彩り鮮やかなトップスに、カラフルなスカーフ。フレームの形がユニークなめがねに、大ぶりのモチーフが目を引くイヤリングとネックレス。
“ファッショニスタ”のオーラ全開な竹村沙緒理さんは、表参道の人気ヴィンテージショップ『Riyad vintage』のオーナーです。表参道で10年以上愛され続けるショップが誕生するまでには、誰もが聞いて驚く不屈の下積み時代がありました。
竹村さんとヴィンテージとの出会いは、14歳にまで遡ります。人気ヴィンテージショップオーナーのとめどないヴィンテージ愛とショップ運営について、お話を伺いました。

竹村 沙緒理さん
『Riyad vintage』オーナー。14歳で古着の魅力に目覚め、ヴィンテージショップの開業を決意。留学や貯金のための下積みを経て、28歳で表参道にショップを開業以来、たくさんのヴィンテージマニアから愛され続ける。
・ショップ名:Riyad vintage
・取扱商品:ヴィンテージ古着、アクセサリー
・運営体制:1人
この機能は、累計260万を超えるショップに選ばれているBASEなら、初期費用なしで今日から使えます。
中学からの夢を叶えた覚悟は伊達じゃない

ヴィンテージショップを開業するために達成すべき項目リストを作って行動した20代でした。たとえば、服の歴史や英語を学ぶために年間150本映画を観る、とか。
――とんでもない量ですね。開業という目標を定めたのはいつだったんですか?
中学2年生の時に古着の魅力に目覚めた時ですね。ヴィンテージ古着には、どこの国で生まれたとか、どうやって着られてきたとか、必ず背景があるんです。それが面白くてどんどんハマっちゃって!
その頃には20代で絶対開業するって決めたんです。そのために必要な準備を一つ一つクリアしていって、28歳でRiyad vintageをオープンしました。
――映画を観る以外には、具体的にどのような準備をしたんですか。
お店をやるなら買い付けが必要なので、ヴィンテージ古着に関する知識や語学力がないといけないですよね。そう思って、服飾専門学校を卒業後、21歳で留学に行きました。
あとはもちろん資金面。私はどうしても借金はしたくなかったので、20代のうちに働いて開業資金を貯めたんです。ヴィンテージショップで下積みしながら、人材紹介の会社でも働いて、夜はブリティッシュバーで働くなど、仕事を掛け持ちした時期もありました。
「20代で開業する」という目標を決めていたので、毎月の収入はスケジュール帳でしっかり管理して。職場には「誰よりも絶対に貢献するからもっとシフトを入れてください!」と言って、たくさん働けるように調整しました。
――すごい執念ですね。そんなに頑張っていたら、さすがに大変じゃなかったですか?
スケジュール通りにできなかったら、きっといつまで経ってもできないだろうと思っていました。だから目標は絶対にクリアする覚悟だったんです。
ヴィンテージの勉強なども色々やりましたが、それは好きだから勝手にやっていた感じで、努力したとか大変だったっていう感覚はないですね。
――準備の中でも、やって良かったなと思うことはありますか。
留学も20代での仕事も全て、経験しておいて良かったなとすごく感じます。仮に19歳で開業していたら、買い付け先も古着のことも何も知らない状態だったので、上手くいかなかったと思います。
好きなことを仕事にするって楽しそうなイメージがあると思うんですけど、華やかな1割のために、9割は準備だぞって。どこでどう仕入れるか吟味したり、生地によって洗濯の方法が違うので、お洋服のメンテナンスについて勉強したり、事前に知っておくべきことが色々あるんです。
だからこそ、経験を積まずに最初から実店舗を持つっていうのはやはりハードルが高いと思います。でも今はBASEのようなネットショップからリスクを抑えて始められるので、何か他の仕事を続けながら、少しずつ知識を付けていくならいいかもしれませんね。

自分の「好き」に全振りして、お客様と一緒に楽しむ

――開業後、ショップ運営などで悩んだことはありましたか。
周りのヴィンテージショップと比較して、自分はどういう方向でいきたいのかに悩んだ時期がありましたね。
オープン当初はとにかくがむしゃらに目の前のことに集中していたんですけど、お店が安定して3年くらい続くと、周りが見えてきて、自分のことも一歩引いて考えられるようになってくるんです。お店をオープンして軌道にのせるという目標が達成できたので、「次の目標はどうしよう?」って、モヤモヤし始めたんですね。
そんな日々に、どういう方向のお店をやりたいのかがわからなくて、いろいろ考えました。自分が大事にするのは売上なのか、それとも自分の「好き」なのか。
人を増やして事業を拡大したり2店舗目を出したりすることも一応考えたんです。だけど最終的には、自分がすごく好きだ、ラブだ!って思うものを取り扱って、それに共感するお客様に喜んでいただくことが一番だと、答えが出ました。私がやりたいのはそれだとわかったことで、スッキリしましたね。
――実際のお客様の反応はどうですか?
Riyad vintageで取り扱っているアイテムはわりとニッチなテイストで、ジャンルとしても狭いものばかりなのですが、ハマる人にはすごくハマるんです。
予約で来店いただいたお客様にコーディネートをご提案する「アポイント制」を始めてからは、喜びの声を聞くことも増えましたね。ありがたいですし、私もとてもうれしいです。
ネットショップでお買い上げいただいたお客様にも感謝の気持ちを伝えたくて、必ず手書きのメッセージをつけているんですよ。大人になると、手書きのメッセージを受け取ることなんてなかなかないから、開いたときにちょっとワクワクしてもらえたらなと思っています。
表参道の実店舗×ネットショップで売上を立て、リスクを分散

――お店の外観が隠れ家のようでとても素敵ですが、何かコンセプトがあるんですか?
ありがとうございます。モロッコの「リヤド」のスタイルをイメージしています。「リヤド」は外から見ると入口に草花が茂っていて、壁とドアしかないみたいな素っ気ない感じなんですけど、扉を開けると素敵な中庭の空間がわーっと広がってるんです。この物件がそのイメージにすごくぴったりで。
――28歳で実店舗をオープンされたと思いますが、ネットショップはいつ始めたんですか?
実店舗をオープンしてすぐ、BASEでネットショップを始めました。やはり実店舗の広さは限られていますし、最初は店頭販売だけでやっていけるのか、先が見えない不安があったんですよね。
実店舗に加えてネットショップでも売上が立てば安心かもと思い、開業当初からネットショップと2本柱で始めたんです。
――BASEを使っていて、実際どうですか?
コロナ禍の時期に、BASEさんがクーポンを出してくれたことにすごく感謝しているんです!
クーポンの値引き分はBASEさんの負担で、ユーザーが使えるクーポンを連続で出してくれて、本当に太っ腹だなと思いました。おかげでお客様が気軽にお買い物を楽しんでくださり、売上も上がり、とても感謝しています。
しかもBASEさんはうちのような小規模な店舗にいつも寄り添ってくださっているなって思いまして。そこがすごく素敵だなって思ったの。
今までも、これからも、ずっと夢中!

――Riyad vintageのショップ運営を続けてきて、どうですか。
好きなことを仕事にして、心から好きって思うことに時間を使えることにとても幸せを感じています。
お店の方向性に悩んだときに出した結論は、自分が良いと思って買い付けたアイテムや、お客様をイメージして買い付けたお品物をお店に並べて、それに共感してくださるお客様とずっと長く付き合いたいということ。それがRiyad vintageの経営理念なんです。
だからこれからもお客様と一緒に、中学生の時からずっと夢中な古着の世界を楽しんでいきたいです。
これからは遠方のお客様にも喜んでいただけるように、もっと尽力していきたいと思っています!
編集後記
中学生で出会った古着の世界にまっしぐらに突き進み、脇目も振らず下準備を続けた20代。目標通り28歳でRiyad vintageをオープンしてからも、竹村さんは14歳の頃と変わらず、大好きなヴィンテージの世界にどっぷり浸かり、向き合い続けています。
BASEは、竹村さんのように、好きなことに真っすぐ向き合って仕事にしたい人を応援しています。
初期費用・月額利用料無料ではじめられるBASEなら、リスクを抑えながらネットショップを運営できます。BASEが値引き分を負担するクーポン(購入者向け割引)も不定期で配信しており、集客にも活用可能。手軽なネットショップで、好きなことを仕事にする一歩を踏み出してみませんか。
本記事は、BASE公式YouTubeチャンネル「ECのカクシゴト」の動画をもとに記事化しています。
動画でご覧になりたいかたは、ぜひ「 【1日密着】古着屋開業までの計画力と行動力がすごすぎる…「留学・バイト掛け持ち・年間映画150本」」をチェックしてみてください。
累計260万を超えるショップに選ばれているBASEで、
この機能を月額0円のまま使えます。