BASEを活用している注目のショップオーナーたちにブランド作りの秘訣を聞く、オーナーズインタビュー。
今回はキラキラ螺鈿アート雑貨 Print creativeのハンドメイド作家の上本ミナさんにオススメのBASE Apps活用術についてお聞きしました。
目次
ハンドメイド作家になった経緯
実は建築学科出身なのですが、建築の世界が分業制なのに対して、私には一から十まで自分自身でものづくりに携わりたいという気持ちが強くありました。そこで両親が経営している会社の技術を用いて何かできないかと考えた時にたどり着いたのが螺鈿アートです。
BASEを使い始めた理由
今でこそポップアップイベントに出店する機会が多いのですが、ブランド立ち上げ当初はオンライン販売からのスタートでした。
最初はいわゆるハンドメイドマーケットへの出店から始めました。それぞれのメリットやデメリット、特性などを見極めるため複数のハンドメイドマーケットに同時に出店してみて、最終的には2つのハンドメイドマーケットのみに絞って出店しています。
ですが、ショッピングモールのようなサービスではなく自社サイトを兼ねた自分だけのオンラインショップも運営したいと考え、BASEを利用することにしました。BASEのようなサービスは他にもいくつかありますが、私はコスト面や運営のしやすさを考慮してBASEにしました。
デザインマーケットと独自ドメインとHTML編集でブランディング
BASEでは利用開始時からデザインマーケットとHTML編集 Appを使って、見栄えの良いショップデザインを演出すると同時に、独自ドメイン Appも使ってより自社サイトらしさがでるように意識しました。
独自ドメインを適用した状態でBlog Appを使ってもちゃんと同じドメイン下でブログが設置できるのが良いですね。ブログだけが他所のサービスだと遷移した時の印象が異なったり、管理するのも手間なので。
Appを活用することで売上げアップ
デザイン系のオプション以外にもフル活用することで売上げアップに繋がるAppsが豊富なのも良いと思います。
▼螺鈿アートのハンドメイド作家 上本ミナさんオススメBASE App活用術
・カテゴリ管理 Appとラベル Appとより任意の商品を分かりやすく
任意の商品を目立たせるためにラベル Appは効果的ですが、私はそれに加えてカテゴリ管理 Appでラベル名とほぼ同じ内容のカテゴリを用意しています。
ラベルとカテゴリに統一性を持たせることによってカテゴリから「新作・おすすめ」「人気アイテム」などを選択した場合、掲載商品がより際立ちします。
・送料詳細設定 Appの送料無料設定でアップセル
送料詳細設定 Appの「◯◯円以上のご注文で送料が無料になります。」という送料無料設定を使うことによって、送料を無料にしたいと考えるお客様が複数の商品を買ってくださった結果、購入単価がアップする現象「アップセル」が期待できます。
・メッセージ Appでお客様をケアすることによって購入率アップ
BASEに標準で付いているコンタクトフォームからのお客様対応でも構わないのですが、できればメッセージ Appをインストールすることもオススメです。
メッセンジャーライクに接客しやすいですし、なによりメディアやSNSで自身のブランドが話題になった際、瞬間風速的にネットショップにアクセスしてくださった複数のお客様からの質問にも対応しやすく、レスポンスが速ければ速いほど購入に繋がっている印象があります。
・ポップアップイベントの来場者をクーポン Appでネットショップに送客
SNSからネットショップへの送客だけではなく、ポップアップイベントなどの催事に出店する場合は、来場者にクーポン Appで発行したクーポン券をお配りし、ネットショップに送客するのも非常に効果的です。その場では購入に至らなくても、後日購入に繋がるケースは多々あるので、せっかくポップアップイベントに出店するのですからチャンスは最大化しておいたほうがいいですね。
また逆にイベント会場からBASEライブを配信して、ネットのお客様にリアルイベントを実施していることをお伝えするのもありだと思います。
※「BASEライブ」は2020年3月31日をもってサービスの提供を終了いたしました。詳しくはこちらをご確認ください。
最後に
今回はオススメのBASE Apps活用術についてお話をお聞きしまたが、上本ミナさんはこう語ります。
『未来のためにやらなきゃいけないことができてないのはいけないこと』
上本ミナさんの夢は「私がいなくてもブランドとしての事業が成立すること」「売上を上げ続けて経済に貢献すること」だそうです。そのためには、絶えずステップアップし続けていけるよう、コツコツと試行錯誤を繰り返し、どう壁を乗り越えていくか日々考えることが大切で「私がお客さんだったらどう思うか?」と自問自答しながらネットショップ運営することが大切だと話していたのが印象的でした。