集客のため、日々Instagramのショップ公式アカウントを運用されている方も多いでしょう。
数あるInstagramの機能のなかでもファンが多いショップは、ライブ配信機能「インスタライブ」を上手に活用しています。
ライブ配信では動画で商品を訴求することができ、さらにリアルタイムでユーザーからのコメントを受け取ることができるため、お客様とのコミュニケーションを図る場としてもおすすめです。
今回は『「ライブ配信」機能を使ったことがない』という方に向けて、基本的な操作方法や、集客数が増える配信内容についてお届けします。
まだ、ネットショップを開設していない方や、何から設定すればいいのか分からない方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
▶関連記事:売上0→10までガイド STEP6 インスタ運用
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目次
インスタライブとは?

インスタライブは、Instagramで動画を生配信する機能です。Instagramのアカウントを持っていれば誰でも配信でき、特別な機材がなくてもスマホまたはパソコンで手軽に配信できるのが魅力です。
また、ストーリーズやリールと異なり、配信を終了すると動画が残らない点も魅力と言えるでしょう。ただし、アーカイブに残せば、配信動画の保存や公開ができます。インスタライブのおもな特徴は次のとおりです。
- 1回の配信で最長4時間まで配信できる(一度配信を終了すれば、何度でも4時間まで配信できる)
- 共有範囲を設定して、配信できる人を設定できる
- 参加したユーザーは「いいね」やコメント、シェアできる
インスタライブをしているアカウントには、アイコンがグラデーション枠で囲まれ、「LIVE」という文字が表示されます。閲覧できるユーザーなら、アイコンをタップすることで、すぐにインスタライブを視聴できます。
フォローしているユーザーがインスタライブを開始すると、通知が届くようになっています。(設定によっては通知が届かない場合もあります)
インスタライブを活用するメリット

インスタライブを活用するメリットは、おもに次の3つです。
ユーザーとコミュニケーションが取れる
インスタライブの醍醐味は、リアルタイムでユーザーとコミュニケーションが取れるところです。ユーザーの名前を呼んで挨拶したり、コメントに反応したりすることによって、ユーザーとの親密度アップが見込めます。
また、商品やサービスをアピールする配信を行うときに、スタッフが顔を出して口頭でアピールすることで信頼してもらいやすくなります。他にも、質問に答えてユーザーの疑問や不安が解決できれば、購買意欲が高まるでしょう。
既存顧客のコメントをレビューとして参考にしてもらえる
コメントでユーザー同士の交流や意見交換が生まれやすいのも、ライブ配信の特徴の一つです。商品紹介のライブ配信中に、実際に商品を購入したことがあるユーザーがコメントすれば、リアルなレビューとして、ほかの視聴者の参考になります。視聴者のコメントにほかの視聴者が答えてくれる場合も。
インスタライブで商品に関する生の情報にふれることで、商品に興味を持ったり買ったりしてくれる人が増えます。新規顧客獲得につながりやすいというメリットがあるのです。
アルゴリズムに良い影響を与えやすい
Instagramでユーザーにおすすめする投稿やアカウントを決定する仕組みである「アルゴリズム」は、ユーザーの滞在時間の長さ(そのアカウントの発信内容をどのくらいの時間見ているか)も判断基準の一つとしています。数十分〜数時間にわたってインスタライブをすることでアカウントへの滞在時間が長くなれば、ライブ配信を視聴したユーザーに自分のアカウントの投稿やストーリーズが優先的に表示されやすくなります。
また、インスタライブは通常のフィード投稿よりも「いいね」やコメントといった反応を獲得しやすいのも大きな魅力です。
インスタライブのやり方

インスタライブはスマホやパソコンがあればすぐに始められますが、インスタライブの機能や流れを知っておき、事前に必要な準備をしておけば、スムーズに進められます。開始前から終了後までの流れを参考に、インスタライブを始めてみてください。
インスタライブを始める前の準備
配信内容が決まったら、配信の準備をしましょう。
配信できる環境を整える
一人で配信をする場合は、スマホスタンドに立てかけたり、スマートフォン用の三脚を利用すると、きちんと固定されるため、おすすめです。
リングライトなどで顔周りの明るさを確保し、配信を見にきてくれた人に、自分の表情や状態が伝わりやすいように工夫すると親切です。また、ライブ配信中は電源が切れて終了することがないよう、電源を確保できる場所か、充電が十分な状態で始めましょう。
事前に配信を告知する
ライブ配信するときは、突然配信をはじめるよりも、事前に告知すると、フォロワーが見にきやすくなります。Instagramの「イベントをタグ付けする機能」を使って、日時をお知らせするのもおすすめです。
よりライブ配信に興味を持ってもらうために、ストーリーズの質問スタンプで、事前に質問を募集するのも一つの方法です。
参加者が多くなりそうな時間帯を選ぶのも効果的!
また、Instagramで「ライブ配信」機能を立ち上げると、「フォロワー○人がオンライン中」と表示されます。

こちらに表示された人数や、Instagramの「インサイト」の「フォロワーの内訳」から見ることができる「最もアクティブな時間」を頼りに、配信日時を決めると、より効果的です。

ライブ配信のはじめ方
準備が整ったら、本番を配信してみましょう!
はじめに設定するのが「タイトル」です。
画面の左中央にある「タイトル」をタップすると、入力フォームが現れます。
こちらに今回のライブ配信のメインテーマやタイトルを記入すると、配信に訪れたユーザーが「どんな内容を配信しているのか」わかるようになります。
ライブ配信中は、画面下部にさまざまな機能のアイコンが並びます。
なかでも一番気にかけたいのが「質問」機能です。

こちらには、配信を見ているユーザーが投げかけた質問が表示されます。
集まった質問を拾いつつ、ライブ配信内で回答を話しながら進めることができると、上手にコミュニケーションが取れます。
参加リクエストの送り方、承認・拒否方法
インスタライブでインフルエンサーなどとコラボ配信するときは、先にライブ配信しているユーザーから参加リクエストを送ってもらい、承認すると、画面が分割されてコラボ配信ができるようになります。参加リクエストは最大3アカウントまで、承認することができます。
また、参加リクエストは、視聴者であれば誰でも送れます。配信中に参加リクエストが届くと、配信者はライブ配信を開始するか「承認しない」のどちらかを選択する必要があります。事前にアポなくリクエストが届いたり、都合が悪くてコラボ配信ができない場合は「承認しない」を選択すると拒否できます。
カメラの切り替え方
インスタライブは外カメラだけでなく、インカメラでも配信することができます。外カメラとインカメラは、配信中に切り替えることも可能です。カメラは、画面右下の反時計回りの矢印マークをタップするだけで、かんたんに切り替えられます。ただし、インカメラは左右反転した状態で配信されるので、文字や時計などが反転して表示されます。
コメント機能の使い方
インスタライブを開始したら、まず右下にある「ウェーブボタン」で視聴者に挨拶しましょう。インスタライブ中に視聴者は何回でもハートなどのリアクションをすることができますが、ウェーブはユーザーにつき1回しか送ることができません。
また、インスタライブ中にコメント返信するときは、コメントを固定することで、ほかの視聴者から見たときに、どのコメントについて話しているのかがわかりやすくなります。コメントをタップして「コメントを固定する」をタップするだけで固定できるので、試してみてください。
コメントを非表示にするときはライブ配信中に画面下の「…」をタップし、「コメントをオフにする」をタップするだけで、コメントが視聴者に表示されなくなります。
また、特定の視聴者にコメントを管理する権限を与えられる「モデレーター」という機能もあります。モデレーターに指定されると、誹謗中傷のようなネガティブなコメントを報告したり、ライブ配信から外したりといった操作が可能です。モデレーターも画面下の「…」をタップすると表示される、「モデレーターを追加」から設定できます。
質問機能の使い方
インスタライブには質問機能があります。画面下の「?」アイコンをタップすると、視聴者は配信者に質問することができ、配信者は質問を確認することができます。質問はコメント機能と同様に、表示・非表示の設定が可能です。
ライブ配信の終了方法
インスタライブを終了するときは、画面右上の「終了する」をタップします。すると、「ライブ動画を終了しますか?」というメッセージが表示されるので「今すぐ終了」をタップするとライブ配信は終了します。
ライブ配信の視聴を終了するときは、画面右上にある「×」アイコンをタップするか、ほかの画面に切り替えるだけで視聴を終了できます。
インスタライブのアーカイブを残す方法

インスタライブで配信した動画は、アーカイブに残さないと消えてしまいます。アーカイブは、画像や動画、ストーリーズを非公開の状態で保存する機能です。アーカイブに残したライブ配信動画をシェアすることで、ライブ配信を見逃したユーザーや、配信後にアカウントを知ってくれた新規ユーザーが配信動画を視聴できます。
ライブ配信をアーカイブに残すためには、事前にアーカイブを残す設定にしておく必要があります。アーカイブの設定方法は次のとおりです。
1. ライブ配信画面を開きます。(ホーム画面下の「+」アイコン、またはプロフィール画面右上の「+」アイコンから開けます)
2. 右上の歯車アイコンをタップします。

3. 「ライブ」をタップします。

4. 「ライブ動画をアーカイブに保存」をオンにします。

これで、インスタライブ終了後に、アーカイブに動画が保存されます。ただし、アーカイブに保存したライブ配信は30日を過ぎると消えてしまうので、公開するときは早めにアップしましょう。
インスタライブの配信後にやっておきたいこと

インスタライブ配信後はアーカイブに動画を保存したり、保存した動画を公開したりするのも大切ですが、インスタライブを振り返り、参加人数やユーザーからの反応を検証するのが重要です。インスタライブの配信を終了すると、視聴していたユーザーの人数とプロフィールアイコンが表示されます。
まずは、配信を視聴していた人数を記録しておきましょう。また、商品やイベントなどを紹介するライブ配信を行った場合、配信終了後に商品の売り上げがどのように変化したか、イベントの申し込み人数は増えたかなど、ライブ配信による効果を分析するのがおすすめです。
配信の分析内容をもとに、ライブ配信の頻度やタイミングを決定していくと、より効果的なライブ配信ができます。
インスタライブの効果を最大化するには?
事前準備を念入りに行ったり、盛り上がる企画を立てたりすることで、インスタライブの効果を最大化することができます。具体的な方法は、以下を参考にしてみてください。
事前に配信内容を決めておく
いざ「ライブ配信をしてみよう」と思ったときに、迷うのが「配信内容」ではないでしょうか。
ただ好きな内容を配信するのではなく、「自分がお客様の立場に立ったときに、知りたいことは何だろう」「購入の後押しになるポイントはどこだろう」と念頭に置きながら、配信内容を決めるのがおすすめです。
ショップのカテゴリ |
ネットショップでお客様が気になる点 |
おすすめの配信内容 |
配信タイトル例 |
---|---|---|---|
ハンドメイド/アクセサリー |
・実際のサイズ感 |
・商品の着用シーン |
「フラワーピアスを全カラー紹介♪」 |
ファッション/アパレル |
・実際のサイズ感 |
・商品の着用シーン |
「新作入荷のトップス集〜おすすめコーデを丸っと紹介!〜」 |
フード |
・使用されている食材 |
・シズル感のある味のレポート |
「スタッフに聞いた!新商品の試食レポート」 |
インテリア雑貨/アウトドア用品 |
・実際のサイズ感 |
・実際の利用シーン |
「収納雑貨のおすすめ活用方法」 |
インフルエンサーとコラボ配信をする
影響力のあるインフルエンサーとコラボしてインスタライブを実施すれば、コラボ相手のインフルエンサーのファンが配信を見てくれるため、ショップやブランド、商品の認知度アップにつながります。しかし、インフルエンサーとのコラボは多くの場合有償です。また、トラブルにならないよう、事前に契約書を交わし、打ち合わせをした上でライブ配信を行いましょう。
目的ごとの導線づくりを行う
ライブ配信を行うときは、目的に合わせた導線づくりを行うと効果アップが見込めます。たとえば、フォロワーを増やしたいなら、ライブの最初や最後にフォローを呼びかけるのがおすすめです。商品の売り上げアップを目的にしているなら、Instagramのショッピング機能を活用しましょう。
以前はライブ配信中に商品をタグづけできる「ライブショッピング機能」がありましたが、現在は利用できなくなっています。そのため、ライブ配信を見て商品に興味を持ってくれた視聴者を商品ページに誘導するためには、投稿する画像や動画に商品をタグづけできる通常の「ショッピング機能」を活用します。
BASEには「Instagram販売 App」という機能があり、BASEに登録した商品情報を自動で連携して、Instagramの投稿(フィード)に商品をかんたんにタグづけできます。BASEでショップを運営中の方はもちろん、これからネットショップを開設予定の方もぜひ取り入れてみてください。Instagram販売 Appの導入方法は、以下の記事で紹介しています。
まとめ
Instagramのライブ配信機能の使い方と、ショップのアカウントでおすすめの配信内容を紹介しました。
ユーザーがリアルタイムに配信を見ることができなくても、リールにアーカイブを残せるため、「ショップアカウントの資産」として残すことができるのが魅力です。
フィード投稿の画像や動画に商品をタグ付けできる通常の「ショッピング機能」を活用して、ライブ配信を見てくれたユーザーが商品ページに辿りつきやすくなる工夫をするのがおすすめです。
BASEなら「Instagram販売 App」機能を使って、Instagramとショップを連携し、投稿に商品をタグ付けできます。Instagramで投稿を見たユーザーが、商品タグからBASEの商品販売ページをチェックしてもらえます。気になる商品をすぐに購入してもらえるので、売上アップに役立つでしょう。
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