弊社サービスの「BASE」は、おかげさまで2021年5月には累計ショップ開設数が150万ショップを突破し、4年連続でネットショップ開設実績No.1となっています。(調査委託先マクロミル:2021年2月)
そこでこの記事では、数あるネットショップ作成サービスのなかで「BASE」が選ばれる理由を、実際に「BASE」を活用しているショップオーナー様にインタビューしました。
「実際に使ってみなきゃわからない、おすすめポイント」に加え、これから「BASE」をはじめる方向けのアドバイスもいただいているので、必見です。
目次
2020年3月に「BASE」でブランドを立ち上げた「Ambiance Paper」様
今回インタビューを受けていただいたのは、渡部学さん。商品撮影などで使用される「背景紙」を販売するAmbiance Paperというブランドを運営されています。
渡部さんは、2020年3月に「BASE」で同ブランドを立ち上げ、今ではInstagramのフォロワー数も1万人を超えるほどまで、ショップを成長させています。
商品の特徴は、下の画像のように、極限まで商品の魅力を引き出す絶妙な色合いの背景紙。
ショップ名の由来でもある「雰囲気(=ambiance)」が伝わるような背景紙を、数多く取り揃えています。
そのこだわりは、ショップにも。たとえば、商品名は「ミッドナイトブルー」のように、雰囲気を感じさせるネーミングを取り入れ、商品写真はかならずモチーフと一緒に掲載されています。
このような細かなこだわりが、人気ブランドになったゆえんの一つ、かもしれません。
意外なポイントも?現役オーナーが語る「BASE」がおすすめな理由
では、実際に「BASE」を使っている渡部様は、どのような点に魅力を感じているのでしょうか?
「『BASE』のことは2012年から知っていて、今までもちょこっと使ったことはあったんです」と語る渡部さんは、じつは「BASE」以外のネットショップ作成サービスや、モール型ネットショップの使用歴もあるそうです。
つまり「BASE」のいいところも悪いところも、他社と比較したうえで、身をもってわかっている、ということ。
そんな渡部さんがあげた「『BASE』をおすすめする理由」を、渡部さんの言葉とともに紹介していきます。
ポイント1. 無料でかんたんにできてスピードが速い
「BASE」の最大の特徴は、年会費も月額費用も初期費用も、ぜんぶ無料であること。「BASE」でお金がかかるのは「売れたとき」か「お金を引き出す」ときだけなので、リスクがとても低いです。
※費用についてくわしくは、こちら。
「売れ続けてしまえば、そんなに大きなメリットではないですが、無料だからこそ、テスト的に出すこともできるし、いくつもブランドを出すこともできる、そして一度休眠しようとなっても、そのまま置いておける」とおっしゃる渡部さん。
たんに初期のリスクが低いからはじめやすい、というだけでなく、初期リスクの低さを利用して、いろいろなチャレンジができることが「BASE」の魅力なんだ、とおっしゃっていました。
ただ、渡部さんが語気を強めていたのは「無料」部分よりも「スピード」の部分。
「『BASE』って、機能が多すぎないのがいいんです。機能が多すぎると、自由度が高すぎて、『あれもこれも』となって、時間がかかりすぎちゃう。『BASE』は適度な自由度になっているので、すぐに立ち上げられるんです」
渡部さんは、これまでモール型ネットショップなどもふくめて、さまざまなサービスを使ってきたからこそ、「BASE」のスピーディーさをとくに強調されていました。
「無料・かんたん・早い」ーーこの3つが、「BASE」の一番のポイントなんだそうです。
ポイント2. Apps(拡張機能)が豊富で、初心者でも迷わない
「BASE」には「BASE Apps」と呼ばれる数十個の拡張機能があります。この拡張機能のいいところは、自分で好きなものを、あとから選んで追加していけること。
渡部さんいわく、この「あとから追加できる」というポイントがとてもいいそう。
「Appsが豊富なのが、めちゃくちゃいいですね。初心者のころって、なにをすればいいかわからないと思うんですけど、『BASE』なら、とりあえず作って、必要なものをあとから追加していけばいい。最初から選択肢を増やしすぎないことで、初心者が迷わない設計になっているんです」。
実際に、「BASE」の管理画面はいたってシンプル。拡張機能も、追加したもののみ表示されるため、非常にわかりやすくなっています。
<Ambiance Paper>様が活用している、拡張機能
今回は、実際に渡部さんが利用中のAppsも教えていただきました。
広告効果測定 App | Instagram販売 App | 独自ドメイン App |
Instagram広告 App | HTML編集 App | 商品オプション App |
レビュー App | Googleコンバージョンタグ設定 App | 商品説明カスタム App |
送料詳細設定 App | Googleプロモーションコード App | クーポン App |
SEO設定 App | 注文データダウンロード App | BASEロゴ非表示 App |
Google Analytics設定 App | セール App | メールマガジン App |
カテゴリ管理 App | 顧客管理 App | 納品書ダウンロード App |
Blog App |
とてもたくさんの拡張機能を利用いただいていますが、1年かけて運営していく中で「現状は、これがベスト」という選択をされているはずなので、これからはじめる方には、参考になるのではないでしょうか。
とくに、現在は<Instagram>からの販売がメインだそうなので、<Instagram販売 App>は欠かせない拡張機能ですね。
「BASEロゴ非表示 App」は、右上に表示されるBASEロゴを隠すことができる拡張機能ですが、「『プロっぽいかな』と思ってやってみたんですけど、別にやらなくてもいいかもです(笑)」とのことでした。
その他の拡張機能についても、すべてこちらのページからインストールできますし、ほとんど無料ですので、いろいろと活用してみましょう。
ポイント3. デザインテンプレートが豊富
「『BASE』は、テンプレートが多いのも魅力ですよね。自分で好きな有料テンプレートを買って、理想の形に近づけることができる」、とも渡部さん。
「BASE」でショップのデザインをする方法は、大きく下記の3つがあります。
・オフィシャルテーマ(無料テンプレート)
・有料テンプレート
・HTML編集
このなかで、渡部さんは有料テンプレートを使って、ショップのデザインを自分好みにカスタマイズしているそう。
デザインが苦手な方でも、テンプレートがあれば、誰でもすぐにおしゃれなショップを構築することができます。ぜひ活用したいポイントですね。
ポイント4. 機能がどんどん追加される
「ひさしぶりに『BASE』使ったら、『こんなにいっぱい機能あるの?』って思った」
「BASE」以外にも、さまざまなプラットフォームを利用した経験のある渡部さんが、今回<Ambiance Paper>を立ち上げるにあたり、他社との違いを感じたのが、ここだったそうです。
「『BASE』は機能がどんどん追加されていって、ペースがすごいですね。新機能はもちろん、既存機能もアップデートされるので、そこがすごいです。本格的にやるなら、『BASE』一択。今、比べて劣ってても、待っていればたぶん応えてくれるんだろうな、という期待感で『BASE』を選びました」とのこと。
実際、「BASE」では機能開発にも非常に力を入れていて、最近でも「ページ追加 App」や「instagram広告 App」など実用的な機能をどんどんリリースしています。
<Ambiance Paper>様は、Instagram広告も積極的に利用されていますが、「広告との連携がかんたん」というのも魅力的だったそうです。
広告との連携に関する機能としては、以下があります。
・「Instagram広告 App」
・「広告効果測定 App」
・「Googleコンバージョンタグ設定 App」
おすすめな理由まとめ
ここまで渡部さんが語ってくださった「BASE」がおすすめな理由を、まとめてみました。
- 無料でかんたんでスピーディーにショップが作れる
- 拡張機能で後からカスタマイズしていける
- デザインテンプレートが豊富
- 機能がどんどん追加、改善される
【Q&A】開設前の不安や疑問を聞いてみました
ここまで、渡部さんに「BASE」のおすすめポイントをうかがいましたが、実際にショップを作るとなると、もっとたくさんの不安や疑問が出てくるはず。
そういった悩みについても答えていただいたので、ぜひ参考にしてみてください。
プラットフォームの選び方がわかりません。他サービスやモール型でなく、「BASE」にした理由はなんですか?
渡部 モール型は過去に使っていたことがあるのですが、管理画面が煩雑で。昔っぽかった印象でした。とくに、デザインなどを変更するにはタグを入力する必要があったりします。
また、モール型だと、「◯◯というブランドで買った」というよりも「◯◯というモールで買った」となってしまうのも、ネガティブポイントでした。
その他のサービスについては、基本的に「BASE」よりかんたんではないので、勉強が必要なのと、海外のものだと、英語がある程度できないとむずかしいのかな、と思いました。
「BASE」は日本のサービスで、安心感がありましたね。
「BASE」をはじめる前、どんなことに不安を抱いていましたか?
渡部 もっとも大きな不安は、売れなかったらどうしよう、どうやって広めていこうかな、という部分です。この点に関しては、「BASE」なら「BASE Mag.」もあるし、ショッピングアプリ「BASE」もあるので、心理的にもプラスの印象がありました。
ただし、実際のところ「どうやって売るか?」に関しては、広告をやった方がいいと思っています。
毛嫌いする人が多いですが、「BASE」なら、投稿をそのまま出稿できますし、1日500円からはじめられます。参考:Instagram広告 App
実際、<Ambiance Paper>では、立ち上げ初日から広告を出して、その日に初の売上が出ました。無料で集客するのは、むずかしいと思います。その点、有料は結果が出るのが早いです。
広告を打つことで、フォロワーも増えるので、やってみるべきだと思います。
売上をあげるために広告がいい、とのことですが、実際にどれくらいの金額をかければいいのでしょうか?不安です。
渡部 「1ヶ月で3万」が目安になると思います。1日に換算すると、千円ですね。
1日千円くらいはやらないと、成果が出てくるか、数字上では見えないです。それだけ出してダメだったら、価格やクリエイティブ(※デザインなどの要素のこと)とか、いろいろ変えてみたらいいと思っています。
万が一、あまりにも売上が出ない場合は、すぐに止めることもできるので、やらない手はないですね。
もし余裕があれば、1日3000~4000円かけるとさらに正確に成果を検証することができます。
<Ambiance Paper>では、これまでの経験から、最初は1日5,000円。いけると思ってからは、数万円出稿していました。
注:BASE Appsの1つに「Googleプロモーションコード App」というものがあり、このAppをインストールすれば、Google広告の7,500円分のクレジットを得ることができます。
ショップの立ち上げに、どれくらいの時間とお金がかかりましたか?
渡部 かかった費用は、有料テンプレートの購入代金1万円前後と「BASEロゴ非表示 App」の500円ですね。
立ち上げまでの期間は、商品撮影をふくまなかったら、1週間くらいです。ですが、商品撮影と説明文などは入念におこなったので、時間がかかりました。
また、送料設定など、お金の計算もしたりする必要があるので、そういった時間は確保しておくことをおすすめします。
ちなみに、価格設定の考え方など、必要な情報はBASE Uにたくさん記事があるので、それを活用することもできます。
「BASE」の手数料6.6%+40円というのは、高くないのでしょうか?
渡部 これは、全然気にならなかったです。
というのも、もし自社でこのカート機能を開発するなら、こんな費用では到底すまないペースで開発が進んでいるはずですし、メンテナンス費などを考えても、気になる金額ではないですね。
それよりも「機能がどんどん増えていく」「きっとこの機能も追加されるだろう」そんな期待値を考えれば、高いとは思いません。
どのような商品を売ったらいいかわかりません。なにか、アドバイスはありますか?
アーティスト性やセンスを売るものではなく、誰かの役に立つ商品の方が受け入れられやすいのではないか、と思います。
たとえば<Ambiance Paper>のように、実際に何かの役に立つ、何かに使えるもの、の方が伝わりやすいのかもしれないな、と思っています。
さいごに
「悩んでいるならはじめてみればいい。だって『BASE』はリスクがないから」
なかなかネットショップというビジネスに飛び込めない方もいるかもしれませんが、渡部さんからは、そんな力強いお言葉をいただきました。
じつは渡部さんは、若かりしころからさまざまなビジネスを手掛けたきた、実業家でもあります。
そんな渡部さんが、苦労の末行き着いた理想の形が、<Ambiance Paper>なんだそうです。「ネットショップオーナーって、そんな忙しくないですよ。趣味を楽しみながら仕事ができます」と語る渡部さんの表情には、充実感と自信が溢れていました。
ぜひ、あなたも「BASE」でネットショップ運営にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?