気軽に付け替えることができて、ネイルサロンよりもリーズナブルに指先を彩ることができるネイルチップは、ハンドメイド商品の中でも人気の高い商品です。
ネイルチップは、道具や材料さえそろえれば、自宅で作ることができるため、ネイルチップの制作・販売は、隙間時間を有効に利用したい人にも人気の副業です。
この記事では、ネイルチップを販売したい人に向けて、具体的な販売方法・手順から、ネイルチップ販売を成功させるコツまで、くわしく紹介していきます。
- BASEは個人・スモールチームに選ばれているネットショップ作成サービスです
- 初期費用・月額費用いらずで、無料で今日からショップ運営をはじめられます
- ショップ開設後の運営サポートや集客支援も充実しています
- 「売上を伸ばしやすいネットショップ作成サービスNo.1」に選ばれています
目次
ネイルチップのネット販売が人気な理由
ネットで販売できるハンドメイドの中でも、ネイルチップは人気の商品です。人気の理由を顧客目線で2つ紹介します。
セルフネイルでは難しいおしゃれなデザインにできる
InstagramやYouTubeなどでは、ポリッシュやジェルネイルを使って、セルフネイルでデザイン性の高い爪に仕上げる方法が解説されています。しかし、自分で再現しようとしても、技術が追いつかず思ったようにいかないケースもあるでしょう。
ネイルチップであれば、完成済みのネイルデザインを貼り付けるだけで完成です。手先が器用でなくても凝ったデザインを爪に施せるうえ、洋服のようにその日の気分にあわせてつけ外ししやすいのも魅力です。
ネイルサロンより時間もコストもかからない
ネイルサロンでのジェルネイルの相場は、ワンカラーやグラデーションなどのシンプルなデザインで4,000〜6,000円程度です。ネイルパーツやアート系の図柄を取り入れるとなると、1〜2万円ほどかかるケースも珍しくありません。しかし、ネイルチップであれば、サロンでは1万円以上するようなデザインが3,000〜5,000円程度で販売されています。
また、ネイルサロンで施術してもらう場合、ワンカラーのようにかんたんなデザインであっても合計1時間、長い場合は2時間以上かかります。
ネイルチップであれば、基本的に接着剤をチップに貼り付けて爪に押し当てるだけで装着が完了です。また、外すのもかんたんなので、飲食業界や医療業界のようにネイルをするのが難しい仕事に就く方も、休みの日におしゃれを楽しみやすいでしょう。
ネイルチップの5つの販売方法
ネイルチップを販売する方法は、大きく分けて5つあります。それぞれの方法を、具体的に解説していきます。
1. ネイルチップ販売サイトで販売する
1つ目は、ネイルチップの販売専門サイトで販売する方法です。
専門サイトのため、ネイルチップを購入したい、という明確な意思を持ってサイトを訪れる人がほとんどです。そのぶん、購入してもらえる可能性は高くなります。
専門サイトのネイリスト募集に応募して採用されることで、自分の制作したネイルチップをその専門サイトで販売することができます。
サイト側から、どのようなデザインで、いくつ制作する、などの指示があることがほとんどです。サイトが基本的な顧客対応を仲介してくれるため、販売にまつわる手間がありません。
安定した依頼を受けられる可能性はありますが、さまざまな対応を代行してくれるぶん、自分で販売するよりも単価が安くなる傾向があります。
ネイルチップ専門店 ミチネイル
- シチュエーションやカラーなど、さまざまなカテゴリーにわかれていて、ハンドメイドのネイルチップを気分に合わせて選んで購入できるサイト。最短即日発送もあり、急いでいる人にも便利です。また、LINEを用いたオーダーメイドネイルの制作販売もおこなっています。
- 注文に応じて手作りするため、一点一点ていねいに作ることができるネイリストを募集しています。とくに、アートネイルや3Dデコネイルなどのスキルを持っている人は、歓迎されています。
- 制作した1セットごとに支払いがあります。そのため、デザインが人気になり販売数が増えると、支払いも増えます。
ユミネイル
- 対面やオンラインでネイルチップのオーダーができる、専門サイト。
- オリジナルのデザインで制作してもらえるのはもちろん、爪のサイズに合わせてオーダーできるので、ネイルチップなのにまるで自分の爪のような自然な仕上がりになります。
- 在宅でネイルチップ制作をおこなえるネイリストにも活躍の場を、との思いで募集をおこなっている。現時点では、募集はネイルの資格やサロン勤務経験がある人に限られています。
2. ハンドメイドサイトで販売する
2つ目は、minneやcreemaなどの、ハンドメイド商品販売専門サイトで販売する方法です。
ネイルチップ専門販売サイトと大きく異なる点は、サイトに依頼されて制作をおこなうわけではなく、自分の考えた好きなデザインのネイルチップを、好きな数だけ販売できることにあります。
ただし、販売している人の数も多いため、宣伝や見せ方、オリジナリティのあるデザインにするなどの工夫をおこなわなければ、自分の制作したネイルチップが、ほかの商品の中に埋もれてしまう可能性もあります。
また、販売価格の10%前後の手数料が掛かるサイトがほとんどのため、材料費やコストを考えると、商品の価格設定も難しくなります。
▼ハンドメイドのはじめ方・おすすめの商品については、こちらの記事もご覧ください。
minne
- ハンドメイド商品の中でも、アクセサリーや小物、雑貨の出品数が多いのが特徴です。
- 2019年の時点で、登録している作家数が50万人とされています。運営元は、ホスティングサービスやECサイト支援などのネットサービス事業をおこなうGMOペパボ株式会社です。
- 手数料は、10.56%+税になっています。商品の販売代金と送料の合計が、手数料の対象になります。
Creema(クリーマ)
- 雑貨やアクセサリーだけではなく、フードの出品が多いのがCreemaの特徴。中国語版のサービスもあるため、海外に自分の商品を販売することもできます。
- 2019年時点で、登録されている作家数は15万人とされています。Creemaのにもクラフトイベントの開催など、クリエイターと世界をつなぐ事業をおこなう、株式会社<クリーマ>が運営しています。
- 手数料は、売れた商品によって異なります。ネイルチップなどの商品・素材は商品代金の11%、フードは決済総額の15.4%。台湾・香港サイトで売れた場合は、一律22%と決済手数料44円が掛かります(すべて税込)。
iichi(いいち)
- ほかのサービスに比べて小規模ながらも、商品ひとつひとつのクオリティがとても高く、職人の技が感じられる商品が多い傾向にあります。
- 売り手の半数近くが、ハンドメイドを本職としているプロ作家なのも特徴です。
- 作家数・会員数は非公表となっています。作り手と使い手をつなぐサービスを展開している、iichi株式会社が運営しています。
- 手数料は、商品代金の20%です。
3. フリマアプリに出品する
3つ目が、フリマアプリに出品する方法です。ネイルチップのデザインはもちろん、生産数や価格設定など、自分で自由に販売計画を設定することが可能です。
ただ、競合する出品者数も多いため、アプリ内での取引実績を積んで、閲覧者に信頼してもらうことが必要になります。
また、専門の販売サイトではなく、あくまでもフリマへの出品になるため、アプリ内で商品の値下げ交渉を求められることも多く、ハンドメイド商品を売るさいのデメリットとも言えます。
手数料は、最大手の<メルカリ>が10%と、比較的高い設定ですが、コンビニや郵便局からかんたんに発送できるなど、発送方法が充実しているため、とりあえず販売をはじめてみたい初心者の人でも、手軽にはじめられます。
メルカリ
- なにより、認知度の高さ、顧客数の多さに置いて、ほかに類を見ない有名なフリマアプリです。
- さまざまなジャンルの商品が出品されています。商品のコメント欄を用いて、値下げ交渉がおこなわれることが多いです。
- 相手に対して、匿名で出品から発送までおこなえるため、個人情報が洩れる心配もありません。
- 2020年時点で、月間1775万人の利用者数を誇ります。運営元は、<メルカリ>の企画・開発・運用をおこなう株式会社メルカリです。
- 手数料は、一律販売代金の10%となっています。
ラクマ
- メルカリと比べて利用者数は少ないものの、手数料の安さをうたっているのがラクマです。
- 日本初のフリマアプリフリルが、2018年にサービスを統合して、現在のラクマになっています。
- ブランド物の出品が多い傾向にあります。
- 2020年時点で、ダウンロード数2,500万人を突破しています。
- 手数料は、販売代金の6%になります。
4. 自分のショップで販売する
4つ目が、BASE、STORESなどのネットショップで販売する方法です。
自分だけのネットショップのため、商品の価格設定やデザインだけではなく、ブランドイメージを決めるサイトデザインも、自由に作成することができます。
固定費もかからず、手数料も、ほかの販売方法と比べても安価に販売することができます。
とくにBASEは、ネットショップの開設実績が7年連続No.1(※)と、多くの人に利用されており、これまでに220万以上のショップ(※2024年6月時点)が開設されています。
※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)
ネットショップでの販売は、ほかの方法と異なり、集客を自分でおこなわなければいけませんが、集客を手助けするツールも充実しています。
たとえばBASEでは、ネットショップ開設と同時に、ショッピングアプリ「Pay ID」へも出品できます。また、渋谷モディやラフォーレ原宿をはじめとした全国各地のBASEのポップアップスペースへの出店もできます。間口が広いぶん、ネットショップに多くの集客を見込むことが可能です。
BASE
- 初期費用・月額費用無料で誰でもかんたんにネットショップを作成できるサービスで、「クリエイターに最も選ばれているネットショップ開設サービスNo.1 (※1)」にも選ばれています。
- テンプレートを活用してショップデザインをカスタマイズできるため、ネイルチップのコンセプトをショップのデザインに反映できます。
- Instagram販売Appを活用すると、ショップのInstagramアカウントから販売ページへシームレスに誘導できるため、集客しやすいことも魅力です。
- 累計ID登録者数1,400万(※2024年5月時点)のショッピングアプリ「Pay ID」で新商品やセールなどの情報を通知できます。
- BASEが費用負担する割引キャンペーンを年数回実施しています。
※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)
STORES
- 初期費用、固定費なしでかんたんにネットショップの作成ができるサービスです。
- 無料プランと有料プランがあります。
- ショップ開設数やユーザー数は非公表となっています。
- 運営元のSTORES株式会社は、ネットショップ開設サービスのほかにも、キャッシュレス決済などを手掛けています。
- 手数料はプランによって異なり、無料プランの場合は決済手数料5%、有料プランの場合は3.6%となっています。
ネットショップを作成する手順
とはいえ、「やってみたいけど、自分のネットショップを作成するのはむずかしそう」と思っていたりしませんか?
ここではショップ開設数実績No.1の「BASE」を使って、実際にショップを作成する手順を4つのSTEPにわけて解説していきます。
STEP1:アカウントを作成する
BASEのアカウント登録画面から、開設したいショップで使用する「メールアドレス」「パスワード」「ショップURL」を登録します。
ショップURLは「https:// ○○○+.thebasein(など11種類のドメインから選ぶ)」の○○○に入る文字列をショップ名にするなど、自分で好きに決めることができます。
STEP2:メール認証、運営に関する情報の入力
登録したアドレス宛に届いたメールを開いて、記載されているURLをクリックすることで、メール認証が完了します。
その後は、表示された画面にしたがって、運営に関する特定商取引法の情報や、ショップの情報などを入力してください。また、決済方法もこのタイミングで導入します。
STEP3:商品の登録
ここまで必要事項の入力を終わらせていれば、もうショップがオープンできる状態になっています。
次に「商品管理」画面から、商品を登録します。ボタンを押し、説明や写真、色やサイズなど、商品の詳細を入力しましょう。BASE AIアシスタントを使えば、商品の説明文をかんたんに作成することができます。
STEP4:ショップをデザインして公開
自分でデザインを考えることが苦手な人でも、無料、有料をふくめて豊富なテンプレートから、かんたんにデザインが変更できます。
デザインも決まれば、最後はショップの公開で完了。
このように、ショップ開設がはじめての人でも、画面の指示に従っていくだけで、早ければ数十分程度でショップを作ることができます。
ショップの作成後も、使いやすいナビゲーションでかんたんに、迷うことなく自分好みのショップにすることが可能です。
もっとくわしく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
5. ポップアップストアやイベントに出店して販売する
最後は、ポップアップストアや、デザインフェスタのような展示会、マルシェ・蚤の市といった期間限定のイベントに出店する方法です。
こうしたイベントに出店するメリットは、集客力があることです。他のショップを目当てに来場した人や、偶然通りがかった人にも商品を手にとってもらえる可能性があります。
基本的には出店料が必要ですが、価格帯はイベントによって幅があります。来場者の多い人気のイベントほど出店料が高額になる傾向にある点は、デメリットといえるでしょう。
デザインフェスタ
- 年2回開催される、オリジナル商品の展示・販売を行えるアートイベントです。
- 出店料は 14,000円〜/日となっています。
- 商品展示のためのテーブルなどの備品をレンタルするには別途費用が必要です。
BASEのポップアップストア「BASE Lab.」「SHIBUYA BASE」
- ネットショップ作成サービスの「BASE」では、全国の商業施設にあるポップアップスペースへの出店をサポートしています。
- 東京では、ラフォーレ原宿の「BASE Lab.」渋谷モディの「SHIBUYA BASE」という2箇所の自社ポップアップスペースを保有しています。
- BASEでショップを開設しているオーナーであれば出店料は無料で利用可能です。また、BASE社員による出店サポートを受けることもできます。
ネイルチップ販売に必要なものチェックリスト
ネイルチップの販売方法について解説したところで、ここからは、実際にネイルチップを制作・販売するために必要なものを紹介します。
ハンドメイドでネイルチップを制作・販売するためには、ジェルを塗るための筆や硬化用ランプなどの道具とは別に、以下のものが必要になります。
- ベースのチップ
- ジェルやマニュキュア
- シールやデコレーションパーツなどのネイルの装飾材料
- チップ装着用のシール
- できあがったチップを収納するケース
- 梱包材料
- 取り扱い説明書
ベースのチップや装飾パーツ、ネイルシール、チップ収納ケースは、100円ショップでも入手することができるため、費用をおさえることができます。
梱包材料も、100円ショップなどをうまく活用することで、低コストで商品に合った梱包もできます。
取り扱い説明書は、なくても構いませんが、ショップへの印象がよくなり、商品のリピートへつながります。
これらの材料のほかに、基本の道具を持っていない場合は、初期費用として道具代がかかります。
制作時に必要なネイルポリッシュややすり、ネイルチップ固定用の両面テープなどの、消耗品代も必要になります。販売をするさいには、手数料や送料もかかります。
これらの経費を考えたうえで、収益の出る販売価格を設定しましょう。
ネイルチップ販売でどれくらい稼げる?
BASEでネイルチップを販売しているショップを見てみると、ネイルチップの価格相場は3,000円〜5,000円程度が目安です。そのため、月数点を安定して販売できるようになれば、1万円以上の収益も十分期待できるでしょう。
ネイルチップ販売の収入目安を知るために、ハンドメイド分野の収入について見ていきましょう。
minneが2019年に実施した調査によると、専業主婦・主夫でハンドメイド作家として出品している人のうち、80%以上が収入を得ています。1ヶ月あたりの収入が5,000円未満という人の割合が最も多く27%です。40%以上の人は月1万円以上で、そのうち約9%が5~10万円、同じく10~30万円が約4%となっています。
収入の額は活動歴によっても異なり、活動歴が1年未満では約20%の人が1万円以上。2~5年になると月1万円以上が50%を超えるようです。
※引用元・出典:GMOペパボ
ネイルチップ販売を成功させるコツ
ネイルチップ販売を成功させるためのコツを説明します。
1. SNSで商品の魅力を発信!
集客の手段として、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで、商品情報をどんどん発信していきましょう。
ネットショップだけでなく、フリマサイトやハンドメイドサイトも、ただ商品を並べているだけでは、集客は見込めません。
SNS上でもハッシュタグを付けたり、トレンドのワードを取り入れて発信するなど、より多くの人の目に商品を触れる工夫が必要です。
また、BASEではかんたんにInstagramと連携できる、拡張機能もあります。拡張機能を用いてInstagramのショッピング・サービスを利用することで、Instagramの投稿から直接BASEの商品へとリンクすることができます。
Instagramで商品に魅力を感じてもらい、そのまま販売の機会獲得につなげることができるため、とても便利な機能になっています。
2. 商品発送時にオマケ・手紙などをつけて、顧客化を狙おう
ネイルチップを購入した顧客がまた商品を買いたいと思ってもらえるように、梱包や同梱物に工夫をしましょう。
ハンドメイド商品のよさでもある、「手作りの温かみ」が感じられるような可愛いラッピングや、ショップカードとともに手書きの手紙を添えることも、ショップのファンになってもらえる方法として、とても効果的です。
ショップカードには、先述の通り、SNSのアカウントやショップのURLも記載するのを忘れないようにしましょう。
また、ボディーソープや入浴剤などの小さなおまけを同梱することも、購入した人によろこんでもらえるポイントになります。
作っている人の人柄が伝わる工夫をして、購入者の顧客化につなげましょう。
3. ネイルの知識・技術に関する資格を取得してみよう
ネイルチップの販売には、必要な資格はありません。ネイルポリッシュやジェルネイルは化粧品に分類されるため、製造するには薬機法に関連した許可(化粧品製造販売業許可・化粧品製造業許可)や届出(化粧品製造販売届)などが必要です。しかし、ハンドメイドのネイルチップであればとくべつな資格は必要ないため、ネイル関連用品の中でも比較的チャレンジしやすい領域です。
一方で、「ジェル検定所持者」などのネイルに関する肩書きがあれば、購入時の信頼につながります。資格を持たずに販売しているショップとの差別化も図れることから、余裕があれば、ネイルに関する資格を取得するのがおすすめです。
ネイルに関する検定には、以下の2つがあります。
- JNAジェルネイル技能検定試験
日本ネイリスト協会が、健全なジェルネイルの普及を目的に実施している検定試験です。
受験級は、初級から上級まで3段階にわかれています。試験は年に1回、全国7都市で実施(2021年は6月)。級により受験料は異なり、初級9,900円、中級13,200円、上級16,500円(すべて税込)となっています。
- JNECネイル知識検定
日本ネイリスト検定試験センターが実施している、検定試験。Web上でいつでも受験可能で、実技なしで取得することができます。
ネイルの基本知識から、爪に関する美容問題など、ネイリストを目指す人だけではなく、幅広く美容に興味がある人が対象です。基礎編と応用編にわかれており、検定料はそれぞれ、基礎編が1,100円、応用編が2,200円(ともに税込)となっています。
4. オーダーネイルにも挑戦してみよう
既製品の販売が順調であれば、オーダーメイド商品の受付をスタートするのもおすすめです。1点ものだからこそ価格を他の商品より高めに設定しやすいので、収益性にも優れています。
オーダーメイド商品にも、顧客の希望にあわせて1から作るフルオーダーと、色やパーツを選択肢の中から選んでもらうセミオーダーがあります。フルオーダーは顧客との入念なコミュニケーションが必要なので、セミオーダーからはじめてみるといいでしょう。
ネイルチップのセミオーダーには、BASEの商品オプションAppが便利です。商品ページに選択式のオプション項目を設けられるため、あらかじめ用意した選択肢の中から自由にカスタマイズした注文を受付できます。
ただし、オーダーメイド商品のみを販売すると、発送までに時間がかかるため機会損失してしまうリスクもあります。顧客がいつでも買える既製品を常に販売していくことも大事なため、自分のキャパシティを把握したうえでバランスをふまえて受注可能数や頻度を決めるといいでしょう。
5. いろいろな販売方法を取り入れて、ファンを作ろう!
ハンドメイドで制作したネイルチップを販売するのであれば、「ネットショップだけ」「イベントだけ」など1つの方法だけ採用するのではなく、いろんな販売方法を取り入れてみましょう。
商品への間口が広いほど新規顧客の接点が生まれやすく、集客につなげられます。たとえばBASEの場合、ネットショップは積極的に情報収集している人にはアプローチしやすいですが、ポップアップストアに出店すると偶然通りがかった人にも手に取ってもらえるかもしれません。
ポップアップストアの出店時にはショップカードなどを同封して、積極的にオリジナルショップがあることを知らせて、次の購入へとつなげることが重要です。
ネイルチップ販売の注意事項
ネイルチップ販売時に、顧客に誤解を与えないようにするための注意点を2つ紹介します。
商品写真は実物に近い色味に加工する
ネットでの販売は商品が届くまで実物を見られないからこそ、「思っていた色味と違った」というクレームが発生しやすくなります。撮影時は実物の色味に近い写真が撮れるようライティングを行い、実物を見ながら画像編集ソフトで色味を調整するようにしてください。
ただし、デバイスの種類や設定によっては、色味が変わって見えることもあります。商品説明文に「お使いのブラウザによっては実際のお色味とは若干異なって見える場合がございます」といった注意喚起を載せておくといいでしょう。
さまざまな角度からの見え方を伝える
商品画像は複数枚用意し、いろんなアングルからの色やデザインの見え方を紹介するのもポイントです。とくに凹凸のあるデザインのネイルチップは、角度によって印象が変わってきます。写真だけでなく動画も掲載するのが理想的です。
ネイルチップ販売で気になるQ&A
ネイルチップ販売をおこなううえで、気になる疑問や質問をQ&Aにまとめました。
ネイルチップを販売するさいのチップの大きさはどうすればいい?
それぞれの指のネイルの大きさは、人によって異なります。そこで使用するのが「サイズ確認用チップ」になります。
たとえば、実際の商品で使用するベースのチップに、大きい順に1~10まで番号を振ったものを、各1枚ずつ「サイズ確認用チップ」として、購入希望の顧客に送付します。
チップを受け取った顧客は、左右それぞれの指に合うサイズのネイルを確認し、そこに書かれている番号を、注文時にDMなどでショップへ連絡してもらいます。
それによって、顧客の指にぴったりサイズのネイルを制作することができます。
はじめに「サイズ確認用チップ」を送付する時間がかかりますが、顧客にとっては、失敗のないサイズで購入できるうえに、「サイズがわかるから、また同じサイトで購入しよう」というリピートにもつながります。
開業届や確定申告は必要?
ネイルチップ販売に限ったことではありませんが、開業届を出さなくても罰則はありませんし、絶対に出す必要があるわけではありません。
しかし「事業所得が生じる事業を開業する場合は、原則として開業届を出さなければいけない」ため、ネットショップをオープンする場合、原則的には開業届の提出が必要であると考えられます。
副業でネイルチップ販売を行う場合も、収入が年間20万円を超えたら確定申告が必要になる。
開業届を出す一番のメリットは、確定申告のさいに、青色申告をおこなえることです。青色申告では、特別控除として最大65万円が認められるため、事業所得ではない、個人としての白色申告よりも課税対象額をおさえることができます。
開業届を出すことで得られるメリット、デメリットや、届けの出し方について、くわしくは以下の記事を参考にしてください。
まとめ
ネイルチップはネイルサロンに行かずとも、手軽に指先のお洒落を楽しめる商品です。ハンドメイドのネイルチップは、ほかの人とは違うデザインを求める人からの需要を集めています。さまざまな販売方法がありますが、せっかく作った商品をほしい人に確実に届けるためにも、自分に合った方法で販売をおこないましょう。
敷居が高く感じるネットショップ作成も、「BASE」ならコストをおさえて開設が可能です。初期費用が無料な上、「クリエイターに最も選ばれているネットショップ開設サービスNo.1 (※1)」にも選ばれているほどショップ運営をサポートする機能が充実しています。
ネイルチップの販売には、ぜひBASEを活用してみてください。
※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
プログラミングの知識がなくても、プロ並みのショップデザインが実現できる豊富なデザインテンプレートをご用意しています。
さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。
ショップ開設はメールアドレスだけあれば、その他の個人情報やクレジットカードの登録も必要ありません。
個人が安心して使えるネットショップをお探しなら、開設実績No.1のBASEをまずは試してみてください。