請求書ファクタリングサービスの選び方のポイントとは?主要サービス4社を比較

請求書ファクタリングの選び方のポイントとは?主要サービス4社を比較

2025.02.27(更新:2025.02.28)

請求書ファクタリングは、資金繰りを改善する有効な手段のひとつですが、サービスによって手数料や対応スピードが異なります。この記事では、請求書ファクタリングサービスの選び方や、比較のポイントについて解説します。

請求書ファクタリングサービスを選ぶポイント

請求書ファクタリングサービスを選ぶさいには、以下のポイントを確認しましょう。

  1. 2社間取引と3社間取引のどちらか
  2. 手数料の違い
  3. 審査スピードと提供までの時間
  4. 利用できる売掛金の種類

それぞれ、くわしくご紹介します。

1. 2社間取引と3社間取引のどちらか

請求書ファクタリングには、売掛先を介さずに資金化できる「2社間取引」と、売掛先の承諾が必要な「3社間取引」の2種類があります。それぞれの特徴を考慮し、状況に応じた選択が重要です。

  2社間取引 3社間取引
手数料 高め 低め
資金化スピード 早い(即日~数日) やや遅い(1週間~数週間)
売掛先への通知 なし あり
こんな人におすすめ すぐに資金が必要な人/取引先に知られたくない人 手数料を抑えたい人
ファクタリングとは(3社間取引)

請求書ファクタリングの概要については、以下の記事をご覧ください。

請求書ファクタリングとは?しくみや種類、個人事業主向けサービスを解説

2. 手数料の違い

請求書ファクタリングの手数料は、サービスによって異なります。一般的には、3社間取引のほうが手数料が低く、2社間取引は手数料が高めになる傾向があります。

手数料は「売掛金の〇%」として設定されていることが多く、相場としては、以下の範囲内で設定されることが一般的です。

  • 2社間取引:手数料 5~30%
  • 3社間取引:手数料 1~10%

また、初回利用時は手数料が高く設定されることがあるため、契約前にしっかりと確認しましょう。

3. 審査スピードと提供までの時間

急ぎで資金が必要な場合、審査のスピードも重要です。多くの請求書ファクタリング会社では、最短、即日で提供できるサービスを提供しています。

ただし、書類の準備や審査内容によっては時間がかかる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

4. 利用できる売掛金の種類

一部のファクタリング会社では、法人向けの請求書に限定している場合があります。一方で、個人事業主の売掛金も対象にしているサービスも存在します。

たとえば、ネットショップの売上をもとに資金調達できるサービスもあるため、個人事業主や小規模事業者の方は、そのようなサービスを検討するとよいでしょう。

 

主要な請求書ファクタリングサービス比較

個人事業主や中小企業でも利用しやすい請求書ファクタリングサービスを比較しました。

 

OLTA

ペイトナーファクタリング

ビートレーディング

PayToday

取引方式 2社間 2社間 2社間/3社間 2社間
手数料 2~9% 10%

2社間:4~12%程度

3社間:2~9%程度

1~9.5%
調達可能額 上限・下限なし 最大100万円 (初回は最大25万円) 3万円~7億円 10万円〜上限なし
審査スピード 最短、即日 最短10分 最短2時間 最短30分
利用可能な売掛金の種類 法人
個人事業主
法人
個人事業主
法人
個人事業主
法人
個人事業主

 

YELL BANKと請求書ファクタリングの違い

BASEのショップオーナーの方であれば、「YELL BANK」という資金調達サービスも選択肢のひとつになります。

請求書ファクタリング利用がおすすめなシーン

  • すでに発生している請求書を、すぐに現金化したいとき
  • 請求書の入金サイクルが長く、キャッシュフローを改善したいとき
  • 売上はあるが、請求書の入金までのつなぎ資金が必要なとき
  • 取引先からの入金が遅れ、一時的に経営や資金繰りに支障が出そうなとき

「YELL BANK」の利用がおすすめなシーン

  • 請求書が発行されていない段階でも、BASEでの売上実績を活かして資金調達したいとき
  • 売掛金に依存せず、広告費・仕入れ・人件費など、幅広い用途に使いたいとき
  • 面倒な書類提出や審査を省き、スピーディーに資金を得たいとき
  • 一時的に売上が減少し、資金繰りに不安があるとき
  • 具体的な資金用途は決まっていないが、予備資金を確保しておきたいとき

BASEの資金調達、「YELL BANK(エールバンク)」

YELL BANKとは、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」が提供する「将来の売上」を「すぐに使えるお金」に変えるサービスです。

「YELL BANK」の特徴は、ショップの売上が伸びるほど、調達できる金額が増えること。事業の成長にあわせて、必要なタイミングで資金を確保できるため、仕入れや広告費、運転資金など、さまざまな用途に活用できます。

一般的な融資とは異なり、担保や保証人が不要で、審査もスピーディーなので、急な資金ニーズにもご活用いただけます。

「YELL BANK」について、以下の記事でくわしく説明しています。

BASEの資金調達サービス「YELL BANK」とは?概要やしくみについて解説

以下から「YELL BANK」が利用可能がどうか、ご確認いただけます。

調達できるか確認する

「YELL BANK」がご利用いただける場合は、BASEの管理画面 > お金管理の画面に、以下のようなエリアが表示されます。

「YELL BANK」の表示がされない方は、以下のヘルプを参照ください。

YELL BANKが利用できない(利用できなくなりました)

まとめ

請求書ファクタリングサービスを選ぶさいには、手数料や資金化スピード、審査の有無などを比較することが重要です。

また、BASEのショップオーナーの方であれば、「YELL BANK」を活用することで、売掛金を持たない状態でもスムーズに資金調達が可能です。

自社の状況や目的に応じた最適なサービスを選び、資金繰りを改善しましょう。

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