Instagramを利用していて、フィードやストーリーズ上で広告を見たことはありませんか?
今やInstagramはハッシュタグで拡散を狙うにとどまらず、広告を利用してブランドページやプロフィールに集客するツールとしても使われています。
しかし「Instagram広告を出稿して売上は伸びる?」「どのくらいの費用があれば広告を出せる?」と、お悩みのショップオーナーも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Instagram広告を活用するメリットや広告の種類、費用相場などを解説します。また、広告の配信方法やコツについてもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
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目次
Instagram広告とは
画像や動画を使用して、Instagram上に配信できる広告を「Instagram広告」といいます。予算や広告の種類を選択して、商品やブランド、ネットショップ、運営しているサイトの宣伝を行うことができます。
Instagram広告を活用するメリット
Instagram広告を活用するメリットは、おもに次の4つです。
画像や動画で視覚的にアプローチできる
Instagramは画像や動画の投稿がメインのSNSなので、Instagram広告は画像や動画を使って視覚的にアプローチできるのが特徴です。作成した広告は、フィード投稿やリール、ストーリーズなど、通常の投稿に混ざって表示されるので、ユーザーが抵抗感を抱きにくいというメリットがあります。
低予算で広告を出稿できる
「広告費は高い」というイメージがあるかもしれませんが、Instagramでは最低1日100円から広告を配信できます。広告費は種類によって違いますが基本的には、広告が表示されたときや、クリック(タップ)されたときに料金が発生する仕組みです。
予算の上限は自分で設定することができ、上限に達したら自動的に広告の配信が停止されるので、「気づいたら広告費が莫大な金額になっていた」というようなトラブルが起きる心配はありません。
購買につながりやすい
最近は「ググる」ではなく「タグる」時代だと言われており、Instagramで欲しい情報を検索したり、商品を探したりする人が増えています。株式会社ホットリンクがInstagramを利用している男女を対象に実施した2024年の調査によると、約55%のユーザーが、Instagramをきっかけに商品を購入、または店舗に来店したことがあると回答しています。
Instagramには、画像や動画に商品をタグ付けできる「ショッピング機能」があり、気になった商品をすぐに購入できる仕組みがあります。
BASEではInstagramの投稿に商品をタグ付けして、BASEの商品販売ページにリンクさせることができる「Instagram販売 App」という機能があり、かんたんにショップの商品とInstagramを連携できます。
広告効果の分析ができる
Instagram広告では、広告出稿後に効果をかんたんに振り返ることができます。
広告のインサイト数から、その後のショップページのPVや購入数をみて振り返りをしたり、オーディエンスの性別や地域を見ることで、「意外と男性にもウケる商品なのかな」など新たな気づきが生まれます。広告のインサイトから示唆を得て、これからのショップ運営にいかせます。
Instagram広告の種類
Instagram広告の種類は、おもに次の7種類にわかれています。
写真広告
1枚の画像とキャプションを設定して配信する広告で、フィード投稿に混ざって表示されます。通常のフィード投稿と見た目がほとんど変わらないので、広告感が少ないのが特徴です。正方形の画像以外にも、長方形の画像を使用することもできます。
動画広告
1本の動画とキャプションを設定して配信する広告で、写真広告と同様にフィード投稿に混ざって表示されます。動画の長さは最大60分まで、ファイルのサイズは最大250MBと規定されています。
カルーセル広告
カルーセル広告は、画像と動画のどちらでも配信できる広告で、最大10点の画像または動画で構成されています。フィード投稿をはじめ、ストーリーズにも配信できます。
BASEには「Instagram広告 App」という便利な機能があり、2つの配信タイプから選択するだけで、かんたんにカルーセル広告を出稿できます。配信タイプは、BASEのショップで販売している商品を広告として配信できる「おまかせ配信」と、既存のInstagram投稿を広告として配信する「Instagramの投稿から配信」の2種類です。
コレクション広告
コレクション広告は、メインとなる画像または動画と、サブ画像を組み合わせた広告で、フィードとストーリーズに表示されます。画像や動画にネットショップの商品リンクや、誘導先のリンクを貼ることができるのが特徴です。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、24時間で消える動画を投稿できるストーリーズ上に表示される広告です。通常のストーリーズの投稿と同様に、縦長の動画や画像で作成することができます。
リール広告
リール広告は、リール動画に混じって表示される広告で、縦長の動画または画像を使って作成することができます。ストーリーズ広告とは違い、15分までの長い動画を使用して配信できるのが特徴です。
発見タブ広告
ホーム画面にある虫眼鏡アイコンから開くことができる検索機能「発見タブ」に表示できる広告です。発見タブには、ユーザーが興味を持ちそうな投稿が優先的に表示されるので、ユーザーの目に留まる可能性が高いという特徴があります。
Instagram広告の配信方法
広告と聞くと、なんとなく難しそう……と身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。広告出稿はまだ早いとあきらめてしまったり、煩雑なイメージがあるかもしれません。
Instagram広告を出稿するにはFacebook 広告マネージャを利用する方法が一般的です。Facebook 広告マネージャを利用すると、広告を配信するさいにターゲットを細かく設定することができたり、目的を絞ることでより効果的な広告を配信したりできます。
しかし、今回はInstagramアプリ上で完結する、最もかんたんなInstagram広告の出稿方法を紹介します。
いくらから始められるのか、どのようなデータを得られるのかなどを説明していきますので、Instagram広告初心者必見です!
ビジネスアカウントに切り替える
広告を出稿するには、Instagramのビジネスアカウント設定が必要です。
ビジネスアカウントへの変更はこちらの記事に方法が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
広告として配信する投稿を選択
広告としてフィードに出稿する投稿を選択しましょう。
ビジネスアカウントを利用している場合、投稿を選択すると、画像の下に「宣伝」のボタンが表示されています。
投稿を選択するさいには、
- 商品の魅力が伝わりやすい投稿であること
- 広告感のある投稿であること
を意識しましょう。
テキスト情報が中心の明らかに広告だとわかる投稿は、ユーザーから敬遠されてしまうどころか、広告審査を通らないこともあるので注意しましょう。
投稿が決まったら、「宣伝」ボタンをタップ。
誘導先を選択
ユーザーが広告をクリックしたさいの誘導先を選択します。
誘導先にはプロフィール(ブランドのアカウントのプロフィール画面)、指定のURL、ダイレクトメッセージの選択肢があります。
- プロフィール→ブランドの認知を広げたい
- URL→その商品の購入数を増やしたい
- ダイレクトメッセージ→お客様からの問い合わせを増やしたい
など、その広告の目的に合わせて選択しましょう。
URLを指定した場合には、アクションボタンの文言を調整することで、その商品への導線を最適化できます。
ターゲットを決める
広告を出稿するターゲットを選定します。
出稿するターゲットをInstagramが自動で選ぶ方法と、自分でターゲットを選択するカスタムオーディエンスがあります。
カスタムオーディエンスでは、ユーザーの地域/趣味/年齢/性別からターゲットを絞りこむことができます。「渋谷区」など、ターゲットがよく行きそうな場所で区切るのも、趣味や関心で区切ることもできます。
ここで重要なのが、ターゲットを絞り込みすぎないことです。
ターゲットを絞り込めば絞り込むほど対象は少なくなってしまいますし、Instagramに登録された年齢や地域情報は必ず正しいとは言えません。すこし幅を持たせることで、ほんとうに届いてほしい人に広告が届くかもしれません。
予算と配信期間を設定
Instagram広告は1日100円から配信することができますが、予算や期間が少なければ届くユーザーも少なく、多ければリーチも多くなります。予算や期間を決めるときに推定リーチ数も表示されるので、目標と照らしあわせて調整してみましょう。
たとえば、ふだんの投稿のPVからショップページへの流入が20%程度である場合には、広告によって投稿が10,000PV達成すると、
10,000×20%=2,000
で2,000ユーザーがショップページに訪れることが予想できます。
なので、予算を決めるさいにはふだんの投稿への反応をチェックしてみるといいかもしれません。ちなみに、Instagramでは一日1,000円以上、3日間以上での配信が推奨されています。
また、誘導先をショップURLに指定したショップオーナーは、広告を配信する前にショップのトップページを整えておくと、より効率的に広告の効果を発揮できそうです。
支払方法を設定
最後に支払い方法を設定すると、広告を配信できます。配信前には広告のプレビューを見ることもできるので、確認しておくと安心です。
配信前にFacebookから広告の審査がありますが、通過しだい広告の配信がスタートします。
Instagram広告にかかる費用相場
業種や規模にもよりますが、1ヶ月あたり1万円〜50万円ほどの予算を確保して広告を出稿すると、効果を得やすいといわれています。課金方法(費用が発生する条件)ごとの費用相場は、以下を参考にしてみてください。
Instagramの課金方法 |
費用相場 |
インプレッション課金 |
1回の表示で0.5~3円程度(1000回の表示で費用が発生する。1000回表示で200円〜600円程度) |
クリック課金 |
1クリック40~100円程度 |
再生数課金 |
1再生4~10円程度(動画が15秒以上〜最後まで再生されると費用が発生する) |
アプリインストール課金 |
1インストール100~250円程度 |
Instagram広告で効果を出すためのコツ
Instagram広告を配信したからといって、必ず効果が出るとは限りません。また、広告だけに頼りすぎると、集客のために継続して広告コストが発生してしまいます。広告の効果を高めて、広告にかかるコストを最小限にするためにも、次のポイントを意識してみてください。
広告出稿の目的を明確化する
「ショップの売上を伸ばしたい」といった抽象的な目的ではなく、「売上〇%アップ」など、数値を入れた具体的な目的を立てると、広告の効果を検証しやすくなります。広告を出稿して売上がアップしたとしても、広告のコストが上回っているなら、費用対効果が薄いということです。明確なゴールを設定して、定期的に広告の効果が出ているかどうか検証してみてください。
広告だけに頼らずにできる施策を行う
広告はあくまでもショップや商品を見つけてもらうための「きっかけ」にすぎません。広告の配信とあわせて、アカウントで魅力的なコンテンツを発信したり、ユーザーとたくさんコミュニケーションを取ったりすることで、ショップや商品の魅力が伝わり、購入につながる可能性が高くなります。とくにおすすめしたいアクションは次のとおりです。
- 投稿の情報量を増やして、「ゆっくり見たい」「あとで見返したい」という気持ちを刺激する(保存率アップ)
- DMやコメントは、できるだけ早く返信する
- フォロワーの投稿にも「いいね」をする
- ストーリーズの投稿で質問を募集する
- ハッシュタグやメンションを付けて投稿してくれたストーリーズの投稿があればリポストする
【FAQ】Instagram広告についてのよくある質問
Instagram広告について、よくある質問を集めました。広告を配信する前に気になる疑問を解消しておきましょう。
出稿したInstagram広告は消すことができる?
Instagram広告は、出稿後に停止することができます。プロフィール画面右上のメニューアイコンをタップし、インサイトから「広告ツール」を選択します。
広告を選択して編集または広告を停止することができます。
500円などの低予算でも広告の効果はある?
Instagramの広告は、低予算でも効果を期待できます。実際にInstagramのアカウント運用を成功させているショップオーナーからも「低予算でも広告費にまわすべき」「少額でも継続すると効果が出やすい」と経験を語っています。
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たとえば、1日500円でInstagram広告を出稿した場合、インプレッション数(表示数)は150回~1,000回程度、クリック数は5回~12回程度という結果が推定できます。もちろん、必ずしも効果が出るとは限りませんが、予算に余裕があるなら、少額でも広告にまわす価値はあるといえるでしょう。
まとめ
集客の肝はやっぱりInstagram。難しい印象のある広告出稿も、Instagramアプリを使えば、とてもかんたんにトライすることができます。予算も100円から手軽にはじめることができるので、「うちのショップにはまだ早いかも……」というショップオーナーも、まずは配信してみませんか。
また、BASEには「Instagram広告 App」という便利な機能があります。「Instagram広告 App」の機能には、BASEのショップで販売している商品を広告として配信できる「おまかせ配信」と、既存のInstagram投稿を広告として配信する「Instagramの投稿から配信」の2つの配信タイプがあります。どちらかを選択することで、かんたんにカルーセル広告を出稿できます。
そのほか、Instagramの投稿に商品をタグ付けして、BASEの商品販売ページへ直接リンクさせることができる「Instagram販売 App」など、Instagramと柔軟に連携できる機能も用意しています。ぜひ、初期費用無料のBASEでネットショップを開設してスムーズにInstagram広告を出稿してみてください。
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