です。
たとえば、子ども服を扱う「BASE(ベイス)」というショップだったら、「ベイス| かわいいベビー・キッズウェア・子供服の通販」というように設定します。
ここで注意したい点は、文字数が多すぎると途中で切れてしまうため、30文字ほどで設定するのがポイントです。
※ロゴを設定しない場合は、ここで入れたショップ名がそのままショップに表示されるので注意してください。
ショップ名の設定方法
ショップ設定画面から設定できます。商品ページを除く、ショップ全体に適用される情報となります。
ショップ名を付けるときのポイント
ちなみに、ショップ名というのは、SEOの観点からもしっかりと考えておくことが重要です。
というのも、もしあなたのショップのショップ名がほかのショップと被っていたり、一般的な名称と同じ場合、検索エンジンに表示されない可能性があるからです。
こちらの記事も参考に、しっかり考えてショップ名をつけてみてください。
ショップの説明
ショップの説明は、ショップ上の「about」のページに記載されるショップ情報になります。
ここも、通常であればSEOを考える必要がありますが、「BASE」にはこの後説明する「SEO設定 App」という追加機能があり、SEO向けの説明を別途入れることができます。
そのため、ここでのショップの説明には、ショップを訪れたお客様が魅力的に感じるようなショップ説明を入れましょう。
こちらの記事も参考にしてください。
商品名
商品管理画面から設定できます。
商品名は、商品に対するキーワードを盛り込んだ内容で、30文字ほどで設定すると有効です。
ただ、検索エンジン向けに別途設定することはできないので、SEOを意識しすぎるあまり、不自然な商品名にならないように気をつけましょう。
「ネットショップにおけるSEOに強い商品名の付け方」も確認して、適切な商品名を検討してみてください。
商品説明
商品説明は、このあと紹介する「SEO設定 App」で、別途検索向けには設定できるので、ここの商品説明欄では、ショップを訪れた方が商品を購入したくなるような説明を心がけましょう。
「商品説明はどんなふうに書けばいいの?売れているショップの傾向」という記事が参考になります。
BASE Apps「SEO設定 App」
「BASE」の追加機能BASE Appsの中に、「SEO設定 App」というものがあります。これを利用すれば、ショップ説明や商品説明を検索エンジン向けに別途設定することができます。
STEP1. 「SEO設定 App」をインストールする
「インストール」ボタンからインストールができます。
STEP2. ページ説明を設定する
「SEO設定 App」で設定可能なのは、「トップページ」「aboutページ」「商品ページ」の全部で3種類のページです。
トップページはショップの概要、aboutページはくわしいショップの説明、商品ページは商品説明、をそれぞれ検索エンジン向けに設定してみてください。
ページ説明について
ここに記載した内容が、SEO対策用の文章となります。
ショップ上には表示されず、Googleなどの検索結果画面に表示されます。
検索結果に表示される文字数はパソコンとスマホで異なり、スマホの場合、100文字弱しか表示されないので、100文字を目安に書くことをおすすめします。
そのほかにも、「ディスクリプション」を使ったSEO対策もあります。以下記事を参考に設定してみてください。
SEO対策をしたら、すぐに結果がでるの?
設定した内容が検索エンジンへ反映されるには、数日待つ必要があるため、残念ながらすぐに結果は出ません。また、検索エンジンに反映されることと、上位表示されることは異なります。
たとえば「BASE U」の記事の場合、検索エンジンに反映されるのは数日ですが、検索エンジンに評価され、上位表示されるまでには、早くても1ヶ月ほど時間が必要です。
そのため、すぐに上位表示されないからといって、落胆しないようにしましょう。
また今回解説したSEO設定は、必要最低限のものとなるため、競合の多さによっては、上位表示が難しい場合もあります。
そういった場合には、下記に補足説明している内容をもとに、さらにショップのSEO対策を強めてみてください。
基本的な対策ができたら。次は「被リンク」を獲得しよう
SEO対策は非常に奥が深く、この記事では書ききれないほど多くの要素が絡んできます。
SEO対策に必要なことは、じつは大きく3つあります。
それは「検索エンジンに情報をきちんと伝えること」「他者から評価されること」「ユーザーに満足してもらうこと」の3つです。※厳密に言うともっともっとありますが、重要なのはこの3つです。
その中で、今回ご紹介したSEOの設定というのは、「検索エンジンに情報を伝えること」に当てはまります。
しかし現在ではネット上に無数のサイトが存在するため、「検索エンジンに情報を伝えるだけ」では、上位表示されない場合があります。
そんなときは「他者から評価されること」「ユーザーに満足してもらうこと」もふくめて、SEO対策することが必要になるのです。
他者から評価されること=被リンク
そして、この他者から評価されること、というのは、つまり「被リンク」ということになります。
被リンクとは、自分ではない第三者のサイトやSNSなどからサイトへのリンクをもらうことです。
たとえば、Twitterでシェアされるのも被リンクの一つですし、どこかのサイトでおすすめのショップとして紹介されるのも被リンクです。
こうして被リンクをためていくことによって、検索エンジンがあなたのショップを「上位表示すべきサイト」として認識し、上位表示できる可能性が高まります。
被リンクを獲得するには、SNSを活用しよう
被リンクを獲得する方法は多々ありますが、ショップ運営ともっとも相性のいい方法が、SNS運用です。
あなたの商品をTwitterやInstagramなどで誰かがシェアしてくれることでも、被リンクとしての評価がたまっていきますし、同時にショップのファンも増やしていけます。
現代においては、SNSを活用した集客はマスト、と言えるほど利点が多いので、ぜひSNSを活用して被リンクを増やしつつ、ファンも獲得していってください。
さいごに:SEOがすべてではない
ここまで、SEO対策について解説してきましたが、正直ちょっと難しいと感じられた方もいるのではないでしょうか?
ご安心ください。
ショップ運営において、SEOというのはあくまで集客方法の一つであり、これがないとショップにお客さんが絶対に来ない、というわけではありません。
SNSを活用して十分な売上を上げられているショップオーナーさんもたくさんいますし、広告を打つことによって集客することも可能です。
そのため、ご自分の中で優先順位をつけて、できることからやっていくのをおすすめします。
ただ、ショップ名で検索したときに上位表示された方が優位であることは間違いないので、一般的な名称などとかぶらないように、「ネットショップのネーミングのコツ!3つのポイント」なども参考に、ショップ名だけはきちんと考えてみてください。
また、「BASE U」にはSNS運用や広告配信などに関しても、解説記事をいくつも用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。