「BASE」を利用する数多くのオーナーズ。オーナーズがいる数だけ、ブランドとそれぞれのストーリーがあるはず。
「YELLの先には」では、「BASE」が提供する、リスクなく即時で資金調達できる金融サービス「YELL BANK」を活用したオーナーズからブランド運営に関するリアルを探ります。
第六回は、ソロキャンプにまつわるオリジナルアイテムを展開するショップ<M-BROWN>を運営する東京のオーナーズ、刈田将彦さん。前職での経験を生かして、2017年より「BASE」を利用してオンライン販売をおこなっているとのこと。今回は、刈田さんがこれまで歩まれてきた道のりと、「BASE」そして「YELL BANK」との関わり合いについて、お話をうかがいました。
刈田将彦(カッタ・マサヒコ)
車のチューニングメーカーで長く商品開発に携わり、その経験を活かして2015年に独立、2017年に<M-BROWN>を設立。「実用な無骨感」をテーマに、アウトドア用品を販売している。
小学生時代からの「好き」をショップに
ーー刈田さんと<M-BROWN>についてお聞かせください。
小学生時代から、軍物が好きでした。戦闘機や戦車のプラモデルからはじまって、途中から兵士の生活道具、いわゆるキャンプ用品にハマっていったんです。それからずっとミリタリー・軍モノ・キャンプ周りの道具は、趣味としてコレクションしていました。前職は車の業界で改造系の開発をおこなっていたのもあり、その経験を生かして、そろそろこっちを本業にしたいなと思い、2015年に脱サラをして独立。2年かけてブランドの準備をして、2017年にミリタリーイメージのアウトドア用品の開発製造販売をおこなう、<M-BROWN>を設立しました。<M-BROWN>では、ソロキャンパーをターゲットに展開していて、60〜80年代の無骨な重たい重厚スタイルのキャンプ道具にインスピレーションを受けています。
ベーシックなテント(軍幕)を支える「スーパーラムダポール」の使用例。
刈田さんの好きなミリタリー要素を感じます
写真と文字だけ、シンプルさが決め手
ーー「BASE」を利用してくださっている理由は、どんなところにあるのでしょうか。
デザインのシンプルさが決め手でした。写真と文字だけで、部品カタログに近い使い方がしたかったのもあって、「BASE」さんは構造がシンプルでわかりやすかった。すぐに商品にたどり着けるサイト作りがしたいと思ったときに、デザイン性が高過ぎなくて、自分にちょうどよかったんです。
ひとつひとつ刈田さんが丁寧に作り上げる。
こだわりの詰まった手仕事です
クリックしたら即入金される手軽さがうれしい
ーーありがとうございます! では「YELL BANK」についてはいかがでしょうか。
「BASE」の管理画面内に案内があったことをきっかけに、2019年12月にはじめて利用しまして。そこから、支払い終わったら使う、をずっと繰り返しています。おそらく、累計で100万円以上利用しているのではないでしょうか。ほかの金融サービスを利用して資金を調達するよりも、「YELL BANK」は手数料がかなり安いと感じて、迷いなく利用しはじめました。
とくに事業をはじめたばかりのときは、資金を調達することってやっぱり大変で。さらに、商品を製作しはじめるタイミングの材料集めで、一気にお金周りが苦しくなってしまうので、必要になったら即入金される「YELL BANK」は非常に効果的でした。個人事業主だったら、これはみんなありがたいと感じると思いますね。それと、融資とは違って、「BASE」の売り上げに応じて勝手に支払われる仕組みになっているので、気づいたら支払い終わっています。支払っている意識がまったくないくらい、かんたんです。
無骨でシンプルな焚き火台「Board M9030」。
サイズも大きくてこれで調理もできるそう
ーー「YELL BANK」利用前に、不安を感じた部分はありましたか?
担保がなくていいのかな、とは思いましたね。「YELL BANK」が自分のショップに期待して資金調達させてくれる、その仕組みを理解するまでは、そのかんたんさにびっくりしてしまうんです。ですが私にとっては、手数料も高すぎないし、何より「BASE」を信頼していたので、迷うことなく利用しました。
いつまでもショップを進化させていくために
ーーうれしい限りです。そんな刈田さんなりの「YELL BANK」利用方法を教えてください。
現時点で、ショップは自転車操業で、「YELL BANK」での資金を利用して、オーダー分の材料を調達するので精一杯なんです。ですが、ブランドが廃れないように、新しい商品をどんどん展開して行きたいので、この先は、調達額をその資金にも回していきたいです。ショップを大きくして、調達できる額が増えてきたりすると、うれしい限りですね。
全ての商品がM-BROWNオリジナル。
ショップテーマの「実用な無骨感」を体現
ーー最後に、刈田さんと<M-BROWN>の目指す未来や、目標をお聞かせください。
とにかく、商品の幅を広げることです。いまは鉄ものが多いけれど、生地・繊維ものや、ウッドベースでの商品展開をしてみたり、キャンプ初心者でも使えるアイテムの設計など。コンセプトに共感してくれるコアユーザー様のために、事業を拡大し、もっと突っ込んだこだわりのある商品を開発していきたいです。新商品への投資を「YELL BANK」を通じておこなっていきたいので、引き続きお世話になります!
編集後記
「好き」をショップにする姿は、「BASE」の醍醐味。そんなショップさんのお力になれて、「YELL BANK」開発チームもうれしい限りです。そんな「YELL BANK」開発チームに対するご相談や質問も、随時受付中です。こちらから、ぜひお気軽にどうぞ。