オリジナルのバスソルトを販売してみたいと思っても、必要な許可やルール、販売方法に不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。
バスソルトは個人でも販売可能ですが、「医薬部外品」「化粧品」「雑貨」のどれで販売するかによって、必要な許可や使える表現も大きく異なります。
本記事では、個人でバスソルトを販売する際に押さえておきたい基本ルールから、販売方法、成功のコツまでをわかりやすく解説します。
【この記事でわかること】
- バスソルトは、医薬部外品・化粧品・浴用雑貨のどれに当たるかで販売条件が変わる
- 個人販売では、薬機法に配慮した表現と、販売方法ごとの商品説明や訴求内容の工夫が重要になる
- ネットショップ作成サービス「BASE」を活用すれば、SNS連携を取り入れながら自社ブランドとして販売しやすい
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バスソルトは使用目的によって販売時の表現方法が変わる

バスソルトは一見シンプルな商品に見えますが、どのような目的で使用されるかによって、法律上の扱いが変わります。特に「どんな効果をうたうか」が重要なポイントで、雑貨・化粧品・医薬部外品のいずれに該当するかによって使える表現が異なります。
ルールを理解せずに販売すると、意図せず薬機法違反となる可能性もあるため、事前に区分ごとの違いを把握しておくことが大切です。
色や香りを楽しむ「雑貨」
「色や香りを楽しむ雑貨」としてのバスソルトの販売は、個人でも始めやすいでしょう。観賞用や芳香目的とし、「リラックスできる」「肌に良い」などの効能・効果をうたわなければ、自由に販売できます。
表現には十分な注意が必要です。たとえ実際に使用して良いと感じたとしても、雑貨に対して効果・効能(身体への影響を示唆する表現)を宣伝することは薬機法上禁止されていますます。
あくまで「香りや見た目を楽しむ商品」として位置づけ、用途表示や説明文を適切に整えることが、安全に販売を続けるためのポイントです。
参考:医薬品等適正広告基準について(P59)|東京都保健医療局健康安全部 薬務課監視指導担当
美容効果が期待できる「化粧品(浴用化粧料)」
肌を整える、うるおいを与えるなどの美容目的で使用されるものとしてバスソルトを扱う場合は、化粧品(浴用化粧料)に分類されます。この場合、製造販売業許可や製造業許可などが必要になり、個人が販売するハードルは高くなります。
化粧品に分類されると成分表示や品質管理などが厳しく求められるため、販売者としての責任や必要な手続きが大きく変わる点に注意が必要です。
化粧品用のバスソルト製造や販売に個人で取り組む場合は、OEMを活用する方法も検討する必要があります。
身体の不調改善効果が期待できる「医薬部外品(浴用剤)」
疲労回復や冷え症の改善、あせも対策など、身体への具体的な効果・効能をうたう場合は、バスソルトは「医薬部外品(浴用剤)」に該当します。この区分では、国の承認を受けた成分や処方であることが前提となり、製造・販売には厳しい基準が設けられています。
そのため、個人が気軽に始められる領域ではなく、専門的な知識や設備、許可が必要になります。雑貨販売とは大きく異なり、開発や申請に時間やコストがかかる点も特徴です。
個人販売として始める場合は、医薬部外品(浴用剤)に該当する製品だと思われないよう、商品名や紹介文などの表現に十分注意することが重要です。
個人で販売できるバスソルトの「種類」

販売用のバスソルトは、大きく分けて「自分で調合したバスソルト」と「OEMで制作したバスソルト」の2種類に分けられます。
原料を仕入れて自宅で調合したバスソルト
仕入れた原料を自宅で配合することで、販売用のバスソルトを制作できます。原料(塩や精油)の仕入れ先としては以下のようなネットショップをはじめ、メーカーや卸業者から直接仕入れることもできます。
アースコンシャス ストア
ヒマラヤ岩塩を中心に取り扱うショップで、ピンクソルトやブラックソルトなど見た目に特徴のある原料を選びやすいのが特徴です。色味や粒の大きさのバリエーションが豊富なため、見た目の違いを活かした商品づくりに向いています。
個人でも扱いやすく、オリジナル性を出したい場合の仕入れ先として検討しやすい選択肢です。
フレーバーライフ
精油や植物油など、アロマ関連の原料を事業者向けに仕入れられるサービスです。香りにこだわったバスソルトを作りたい場合に適しており、複数の香料や素材を組み合わせた商品設計がしやすくなります。
塩だけでなく関連材料もまとめて検討できるため、効率的に商品開発を進めたい人に向いています。
OEMメーカーに依頼したオリジナルバスソルト
バスソルトのOEMとは、化粧品製造販売業の許可を持つ専門業者へ製造を委託することを言います
OEMメーカーに依頼すると、雑貨だけでなく化粧品区分のオリジナル商品も個人で手軽に販売可能です。OEM企業が品質や安全性の責任を担うため、自分は販売者としてブランド展開に集中できます。
パッケージや成分設計の自由度も高く、ブランドとしての完成度を高めやすい点が特徴です。小ロット対応の業者も増えているため、個人でも比較的取り組みやすくなっています。
マナプラス
バスソルトのOEMに対応しており、小ロット(100個〜など)から製造できるのが特徴です。個人ブランドでも導入しやすく、初期リスクを抑えながら商品展開ができます。スピード感や提案力を重視したい場合に適したOEM先です。
Simura
入浴剤OEMに対応しており、バスソルトの小ロット製造も相談可能です。原料支給での製造にも対応しているため、香りや塩の種類にこだわりたい場合に柔軟な商品開発ができます。
独自性を重視したい場合に向いています。
バスリエ
オリジナルパッケージの入浴剤制作に対応しており、ギフトやノベルティ用途にも適したサービスです。バスソルトの種類を選べるなど、手軽に商品化できる点が魅力です。
小さくテスト販売したい場合にも向いています。
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個人でできるバスソルトの販売方法

バスソルトの販売方法は、オンライン中心のネットショップから、ハンドメイドマーケット、実店舗での委託販売まで複数あります。それぞれ集客方法や手数料、ブランド構築のしやすさが異なるため、自分のリソースや販売スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。
特に個人販売では「どこで売るか」によって売上や継続しやすさが大きく変わるため、特徴を比較しながら最適な手段を選びましょう。
| 特徴 | 手数料目安 | 集客難易度 | ブランド構築力 | |
| 独立型ネットショップ | ブランドを育てやすくSNS連携しやすい | 3〜7%前後 | 中〜高 (自分で集客するか集客機能のあるプラットフォームを選ぶと良い) | 高 (自由に世界観を表現可能) |
| ハンドメイドマーケット | 既存集客がありはじめやすい | 10〜15%前後 | 低 (プラットフォーム集客あり) | 低〜中 (他商品と比較されやすい) |
| 実店舗での委託販売 | 香りや見た目を直接伝えやすい | 20〜60%前後 | 中 (立地・店舗依存) | 中 (店舗イメージの影響を受ける) |
独立型ネットショップ
独立型ネットショップは、自分のブランドの世界観を自由に表現できる販売方法です。コンセプト、使用シーンなどを一貫して伝えやすく、リピーターの育成にもつながりやすいのが特徴です。
バスソルトのように香りや色などの魅力で五感を刺激する商材は、世界観づくりが売上に直結するため、長期的にブランドを育てたい人に向いています。
一方で、集客は自分で行う必要があるため、SNSや広告との組み合わせが重要になります。ただ販売するだけでなく、ショップデザインやSNS投稿・広告の表現なども含めてブランドのカラーとして統一感を持たせることで、安定した売上につなげやすくなります。
BASE
BASEは初期費用・月額費用無料ではじめられるネットショップ作成サービスです。専門知識がなくてもかんたんにショップを開設できるため、個人のネットショップにもおすすめ特徴です。
バスソルトのようなギフト需要が高い商材でおすすめなのが、「商品オプション App」の活用です。商品ページ上で「ラッピングの有無(有料・無料)」などのオプション設定ができるようになります。
また、「Instagram販売 App」「YouTube & Google連携 App」「TikTok Shop連携 App」などのSNS連携機能を活用すれば、SNS投稿から商品ページへの導線をスムーズに作ることができます。
バスソルトをオンライン販売する場合、香りを直接伝えられないかわりに、香りの世界観をビジュアルで訴求するのが効果的です。BASEなら写真や動画など視覚的な要素の強いSNSと連携した販売を行いやすいため、より多くの人に商品の魅力を伝えられます。
STORES
STORESもネットショップを簡単に開設できるサービスです。STORESはネットショップだけでなく、タブレットをレジとして使えるPOSサービスや、予約システムなどのサービスといった実店舗用のサービスも提供しているため、実店舗とネットショップのどちらも運営する人に役立ちます。
STORESのネットショップも初期費用・月額費用ともに0円のプランもありますが、月額費用有料のプランとは使える機能が異なる点には注意が必要です。
ハンドメイドマーケット
ハンドメイドマーケットは、既存の集客基盤を活用でき、初心者でも販売を始めやすい方法です。minneやCreemaなどのサービスはすでに多くのユーザーが利用しているため、出品直後から一定の集客が期待できます。
ただし、マーケット内に同じジャンルの商品が並ぶため、価格やデザインで比較されやすい点がデメリットです。特にバスソルトは見た目やコンセプトで差がつきやすいため、写真や説明文で魅力を伝える工夫が求められます。まずは販売経験を積みたい人に適した方法です。
minne
minneは、ハンドメイド作品を中心に販売が可能なプラットフォームです。アプリDL数は1,760万件と業界トップクラスなので、自ら集客しなくても多くのユーザーに商品を目に触れる可能性があるのが特徴です。有料の広告機能を活用するとより商品を目にしてもらえるなど、minnneユーザー向けの集客に強みがあります。
ただし、InstagramやYouTubeなどのストア機能とは商品情報を連携できないため、外部から集客をしにくいことは懸念点です。販売手数料は10.659%で、月額費用がかかるプランに加入すると販売手数料を10.45〜10.615%とわずかに抑えられます。
参考:販売・展示することができない作品を教えてください|minne
Creema
Creemaもハンドメイド作品の販売が可能なサービスです。1,500万ダウンロードを超えるCreemaアプリ内では、特集やメルマガなどを通じて毎月約5,000点の作品をピックアップし、プッシュ通知でユーザーへダイレクトに届けています。
さらに、広告配信やクーポン発行などのプロモーション機能も初心者向けに分かりやすく備わっており、独自の高い集客力と強力な販促サポートが大きな強みです。
ただし、Creemaでは医薬品や化粧品に該当する商品は出品できないと明記されています。そのため、バスソルトは雑貨としての扱いに限定され、効能効果を示す表現は使用できません。
ブランドの世界観を伝える工夫をしながら、ルール内で魅力を伝えることが求められます。
実店舗での委託販売
実店舗での委託販売は、香りや見た目を直接伝えられる点が大きなメリットです。雑貨店やライフスタイルショップ、美容サロンなどに商品を置いてもらうことで、バスソルトの香りや商品パッケージの魅力を実際に確かめてもらうことができます。
また、店舗で商品を知った顧客をネットショップへ誘導できれば、リピーター獲得につなげることも可能です。
ただし、委託料や販売手数料などのコストがかかります。条件は店舗ごとに異なるため、契約内容を事前に確認することが重要です。
実店舗での委託販売とオンライン販売と組み合わせることで、より安定した販売が実現しやすくなるでしょう。
バスソルトの個人販売で成功するコツ

バスソルトは比較的個人での販売を始めやすい商品ですが、継続して売上を伸ばすためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。ここでは、バスソルトの個人販売で成功するコツについて解説します。
コンセプトを明確にする
バスソルトは見た目や香りで差別化しやすい一方、コンセプトが曖昧だと選ばれにくい商品でもあります。
誰に向けた商品なのか、どんなシーンで使ってほしいのかを明確にしたブランド設計を行うことで、商品に付加価値をつけることができます。
例えば「忙しい日のご褒美」「ギフト向け」「夏にぴったりの清涼感」など、使用シーンが具体的であるほど選ばれやすくなります。
実際に香りを試せないネット販売では、コンセプト設計が商品の魅力としてそのまま伝わる重要な要素になります。
適切な商品価格を設定する
価格設定では、原料費だけでなく、容器やラベル、梱包資材、送料、プラットフォームの利用にかかる手数料まで含めて考える必要があります。
見た目のコストだけで判断すると、利益が残らないケースもあるため注意が必要です。
また、安さを重視した結果価格で選ばれたとしても、多く売らないと利益が出せません。さらに、価格が安いことでブランドイメージもチープなものになってしまう可能性があります。
バスソルトブランドとして長くつづけられるかという観点で、適正な利益を確保できる価格を設定することが重要です。
▶関連記事:販売価格の決め方
SNSを活用して集客する
オンライン販売の場合、バスソルトは香りを直接伝えられないため、写真や動画、言葉で商品の魅力を訴求することが重要です。バスソルトによって得られる体験価値をイメージできる投稿を行うことで、購買意欲を高めやすくなります。
ネットショップ作成サービス「BASE」の場合、「Instagram販売 App」「YouTube & Google連携 App」「TikTok Shop連携 App」の活用によって、SNSでの発信からそのまま商品購入につなげる導線を構築できます。投稿を見たユーザーがすぐに販売ページを確認できる仕組みを導入することで、効率的に集客を行える点が強みです。
▶関連記事:商品撮影の方法
バスソルトを個人で販売するショップの事例

実際にバスソルトを販売しているショップから、商品の見せ方やブランドづくりのヒントを見つけましょう。ここでは個人でも取り組みやすい事例を紹介します。
mayuna

「mayuna」は、オーナーが厳選した天然岩塩や香りにこだわったバスソルトを展開しているブランドです。シンプルで洗練されたデザインと、丁寧な商品説明が特徴です。
また、ギフトセットは商品名に「母の日」「誕生日」などの検索されやすいキーワードを入れることで、ギフトを探している人に見つかりやすくしています。また、自宅用商品も500円前後で買えるお試しサイズから、1万円台の大容量パックまで幅広い価格帯を用意することで、新規顧客からリピーターまでさまざまなニーズに対応しています。
aroma.stardrop

「aroma.stardrop」は、自社製造の精油を使用したバスソルトなどを展開するショップです。
香りを想像させる蒸留工程をInstagramのストーリーに載せたり、SDGsへの取り組みなどを発信することでブランディングしています。自分らしいショップを目指すうえで参考になる事例です。
また、素材にこだわりながら、500円前後〜2000円未満という手に取りやすい価格の商品を中心に扱っているのも特徴です。
バスソルトやアロマに興味がある人だけでなく、コンセプトに共感した人にも刺さるショップとなっています。
個人のバスソルト販売に関するよくある質問(FAQ)

バスソルトの個人販売は比較的始めやすい一方で、法律や許可、表現方法について疑問を持つ方も多いでしょう。特に薬機法に関する理解は重要であり、知らずに違反してしまうケースも少なくありません。
ここでは、よくある疑問について整理し、安心して販売を始めるためのポイントを解説します。
バスソルトは薬機法上、雑貨扱いですか?
バスソルトは、色や香りを楽しむ目的で販売する場合は雑貨として扱われ、特別な許可なしで販売可能です。一方、「保湿」「疲労回復」などの効能・効果や美容目的をうたう場合は、化粧品または医薬部外品に該当します。
この区分は、用途や商品説明によって判断される点が重要です。同じ商品でも表現次第で扱いが変わるため、販売時の説明内容には十分注意する必要があります。
参考:医薬品・医療機器|厚生労働省、医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について|厚生労働省
塩を売るには許可が必要ですか?
塩そのものを食品として販売する場合は、食品衛生法などのルールが適用されます。一方で、バスソルトとして販売する場合は、薬機法上の区分整理が適用されます。
雑貨用途であれば許可なしで販売できますが、美容や効能を訴求する場合は、化粧品や医薬部外品としての許可や届出が必要になります。販売目的によって適用される法律が変わるため、事前に確認しておくことが重要です。
参考:医薬品・医療機器|厚生労働省、食用塩の安全衛生ガイドライン|日本塩工業会
バスボムの販売許可を取るには?
バスボムもバスソルトと同様に、医薬部外品・化粧品・雑貨といった販売区分によって必要な許可が異なります。医薬部外品として販売する場合は、製造販売業許可や成分の承認申請が必要となり、OEMを活用するケースが一般的です。
化粧品として販売する場合も、製造販売業許可や届出対応が必要になります。一方で、雑貨として販売する場合は許可不要で始められますが、効能・効果を示す表現には制限があるため注意が必要です。
参考:医薬品・医療機器|厚生労働省、化粧品製造(輸入販売)業の許可申請等について|厚生労働省
まとめ
バスソルトの個人販売は、「何を目的に使う商品として売るのか」を最初に整理することが大切です。医薬部外品や化粧品として扱う場合は許可や承認が必要になりますが、色や香りを楽しむ雑貨として販売するなら、許可が不要なため個人でもはじめやすいでしょう。
一方で、雑貨として売る場合でも、薬機法のラインを越えない表現は欠かせません。また、継続的に売り上げにつなげるには、世界観に合った見せ方を整えることも重要です。とくにオンライン販売では、香りそのものが伝わらない分、写真や動画、言葉による演出が商品の印象を大きく左右します。
個人でバスソルトのオンライン販売をはじめる場合、ネットショップ作成サービス「BASE」がおすすめです。初期費用・月額費用無料のプランであれば、商品が購入されるまで費用負担は0円なので、リスクを抑えてショップを開設できます。
また、ラッピングなどのカスタマイズが可能な「商品オプション App」のような、ギフト需要が根強いバスソルトにぴったりの機能も。ほかにも、「Instagram販売 App」、「YouTube & Google連携 App」、「TikTok Shop連携 App」などSNS連携機能も豊富なため、SNSでの発信を集客につなげやすいのも魅力です。
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