ハンドメイド販売を副業に!はじめ方と初心者におすすめの商品をご紹介

2021.01.07(更新:2024.04.09)

自分で作った商品をネットショップなどで売る、ハンドメイド販売が、副業として人気です。

今回は、ハンドメイド販売を副業にしてみたいと検討している方に向けて、ハンドメイド販売のはじめ方をご紹介します。

とはいえ、ハンドメイド販売の副業を検討している方のなかには、そもそもハンドメイド販売の副業で稼げるのか、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

調査データによれば、ハンドメイド副業で大きく稼げている方は、少ないようです。

しかし、実際には、「BASE」を利用してネットショップを作ることで成功している方もいます。そのあたりについても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

ハンドメイド販売の収入は?そもそも副業になる?

そもそも、ハンドメイド販売は副業として成り立つのでしょうか?

ハンドメイドマーケットプレイスの一つである<minne>が2019年におこなった、「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」によると、ハンドメイド販売によって収入を得ている人は、全体のおよそ8割を超える、という結果になりました。

一ヶ月あたりの収入(円グラフ) 画像引用元:GMOペパボ

金額別では、1ヶ月あたりの収入が1~5,000円未満、と答えた人の割合がいちばん多く、27%でした。

ハンドメイド販売の活動歴別に見ると、はじめてから1年未満の人では、1ヶ月あたりの収入が1~5,000円未満、と答えた人が最多。

一方、5~10年未満、ハンドメイド販売を続けている人では、1~5,000円未満、と答えた人と、2〜5万円未満、と答えた人の割合は同じとなり、活動歴が長くなると、ハンドメイド販売で得られる収入の平均は伸びていることがうかがえる結果となりました。

このように、ハンドメイド販売は、ものすごく稼げる副業とは言えないものの、一定の額は稼げている人が多く、継続することで収入を伸ばせる見込みもあります。

このため、すきま時間などに趣味としてはじめるにはよい副業、と言えるのではないでしょうか。

 

ハンドメイド販売で売れる商品はこれ!

ハンドメイド販売では、アクセサリー、家具、生活雑貨、食品など、さまざまなジャンルのハンドメイド品が販売されています。

まだ、なにを作ったらいいか考えが浮かばない場合は、人気ジャンルを見ることで、作成する商品のヒントになると思います。

ハンドメイドマーケットプレイス<minne>では、作品数や流行によってカテゴリーを整理しており、とくに作品数の多いカテゴリーとして、次の4つがあがっています。

  • アクセサリー
  • バッグ・財布・小物
  • ベビー・キッズ
  • 手作りキット

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002673.000000136.html

それぞれ、どんなものを売っているかくわしくご紹介します。

 

アクセサリー

アクセサリーは、全体の4割以上を占める、もっとも作品数の多いジャンルです。

指輪、ピアス、イヤリング、ネックレス、ヘアアクセサリー、腕時計、キーホルダーや、男性向けのプレゼントとして需要の高いネクタイピン、カフスまで、さまざまな商品が販売されています。

販売価格は、ピアスやイヤリングは1,200~1,800円、ヘアアクセサリーはシンプルなもので1,000円くらい、結婚式や和装で使用するような豪華なもので5,000円くらい、のものが多いようです。

アクセサリーは、たとえば夏ならシェルモチーフ、冬なら雪の結晶のモチーフ、クリスマス時期にはツリー、など、季節やイベントを意識したデザインが人気です。

 

バッグ・財布・小物

バッグ・財布・小物のジャンルでは、トートバッグ、ショルダーバッグ、かごバッグなどのさまざまなタイプのバッグや、ポーチ、ティッシュケース、メガネケース、名刺ケースなどの小物、革財布、布財布などが販売されています。

販売価格は、布製のトートバッグで1,000~3,000円くらい、ポーチで1,000~1,500円くらい、革財布で5,000~10,000円くらい、革製の名刺・カードケースが3,000~4,000円くらいです。

ハンドメイド販売というと、女性向けのアイテムが多く、男性ははじめにくい、と感じる人もいるかもしれませんが、革製品などは、男性でもはじめやすいアイテムです。

 

ベビー・キッズ

ベビー・キッズのジャンルでは、子供服・ベビー服、スタイ、帽子、靴、ヘアアクセサリーなどの身につけるものから、母子手帳ケース、命名書などのマタニティ関連、お名前シールやレッスンバッグ、入園入学セットなどの学校用品まで、ありとあらゆるアイテムが販売されています。

販売価格は、ベビー服で1,500~3,000円くらい、子供服で2,500~5,000円くらい、レッスンバッグで1,000~3,000円くらいです。

ベビー・キッズでは、名入れのアイテムが人気です。誕生日を祝うタペストリーやインテリア小物、通学通園バッグなど、名前を入れられるものは、自分の子供用に購入するだけでなく、ギフト用としても人気があります。

 

手作りキット

手作りキットは、とくにブームが到来しているカテゴリーです。

近年、ハンドメイド作品をほしい、という人だけでなく、自分でハンドメイド作品を作ってみたい、と感じる人が増えています。

ハンドメイド体験への需要の高まりは、ものづくりを体験できるカフェや、素材を販売している店舗でのワークショップの人気にもあらわれています。

また、<minne>では、初心者向けのレジンキットや、羊毛フェルトのキットなどが多く出品されるようになり、キットの出品数は、2017年から2018年の間に、5.8倍にも拡大したそう。参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002673.000000136.html

手作りキットの販売価格は、1,500~3,000円ほどのものが多く、刺繍キットや革小物のキット、アクセサリーのキットから、キャットタワーやラックなどの家具が作れるものまで、バリエーションも豊かです。

手作りキットは、自宅での時間を楽しむ人が増えていることも追い風に、今後ますます人気が高まることが期待される商品ジャンルです。

 

ハンドメイド販売のはじめ方

では、実際にハンドメイド販売をはじめるにあたって、どんな手順を踏めばいいのでしょうか? ハンドメイド販売のはじめ方について、かんたんにご説明します。

1. 販売する商品を決める

まずは、どんな商品を販売するかを決めましょう。

たとえば、刺繍が趣味である、自分の子供の洋服をよく作っている、など、すでに作れる商品がある場合、それらを商品として販売するといいでしょう。

もし、これから新しくなにかを作ってハンドメイド販売をはじめてみたいのなら、先ほど紹介した、人気商品のジャンルから選ぶのもおすすめです。

なかでも、初心者に作りやすいのは、ピアスやイヤリングなどのアクセサリーです。かんたんなものなら、自分の好きなパーツを組み合わせるだけで作ることができます。

ちなみに、ネットショップ作成サービスの「BASE」では、<monomy>というサービスと連携して、受注生産・リスク0でオリジナルアクセサリーの販売ができます。

「BASE」と<monomy>を連携させて、かんたんにアクセサリーを作る方法

 

2. 販売するアプリ・サイトを決める

つぎに、販売するアプリやサイトを決めましょう。現在、ハンドメイド販売ができる代表的なサイトは、以下のとおりです。

ハンドメイド作品を販売する場所としては、「ネットショップ」か「ハンドメイドマーケットプレイス」が挙げられます。

BASE・ネットショップ作成サービス
・開設実績が4年連続No.1*
・初期費用・運用にかかる費用:無料
・販売手数料:6.6%+40円
STORES・ネットショップ作成サービス
・ 無料の「フリープラン」、有料の「スタンダードプラン」の二つのプランがあり、手数料や機能に違いがある
・販売手数料:5%(無料プラン)または3.6%(有料プラン)
minne・ハンドメイド販売専門サイト(ハンドメイドマーケット)
・ハンドメイドマーケットとしては国内最大級
・年間流通119.8億円(2019年度)
・初心者からプロまで幅広い出品者がいる
・初期費用・運用にかかる費用:無料
・販売手数料:9.6%
Creema・ハンドメイド販売専門サイト(ハンドメイドマーケット)
・<minne>と比較すると、プロ志向の作家、ユーザーが多い
・初期費用・運用にかかる費用:無料
・販売手数料:10%
iichi・ハンドメイド販売専門サイト(ハンドメイドマーケット)
・<minne>、<Creema>と比較して価格帯が高い
・初期費用・運用にかかる費用:無料
・ 販売手数料:20%
  • ネットショップ:自分のお店が持てる、販売手数料が低い
  • マーケットプレイス:ハンドメイド好きのユーザーが集まりやすい

初心者の方におすすめなのは、ネットショップ作成サービスなら、無料でかんたんにショップが作成できる「BASE」、ハンドメイドマーケットなら、初心者の出品者も多い<minne>です。

<Creema>は、中国版のサイトも運営していて、審査に通れば、中国版のサイトにも同時に出品できます。<iichi>には、家具や器などの工芸品の出品も多いです。

ただし、2021年5月現在、ハンドメイドマーケットプレイスの<minne><Creema><iichi>は、<Instagram>との新規連携ができなくなっています。

これからハンドメイド販売をはじめる人で、<Instagram>の投稿に商品のタグ付けができるショッピング機能を使いたい場合、「BASE」や<STORES>でネットショップを作成しましょう。

もっとくわしくハンドメイド販売ができるサイトについて知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

ハンドメイド作品やアクセサリーの販売方法!初心者でも安心してはじめる方法と注意点

 

3. ショップの名前やコンセプトを決める

販売するサイトが決まったら、つぎはコンセプトを決めましょう。どんなコンセプトにするか決めるのは、とても重要なことです。

ハンドメイド販売において、コンセプトとは、そのショップやアカウントで販売する商品全体に一貫した、発想や観点のことです。

もっとかんたんに言うと、あなたの作品に対するこだわりが反映された、そのショップらしさ、そのアカウントらしさのことです。

そのショップやアカウントで販売される商品、商品写真、梱包など、すべての要素にそのショップらしさ、アカウントらしさがあふれているほど、ブランドが確立されやすく、ファンもつきやすくなります。

たとえば、ラグジュアリーなイメージがコンセプトにふくまれるなら、梱包も上質な箱に入れるなどして、ラグジュアリーに寄せたほうが、お客様にもよろこばれます。

それが、もし梱包が簡素なクラフト紙だったら、コンセプトに似合わず、お客様もがっかりするかもしれません。逆に、たとえばエコやサステナブルがコンセプトのショップなら、クラフト紙の梱包はブランドのコンセプトの裏付けにもつながるでしょう。

また、コンセプトをしっかり決めておくことで、ショップ運営もスムーズにおこなえます。

たとえば、価格設定や写真の撮り方、商品のディティール、お客様とのやり取りなどで迷っても、コンセプトさえしっかりしていれば、おのずと答えや方向性が見えてきます。

いつでもコンセプトに合うようにショップを運営していくことで、世界観のある魅力的なショップになるだけでなく、運営でつまずくリスクも減らせるのです。

ショップ名やアカウント名も、コンセプトに沿って決めましょう。ネーミングについては、下記の記事も参考にしてください。

ネットショップのブランド名の決め方!6つの発想法とポイントを解説!

 

4. ショップ・アカウントを開設

コンセプトや名前が決まったら、さっそくショップやアカウントを開設してみましょう。

ショップやアカウントを開設するための具体的な方法は、サービスによって異なります。

たとえば、もし「BASE」で作るのであれば、下記の記事にくわしい開設方法が載っていますので、参考にしてみてください。

図解付き!BASEの使い方 | 初心者でも出来るネットショップ開設

さきほど紹介した、ハンドメイド販売ができる代表的なサイトの登録画面のリンクは、次の通りです。各サービスのリンクから、それぞれ登録をおこないましょう。

「BASE」:https://thebase.in/
<STORES>:https://id.stores.jp/signup
<minne>:https://minne.com/users/sign_up
<Creema>:https://www.creema.jp/user/registration/input
<iichi>:https://www.iichi.com/signin

 

5. ハンドメイド販売に必要なものを用意する

最後に、商品を販売するにあたって必要なものを用意しましょう。たとえば、次のようなものを用意しておくといいでしょう。

  • 商品の画像
    梱包材・緩衝材・テープ(ガムテープまたはOPPテープ)
    OPP袋
    ボックス
    台紙(アクセサリーに)
    薄葉紙(バッグのつめ紙、洋服の包装に)
    マスキングテープ(セロテープの代わりに使えば華やかに)
    プレゼント用のラッピンググッズ
    購入者へのメッセージカード・ショップカード

商品をOPP袋に入れると、見映えがよくなります。高級感を出すなら、ボックスもおすすめです。

販売する商品によっては、台紙や薄葉紙を準備しましょう。メッセージカード・ショップカードは、ハンドメイド品と相性のよいアイテムです。ショップやアカウントのコンセプトに合ったものを用意しましょう。

その他、ネットショップを開業するにあたって、基本的に必要なものについては、下記の記事でもくわしく解説しています。

ネットショップ開業に必要な資金は?準備物もふくめて解説

ハンドメイド作品を販売できるサービス一覧

ハンドメイド作品を販売できるショップを、メリット・デメリット・固定費・手数料の4つの視点から一覧にまとめました。

メリットデメリット固定費手数料
BASE固定費が無料で利用できる。店舗の開設や管理が簡単「簡単さ」を優先しているため、カスタマイズの自由度が多少低い0円6.6%+40円
minne国内最大級のハンドメイドマーケットで利用ユーザーが多い作品数が多いぶん、宣伝を工夫しないと作品が埋もれてしまう可能性がある0円9.6%
creema雑貨やアクセサリーだけではなく、食品も取り扱いが多い作品が一覧で並ぶため、他作品との差別化が難しい0円10%
iichiサイト全体で扱っている作品の価格帯が高めなので、安売りしたくない作品に向いている手数料が高い0円20%
STORES無料のデザインテンプレートが豊富デザイン編集機能に制限がある。0~2,178円3.6~5%
Shopify越境ECに強く、多言語・多通貨に対応。機能の拡張性も高い海外発のサービスのため、日本語によるサポートが少ない29米ドル(約3,200円)~299米ドル(約33,000円)3.25%~
メルカリShops集客力の高いフリマアプリ<メルカリ>内に出店できるサービス開始から間もないため利用できる機能が少ない0円10%(2022年1月まで、売上10万円分手数料無料)

このように、どのサービスもメリット・デメリットが存在しています。コストだけではなく、メリット・デメリットも考えて、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。

そのなかでもおすすめは「BASE」です。シンプルなインターフェースで、簡単な操作で登録からショップの開設を行うことができます。初期費用・月額費用ともに無料のため、コストを掛けずに運営が可能です。

デザインのカスタマイズは、<HTML編集 App>という拡張機能を導入することで、HTML・CSS・JavaScriptなどの編集が可能になり、作品に合わせたオリジナリティ溢れるデザインを作ることができます。

<minne>や<creema>はマーケットプレイス型といわれる「商品を検索して一覧で表示されたものから選ぶ」仕組みのため、検索結果で他の作家の作品に埋もれてしまう恐れがあります。

しかし「BASE」なら、独立したWEBショップのためブランドの世界観を表現することが可能です。

また、「BASE」は<minne>や<creema>よりも手数料が安いことも魅力です。原価が高くなりがちなハンドメイド作品でも、安心して販売できます。

独自のWEBサイトを作成するネットショップ作成サービスは、集客力の低さがデメリットといわれていますが、「BASE」なら追加のAppを導入することで<Instagram>との連携も可能なため、ハンドメイド販売で重要になるSNSを用いた集客が可能です。

また800万ダウンロードを突破した<ショッピングアプリ「PAY ID」>は「BASE」のショップの商品を購入する専用アプリになっており、アプリ経由での集客も期待できます。

 

「BASE」を使った、ハンドメイド販売の成功事例

ここで、実際に「BASE」をうまく活用し、ハンドメイド販売のショップ運営を成功させている事例をご紹介します。

天然貝のキラキラ螺鈿アート雑貨<Print creative>様の例

<Print creative>様は、伝統工芸である螺鈿を現代のライフスタイルにアレンジした、「螺鈿アート」の雑貨を販売しているショップです。「BASE」の拡張機能である「BASE Apps」を活用されています。

「BASE」は、Appによって、売上アップにつながるさまざまな機能をショップに追加できます。

たとえば、<Print creative>様の場合は、リアルタイムに近いチャットでのコミュニケーションをおこなえる<メッセージ App>などを導入しています。

お客様からの質問に素早く円滑に対応することで、購入率をアップさせるのは、おすすめの方法です。

【オーナーズインタビュー/天然貝のキラキラ螺鈿アート雑貨 Print creative 】オススメBASE Apps活用術

 

<Linola handmade jewelry>様の場合

<Linola handmade jewelry>様は、華やかで遊び心のあるハンドメイドアクセサリーを販売しているショップで、<Instagram>でも人気を集めています。

<Linola handmade jewelry>様は、「BASE」の販促支援サービスを活用し、常設店舗である「SHIBUYA BASE」に出店されました。

【ネットからリアルへ vol.5】ハンドメイドだからこそファンとの交流が大切。アクセサリーブランド<Linola handmade jewelry>が語る、リアル販売の魅力とは

実際の店舗では、商品の魅力を直接お客様に伝えることができ、ファン獲得の機会にもなります。また、ネットショップでファンになってくれたお客様と交流を深めるのもおすすめです。

実際の店舗にポップアップ出店できる「BASE」の販促支援サービスについては、このあとご紹介します。

 

ハンドメイド作家の支援機能やサービスも豊富

「BASE」の豊富な支援機能やサービスから、とくにハンドメイド作家の方にご利用いただきたいものを2つご紹介します。

ポップアップ出店支援

まずは、さきほど<Linola handmade jewelry>様の例でご紹介した、ポップアップショップです。

「BASE」のショップオーナーの方なら、「more BASE」からお申し込みすることで、<伊勢丹新宿本店>や<ラフォーレ原宿><渋谷マルイ><ルクア・ルクアイーレ大阪>など、全国20ヶ所以上の商業施設に出店できるチャンスがあります。

契約などの手続きは、「BASE」がサポートします。

製造支援

もう一つは、オリジナルグッズが作成できる、さまざまな製造支援サービスです。

「BASE」では、受注販売の形式でオリジナルグッズが作れる、多くのサービスと連携しています。受注販売の形式なので、実質的に在庫リスクゼロでショップ運営できます。

たとえば<monomy>は、3,000種類以上のアクセサリーパーツを組み合わせて、自分オリジナルのアクセサリーが受注生産できるサービスです。

「BASE」と<monomy>を連携させれば、デザインしたアクセサリーを、あなたのショップにかんたんに出品できます。

商品がオーダーされると、<monomy>がアクセサリーの製作、配送をおこなってくれます。

オリジナル商品を在庫リスクなく作って、ネットショップで販売できるサービスをご紹介!

 

ハンドメイド販売を副業として成功させるコツと注意点

では、ショップを作成したあとに、実際にハンドメイド販売を副業として成功させるには、なにが大切なのでしょうか。

ハンドメイド販売を副業として成功させるコツと注意点は、次の5つです。

  • 販売するサイト・アプリは、複数使用してみよう
  • ターゲット設定と価格戦略
  • SNSを利用して、新規顧客を獲得しよう
  • 商品を購入したお客様の顧客化を意識しよう
  • 著作権などについて、理解しておこう

販売するサイト・アプリは、複数使用してみよう!

商品を販売するサイトは、最初は一つに絞るのではなく、複数使用するのがおすすめ。

さまざまなサイトやアプリに出店することで、より多くの人の目に留まり、購入してもらえるチャンスが広がります。

サイト・アプリによって、売れる商品の傾向が異なることもあります。

一つのサイト・アプリだけに絞って商品が売れないと、自信をなくしてモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。そんなとき、出店している別のサイトやアプリで売れれば、売上につながるだけでなく、副業を続ける意欲にもなります。

 

ターゲット設定と価格戦略

ターゲット設定と価格戦略は、ハンドメイド販売で重要なポイントです。誰にどんな商品を販売したいか、価格はどれくらいにしたいか、きちんと考えましょう。

とくに、ライバルの多いハンドメイド販売専門サイトでは、自分の売りたい商品の相場が安い場合、売るために相場に合わせて価格を下げた方がいいのではないか、と悩む人も多いでしょう。

しかし、安易に安売りするのはおすすめできません

周りにつられて安易に値下げしてしまうと、最悪の場合、原価割れしてしまう可能性もあります。

商品の材料費・送料だけでなく、出店にかかるサイト固定費、制作にかかる時間分の人件費なども考慮しましょう。元がきちんととれるように商品価格を設定したほうが、副業を長く続けられます。

たとえば、「BASE」などの独立したショップであれば、ショップ内でライバルの価格が見えるわけではないので、自分の希望価格に値段を設定しても、ほかと比較されません。

このため、安売りになりづらいメリットがあります。また、独立したショップがある方が、ブランディングの面でお客様に安心感を与えることにもつながります。

 

SNSを利用して、新規顧客を獲得しよう

ハンドメイド販売をはじめるなら、<Instagram>などのSNSアカウントを作成して、SNS上でも積極的に自分の商品を発信しましょう。

ショップを作成したり、アプリで出店したりするだけでは、商品を見つけてくれるお客様は限られます。SNSを活用することで、より多くの人に、自分の作った商品を見てもらうことができます。

「BASE」では、「Instagram販売 App」など、SNSと連携がしやすい拡張機能も充実しています。

 

商品を購入したお客様の顧客化を意識しよう

商品が売れるようになってきたら、購入してくれたお客様を顧客化することを意識しましょう。

繰り返し購入してくれる顧客を作ることは、収入面でのメリットだけでなく、自信ややりがいにつながります。

たとえば、商品を購入してくれたお客様に、ショップのURLやSNSが載っているショップカードを同封したり、おまけをつけたりして、ファンになってもらえるように努力しましょう。

 

著作権などについて、理解しておこう

最後に、注意点として、ハンドメイド販売で起こりうるトラブルの一つに、商品のデザインや作りが、「盗作、パクリだ」などと言われることがあります。

盗作は、当然許される行為ではありませんが、自分にその気がなくても、一方的に責められる可能性もあります。ただし、多くの場合、盗作を証明するのはむずかしいため、強く言われたとしても、それ以上踏み込んでくることはありません。

また、商品だけでなく、ショップ名がトラブルにつながる可能性もあります。

自分がつけたいショップ名が、他店の模倣になっていないか、すでに商標登録されていないか、事前に確認しておくことをおすすめします。

商標登録とは、商品やサービスの目印となる商標を、国に登録しておくことです。商標には、たとえば、ショップ名などのネーミングや、ロゴマークがあります。

商標登録された商標は、国から登録者に、その商標を使用できる法的な独占権「商標権」が与えられます。このため、万が一登録者以外の人が無断で使用したり真似したりすると、法的措置を取られる可能性があります。

商標登録については、下記の特許情報プラットフォームで検索することができます。

▼特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

反対に「自分のブランド名・ショップ名を使われたくない」という人は、商標登録することを検討してもよいでしょう。

商標登録をおこなう場合、出願から登録まで、およそ11~13ヶ月かかります。

かかる費用は、最低でも、出願から登録までに約3万円です。出願は、指定の書面での申請が必要です。自分でおこなうこともできますが、手続きが面倒、むずかしいという方は、弁理士への依頼を検討しましょう。弁理士に依頼する場合、弁理士費用として、さらに2~10万円ほどかかります。

ハンドメイド販売でのNG行為を紹介

ハンドメイド作品を作成・販売するなかで、気づかないうちに違反行為を行っている可能性があります。

知らなかったでは済まされないNG行為とはどのようなものか、事前に理解しておきましょう。

封をした感謝・お礼の手紙はNG

作品を購入した方へお礼のメッセージを付けることは、感謝の気持ちを伝えるだけではなくリピート購入にも繋がる重要な手段です。

ですが、このようなメッセージを封をして宅急便に同梱することはNG行為です。郵便法により明確に禁止されています。

違反すると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が下される恐れがあります。

そのため、販売した作品を宅配便で送る場合に同梱するメッセージカードや手紙は封をしないようにしましょう。もしどうしても封をして送りたい場合は、荷物に同梱せず、郵便で別途送るようにしましょう。

参考URL:総務省 信書の送達についてのお願い
https://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/topics091210.html

「ノークレーム」「ノーリターン」はNG

苦情や返品を受けることを恐れて「ノークレーム」「ノーリターン」などの言葉を説明文などに記載するのは避けましょう。

基本的には、商品を販売した販売者には「瑕疵担保責任」が発生し、商品に傷や不具合などの瑕疵がある場合は返品や損害賠償に応じる責任があります。

しかし、「ノークレーム」「ノーリターン」と書くことで、商品に瑕疵があっても何も責任を取らないという意思表示になってしまいます。そのため、返品対応をしないこのような記載を、禁止しているサービスもあります。

サービス上で禁止されていなくても、のちのトラブルを避けるために記載しないことがおすすめです。

参考URL:「作品説明」や「購入時の注意点」の記述で注意する事はありますか?

キャラクター生地などの利用はNG

いかなる理由があっても、市販されているキャラクターなどの柄がプリントされた生地を使ってハンドメイドした商品は販売してはいけません。

たとえ自分で私的に利用した生地の残りを使用したとしても、NGです。

キャラクターの柄が入った生地は、私的利用の範囲で生地にプリントされて販売されています。キャラクターの柄以外にも、有名デザイナーやファブリックメーカーのデザインは、柄そのものに著作権があります。

そのような柄がプリントされた生地を使ってハンドメイドした商品を販売することは、私的利用の範囲を超えた著作権侵害となり、訴えられる恐れもあるので注意が必要です。

柄が入った生地を使ったハンドメイド作品を制作・販売する場合は、商業利用可能と定義しているメーカーの生地を利用するようにしましょう。

参考URL:日本デザインプランナー協会 ハンドメイドの著作権について

手作りキットなどで作ったアクセの販売はNG

手芸店などで購入できる、材料や作成図がセットになった手作りキットは簡単にハンドメイド作品を作ることが出来てとても便利です。

しかし、市販のキットを用いて作成した作品を、ショップで販売することはNG行為になります。

キットに付属している作成図そのものに、著作権が発生します。そのため、キットを用いた作品の販売は著作権侵害の恐れがあります。

作成図を使ったキットの販売や、商品の複製を禁止する注意書きが説明書に掛かれていることがほとんどです。説明書をきちんと読み、手作りキットを用いた作品は個人の範疇で楽しむようにしましょう。

参考URL:日本デザインプランナー協会 ハンドメイドの著作権について

 

ハンドメイド販売を副業にするさいの疑問、Q&A

最後に、ハンドメイド販売を副業にするさいに、よくある二つの疑問について解説します。

確定申告の知識は必要?

ハンドメイド販売をはじめるなら、確定申告の知識は必要です。

ハンドメイド販売は、作品を作って販売するビジネスで、個人で起業しているのと同じです。売上から経費を差し引いた額が、所得として課税対象になります。

ただし、確定申告の提出が必要になるのは、つぎの二つのどちらかに当てはまる場合です。

  • 給与所得がある人で、給与以外の所得が年間20万円を超える場合

主婦など、給与所得がなく勤務先から年末調整を受けていない人で、年間所得が基礎控除の48万円を超える場合

給与所得があるのかないのか、また、年間の所得が20万円あるいは48万円を超えるのか、によって、確定申告が必要かどうかが異なります。

くわしくは、<国税庁>のホームページなどを確認してください。

 

開業届は必要?

開業届とは、個人事業の開業を税務署に申告するための届け出のことです。

開業届を提出せずにハンドメイド販売をおこなっている人もいますが、できる限り提出しておくことをおすすめします。

法律上は、販売をはじめたら1ヶ月以内に提出することが義務づけられています。ただし、未提出でも罰則はありません。

開業届を提出する大きなメリットとして、確定申告のさい、青色申告で提出できるようになることが挙げられます。

確定申告には、青色申告と白色申告の二種類がありますが、青色申告は、最大65万円の控除が受けられるため、節税効果がかなり高くなります。青色申告をおこなうには、開業届といっしょに、青色申告承認申請書を提出することが必要です。

開業届については、下記の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

ネットショップに開業届は必要?書き方や提出の手続きについて解説

 

 

まとめ

今回は、ハンドメイド販売の副業に関するお話でした。ハンドメイド販売は、ある程度の金額は稼げている人が多く、継続することや工夫することで、収入を伸ばせる可能性もあります。

まずは、販売する商品やコンセプトを決めて、複数のサービスでアカウントやショップを開設してはじめてみましょう。

ショップの運営を成功させるためには、ターゲット設定と価格戦略をきちんと決めること、ファンを増やすことを意識するのが大切です。SNSでの発信も、積極的におこないましょう。

また、著作権や確定申告、開業届など、ハンドメイド販売を副業としておこなうさいに知っておくべきルールや届出について、しっかり理解しておくことが大切です。

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