集客する以前に効果測定を検証する環境を用意しましょう
今や猫も杓子もInstagram。テレビや雑誌を見ても「インスタ映え」という言葉をよく耳にします。そしてネットショップ運営においてもInstagramを活用したプロモーションや集客が盛んで、BASEでもInstagram運用に長けたショップが散見されます。
しかし、だからといって皆が皆、Instagramでの集客に成功するわけでありませんし、そもそもInstagramがショップに寄与しているかどうか効果検証する環境を準備してからでないと、虚空に向かって叫んでいるようなものです。
フォロワー数やいいね数だけがInstagramの指標だと思っていませんか?
もっと詳細に分析するために今すぐ、Instagramをプロアカウントに変更しましょう。
プロアカウントとは?
皆さんは普段、Instagramを使っていて上図のようにプロフィール欄の下部に「メールアドレス」や「電話する」、「道順」など通常だと無いリンクが付いている不思議なアカウントを見たことはありませんか?
このリンクが設定されているものがプロアカウントで、これは皆さんも簡単に設定することができます。
プロアカウントの設定方法
※2020.2.4 修正
- Instagramアプリを起動して、右上の「メニュー」をタップして「設定」>「アカウント」>「プロアカウントに切り替える」の順にタップします。
- プロアカウントには「クリエイター」と「ビジネス」の2種類ありますので、該当する方の「次へ」を選択します。
- 「クリエイター」の場合は上記の画面が表示されるので、該当するカテゴリを選択してください。
- 「次へ」をタップしていくと、どちらの場合もFacebookとのリンク画面に遷移します(Facebookページを複数管理している場合は紐づけたいページを指定してください)。
※Instagramのプロアカウント設定にはFacebookページが必須です。Facebookページの作成方法は本項では割愛します。
入力が完了すればプロアカウント設定は完了です。
※ここに入力した情報が前述したInstagramのプロフィール欄の下部に表示されます。
Instagramをプロアカウントに変更すると何ができるのか?
- 実店舗もあるのであればプロフィール欄からお店までの道順をナビゲートすることもできますし、ダイレクトメッセージのやり取りだと煩雑になってしまう場合はメールや電話に誘導することもできます。
- プロフィールページ右上の棒グラフのマークをタップするとインサイト(Instagramのアクセス解析)が表示されるようになります。
インサイトでは下記のような項目のデータ分析が行えるようになります。
- プロフィールへのアクセス(プロフィールの閲覧数(ビュー数))
- リーチ(あなたの投稿を見たユニークなアカウント数)
- インプレッション数(あなたのすべての投稿が表示された合計回数)
- フォロワー(性別、年齢、位置情報、平均滞在時間)
- 上記インサイトの画面下部より広告を出稿することも可能となります。専用のバナー等を新たに用意することなく、これまでに投稿した写真を広告として出稿することができ、一般のInstagramではできなかった投稿にリンクボタンを埋め込むといったことが可能になるのが大きな特徴です。
ショップのURLをリンクしているプロフィールへのアクセスを促すタイプのものもあれば、購入ボタンを設置し商品ページにリンクできるタイプのものあります。
事前に推定クリック数や推定リーチ数などもわかり低予算で出稿できるが魅力的です。
通常運用するにしても広告を出稿するにしても、必死にInstagramに投稿してもショップの売上がなかなか伸びない場合、そもそもショップのURLをリンクしているプロフィール欄があまり見られていないのかもしれません。
インプレッション数は多いのにいいねが増えいないのであれば、写真が魅力的ではないのかもしれません。
リーチといいねしか増えないのであれば義理フォロワーが多いのかもしれない、商材やブランドのターゲットと著しく異なる性別や年齢に見られているのであれば#タグの選定を見誤っているのかもしれない……など。
仮説→実行→検証しながらInstagramを運用にするにあたっては必須の設定と言えますので、まだ設定されていない方はまずは集客前にプロアカウントに設定してください。
\Instagram運用のコツはこちら/
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