Instagramはプライベートを友達とシェアするツールとしても、企業やショップ、クリエイターなどの宣伝・集客ツールとしても活用されています。
Instagramには投稿の種類がいくつかある中で、もっとも手軽なのが「ストーリーズ」です。
今回は、EC運営者向けにInstagramのストーリーズについて解説します。メインコンテンツであるフィードとの違いや、ストーリーズの投稿方法、参考にしたい活用事例なども紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
BASE Uでは、ほかにもInstagramの運用ノウハウをまとめた記事を公開していますので、あわせて参考にしてください。
▶︎関連記事:売上0→10までガイド STEP6 インスタ運用
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目次
Instagramのストーリーズとは?

「ストーリーズ」とは、通常のフィード投稿(タイムライン)とは別枠で投稿できる機能で、スライドショーのように写真やショート動画をシェアできる機能です。フィード投稿は正方形が主流(保存済みの画像を投稿する場合は縦長・横長も可能)であるのに対して、ストーリーズはスマホの全画面に表示されます。
もしすべての人に公開をしたくない場合は、「親しい友達」という、ストーリーズを見せたい人だけのリストを作ってシェアすることも可能です。投稿できる動画の長さは最大60秒で、60秒以上の動画を録画した場合は複数本の動画として自動で分割される仕組みです。
ストーリーズ以外の投稿方法は3種類あります。それぞれ以下の記事で解説しているため、ぜひご覧ください。
・ライブ配信:リアルタイムでの閲覧を前提した配信。
・フィード:自分がフォローしているアカウントの投稿や広告が表示される場所への投稿。
・リール:最大90秒の短い動画を投稿。
ストーリーズの基本の投稿方法

ストーリーズの投稿方法は、次の3種類です。
1. 画面下の中央にある、「+」アイコンをタップしてストーリーズを投稿する

2. プロフィール画面上の右側にある「+」アイコンをタップしてストーリーズを投稿する

3. ホーム画面上のストーリーズアイコンから投稿する

では、画像や動画の投稿方法や、公開範囲について詳しく解説します。
画像や動画をカメラから撮影して投稿する方法

写真や動画をカメラから撮影して投稿するときは、ストーリーズの投稿画面から「カメラ」を選択します。すると、撮影画面に切り替わるので、フィルターを選択して撮影します。画面下の真ん中にあるアイコン(丸)を1回タップすると静止画の撮影、長押しすると動画の撮影が可能です。
アルバムから画像や動画を投稿する方法

アルバムから画像や動画を選んで投稿したい場合は、ストーリーズの投稿画面に表示されるカメラロールから、投稿したい画像や動画を選択することで投稿できます。画像や動画を選択すると編集画面に切り替わるので、文字やスタンプを入れる装飾を行って、投稿を作成しましょう。
親しい友達のみにストーリーを公開する方法
親しい友達のみにストーリーを公開する方法は、次の2つです。
1. ホーム画面右上のメニューアイコン「三」をタップし、「コンテンツの公開範囲」から「親しい友達」をタップ。ストーリーズを公開したい親しい友達を設定しておくと、ストーリーズの投稿画面で「親しい友達」を選択したときに、設定した友達のみに公開することができます。

2. 親しい友達の設定は、ストーリーズの投稿画面でも設定することができます。投稿編集画面下の「親しい友達」をタップすると、選択画面が開くので、投稿を公開したい親しい友達を選択してシェアします。

ストーリーズで取り入れたい機能
ストーリーズは画像や動画を編集して投稿できるだけではありません。
スタンプ

ストーリーズで画像や動画を編集する際に、画面上部にある顔のアイコンをタップすると、スタンプを付けることができます。よく使われるスタンプは次のとおりです。
- 質問:フォロワーに質問を募ったり、質問を投げかけたりできる
- リンク:公式サイトやブログ、ショップなどのリンクを貼って誘導できる
- メンション:特定のユーザーの話題を投稿するときや、特定のユーザーに投稿を見てもらいたいときに使用する。リポストするときにも使われることが多い。
リポスト

ほかのユーザーのフィード投稿やストーリーズ投稿を引用して再投稿することをリポストといいます。自分のアカウントをメンションされた投稿や、紹介したい投稿を引用してリポストするのが一般的です。ショップを運営している場合、ショップアカウントのメンション付きの口コミが書かれたストーリーズ投稿をリポストすることで、口コミを投稿してくれたユーザーに感謝の気持ちなどを伝えられるほか、ほかのユーザーに口コミを見てもらえます。
ハイライト

ハイライト機能とは、ストーリーズの表示期限である24時間を超えても、プロフィール画面に表示する機能です。関連する過去のストーリーズ投稿をカテゴリごとにまとめられるので、はじめてプロフィール画面を訪問したユーザーに、アカウントの魅力や過去の役立つ情報を見てもらえるというメリットがあります。ホーム画面右上のメニューバーからアーカイブをタップすると、ハイライトとして残したい過去のストーリーズを選択できます。
「フィード」と「ストーリーズ」の賢い使い分け方
フィードとストーリーズの投稿は、適している画像が「正方形か長方形か」だけではなく、キャプションや投稿の中身を使いわけて工夫することがおすすめです。
フィードはハッシュタグからの流入を見込めるため、ハッシュタグを効果的につけてみましょう。
「時代は『ググる』から『タグる』へ」(※1)と言われているくらい、検索キーワードとして使われているハッシュタグ。
「ハッシュタグページの投稿件数が多すぎると投稿が埋もれてしまい、少なすぎると検索されにくいため、中間の件数のものを付けるのがおすすめ」とも言われていますが、「つけたハッシュタグに映える投稿になっているか」を意識してみましょう。適したハッシュタグを付けることにより、自分のショップのファンになってくれそうなユーザーを見つけやすくなりますよ。
対して、ストーリーズはブランドを身近に感じるようなコンテンツを心がけることがおすすめです。
セールの情報や、商品の発売日の紹介、シーズンのイベントなど「その日だから」という限定感を持たせることで、よりファンの心をつかみやすくなります。
また、長方形をめいっぱい活かせるような画像や動画を使うことで、ショップや商品の魅力が伝わりやすくなりますよ。
※1 「シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~/天野 彬 著」より
「ブランド」を意識したInstagramのストーリーズ運用とは
Instagramは画像で「ブランドを伝達する場」として使うことができます。
同じ商品を紹介するにしても、角度や撮り方によって「世界観」「パッケージ」「使い方」「効果」など、幅広い情報を伝えることができます。

左:「世界観」を意識した写真
右:「使い方」を意識した写真
アカウントの方向性に迷ったときは、自分のショップを人にたとえて考えるのもおすすめです。
あなたのショップは「面白い人」「真面目な人」「信頼できる秀才タイプ」「キュートな人」など、どんなタイプに当てはまりますか?
どんなタイプなのかを決めておくと、投稿画像やキャプションの文章に迷ったさい、ブランドの見せ方がブレることがなく、軸をしっかり持ったアカウントになりそうです。
また、ストーリーズはお客様とコミュニケーションが取れる大切な場所です。フィード投稿よりも気軽に情報発信ができるので、ショップのこだわりや商品ができるまでのストーリーなど、お客様に知ってほしい内容を投稿すると、ファンになってもらえる可能性が高まります。商品を購入してくれたお客様が自分のショップをメンションして投稿したときは、リポストして感謝を伝えると、信頼関係を構築しやすくなります。
Instagramのストーリーズ活用事例
Instagramのストーリーズをさまざまな方法で活用して、成功しているショップはたくさんあります。今回は、BASEのショップのなかから、Instagramのストーリーズ投稿を工夫して成功している例を紹介します。
だいし屋さん|お客様の声をハイライトでまとめて分かりやすく

アクセサリーの台紙や値札、ギフトボックスなどの販売を行っている「だいし屋さん」は、BASEでショップを開設し、Instagramと連携させることによって、全国各地から商品を購入してくださるお客様が増えたそうです。
お客様とのコミュニケーションを大切にしているだいし屋さんのInstagramでは、お客様のレビューをリポストし、「お客様の声」としてハイライトでまとめています。購入したお客様とコミュニケーションが取れるほか、ハイライトでまとめていることによって、初めてプロフィール画面を訪問した人には、口コミとして参考にしてもらえます。
「じつは、EC専用の商品なんて必要なかった」 リアルでモノが売れない時代、ものづくり企業が「BASE」で成長できた理由。
Print creative|ラインナップやコーディネートを多数紹介して分かりやすく

天然貝のキラキラ螺鈿アート雑貨の制作、販売を行っている「Print creative」は、アーティスティックな美しい商品のこだわりや使い方が伝わるストーリーズ投稿を多数行っています。
また、細かくカテゴリ分けしてハイライトに残すなど、初めてプロフィール画面を訪れた人が求める情報を整理して見せているのが大きな魅力です。BASEの機能を活用したり、ポップアップストアを出店したりなど、さまざまな角度からお客様にアプローチしてショップ運営を成功させています。
【オーナーズインタビュー/天然貝のキラキラ螺鈿アート雑貨 Print creative 】オススメBASE Apps活用術
インスタ ストーリーズに関するよくある質問
Instagramのストーリーズに関するよくある質問を集めてみました。ぜひ参考にして、疑問や不安を解決してみてください。
インスタのストーリーズを見る方法は?

Instagramのストーリーズは、フォローしているアカウントであればホーム画面から閲覧できます。上部のアイコンをタップし、投稿をチェックしてみてください。24時間以内にストーリーズを投稿しているアカウントのアイコンは、Instagramのグラデーションカラーの枠がついています。フィード投稿でもグラデーションカラーのアイコンをタップすれば、そのアカウントのストーリーズを閲覧できます。
ストーリーズの閲覧はバレる?足跡や既読の仕組みは?
ストーリーズを閲覧すると、閲覧者として履歴が残ります。いわゆる足跡がついた状態です。ストーリーズの投稿者は閲覧者を確認できます。ただし、何回閲覧したかをカウントすることはできません。また、48時間以上経過すると、閲覧者リストと再生数は表示されなくなります。
インスタのストーリーズにURLリンクを貼る方法は?

Instagramのストーリーズにリンクを貼るときは、ストーリーズの編集画面上部の顔アイコンをタップします。するとスタンプがたくさん表示されるので、「リンク」をタップします。リンク先のURLとスタンプテキストを入力して、「完了」をタップすると、リンクのスタンプがストーリーズ投稿に表示されます。通常のスタンプ同様に、画像や動画内の好きな位置に配置してみてください。
まとめ
Instagramのストーリーズは、リアルタイムで情報を発信できるのが魅力です。また、フォロワーとコミュニケーションが取れる大切なスペースでもあります。今回紹介したストーリーズのコツを取り入れながら、Instagramの運用方法をマスターしていきましょう。
ネットショップ作成サービスの「BASE」なら、Instagramとショップを連携して投稿に商品をタグ付けできます。商品タグをタップすると商品名や価格、BASEの販売ページへのリンクなどが表示されるため、投稿を見て商品が気になったユーザーをショップに誘導できます。商品タグはストーリーズにも付けられるため、ストーリーズを活用したネットショップへの集客も可能です。
初期費用無料で開設できるので、ぜひ「BASE」で収益化に挑戦してみてください。
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
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