資金調達とは?資金調達のタイミングと、事前に確認すべきポイント。「YELL BANK」についてもご紹介

2024.02.01(更新:2024.10.11)

事業を存続、拡大させるためには、資金が必要です。資金調達には、さまざまな方法があります。この記事では、資金調達について、そして調達前に確認すべきポイントを紹介します。
記事後半では、BASEのショップが活用できる資金調達サービス「YELL BANK」についても解説しています。

資金調達とは

資金調達とは、ネットショップをふくむ事業を展開するさいに、経営に必要な資金を外部から調達することです。
事業運営には、資金が不可欠であり、資金調達の方法は必要なタイミングや状況によって異なります。複数の資金調達方法を検討しておくことで、必要なときに冷静に選択できる余裕が生まれます。

個人事業主におすすめの資金調達方法、3種類を紹介

1. デットファイナンス(Debt finance)

デットファイナンスとは、金融機関などからの融資をおこなうことで、資金調達することです。
「デット(負債)+ファイナンス(資金調達)」を意味しており、会社の負債を増やすことで資金調達をおこないます。
資金調達方法の例としては、以下が挙げられます。

  • 金融機関からの融資
  • 自治体の融資
  • ノンバンクからのローン
  • 社債の発行

2. エクイティファイナンス(Equity Finance)

エクイティファイナンスとは、企業が新株を発行することで、資金調達をおこなうことです。
「エクイティ(株式資本)+ファイナンス(資金調達)」を意味しており、会社の株式資本を増やすことで資金調達をします。
資金調達方法の例としては、以下が挙げられます。

  • IPO(株式公開)
  • ベンチャーキャピタルからの出資
  • 個人投資家からの出資

3. アセットファイナンス(Asset Finance)

アセットファイナンスとは、自社の保有する資産を元に資金調達することです。
「アセット(資産)+ファイナンス(資金調達)」を意味しており、保有している資産を売却して現金化することで資金調達を行います。
資金調達方法の例としては、以下が挙げられます。

  • ファクタリング
  • 固定資産の売却
  • 手形割引
  • リースバック
  • M&A(企業の合併・買収)

個人事業主の場合だと、「デットファイナンス」と「アセットファイナンス」を利用して、資金調達するのが一般的です。

事業成長の大きなポイント、資金調達をおこなうタイミング

資金調達は、大きく以下の4つのタイミングでおこなわれます。

  • 開業時(開業資金)
  • 事業の運営時(運転資金)
  • 事業拡大
  • 経営難や資金繰りに困ったとき

これらのタイミングに合わせた、資金調達の方法を選ぶことが重要です

1. 開業時(開業資金)

店舗を構える場合とネットショップを運営する場合では、必要な資金が異なります。具体的な費用には、店舗敷金・保証金、内装工事費、備品購入費、ウェブサイト作成費などがあります。
ネットショップのみを検討すると、店舗を構える場合に比べて、開業時の費用は一般的に低い傾向です。

2. 事業の運営時(運転資金)

運転資金の例では、光熱費、家賃、人件費、Webサイト運営費などが該当します。
それ以外にも、集客のための広告費用やイベント出店料などもふくまれるため、十分に用意しておく必要があります。

3. 事業拡大

同じ商品やサービスを提供しつづけるだけでは、事業は衰退してしまうため、会社の存続のためにも、継続的な成長や変化が求められます。
事業拡大のためには、新商品の開発費用や、販売数拡大の仕入れ費用などの投資が必要なため、事業を運営しながら、資金を準備しておきましょう。

4. 経営難や資金繰りに困ったとき

経営においては、入金時期と支払い期日にタイムラグが生じ、資金繰りの厳しい状況が生まれることがあります。
このようなケースでは、入出金のタイミングを適切に管理することはもちろんのこと、一時的な資金不足を解消するために、資金調達も有益な手段となります。

BASEで活用できる、「YELL BANK」での資金繰りも紹介。「資金繰り」とは?くわしく解説

資金調達前に確認すべき点

資金調達をおこなうタイミングによって、最適な資金調達方法が異なります。ご自身の状況に合わせて、最適かどうかを事前に確認しましょう。

確認すべきポイント

  • 調達できる金額
  • 手数料
  • 調達までにかかる期間
  • 支払いプランに無理がないか
  • 資金調達時のリスク

など

希望の金額が調達できるとしても、資金を受け取れるまでの所要時間や前払い・後払いの条件なども確認が必要です。
たとえば、開業資金のように数ヶ月以上前から準備が可能な場合、調達までの時間が長くても問題ないのが一般的です。
しかし、数日後の支払い期日までに資金が必要な緊急性がある場合は、迅速に資金を調達できるサービスを選択する必要があります。
さらに、手数料が高すぎる場合は、資金繰りや経営に与える影響を考慮して検討することもたいせつです。

BASE利用者向け、資金調達サービス「YELL BANK」

「YELL BANK」とは、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」が提供する、ネットショップ運営における資金繰りをサポートするサービスです。
たった数クリックで、「将来の売上」を「すぐに使えるお金」に変えて提供します。
資金が必要なタイミングで、即時に調達できるのが「YELL BANK」の強みです。
BASEで利用できる資金調達YELL BANKの仕組み

一定期間、BASEで販売を継続するとご利用いただけるサービスのため、「事業の運営資金」や「経営難や資金繰りに困ったとき」などにご活用いただけます。
「YELL BANK」のくわしい仕組みについては、以下の記事をご参照ください。

BASEの資金調達サービス「YELL BANK」とは?概要やしくみについて解説

「YELL BANK」を利用する

まとめ

この記事では、資金調達の基本的な知識や、資金調達をおこなうさいの事前の確認ポイントについて解説しました。
資金調達には、どのような手段・方法があるのか、それぞれの特性や、最適な方法については、以下の記事をご参照ください。

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