野菜のネット販売は儲かる?必要な許可やおすすめの販売方法を紹介

2024.09.30(更新:2024.10.11)

最近では生産した野菜を市場に出荷するだけでなく、ネットで消費者に直接販売するケースも増えています。ふだん、野菜を育てて直売所などで販売している方は、「ネットショップで儲かるの?」と疑問に思うかもしれません。

そんな野菜のネット販売の実情と、はじめるにあたって必要な許可や送料などについて、まとめてみました。ネット販売の成功事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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野菜のネット販売が「儲かる」と人気

じつはいま、野菜のネット販売が人気を集めています。

産直通販サイトの「食べチョク」では、生産者1軒あたりの野菜の月間最高売上を次のように発表しています。

  • 2020年時点 671万円
  • 2021年時点 705万円
  • 2023年時点 788万円

このように売上が右肩上がりになっていて、たった3年で平均100万円も収入が増えている状況です。

背景には青果業界全体の課題も

今後さらにネット販売が加速していくことが予想されます。

追い風となっているのは、野菜の流通と密接に関わる運送業界の「2024年問題」です。「2024年問題」とは、2024年にドライバーの時間外労働規制がはじまったことにより、対応可能な荷物の数に影響が出るという課題です。

野菜の荷積み・荷下ろしには時間がかかる上、正確な流通量が直前までわかりません。そのため、運送会社では運賃を上げるなどの対応を行っているケースもあり、農協でも対策を行っている状況です。

そうした不安定な状況への対応として、市場とは別の販売チャネルを持つ方法も選ばれるようになっています。

野菜のネット販売を行うメリット

野菜のネット販売を行うメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 余剰分の野菜や、わけあり商品が販売できる
  2. 価格を自由に設定できる
  3. すくない費用ではじめられる
  4. 顧客の声を直接受け取れる

余剰分の野菜や、わけあり商品が販売できる

野菜をネットで販売するメリットの一つが、フードロス防止につながることです。ネットであれば、作りすぎてあまった野菜や、規格外の野菜を販売できます

収穫した野菜を販売するには、農協を通して市場に出荷したり、直売所で野菜を販売したりといった方法が基本です。しかし、少し形が崩れた野菜を収穫した場合、見た目が悪いというだけで出荷が難しく、販売に至りません。そうしたいわゆる「B品」が多く採れてしまった場合、販路に困って最終的に廃棄しなければならない場合もあります。

そういったわけあり商品も、ネット販売することが可能です。「安い値段で美味しく新鮮な野菜を食べられるならお得」という消費者もいるため、通常よりも少し値段を下げて販売すれば、利益になるでしょう。廃棄分も無駄なく販売できるのです。

というのも、そういったとき、ネット販売という方法であれば、遠く離れた場所にいる日本中の消費者の方に野菜を見てもらえるため、廃棄するリスクを減らせます。

価格を自由に設定できる

ネット販売は、自由に売り方を決められるのも魅力の一つです。

価格も自由に設定できるため、収益アップを目指すのであれば、野菜を高単価で販売するか、たくさん販売するか、という方法があるでしょう。

その年の野菜の出来具合に合わせて、価格を設定してもOKです。美味しい野菜をリーズナブルに食べてほしい、という場合は、安いものをたくさん販売する、というのもひとつの方法といえるでしょう。B品でも「わけあり野菜」として、値段を下げて安く販売したり、「個入りセット」として、複数個を売ったりできます。

これまで、味は変わらないのに、形が少し崩れているだけで廃棄していた野菜を販売できる上、販路拡大=売上向上も期待でき、野菜のネット販売で成功する例も出てきています。

また、ネットショップによっては、クーポン機能がついているものもあるのも魅力です。消費者によろこばれる、お得な野菜のネットショップを目指すこともできます。

すくない費用ではじめられる

野菜のネット販売をはじめることには、さまざまなメリットがありますが、販路拡大によって、コストがかかってしまうのは避けたいところです。

コスト面に関しても、サービスによっては初期費用・月額費用無料のところもあります。

ネット販売をかんたんに行えるサービスは、のちほど紹介しますが、こういった無料のサービスをうまく利用することで、コストを下げられます。

顧客の声を直接受け取れる

顧客との距離が近く、野菜の感想や口コミを受け取れる機会があるのもネット販売のメリットです。

ネット販売では、市場に出荷する場合や直売所へ納品する場合と違って、生産者自身が顧客と直接やり取りします。そのため、自分たちが生産した野菜を食べた一般消費者の声を、直接受け取れるかもしれません。

農場での直売でも顧客の声を受け取れるチャンスはありますが、現地まで足を運べる人に限られてしまいます。ネット販売であれば全国の人に野菜を届けられるので、さらに多くの顧客と接点が持てます。

もちろん一概に嬉しい感想のみが届くとは限りませんが、「美味しかった!」という声とともにリピーターとなってくれる顧客を全国に持てる可能性があるのは、ネット販売だからこその魅力でしょう。

野菜のネット販売を行うデメリット

野菜のネット販売を行うデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 梱包や受発注管理などの手間が必要
  2. 順調に売上が伸びるとは限らない

梱包や受発注管理などの手間が必要

利用する販売プラットフォームにもよりますが、野菜をネット販売する場合、基本的に商品の登録から発送、顧客対応まですべて自分で担当することになります

一般消費者向けの販売は、直売所や飲食店への仕入れと違って、1件あたり商品数点のみの小口注文が多いのが特徴です。そのため、受発注や在庫管理などの細々とした作業が多く、慣れるまでは大変でしょう。

こうした業務が発生することをふまえて、対応体制を整えることで、スムーズに顧客へ野菜を届けられるでしょう。

鮮度が重視される野菜ほど、発送に手間がかかるとクレームにつながる可能性もあります。クレーム対応によりかえって手間が増えてしまうリスクがあるため、万全な準備をして望みましょう。

順調に売上が伸びるとは限らない

野菜のネット販売は現在急成長中の分野だからこそ、ライバルがたくさんいます。その上、スーパーや直売所などのように、顧客が野菜の大きさや鮮度などを直接チェックできるわけではないため、差別化が難しいのも懸念点です。

そのためネット販売では、野菜の価格やブランディングなどにより他社と差別化を図り、顧客に魅力をアピールすることになります。そうしたマーケティングの知識に基づく工夫が必要になってくるため、期待通りの売上を実現できるとは限りません。

なお、ネットでの集客の難易度は、利用する販売プラットフォームによって変わってきます。自分にあった方法を選ぶことで、ネット販売での売上を伸ばしやすくなるでしょう。

野菜のネット販売を行う3つの方法

実際に野菜のネット販売を行うには、大きくわけて、以下の3つの方法があります。

  • 方法1. ショッピングモール型ネットショップで販売する
  • 方法2. 「食べチョク」などの販売プラットフォームを利用する
  • 方法3. 独自のネットショップを立ち上げる

それぞれの方法について解説していきます。

方法1. ショッピングモール型ネットショップで販売する

ショッピングモールの例を挙げると、楽天市場やYahoo!ショッピングがあります。こういった、インターネット上のショッピングモールに出店することで、ネットショップの開業が可能です。

これらのサイトは、信頼性が高く、利用者数も多いため、利用者の購入ハードルが低い、といったメリットがあります。

また、独自ポイントを用意しているため、各ショッピングモールのヘビーユーザーも多いのも特徴です。

ただし、初期費用や維持費用がかかる上に、販売手数料が高い傾向にあるのがデメリット、といえます。モール型ネットショップは、単純な手数料や月額費用以外にも、さまざまな項目でお金が必要となってくるため、慎重な出店判断が必要です。

楽天市場

楽天グループが運営する、国内屈指の巨大ECモールです。野菜の販売も可能で、旬の野菜を詰め合わせたセット商品が多く販売されています。

楽天市場での野菜販売の特徴は、自治体がふるさと納税の返礼品を扱う場としても活用されていることです。そのため野菜を探す顧客は多いものの、ふるさと納税の対象ではないことで、購入されないリスクがあります。さらに、つねに数万点の野菜が出品されているため、顧客に見つけてもらうのは大変でしょう。

また、手数料は高額なものの、顧客の購入金額に応じてショップにも楽天ポイントが加算されます。楽天グループのサービスを頻繁に使う人にとっては、メリットとなるでしょう。

楽天市場「がんばれ!プラン」の出店にかかるコスト

初期費用

60,000円

月額出店料

25,000円/月(年間一括払い)

システム利用料

月間売上高の3.5〜7.0%

楽天ポイント

楽天会員が購入した代金の通常1.0%

モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料(税別)

月間売上高の0.1%

楽天スーパーアフィリエイト

アフィリエイトを経由した売上の2.6%〜5.2%

R-Messe(チャット接客ツール)

会話数に応じての従量課金+月額固定費:3,000円〜

楽天ペイ(楽天市場決済)利用料

月間決済高の2.5〜3.5%

※2024年8月時点

Yahoo!ショッピング

Yahoo!グループが運営するECモールで、モール型でありながら出店コストが低いことが特徴です。初期費用と月額費用ともに無料のため、商品が購入されるまでコストが発生しません。

Yahoo!ショッピングでは、カテゴリーが野菜の種類ごとに細かく分類されているため、顧客が目当ての商品にたどり着きやすいのも魅力です。そのため、詰め合わせセットだけでなく、「たまねぎ5kg」「じゃがいも10kg」といったように特定の野菜を大量に販売する方法も取り入れやすいでしょう。

Yahoo!ショッピングの出店にかかるコスト

初期費用

無料

月額システム利用料

無料

売上ロイヤルティ

無料

ストアポイント原資負担

1〜15%(1%は必須)

キャンペーン原資負担

1.5%(必須)

アフィリエイトパートナー報酬原資

1〜50%(1%は必須)

アフィリエイト手数料

アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

※2024年8月時点

メルカリShops

メルカリShopsは、大手フリマアプリ「メルカリ」のビジネス向けプランです。販売手数料はメルカリと同じく10%とやや高いものの、初期費用・月額費用・決済手数料ともに無料となっています。

出品した商品はメルカリのプラットフォーム上に並びますが、値下げ交渉がされにくい仕組みになっているため、対応する手間が発生しません。また、商品はCSVで一括登録でき、冷凍・冷蔵便を全国一律の料金で利用できる「クールメルカリ便」を活用できます。

メルカリShopsにかかるコスト

初期費用

無料

月額費用

無料

販売手数料

10%

決済手数料

無料

※2024年8月時点

方法2. 青果物専門の販売プラットフォームを利用する

食べチョクポケットマルシェなどの販売サイトで野菜を売る、という方法もあります。

食べチョクとは、全国の生産者と消費者を直接つなぐ、オンラインマルシェのことです。野菜セット以外にも、単品野菜や果物、お米、肉、魚介類などさまざまな商品を販売できます

ポケットマルシェも、農家や漁師の方が直接ネット販売を行えるオンラインマルシェとなっており、野菜や果物はもちろんのこと、魚なども産地直送で配送可能です。

食べチョクやポケットマルシェは固定費無料となっていますが、販売手数料が20.0%になっていて、ネットショップと比較すると、かなり高めに設定されています。

販売手数料が収益の圧迫につながることもあるため、こちらもメリットデメリットを考えながら選んでいく必要があります。

食べチョク

食べチョクは、農家や漁師と顧客を直接つなぐプラットフォームです。登録生産者数は7,500件を超えていて(2022年7月時点)、「日本最大のオンライン直売所」を謳っています。

専門サイトだからこそ、旬の野菜はカテゴリー内でも目立つようになっていたり、顧客トラブル時にはスタッフが仲介してくれたりと、生産者に寄り添ったサービス展開をしていることが嬉しいポイントです。

はじめて出品する際は審査が必要で、審査結果は最短で翌営業日に届きます。その後はスマホからでも商品ページを作成でき、予約販売も可能なので、商品登録から収穫、発送までをスピーディーに行えるでしょう。

初期費用

無料

月額費用

無料

手数料

8〜18%

※2024年8月時点

ポケットマルシェ

生産者と消費者をつなぐ、産地直送型の販売プラットフォームです。販売に必要なすべての作業がスマホ用のアプリで行えて、売上金は自動で振り込まれるため申請の手間もかかりません。

また、顧客とのコミュニケーションを促進する工夫がされていて、顧客から調理方法や保存方法などの質問や、食べてみた感想などをプラットフォーム上で受け取れます。

固定費が無料のため販売していない時期には費用が発生しませんが、手数料が23%とやや高いことが懸念点です。

初期費用

無料

月額費用

無料

販売手数料

23%

※2024年8月時点

方法3. 独自のネットショップを立ち上げる

ネットショップ作成サービスを利用して自分自身でネットショップを立ち上げて、野菜を販売する方法もあります。

ネットショップ作成サービスとしては、BASEやMakeShopなどが有名です。BASEであれば、初期費用も月額費用も0円でスタートできます。さらに、販売手数料がショッピングモールや食べチョクなどの販売サイトと比較すると安い点も、魅力の一つです。

大手モール型サイトに比べると集客力がやや劣りますが、モール型ネットショップや販売プラットフォームでは、顧客は“あなたのショップで購入した”というよりも、“楽天やヤフーで購入した”という認識になってしまいます。そのため、なかなかリピーターやファンになりにくい、という特性があるのです。一方、BASEなどのネットショップであれば、顧客は明確にあなたのショップで購入したことを認識します。

コストをおさえてネット販売で安定した売上を確保したいなら、ネットショップがおすすめです。

BASE

BASE「売上を伸ばしやすいネットショップ開設サービスNo.1(※)」にも選ばれている、ネットショップ作成サービスです。

ショップ作成や効果的な集客に便利な機能が充実していて、初期費用・月額費用が無料の「スタンダードプラン」でもすべての機能が利用できます。一定以上の月商を達成すると手数料がお得になる「グロースプラン」もあり、プランは好きなタイミングで切り替えられるのも魅力です。

ショップデザインは無料のテンプレートを利用して、かんたんに行えます。さらに、デザインや顧客の問い合わせ対応、SNS投稿文などを提案してくれる「BASE AIアシスタント」もあるため、農作業のスキマ時間にも進めやすいでしょう。

※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)

BASEの「スタンダードプラン」にかかるコスト

初期費用

無料

月額費用

無料

サービス利用料

3%

決済手数料

3.6%+40円

※2024年8月時点

野菜のネット販売で儲けるコツ【BASEの場合】

野菜をネットで販売する方法はいろいろありますが、「ブランディングしたい」「リピーターをつけたい」という場合は、BASEでのネットショップ作成がおすすめです。

野菜のネット販売にBASEがおすすめの理由を、2つ紹介します。

収穫後はスマホでスピーディーに出品

野菜は鮮度が大切です。収穫前にスマホで写真を撮影して商品登録を行えれば、顧客に鮮度の高い状態で野菜を届けやすいでしょう。

BASEでは、スマホからの商品登録も可能です。操作方法もかんたんなので、SNSのような感覚で商品をスピーディーに売りはじめられます。

もちろん、商品写真と実際に届く商品がまったく同じである必要はないため、前年までに撮った写真を採用することもできます。しかし、「写真に写っている野菜が届きます!」とアピールすることで、顧客に安心感を持ってもらい、購入を後押しできるでしょう。

「定期便App」で安定した収入を確保

BASEには、野菜の定期販売に便利な「定期便App」という機能があります。自炊をする家庭にとって野菜は一定サイクルで購入するものですので、「定期便App」を活用すれば「たまねぎなどの常備する野菜を定期的に買いたい」「旬の野菜を取り入れたい」といった需要を満たせるでしょう。

販売サイクルは「1週間ごと」「2週間ごと」「1ヶ月ごと」「45日ごと」「2ヶ月ごと」「3ヶ月ごと」の中から選べて、継続して購入できる回数は「3回」「6回」「12回」「無制限」の4パターンです。

ショップにとっては顧客から継続的に注文を受け付けられるので、一定の注文数を確保でき、ショップの売上も安定しやすいでしょう。

定期便の販売が誰でもかんたんにできる「定期便 App」

個人による野菜ネット販売の参考事例

BASEのネットショップで野菜を販売する方の事例を紹介します。

ロックファーム京都

九条ネギのように京都らしい野菜と、「京都舞コーン」と名付けたオリジナル品種のホワイトコーンも生産しているショップです。

京都舞コーンはもともと直売所のみで販売していましたが、無料でネットショップを作れるサービスがあることを知ってショップを開設し、ネット販売をはじめました。

テレビで紹介されたことをきっかけに注文数が激増し、問い合わせ件数がつねに2,000件を上回っていたこともあったほどの人気だそうです。

チャンスをつかめたのは、ネットショップがあったからーー気鋭の農家が語る、挑戦を支えるBASEの存在

やさしい野菜屋さん

「野菜定期便」として定期的に野菜を配送する、サブスクリプション型の販売方法を行っているショップです。定期便の頻度は、月1回、隔週、週1回など数パターンを用意しています。

野菜定期便を発送する際には、保存方法やおすすめの料理方法を記したおしながきを同封しています。おしながきを作るようになってから、顧客からの「美味しかった」「また食べたい」などの嬉しい声がメールで届くことも多いそうです。

あなたの“専属”農家になりたい!お客さんと密につながるための、有機農家の工夫

青果ミコト屋

農薬や肥料を使わず作られたオーガニック野菜を仕入れ販売する青果店で、はじめはバンで全国を回って販売していました。

現在はネットショップと横浜の実店舗「micotoya house」で、野菜を販売しています。ネットショップでの販売には、全国の顧客にこだわって作られた野菜を届けられることに魅力を感じているそうです。

ただし、配送や梱包などを考えると、ネット販売という方法は環境負荷が懸念されます。そこで、オーガニックというコンセプトに反しないためにも、梱包材にプラスチックフリーなものを選ぶなどの工夫を行っています。

農家を愛する青果店オーナーが届ける「本当にいい野菜」と、世界をちょっとよくする「気持ちいい消費」

野菜のネット販売の疑問Q&A

ここでは、野菜のネットショップ販売におけるいくつかの疑問にお答えしていきます。

パソコンが使えなくても大丈夫? 

まず、PCやスマホの扱いに慣れていない方でも、ネット販売は行えるのか?という点ですが、さきに挙げたBASEや食べチョクなどであれば、スマホでも対応できますが、PCがあるに越したことはないと思われます。

ただ、操作はどちらも非常にかんたんですので、使っていくうちに慣れていく、と思っていただいて大丈夫です。

開業届や許可は必要? 

これから野菜のネット販売を行うのであれば、開業届は出しておきましょう。

ネットショップに開業届は必要?書き方や提出の手続きについて解説

また、必要な許可は、販売する商品の種類によって異なります。

自分の畑で育てた野菜をそのまま販売する場合、申請や許可は必要ありません。

ただし、野菜ジュースや漬物などに加工して販売するさいは、食品衛生法に基づく許可が必要です。また特定商取引法に基づく表記をショップ上に明記しなければなりません。

このほか、容器包装された加工食品においては、卵や乳などのアレルギー物質の表示が義務付けられていますので、注意してください。

ネット販売に必要な許可や資格まとめ!具体的な販売例とともに解説!

必要な初期費用はどれくらい? 

ネットに商品を出品するだけであれば、お金がかからないサービスはBASE、食べチョクなど、複数あります。

しかし、実際には梱包材なども必要になりますので、そういった初期費用は別途考えておく必要があります。

まとめ

今回は、野菜のネット販売の現状やメリット、はじめ方、儲けるコツなどについて紹介しました。農家の方で、これまで直売所などで野菜を販売していたという方は、ネットショップを通じて販路拡大を目指してみてはいかがでしょうか。

ネットショップ作成サービスの「BASE」でも、野菜のネット販売が行えます。市場への出荷や直売所での販売とネットショップを両立しているオーナーや、ブランド野菜を仕入れてネットで青果店を運営しているオーナーもいますので、ぜひ今回紹介した事例を参考にネットショップを開設してみてください。

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