※この記事は2018年に投稿された記事です。
BASEを活用している注目のショップオーナーたちにブランド作りの秘訣を聞く、オーナーズインタビュー。
第一弾は職人たちのこだわりが凝縮されたフレンチブルドッグ専用のアパレルブランド、Bull.Tokyoの安部さんの登場です。
ブランドを立ち上げた経緯
もともと父親が職人だったこともあり、ものづくりへの憧れはありましたが、そういった手に職をつけるようなルートは当初、歩みませんでした。
しかし、サラリーマン時代にレザーの大手ブランドで働く機会があり、職人たちと触れ合うことで「やはりものづくりに携わりたい」と改めて自分の中に眠っていた気持ちが突き動かされたのがブランドを立ち上げようと思ったきっけです。
また、ちょうどその頃(2017年7月)私たち夫婦は子供を授かったのですが、ブランドをネットショップという形で運営することができれば、外にでることなく子育てと仕事をうまく両立することができるんじゃないかと考えたのも大きなターニングポイントです。
BASEを選んだ理由
これまで業務の一環でウェブに触れることは多々ありましたが、サイトをイチから構築したり運営するといった経験はなかったので、専門知識を必要とすることなく開設できるサービスをいくつか探しました。
また、売上を予測することが難しいブランド立ち上げ当初において、初期費用や毎月の固定費用を捻出し続けるのもキツイなと考えていくと、2サービスくらいしか選択肢がないんですよね。ただもう一つのサービスは無料のままだと商品登録数に制限がかけられていたので、とことん無料でやってくれそうなBASEを選択しました。
ネットショップ運営について
まず、商品に関してですが、私たちはハンドメイド作家のようにミシンが使えたり、パターンをひいたりすることができないので、職人さんたちと組んで開発しています。
具体的にはTシャツの場合、パタンナーにパターンを起こしてもらっている間に私たちは生地を調達。調達した生地は裁断してもらって縫製してもらってファーストサンプルが完成。問題なければ量産化という感じで進行しています。
複数人が携わっているので、アイディアを商品化する難しさを痛感しますね。
ネットショップ運営に関してはSNSを活用した集客は夫が、売上や在庫の管理は私が…という感じで一般的な会社のように分業制を導入しています。
会社のようにネットショップを運営するという意識は売上に対しても同じで、売上から工賃や人件費を引いた金額が利益なので、売上は必ず前月を上回り上がった利益で商品開発に投資し…という円(サイクル)を回転し続けることを強く意識しています。
ブランディングで気をつけていること
コンセプトを大事にしています。
「私がフレンチブルドッグだったら買って欲しいアイテム」というのをコンセプトにしているので、例えば一過性の流行に乗れば安易に売れるんだろうなと思えるようなものであっても、コンセプトからズレているのであれば絶対に商品化しません。
また、お客様同士のネットワークというか…お客様たちは普段どういったことに注目しているかの情報のアンテナをSNSで張り巡らせてブランディングのアイディアソースにすることもありますね。お客様が話題にしているライバル店があれば、その店のSNSなんかも分析してみますし、自分でも商品を買ってみて研究してみたりもしますね。
あと、メールでの問い合わせやレビュー、メッセージ経由で来るお客様からの意見もブランディングにとても役立っています。良い意見も悪い意見も客観的に分析することが大事かと。
ネットショップとしてのブランディングという意味では、例えば商品写真だと可愛い感じではなくインダストリアルっぽい感じでシャープな印象になるように撮影して、必ず複数枚の写真を掲載するようにしています。
送料詳細設定 Appでいくら以上の購入で送料無料という設定にしたり、独自ドメイン Appでブランド専用のドメインに変更したり、メールマガジン Appでメルマガを定期的に配信したり、ブログ AppでBASE Mag.に記事を掲載したり…と、大企業が当たり前のように行っているようなブランディング活動もBASEであれば無料で簡単に設定できるので、皆さんにもオススメです。