資金調達後に、どのように活用すべきか悩んだことはありませんか?
資金の活用方法は、新商品開発、在庫管理の最適化、設備投資など複数ありますが、この記事では、広告配信に活用する場合についての詳細をご紹介します。
また、最後にBASEでネットショップ運営をしている方限定でご利用いただける資金調達サービス、「YELL BANK」についても紹介します。
目次
ネットショップ運営における、広告配信の目的とは
ネットショップ運営での広告配信は、おもに集客を目的として実施します。
集客の方法としては、SNS運用、口コミ、ポップアップ・ストアへの出店など、さまざまな方法があり、費用も無料から有料でできるものまで、多岐にわたります。
なかでも有料の集客方法の1つとして、広告配信が挙げられます。
SNS運用とあわせて、広告配信をおこなうことで、新規顧客を自社のSNSやネットショップに送客することができます。
ネットショップ広告の種類
広告は、大きく「Web広告」と「マス広告」の2種類に分けられます。
Web広告
Web広告とは、検索エンジンやSNS、YouTubeなどの媒体を利用した広告のことです。
獲得したい顧客に向けたアプローチや、潜在顧客や顕在顧客など細かくターゲティングできるのが特徴です。
マス広告
マス広告とは、テレビCMや新聞、電車広告、ラジオなど、不特定多数に向けた媒体を利用する広告のことです。
Web広告と比較すると広告費用が高めですが、広範囲に宣伝できるため、幅広く認知を獲得するのに向いています。
ネットショップ運営における広告配信は、Web広告がメインになってくるため、今回はWeb広告についてご紹介します。
ネットショップ運営で活用できる、Web広告の種類
ネットショップ運営時に活用できる、以下の4種類をご紹介します。
- Google ショッピング広告
- SNS広告
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
それぞれの特徴やおすすめのシーンについて、くわしくご紹介します。
Google ショッピング広告
ショッピング広告とは、検索結果画面などに表示される、商品画像付きの広告です。検索画面から、ネットショップの購入画面への流入を促せるため、ネットショップの広告としておすすめです。広告からの購入率の高さや、1人あたりのコストの安さが特徴です。
▼こんなショップにおすすめ
- 商品ジャンルを問わず、ネットショップを持っている
- 扱っている商品の種類が多い
- 写真で訴求しやすい商品を扱っている(ファッション、美容製品など)
▼広告費用の目安:1クリック数十円〜
ユーザーが広告をクリックした回数で広告料が課金される「クリック課金制」です。予算は、個人で自由に設定できます。
BASEを運営しているショップでの活用事例もあるので、参考にしてみてください。
▼月15,000円の広告費で、1ヶ月目から50万円の売上を達成したショップ事例
詳細は、以下の記事をご覧ください。
BASEでは、Google ショッピング広告をかんたんに連携できるAppを用意しているので、煩雑な作業は不要です。
Appの詳細は、以下の記事をご覧ください。
SNS広告
SNS広告とは、Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINE、TikTokなどのSNSプラットフォームに配信する広告のことです。SNS内のフィードやストーリーズ、動画の前後や動画の間に表示される広告があります。
SNSはアカウントを登録するときに、年齢・性別・会社(業種)・学歴などの情報登録が必要となる場合が多いため、ターゲットユーザーに対して、精度高く広告配信することができます。
▼こんなショップにおすすめ
- 写真や動画で訴求しやすい商品を扱っている(ファッション、美容製品など)
- 話題性のある商品を扱っている
▼広告費用の目安:数十円〜
課金方式 |
広告費用 |
媒体 |
クリック課金 |
1クリック50〜200円程度 |
Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTok |
インプレッション課金 |
1,000回表示あたり400〜600円程度 |
Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTok |
アプリのインストール |
1インストールあたり100〜250円程度 |
Instagram、X(旧Twitter) |
動画の再生時間課金 |
1再生あたり5〜20円程度 |
Instagram、X(旧Twitter)、TikTok |
エンゲージメント課金 |
1エンゲージあたり40〜100円程度 |
X(旧Twitter) |
フォロー課金 |
1フォローあたり40〜100円程度 |
X(旧Twitter) |
BASEでは、InstagramやTikTok広告をかんたんに連携できるAppをご用意しているので、手軽に広告運用をはじめることができます。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
リスティング広告
リスティング広告とは、「検索連動型広告」とも呼ばれ、ユーザーが「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンで検索したキーワードに対して、検索結果画面に掲載されるテキスト広告のことです。
特定の狙ったキーワードに入札(設定)できるため、購入意欲の高いユーザー向けに広告配信が可能です。
そのため、検索ニーズが高い商品を扱っている場合におすすめです。
▼こんなショップにおすすめ
- 商品単価は低いが、リピート率の高い商品を取り扱っている(食品など)
- 季節性のある商品を扱っている(クリスマスケーキ、おせち、福袋など)
- 競合と比較して優位性がある商品を扱っている(知名度がある、価格優位があるなど)
▼広告費用の目安:月1万円(1日数百円)〜
リスティング広告は、ユーザーが広告をクリックした回数で広告料が課金される「クリック課金制」と、入札したいキーワードの権利をオークションで獲得する「オークション制」があります。クリック課金制の場合は、以下の計算式で決定します。
個人事業主の場合は、月1万円(1日数百円)から広告配信しているケースも多くありますので、予算や目標にあわせて、広告費用を設定するといいでしょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、バナー広告とも呼ばれ、Webサイトやアプリの広告枠に表示される「画像広告」もしくは、「動画広告」のことを指します。
Webサイトやアプリ上の目を引く場所で、バナーや動画の視覚的な訴求ができるため、ユーザーの興味を惹きやすいのが特徴です。
そのため、潜在的ニーズを引き出しやすい商品を扱っている場合におすすめです。
▼こんなショップにおすすめ
- ビジュアルで商品のよさを引き出せる商品を扱っている(ファッションなど)
- 低単価で衝動買いがしやすい商品を扱っている(健康商品など)
▼広告費用の目安:1回あたり数十円〜
ディスプレイ広告の課金方式のおもな種類は、「クリック課金」とディスプレイ広告が表示された回数に応じて費用が発生する「インプレッション課金」があります。
インプレッション課金は、1,000回表示されるごとに課金されるシステムです。
クリック率が高い広告の場合、インプレッション課金の方が、広告費を抑えた運営ができるのでおすすめです。
課金方式 |
広告費用 |
クリック課金 |
1クリック50〜200円程度 |
インプレッション課金 |
1,000回表示あたり400〜600円程度 |
「YELL BANK」で資金調達をして、ネットショップ広告をはじめよう
BASEでネットショップを運営している方のみ*が利用できる資金調達サービスとして、「YELL BANK」があります。
「YELL BANK」とは、「将来の売上」を「すぐに使えるお金」に変えるサービスです。
ネットショップ集客にもっと力を入れたい場合は、ぜひ「YELL BANK」を活用して、ネット広告への挑戦がおすすめです。
*「YELL BANK」は、BASEをお使いいただいているショップ様のうち、一定の水準を満たすショップオーナー様がご利用いただけるサービスです。
「YELL BANK」詳細については、以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は、広告配信を活用した集客方法をご紹介しました。ネットショップの売上を上げるためにも、広告配信への挑戦を検討してみてください。
なお、BASEのショップオーナーの皆様は、資金調達サービス「YELL BANK」もご利用いただけるので、こちらもぜひお役立てください。
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