インターネット上で世界中の人に対して自分の商品を売ることができるネットショップ。
その名の通りオンライン上にある店舗なので、そこへの集客方法としてはやはりブログ、ソーシャルメディア、メルマガなど同じインターネットの活用を最初に考えてしまうのではないでしょうか。
ネット上の店舗なので最初からネット上にいる人にいる人に対してアプローチをする方が、たしかに効率的でしょう。検索をする人に対してはリスティング広告、SNSを活用する人にはTwitterやFacebookでフォローしてもらうなど、様々な集客方法がありますが果たしてそれらを行うだけで十分な集客、ひいてはネットショップの成功が実現するでしょうか。もちろんそれら集客を專門にしているプロの代理店などが行えば別でしょうが、ネットショップを始めたばかりの方々にとってはオンラインによる集客からだけでは十分な成果を出すことは難しいでしょう。
そこで今回は従来からある、オフラインの集客方法について見ていきたいと思います。ネットに比べると若干古いようにも感じますが、こういった泥臭い活動の先に本当の成功があるとかと思います。
1.友人や知人への告知
こちらの記事でも紹介している通り、ネットショップを起ちあげたらまずは友人へ教えてあげましょう。商品以前にあなたのことを信頼している友人が、最初の確度の高い見込み顧客となります。そして、商品がよければ高い確率で商品を購入してくれるでしょう。まずはその友人らに満足してもらい、またその友人の友人にオススメしてもらうのです。今では数百万円稼ぐネットショップも最初は知人たちによる購入からスタートしているものですよ。
2.新聞広告
紙面上の広告枠、特に地方紙であれば数万円程度で広告を出稿することが可能です。ターゲットとなる顧客が特定の地域にいる場合などは効果的な場合もあるでしょう。
3.折込チラシ
市町村単位で細かい配布設定ができるのが魅力的な折込チラシ。ラクスルというサービスを使えば印刷から配布までワンストップで実現することができます。しかも2,3万円程度から実施することができます。クーポンコードを配布したり、チラシ限定のショップへ誘導するなりして、配布したチラシからどのくらいの反響があったのか計測することが重要でしょう。
4.雑誌広告
ご存知の通り、様々な趣味嗜好ごとの銘柄が存在する雑誌。もし雑誌に広告を出稿するなら顧客の属性にあわせて出稿する雑誌を選定することが重要です。ファッション関係のお店ならファッション誌を、インテリアやペットのお店なら住宅関係の雑誌を選んで広告を出すことができます。ターゲット顧客にぴったりハマる雑誌の出版社に問い合わせを行ってみるのはいかがでしょうか?
5.テレビ番組
テレビで広告を出すのはさすがに大企業でもないと難しいですが、しっかりショップの運営を続けユニークなアイテムを提案していけばテレビでショップが紹介される場合もあります。(BASEの例でいうと、おっさんレンタルが取り上げられたりしています。ANAMというショップも何度かテレビの取材を受けています。)
6.ラジオ番組
安いところだと10,000円からでも出稿が可能です。制作費としてまた別途費用が必要になってくるかと思いますが、こちらも検討してみるのはいかがでしょうか? 純粋に広告を出稿するのではなく、ネタや話題を提供するなりすれば、取材に来てくれたりもするのでこの方法でアプローチしてみるのも面白いのではないでしょうか。
7.名刺(ショップカード)
ショップカードはお持ちですか?ぜひイベントなどで会う方々に自分の紹介と合わせてショップカードを渡すのも効果的でしょう。また可能であればよく行くカフェや雑貨屋などにショップカード(もしくはチラシ)をお願いして置いてもらうのも有効です。ぜひ嫌われない程度に交渉を進めてみましょう。
8.イベント
つい先日BASEも出展したデザフェスなどに代表されるイベントに出展するのも効果的でしょう。また出展するという形式ではなく、自らイベントを開催するという選択肢もあります。(もちろんそれなりの時間とお金がかかりますが..)BASEとして何度もイベントに出展をしておりますが、やはりそこで感じるのは売り上げや効果うんぬんよりも、直接お客様とコミュニケーションをとることで得られるショップの改善点やモチベーションがネットでは得難い収穫だと思います。また顔をあわせての接客になりますので、ショップに対する信頼感を伝えることができるのもいいですよね。
以上、いかがでしょうか?オンラインの広告に比べてその成果が見えづらい部分はありますが、これらの方法を上手に活用することでショップへのさらなる集客が期待できるでしょう。スマートにオンライン上から集客しようと意固地になるのではなく、これらのような地味なアクションの先に本当の成功がまっているのではないでしょうか。
やはり上手く行っているショップさんを見ていても積極的にイベントに出展したり、インタビューの募集をすると地方から足を運んでくれたりするなど、オフラインでの活動にも力を入れているなぁと感じるものです。