ネットショップを開業するサービスにはさまざまな種類がありますが、リスクを抑えるため、まずは無料で開業したい、と考える人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、無料でショップを開業できるサービスにはどのようなものがあるのか、特徴や機能を比較して紹介します。
無料のサービスを探す前に、かならず知っておきたい「前提知識」もありますので、そちらもあわせて解説します。なお有料のネットショップも含めた解説は下記の記事をご確認ください。
- BASEは個人・スモールチームに選ばれているネットショップ作成サービスです
- 初期費用・月額費用いらずで、無料で今日からショップ運営をはじめられます
- ショップ開設後の運営サポートや集客支援も充実しています
- 「売上を伸ばしやすいネットショップ作成サービスNo.1」に選ばれています
目次
無料で開業できるネットショップ作成サービスの種類
無料のサービスを検討するときに、まずわかっておきたいのが、「無料と言ってもいくつかの種類にわけられる」ということ。今回紹介するサービスは、代表的な以下の7つですが、下記の表のとおり、そもそもの成り立ちが異なります。
サービス名 |
成り立ち |
BASE |
ネットショップ作成のためのサービス |
STORES |
|
Ameba Owned |
ホームページ作成サービス |
Jimdo |
|
Square |
決済サービス |
minne |
マーケットプレイス |
Yahoo!ショッピング |
モール型ネットショップ |
上記のとおり、純粋にネットショップ作成のために作られたサービスもあれば、ほかのサービスだったものに、機能が拡張されてネットショップが作れるようになっているサービスもあります。
そして、成り立ちが違うということは、強みも異なるということ。ネットショップ作成サービスであれば、ネットショップを作るためのサービスなので、機能や操作性も含めて充実していますが、ホームページ作成サービスであれば、「ネットショップ機能」に関しては、どこまで行っても補足的な機能に終始してしまいます。
ですので、もし本格的にネットショップを運営していきたいのであれば、基本的にはネットショップ作成サービスである「BASE」か「STORES」を検討するのがおすすめ。
まずは、このような成り立ちの違いがあるということをご認識ください。
無料のネットショップ作成サービスと有料のネットショップ作成サービスの違い
無料サービスを探しつつも、「やっぱり有料の方がいいのかな?」と思う方もいるかもしれません。実際に、無料のネットショップ作成サービスと有料のネットショップ作成サービスの違いはあるのでしょうか?
ここでは、無料ネットショップ作成サービスの「BASE」を前提に、有料サービスとの違いを解説しますが、基本的に大きな差はありません。表にすると、以下のような違いがあります。
無料サービス |
有料サービス |
|
機能 |
基本的な機能に大差はないが、有料サービスは、より複雑なこともできる傾向にある。 |
|
デザイン |
JavaScriptなどを活用したい場合は、有料の方が拡張の幅が広い。そうでない場合は差がほとんどない。(無料でもHTML・CSSは編集できる) |
|
集客 |
明確な差はない。 |
|
月額費用 |
無料 |
有料 |
手数料 |
やや高め |
やや低め |
“無料”と言っても、完全に無料な訳ではない
今回紹介するすべてのサービスに共通しますが、“無料”とは言っても、完全に無料なサービスはありません。“無料”というのは、あくまでも「月額費用」や「初期費用」など、絶対に必要な固定費の話になります。
無料ネットショップ作成サービスでは、基本料金などの月額費用がかからないかわりに、「商品が売れたとき」に決済手数料やサービス料がかかるのが基本です。
たとえば、<メルカリ>などでも、商品が売れると10%の手数料が発生しますが、ざっくりとお伝えするとそのようなイメージです。手数料の料率は、サービスによって異なりますが、おおよそ5%前後になっています。
実際にかかる費用のシミュレーション
一般的にモール型やASP型のサービスを利用してネットショップを開業する場合、商品が売れたときに決済手数料がかかります。たとえば、決済手数料5%のネットショップで、月に100万円の売上があるとすると仮定した場合、決済手数料の計算方法は次のとおりです。
<決済手数料>100万円(売上)×0.05=5万円
<手元に残る金額>100万円(売上) – 5万円(決済手数料)=95万円
サービスによっては、カード決済手数料の課税対象分に別途消費税が加算される場合もあります。また、送料はショップが負担するのが一般的です。送料無料のラインを下げると購買率が上がる可能性がありますが、ショップの負担が増えるため、1万円以上の購入で送料を無料にするなど、一定金額の購買を促すためにラインを設けるのが得策です。
無料のネットショップ作成サービスを使うメリット・デメリット
無料のネットショップ作成サービスは、ネットショップを作成するハードルが低いのが大きな魅力です。しかし、コスト面だけでネットショップ作成サービスを選ぶと失敗してしまう可能性があるので、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
初期費用を抑えて手軽に始められるのがメリット
無料のネットショップ作成サービスはネットショップ開設にかかるコストをはじめ、月額費用も無料で利用できるケースがほとんどです。ネットショップ開設時は売上がゼロの状態からスタートするため、リスクを減らして開設できるのが大きなメリットと言えます。
販売時の手数料はかかるものの、ネットショップ作成サービスの「BASE」のように、売上が少ないうちは月額費用無料でコストを抑えながらネットショップを運営し、売上が増えてきたら月額有料で販売時の手数料が抑えられるプランに変更するのも一つの方法です。
集客などショップ運営面で工夫が必要になる
無料のネットショップは、独自ドメインを取得して個別でネットショップを運営する場合と比べて、デザインや決済方法など、オリジナリティが出しにくいというデメリットがあります。また、無料のネットショップはAmazonなどのモール型と比べると集客が弱いことが多いため、売上を伸ばすためにはマーケティング活動が欠かせません。
BASEはデザインテーマを使ってオリジナルのショップを作れるほか、集客のサポートをしてくれるので、無料のネットショップ作成サービスでも、選び方によって自由度が変わります。
無料のネットショップ作成サービスが向いている人
無料のネットショップ作成サービスが向いているのは、次のような人です。
- 個人やスモールチームでネットショップを運営する人
- 実店舗を運営している人
事業の規模や現状を把握して、利用するサービスを検討してみてください。
個人やスモールチームでネットショップを運営する人
個人やスモールチームでネットショップを運営する場合、オープン当初の売上が少ない段階で運営にかかるコストが膨らむと経営が難しくなるため、リスクが少ない無料のネットショップが向いています。
なかでもBASEであれば、Webスキルがなくてもスマホやアプリでかんたんに開設、運営が可能です。専門的な人材を確保したり、運営のために人材を雇ったりする必要がないので、人件費やリソース削減にもつながるでしょう。
実店舗を運営している人
実店舗の運営には家賃や光熱費、人件費などのコストが必要です。そのため、実店舗と並行してネットショップを開設するなら、コストが抑えられる無料のネットショップ作成サービスが向いています。
実店舗による販売は商圏や営業時間が限定されますが、ネットショップは24時間365日営業ができるほか、販路拡大にもつながるかもしれません。実店舗と比較してネットショップ運営は手間を抑えられるほか、新しいファンが実店舗を訪問してくれる可能性もあります。実店舗運営にも相乗効果が期待できるでしょう。
無料でネットショップを開業できるサービスを選ぶポイントは?
無料でネットショップを開業できる、さまざまなサービスを紹介しました。それぞれに特徴があるため、どのサービスを選ぶべきか決められない、という人も多いかもしれません。最終的に1つのサービスを選ぶさいには、以下の3つのポイントを考慮すると、自分にぴったりのサービスが選べるはずです。
1. 始めやすいかどうか
ネットショップ初心者でも始めやすいかどうか、という点をポイントに選ぶ方法があります。
たとえば、「デザイン」。仮に自由にデザインできるとしても、HTMLなどのコーディングが必要になれば、専門知識のない方では、どうすることもできません。また、仮に機能が豊富にあっても、それを使いこなせなければ、意味がありません。
開設や運営がかんたんにできるネットショップなら、ストレスを感じることなく、続けることができます。ネットショップ運営では、継続していくことが大前提となりますので、スペックや料金だけでなく、「実際に使えるのかどうか?」という視点が、かならず必要です。
2. 必要な機能がそろっているかどうか
先ほどお伝えした「かんたんさ」と表裏一体ですが、自分のほしい機能がそろっているかどうか、を確認することも大切です。
もし、仮にSNSで集客を行おうと思っているのに、SNSとの連携ができなければ、どれだけかんたんで無料でも、意味はありません。とくに考慮したいのは、「デザイン」「集客」「顧客管理」の3つです。
デザインであれば、「自分の思い描くデザインが実現できそうか?」。集客であれば、「SNS連携などができるようになっているか?」。顧客管理であれば、「顧客情報を一つひとつ把握することができるか?」など、実際にネットショップを運営することを想像して、必要な機能を考えてみましょう。
3. 決済手段は整っているか
意外と確認が漏れがちなのが、「決済手段」です。
ネットショップでは、作成サービスごとに、利用可能な決済手段が異なります。下記の記事で、ネットショップの決済手段について解説していますが、多くの顧客が「希望する決済手段がないと、商品を購入しない」という調査結果も出ています。
そういったことにならないように、決済手段も事前に把握しておきましょう。
無料でネットショップを開業できるサービスを比較!
それではここから、無料でネットショップを開業できるサービスを紹介していきます。冒頭の説明にあったとおり、成り立ちの違いがありますので、それぞれにわけて解説します。
サービス名 |
成り立ち |
BASE |
ネットショップ作成のためのサービス |
STORES |
|
カラーミーショップ |
|
FC2ショッピングカート |
|
cafe24 |
|
イージーマイショップ |
|
Xserverショップ(旧ネクストショップ) |
|
Ameba Owned |
ホームページ作成サービス |
Jimdo |
|
Square |
決済サービス |
minne |
マーケットプレイス |
メルカリshop |
|
Yahoo!ショッピング |
モール型ネットショップ |
BASE(ベイス)
ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、初期費用も月額費用も無料でネットショップを作成できるサービスです。商品が売れたときに、6.6%+40円の費用が発生する仕組みです。
BASEは、2024年6月時点でショップ開設数が220万ショップを突破。開設実績7年連続No.1(※)で、多くの人に支持されているので、無料でネットショップを作成するなら、まず検討してみてください。
※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)
また、BASEの特徴は、非常に操作がシンプルでかんたんであること。デザインテンプレートがあるので、デザインがかんたんにできることはもちろん、その他の管理画面の操作もスマホでできるほど、直感的でわかりやすい作りになっています。
その他、累計ID登録者数1,400万(2023年12月)のショッピングアプリ「Pay ID」や、Instagram、TikTok、YouTubeショッピングとの連携機能もあるので、集客も安心です。
開設にさいして、一切お金は発生しないので、まずは登録して、その使い心地を確かめてみてください。
また2021年3月にはAmazon Payにも対応するなど、顧客の心理的な購入ハードルを大きく下げることも可能になりました。
ショップ数 |
220万(※2024年6月時点) |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
スタンダードプラン:無料 グロースプラン:16,580円 |
手数料など |
スタンダードプラン:決済手数料 3.6%+40円 グロースプラン:決済手数料 2.9% |
STORES(ストアーズ)
<STORES(ストアーズ)>には、無料で利用できる<フリープラン>と、有料(月額料金2,980円)の<スタンダードプラン>があります。
無料の場合、一部の機能が制限されるため、無料で制限なく利用したい場合はBASEの方が最適です。ただし、最初は<フリープラン>でスタートして、あとから<スタンダードプラン>に変更することも可能です。
なお、<フリープラン>では、商品が売れたときに5.5%、<スタンダードプラン>は、3.6%の手数料が発生します。全体のショップ数は非公開ですが、規模やジャンル問わず、多くのショップが開設されています。
無料のデザインプレートが48種類用意されており、Webの知識がなくても、直感的にカスタマイズ可能です。初心者でも、かんたんに見映えのよいショップが作れます。
ショップ数 |
非公開 |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
フリープラン:無料 スタンダードプラン:2,980円(税込) |
手数料など |
フリープラン:決済手数料 5.5% スタンダードプラン:決済手数料 3.6% |
カラーミーショップ
<カラーミーショップ>は、個人や法人向けにネットショップ開設と運営管理ができるサービスです。とくに法人導入実績が豊富で、22,000件以上と多数の法人がカラーミーショップを選んでいることがわかります。
3つのプランで事業規模に合った方法でネットショップ開設ができるほか、売上を最大化するために350種類以上の豊富な機能が備わっているため、最短でネットショップの売上を最大化したい方におすすめです。
ショップ数 |
18万以上(2023年4月1日時点) |
初期費用 |
レギュラー:3,300円 ラージ:3,300円 プレミアム:22,000円 |
月額費用 |
レギュラー:4,950円 ラージ:9,595円 プレミアム:39,600円 |
手数料など |
レギュラー:決済手数料 3.4%〜 ラージ:決済手数料 3.19%〜 プレミアム:決済手数料 2.99%〜 |
FC2ショッピングカート
<FC2ショッピングカート>は、無料ブログサービス大手のFC2が提供しているネットショップ開設サービスです。独自ドメインを取得してネットショップを運営するため、検索エンジンからの信頼度が高く、SEO対策の観点から見てもメリットがあります。
無料プランは初期費用・月額固定費に加えて、販売手数料もかかりません。また、ダウンロードファイルの販売ができるので、電子書籍などのコンテンツ販売ができるのも強みです。
ショップ数 |
23万ショップ以上(2024年7月) |
初期費用 |
無料プラン:無料 |
月額費用 |
無料プラン:無料 |
手数料など |
無料プラン:決済手数料 5.0% |
cafe24
<cafe24>は、ドラッグ&ドロップでスマホ・PCどちらの表示もデザインできる「Edibot」が使用できるなど、機能の高さが特徴のネットショップ作成サービスです。韓国発のサービスで、2018年に日本向けサービスが開始されました。
有料プランに加入する必要がありますが、運営しているサイトを英語、韓国語をはじめとした4カ国語に対応させた、海外への販売ができる「越境ECショップ作成サービス」を利用することができます。無料で受けられる越境ECに関するコンサルティングもあり、将来的に越境ECを考えている場合はサポートを受けることが可能です。
決済代行サービスを8つの中から選んで契約することができますが、代行サービスによっては手段ごとに固定費用が必要になったり、手数料率が異なるなど、複雑な設定になっています。
また、問い合わせフォームだけではなく、平日の9〜18時まで電話によるサポートも行っているのも特徴です。そのため、ネットショップ作成に不安がある人でもすぐに疑問を解消できるので安心して開業することができます。
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
0円 |
販売手数料 |
0円 |
決済手数料 |
3.6%~(決済代行会社・決済手段により異なる) |
イージーマイショップ
<イージーマイショップ>は、いくつかの商品を組み合わせたセット販売やオーダーメイド商品の販売に強いサービスです。名入れや条件付きカスタムなどの設定ができるほか、定期販売・頒布会も実施できます。そのため、ハンドメイド販売でファンを作りたい方にもぴったりです。
無料版は初期費用や月額費用をはじめ、販売手数料も無料なので、無料版を試してみてから有料プランに移行するのも一つの方法です。
ショップ数 |
― |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
無料 |
手数料など |
無料 |
Xserverショップ(旧ネクストショップ)
<Xserverショップ(旧ネクストショップ)>は、初期費用・月額固定費が無料のショップ構築サービスで、国内シェアNo.1のネットショップ構築プログラム「EC-CUBE」がベースになっています。月額費用が固定されており、販売手数料が無料となっているため、ネットショップの規模を拡大したい方や売上を伸ばしたい方におすすめです。
ショップ数 |
3万5千以上(2024年7月時点) |
初期費用 |
11,000円 |
月額費用 |
1,980円~ |
手数料など |
無料 |
Ameba Ownd(アメーバオウンド)
<Ameba Ownd(アメーバオウンド)>は、ホームページ作成サービスがもとになっているサービスで、<アメーバブログ>などのサービスを運営する、<株式会社サイバーエージェント>が運営するサービスです。<Ameba Ownd>では、「BASE」と連携することで、ホームページにネットショップ機能を追加するという形式です。
まずBASEでアカウントを開設して、その後に連携をします。そのため、そもそも<Ameba Ownd>でホームページを持っている方が、必要に応じてBASEと連携するというのが、メジャーな使い方と言えます。
ネットショップ機能は、BASEと連携するため無料ですが、そもそも<Ameba Ownd>でのホームページ作成には、無料の<ベーシック>と有料(月額960円)の<プレミアム>があるのでご注意ください。
ショップ数 |
非公開 |
初期費用 |
無料 |
月額費用 (ホームページ作成サービス) |
ベーシック:無料 プレミアム:960円(税込) くわしくはこちら |
手数料など |
「BASE」の費用に準ずる |
Jimdo(ジンドゥー)
<Jimdo(ジンドゥー)>は、2007年にドイツで開発された、ホームページ作成ツールです。世界で2,000万以上のサイトで利用されています。こちらも、ホームページ作成サービスに、ネットショップ機能が追加できる形式。
ジンドゥークリエイターとジンドゥー AI ビルダーの2つのサービスがありますが、ネットショップ機能に対応しているのは、ジンドゥークリエイターのみ。ジンドゥークリエイターには、無料で使えるFreeプランのほか、4つの有料プランがあります。プランによって、商品出品可能数などが変わってきます。
なお、<Jimdo>では、決済機能を利用するために、オンライン決済サービスの導入が必要です。Freeプランで導入できるのは<PayPal>のみ、有料プランの場合、<Stripe>も選べます。商品が売れたときに、オンライン決済サービスの手数料がかかり、<PayPal>は3.6%+40円、<Stripe>は3.6%です。
ショップ数 |
非公開 |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
Free:無料 Pro:965円 Business:2,460円 SEO Plus:4,110円 Platinum:5,190円 ※料金はすべて年額請求額を月額換算したもの くわしくはこちら |
手数料など |
<PayPal>利用時:3.6%+40円 <Stripe>利用時:3.6% |
Square(スクエア)
<Square(スクエア)>は、米国企業の<Square, Inc.>と<三井住友カード>が提携して提供する、決済サービスです。2020年に新たに追加された<オンラインビジネス>という機能で、ネットショップを作成可能です。
月額費用無料の無料プランは、商品登録数は無制限ですが、500MBの容量制限があります。また、有料プランと違って広告が非表示にできない、商品レビューの掲載ができない、など、機能に制限があります。
特徴は、実店舗との連携に便利な機能が豊富なことです。
たとえば実店舗とネットショップで、在庫が連動できます。飲食店なら、オンラインで受けたオーダーを、店内のSquare POSレジに表示させたり、キッチンプリンターにも情報を転送させたりできます。実店舗がネットショップも開設したい場合に、とくにおすすめです。
商品が売れたときに、3.6%の費用が発生します。ただし、有料プランのプレミアムプランでは3.3%です。
ショップ数 |
非公開 |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
無料プラン:無料 プロフェッショナル:1,200円 パフォーマンス:2,500円 プレミアム:6,800円 くわしくはこちら |
手数料など |
プレミアムプラン:3.3% 上記以外:3.6% |
minne(ミンネ)
<minne(ミンネ)>は、国内最大のハンドメイドマーケットプレイスです。
71万件を超える作家・ブランドによる、1,255万点以上のハンドメイドが販売・展示されています(2020年10月末時点)。ネットショップのように、独立したショップを持つというよりは、<minne>というモールの中にショップを出店するという形になるので、違いを認識しておきましょう。
出品者本人が「手作り」した商品だけでなく、一部の工程で外注したり、生産ラインを利用したりしたもの、ブランドやメーカーの商品も出品可能です。ただし、転売品などは不可となっています。
アプリは1,000万DL、2019年度の年間流通は、119.8億円にのぼります。購入者は、ものづくりに関心の高い20~40代の女性が中心のため、その層へ販売したい人におすすめです。
なお、先ほどもお伝えした通り、<minne>はあくまでマーケットプレイスなので、自分のショップを持ちたい、というこだわりの強くない人向きです。商品が売れたときに、10.56%の費用が発生します。
ショップ数 |
71万(作家・ブランド数) |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
無料 |
手数料など |
10.56% くわしくはこちら |
メルカリshop
<メルカリShops>は、2021年10月に本格運用が始まった新しいネットショップ作成サービスです。フリマアプリとして有名な<メルカリ>の中に、ネットショップを作成し、アプリ内「ショップ」タグや、検索結果に商品を表示させることができます。
何よりの特徴は、月間利用者数2,000万人を誇る<メルカリ>アプリ内に出店できる集客力の高さにあります。出店には審査を通過する必要がありますが、そのぶん信頼できるショップがそろっていると言えるため、利用者は安心して購入が可能です。
2021年11月時点ではデザイン機能や、独自のWebサイト作成機能などの機能がまだ利用できません。今後のアップデートで利用したい機能が使えるか確認するようにしましょう。
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
0円 |
購入成立時手数料 |
10%(2022年1月まで、売上10万円分手数料無料) |
振込手数料 |
200円(税込) |
Yahoo!ショッピング
<Yahoo!ショッピング>は、<Yahoo! JAPAN>の運営する、ショッピングモール型ネットショップです。初期費用、毎月の固定費、売上ロイヤリティが無料です。
知名度、集客力の高さが特徴で、<Yahoo! JAPAN>の毎月のアクティブユーザー数は4,901万人(2019年6月末時点)。日本人の約3人に1人が、<Yahoo! JAPAN>を訪問している計算です。
同じモール型の<楽天>は、初期費用で最低でも18万円ほど、月額費用で最低2万円ほどかかります。<Yahoo!ショッピング>は、これらの費用を抑えてモール型ネットショップを開きたい人におすすめです。
ただし、固定費・ロイヤリティは無料ですが、商品が売れた場合には、顧客のポイント分やアフィリエイト報酬分として、売上の数%の費用負担が必要になりますので、注意が必要です。
また、同じモール内に多数のショップがあるため、非常に激しい競争が待っていることも、考慮しておく必要があります。
ショップ数 |
87万(2019年3月) |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
無料 |
手数料など |
例)7.04% ※ストアポイント1%、アフィリエイト報酬1%、クレジットカード決済の場合。条件によって異なります。 くわしくはこちら |
「BASE」なら、誰でもかんたんにネットショップを作れる8つの理由
ここまで、無料でネットショップを作成できるさまざまなサービスをご紹介してきましたが、その中でも、「BASE」はネットショップ開設実績7年連続No.1で、多くの方が利用しています。
それだけの人に選ばれている理由をまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。
理由1. 初期費用、月額費用0円だからリスクが抑えられる
ネットショップを運営する場合に、負担となるのが、その利用料金。多くのサービスでは、初期費用や月額費用が発生しますが、BASEでは、初期費用も月額費用も一切かかりません。そのため、「初めてで成功するかな?」と不安な場合でも、安心して始められます。
では、BASEでは、どんなときに料金がかかるのか? それは、出品している商品が売れたときだけ。つまり、売れなければ、お金はかからないのです。くわしくは、下記の記事をご確認ください。
理由2. 登録は、3つの項目を入力するだけ
BASEでショップを開くのは、とってもかんたんでスピーディーです。というのも、登録に必要な情報は「メールアドレス」「パスワード」「ショップURL」という、3つの項目だけ。あっという間に、ショップの登録ができてしまいます。登録方法は下記のページで解説しているので、ご覧ください。
「BASE」は登録だけでなく、商品登録などもかんたんなので、すぐにお店を開ける
ちなみに、「ショップの登録」だけに関して言えば、同じくらいかんたんなサービスはBASE以外にも多々あります。ですが、重要なのは「お店を開くまで、トータルでどのくらいかんたんか?」ということ。実際にBASEでお店を開いた<麺屋武蔵>様は、ものの30分で登録〜商品登録〜開店までできた、とおっしゃっていました。
なお、たとえば<楽天>などのモール型サイトにショップを開設する場合、まずは出店申込をする必要があります。出店申込の内容確認や手続きを経て、開店前審査を通過すれば、開店することが可能です。申込から出店までは、およそ1〜2ヶ月かかるとされています。
理由3. デザインテンプレートで、誰でもおしゃれなショップを作れる
ネットショップを作ろうと思った場合に、問題となるのがサイトのデザインです。
正直言って、デザインをかじったことがない場合、自分でデザインをするのは、なかなか難しいですよね。そんな場合に便利なのが、デザインテンプレート。
これはBASEに限らず、多くのネットショップ作成サービスでも用意してありますが、もともとデザインが用意されていて、それをすこし自分用にカスタマイズすれば、かんたんにおしゃれな見た目のお店を作ることができるのです。
BASEの場合は、そんな無料テンプレートが22種類あります。また、数千円で購入できる有料テンプレートも豊富に用意されているため、無料ではなかなかイメージどおりのものがない場合も、理想のデザインを追い求めることができます。
デザインの編集も、とってもかんたん!スマホでも
テンプレートももちろんですが、BASEではそもそも、デザインの編集がとってもかんたんです。これは、実際に使っていただかないとなかなか伝わらないのですが、いわゆる「直感的」にデザインを操作することができるので、スマホでアプリを触っている感じで、ショップのカスタマイズが可能です。
そのかんたんさは、文字どおりスマホでもできるほど。デザイン編集については、下記の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
理由4. 使い方がすぐにわかる
先ほど、デザインのかんたんさでも触れましたが、商品登録や受発注管理といった、日々の運営業務で使う機能も、とってもわかりやすく作られています。
たとえば、商品登録に関しても、画面上に表示される項目にしたがって、商品名や価格などの情報を入力していくだけです。具体的に知りたい方は、以下の記事を見ていただきたいのですが、非常に簡易的な操作で商品登録が完了するのが、おわかりいただけると思います。
また、そもそもこういった商品登録などもスマホでできてしまうのが、BASEのかんたんさの魅力です。実際にインタビューをしてみると、多くのショップオーナーがスマホでも運営している、とおっしゃっていました。
「じつは、EC専用の商品なんて必要なかった」 リアルでモノが売れない時代、ものづくり企業が「BASE」で成長できた理由。
サポート窓口もあります
BASEの操作や運営でわからないことがある場合は、サポート窓口もあるのでご安心ください。
問い合わせ方法 |
営業時間 |
お問い合わせフォーム(メール) |
平日:10:00〜19:00 |
理由5. さまざまな拡張機能で、高度な機能を搭載したショップをかんたんに
BASEには、「BASE Apps」という拡張機能があり、さまざまな機能をかんたんにショップに追加することができます。
「Instagram販売 App」や「商品説明カスタム App」をはじめ、無料で利用できるAppがほとんどのため、コストをかけずに、高機能なネットショップを運営可能です。
「Instagram販売 App」を使えば、<Instagram>とBASEを連携することができ、<Instagram>の投稿からショップページに、そのまま顧客を遷移させることができます。
昨今のネットショップ運営では、SNSの活用が鍵となっているので、この機能は多くのショップで活用されています。このほかにも、他のネットショップにはない高度な機能を、無料で追加可能です。実際にどんな連携機能Appがあるのかは、以下のページをチェックしてみてください。
理由6. 決済方法が充実!審査も不要
ネットショップでは、「決済方法」によって商品の売上が大きく変わることをご存知でしょうか。
カートに商品を入れたものの購入に至らずにサイトから離れてしまう「カゴ落ち」という現象は、ネットショップで商品をカートに入れた人全体の3分の1ほどで発生していると言われています。カゴ落ちの理由として、「カートに入れてから購入完了するまでのステップが多く手間を感じる」「いつも使用している決済手段が利用できない」などが挙げられます。
BASEでも利用できる<AmazonPay>は、<Amazon.co.jp>で利用しているアカウントを用いて購入・支払いができる決済方法です。この<AmazonPay>は、購入完了までのステップが最短2ステップと少ないため、ショッピングカートに商品を入れたものの購入しないいわゆる「カゴ落ち」を減らすことができます。
実際に<AmazonPay>を導入した場合、商品をカートに入れた人全体の9割以上が購入に至ったという事例もあります。
“<「Amazon Pay」を使っていない場合は65%、およそ3人に2人が購入フローに入れば購入を完了するという調査結果がある。つまり、3人に1人は購入フローに入った後に途中で離脱している。一方同調査では、「Amazon Pay」は購入完了までの操作がかんたんなため、途中のカゴ落ちが減り、購入フローに入ると93%が購入完了に至るという。コンバージョンレートはじつに1.5倍高くなっている。>”
引用:「Amazon Pay」導入でコンバージョン率1.5倍のケースも! 事業者・お客さま双方のメリットを解説
日頃利用している決済手段で安心してかんたんに購入ができる場合、カゴ落ちを減らすことにつながります。そのためにも決済手段の種類は多い方が効果的です。
BASEでは決済会社と個別に契約をしたり、個別に審査を受ける必要はなく、ショップ開設後すぐにクレジットカード決済をはじめとした7種類もの決済方法を利用することができます。
※ちなみに有料カートとして人気のShopifyでは、Amazon Pay決済は法人でしか利用できません。
理由7.在庫を持たずにかんたんにオリジナル商品が作れる
自分だけのオリジナル商品を販売してみたくても、「せっかく作成した商品が売れずに在庫を抱えたらどうしよう」と不安になることはありませんか?
BASEなら、在庫を持たずに事前の資金0円でオリジナル商品を販売することが可能です。販売前に商品を作成するのではなく、注文を受けてから商品を作成・発送することができる<オリジナルプリント.jp>などのサービスとBASEを連携させることができるのです。
BASEのネットショップから注文が入ることで、連携先のサービスで商品を発注できるようになります。発注した商品は、連携先のサービスで製造され、直接購入者のもとに発送が可能です。オリジナル商品でネットショップを始めることに不安がある人にとっても、BASEは始めの一歩のハードルが低いサービスと言えるでしょう。
理由8. SNSやYouTubeを活用した集客もサポート
BASEでは、Instagramのショッピング機能として、Instagramの投稿に商品をタグ付けして、BASEの商品販売ページへ直接リンクさせることができます。BASEの拡張機能「TikTok商品連携・広告 App」を使えば、BASEのアカウントとTikTokのアカウントを連携してくれるため、BASEに登録している商品をTikTokで広告出稿することがスムーズにできるのも大きな魅力です。
また、BASEで開設したネットショップ上の商品と「YouTube ショッピング」を連携することで、<YouTube>のチャンネルや動画上に商品のタグ付けすることも可能。BASEは、YouTubeのショッピング機能との連携が実装されている数少ない日本のネットショップ作成サービスのひとつです。BASEでネットショップを開設することで、ほかのネットショップと差別化し、より多い販売機会の確保が見込めます。
まとめ
ネットショップ作成サービスの「BASE」は、初期費用、月額費用が無料なので、リスクを少なくネットショップが作成できます。
また、BASEはデザインをカスタマイズして独自のネットショップが作成できるため、競合と差別化しやすいのも大きなメリット。集客サポートも充実しており、各種SNSと連携できるのも強みです。
とくにYouTubeでのショッピング機能が実装された日本のネットショップ作成サービスは少なく、BASEはそのひとつです。集客を強化しながら低コストでネットショップを開設したい場合は、ぜひBASEを活用してみてください。
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
プログラミングの知識がなくても、プロ並みのショップデザインが実現できる豊富なデザインテンプレートをご用意しています。
さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。
ショップ開設はメールアドレスだけあれば、その他の個人情報やクレジットカードの登録も必要ありません。
個人が安心して使えるネットショップをお探しなら、開設実績No.1のBASEをまずは試してみてください。