Instagramで役立つ情報や好みの投稿を探すのに便利なのが、ハッシュタグです。投稿時にはハッシュタグを効果的に使うことで多くの人に見てもらえますが、ただ闇雲にハッシュタグを付けてもあまり効果は期待できません。
とくに企業やショップ、クリエイターなどが宣伝・集客する際や、アフィリエイト投稿をする際は、ハッシュタグの選び方が重要です。
この記事では、Instagramのハッシュタグについて解説します。ハッシュタグの付け方や、ハッシュタグの効果を高めるコツ、参考にしたい実例などを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
BASE Uでは、ほかにもInstagramの運用ノウハウをまとめた記事を公開していますので、あわせて参考にしてください。
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目次
Instagramのハッシュタグとは?

「ハッシュタグ」とは、さまざまな情報をキーワードでカテゴライズし、検索しやすくするために付けるタグのことです。ハッシュタグは30個まで付けることができます。
Instagramの投稿にハッシュタグを付けることで、投稿が検索表示されやすくなります。
Instagramにはハッシュタグをフォローする機能もあります。関心のあるハッシュタグをフォローしておけば、そのハッシュタグ付きの投稿がフィードに表示されます。関心のあるキーワードについてかんたんに情報収集できるのが特徴です。
Instagramでハッシュタグを活用すべき理由

Instagramのホーム画面を開くと、画面下に虫眼鏡アイコンがあります。この「発見タブ」を開くと、自分の過去のアクションや興味、関心をもとに、Instagram側がおすすめする投稿が表示されます。

発見タブのおすすめ投稿には、ハッシュタグが活用されています。Instagram側はハッシュタグをもとに投稿のジャンルを認識し、興味がありそうなユーザーのもとに表示します。つまり、ハッシュタグを付けることで投稿を見つけてもらいやすくなるのです。
ハッシュタグを活用すべき理由について、さらに理解を深めていきましょう。
「ググる」よりも「タグる」ショッピングをするユーザーが増えている
何か欲しいものがあるとき、従来はGoogleなどの検索エンジンにキーワードを入力し、「ググる」のが一般的でした。しかし、最近ではInstagramの検索画面でキーワードを入力して、ハッシュタグを検索する(=タグる)ことでショッピングを楽しむユーザーが増えています。
実際に、15歳以上60歳未満の男女を対象に実施した「Web検索サービスに関するアンケート調査」によると、よく使う検索サービスのなかでも、Googleなどの検索エンジンやYouTubeに次いでInstagramがラインクインしています。
引用元:2024年3月 Web検索サービスの利用に関する調査|株式会社GO TO MARKET
また、2022年に実施された20~69歳までの男女を対象にした「SNSでの商品購入に関する調査」によると、SNSで商品を購入する頻度が高い人が使っているSNSは、Instagramが1位という結果です。
さらに同調査では、「購入した商品をSNSで見る前から買う予定であったか」という質問に、Instagramをきっかけに商品を購入した経験のある人のうち75.9%が「購入の予定はなかった」と回答しました。なかでも、商品の使用シーンがよくわかる商品の紹介動画が、購入のきっかけになることが多いようです。
このように、Instagramの発見タブからの検索やおすすめ表示された投稿がきっかけで商品を購入する人は増えていることがわかります。
アルゴリズムにアカウントのジャンルを認識させるため
Instagramは、ユーザーのアクションや興味・関心をもとにおすすめの投稿を表示しており、この仕組みをアルゴリズムといいます。
たとえば、カフェのInstagramアカウントが「#カフェ」というハッシュタグを毎回付けて投稿すれば、Instagramのアルゴリズムは「このアカウントはカフェのアカウント」と認識し、カフェが好きなユーザーに投稿をおすすめします。反対にカフェのアカウントなのに、「#雑貨」「#お店」といった曖昧なハッシュタグを付けていると、インスタグラムのアルゴリズムは雑貨店のアカウントだと認識してしまい、カフェが好きなユーザーに投稿をおすすめしてもらえません。
ハッシュタグは、アルゴリズムにアカウントのジャンルを正しく認識してもらうためにも、重要な役割を果たしています。
ブランドを認知していないユーザーに口コミとして参考にしてもらえる
買い物した商品の画像や、訪れたお店の動画を載せて投稿するとき、多くのユーザーはブランド名や商品名、店名のハッシュタグを付けて投稿します。投稿を見たユーザーが「どこのお店だろう?」「なんていうブランドの商品だろう?」と興味を持ってハッシュタグをタップすれば、ブランドや商品を認知できるほか、リアルな口コミとして参考にしてくれます。
Instagramのハッシュタグの付け方

ハッシュタグの付け方は、フィード投稿画面のキャプション部分に「#〇〇」のように半角文字の#(シャープ)のあとにキーワードを追加するだけ。
すると、#以下のテキストが青文字で表示され、ハッシュタグ化されます。ハッシュタグをタップすると、同様のハッシュタグが付与された投稿の一覧を見ることができます。
注意点としては、ハッシュタグは「完全一致」の結果のみ表示されることです。
つまり、ユーザーが「#ネットショップ」と検索した場合に、「#ネットショップ開きたい」というハッシュタグがついた投稿はユーザーの検索結果には表示されません。
似た意味を持つハッシュタグでもテキストが異なれば区別されるため、似たような内容でも必要に応じて入れておくとよいでしょう。
ジャンル別のおすすめハッシュタグ

「Instagramのハッシュタグが重要なことはわかったけど、どんなハッシュタグを付けたらいい?」と思う人もいるでしょう。ここからはジャンル別のおすすめハッシュタグを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ファッション・コスメ系ハッシュタグ
ファッション・コスメ系のハッシュタグは、見た目やアイテムに関するキーワードが使われる傾向にあります。ファッションならコーディネート、コスメならコスメのジャンルやトレンドメイクに関するキーワードです。おすすめのハッシュタグは以下のとおりです。
- #お洒落さんと繋がりたい
- #おしゃれさんと繋がりたい
- #おしゃれ
- #今日のコーデ
- #outfitoftheday.
- #ootd
- #古着
- #ママコーデ
- #花嫁コーデ
- #韓国コスメ
- #プチプラコスメ
- #デパコス
- #コスメレポ
ライフスタイル系ハッシュタグ
ライフスタイル系ハッシュタグは、趣味や日常生活に関連するハッシュタグです。体験した出来事や生活の様子が伝わるハッシュタグが多いのが特徴です。
- #おうちごはん
- #自宅カフェ
- #女子旅
- #宅飲み
- #ていねいな暮らし
- #韓国旅行
- #古民家カフェ
- #子連れレストラン
- #おひとりさま
- #ペットのいる暮らし
- #いぬすたぐらむ
- #ワーママライフ
商品紹介系ハッシュタグ
商品紹介系ハッシュタグは、「#シャンプー」や「#スニーカー」など、商品名やアイテム名をそのまま使用したハッシュタグのことです。商品紹介系ハッシュタグは投稿数が多いため、商品のメリットや特徴を補足するハッシュタグと合わせて活用することで、より見つけてもらいやすくなります。商品紹介系ハッシュタグと一緒に使いたいハッシュタグは、以下を参考にしてみてください。
- #時短家電
- #最新ガジェット
- #タイパ
- #handmade
- #お取り寄せグルメ
- #インテリア雑貨
- #BOGO ※Buy one Get one free、2点購入で2点目無料の意味
効果的なハッシュタグの選び方

Instagramでのマーケティングに不可欠なハッシュタグですが、どのように選べばいいのでしょうか?
ハッシュタグでユーザーに投稿を見つけてもらい「いいね」や「フォロー」をしてもらうことで、「発見」タブに掲載されやすくなり、フォロワーの増加につながります。
しかしハッシュタグには1投稿あたり最大30個という制限があります。さらに、検索エンジンのアンド検索のように、複数のハッシュタグを同時に検索できないことも特徴です。また、ハッシュタグで検索したときに表示されるのは、完全一致するハッシュタグを含む投稿のみです。たとえば、「#料理レシピ」と検索した際、「#レシピ」というハッシュタグがついているだけでは、その投稿は表示されません。
つまり、戦略的にハッシュタグを考えて付けないと、最終的な目的である「フォロワー」の獲得や集客に結びつかないのです。
ここから解説するポイントを意識してハッシュタグを考えてみてください。
ポイント1. ターゲットが検索しそうなハッシュタグを使用する
ハッシュタグを付けることの目的は、商品やブランドの認知拡大やフォロワーの獲得にあります。
そのため、商品やブランドのターゲットとなるユーザーに見てもらえなければ、どれだけハッシュタグから流入があっても意味がありません。
たとえば、旅行好きの人を集めたい場合は次のどちらのハッシュタグが適切でしょうか?
「#旅行行きたい」と「#インドア生活」
少し極端ですが、「#旅行行きたい」のハッシュタグを検索している人の方が「旅行好き」である可能性は高いですよね。
このようにターゲットが検索しそうなハッシュタグを使用することが絶対条件となります。
ポイント2. 投稿と関係のないハッシュタグは使用しない
Instagramでは、誰でも好きなハッシュタグを付けて投稿することができますが、関係ないハッシュタグを付けるのはInstagramのアルゴリズム上悪影響となる可能性があります。
たとえば投稿内容が「ネットショップの運営方法」であるにも関わらず、付けているタグが「#旅行行きたい」だと、Instagramのアルゴリズムから「旅行の記録に関する投稿」だと認識されてしまいます。
また、「#旅行行きたい」で検索したユーザーが投稿を目にしたとしても、いいね!や保存などを行う可能性は低いでしょう。それどころか、ニーズに合わない投稿としてユーザーにマイナスの印象を与えます。
ポイント3. 該当のハッシュタグが付けられた投稿数を見る
ハッシュタグを選ぶさいに重要なのが、そのハッシュタグに関連づけられている投稿の数です。
たとえば下記のように「器」と「器のある暮らし」では投稿数が100倍ほど変わってきます。


何となく投稿数が多いハッシュタグを付ければいいと考えがちですが、そうではありません。投稿数が多い=競合が多いということだからです。
あなたのアカウントがフォロワーを何万と抱えるアカウントであれば、そういったハッシュタグでも上位に表示されるかもしれませんが、そうでない場合は、競合の多いハッシュタグをつけて投稿したところで、検索されても上位に表示されず見てもらえない可能性があります。
そのため、少なすぎず多すぎない投稿数のハッシュタグを選ぶことをおすすめします。
目安で言えば1,000以上10万未満くらいのハッシュタグが、狙うにはちょうどいいとされるボリュームです。

反対に投稿件数が数10件や数100件と、あまりにも少ないと、そのハッシュタグの検索需要自体が少ないと考えられます。多くの流入は期待できないため、注意してください。
ハッシュタグの投稿数は、上の画像のように検索すると見られるようになっているので、確認してみましょう。
ポイント4.キーワードの粒度
ハッシュタグを考えるさいには、粒度(どれくらい具体的な言葉か?)も考慮するとよいです。その時の考え方が「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」という3種類のワードの考え方です。
たとえば、カフェについての情報を検索したい場合、「カフェ」がビッグワード、「東京カフェ」がミドルワード、「〇〇カフェ(店舗名)」がスモールワードとなります。
ビッグワードはたくさんの人が使用しているタグですが、競争率が高いので投稿が流れていきやすく、多くの人の目に止まらない可能性があります。
また、ただ漠然と「カフェ」のタグを付けても、東京のカフェを探している人が検索した時に投稿を目にすることは少ないでしょう。
投稿するときは、ハッシュタグが「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」の順番になるように、組み合わせて活用するのがおすすめです。「どれがミドルワード?スモールワード?」「どんな順番で付けたらいいかわからない」という方は、SINIS(サイニス)やMoribus(モリバス)のようなハッシュタグ分析ツールなどを活用して、競合のアカウントがどんなハッシュタグで反応を得ているのか分析するのも一つの方法です。
ポイント5:フォロワーの調査
新規フォロワーを獲得するためには、既存のフォロワーがどのようなキーワードに関心を持っているかを知るのも有効です。
とくにアクティブなフォロワーがふだん使用しているハッシュタグを取り入れてみるのもいいでしょう。
ポイント6:競合他社の調査
競合他社がどのようなハッシュタグを使用しているのか分析調査するのもおすすめです。
調査していくと、競合アカウントが共通で入れているハッシュタグもあれば、珍しいハッシュタグも見つかります。
たとえばおすすめのレイングッズを紹介する投稿では、「#防水グッズ」「#雨の日」などの競合他社が共通して使用しているハッシュタグにくわえて、レイングッズのギフトとしての相性を見込んで「#プレゼント」も付けられています。

競合アカウントが使うハッシュタグの傾向を参考にしながら、自分のアカウントで活用するハッシュタグの方向性を決めていきましょう。
ポイント7:関連ハッシュタグの調査
Instagramの検索バーから、関連するハッシュタグを調べることができます。
#(ハッシュ)をつけずに気になるキーワードを入れて検索すると、キーワードに関連するハッシュタグがずらっと表示されます。
それらのハッシュタグをクリックして、どのような投稿がされているのかを調べてみましょう。該当のハッシュタグが付けられた投稿が、自分の投稿とも親和性が高そうであれば、そのハッシュタグを付けて投稿してみるのもいいと思います。
ポイント8:ハッシュタグ検索ツールの活用
ハッシュタグは自分で1から考えるのではなく、よく使用されているハッシュタグの中から選択していく方が効率的です。
そこでおすすめしたいのが、人気のハッシュタグを検索できるサポートツール。ほとんどのツールが無料で利用できるため、使ってみない手はありません。
とくにおすすめなのが、キーワードを入力するだけで関連するハッシュタグ候補を選んでくれる「ハシュレコ」です。ぜひ使ってみてください。
とはいえ、人気のキーワードを選んだとしても、それがあなたのターゲットやアカウントにとって関係がなければ何の意味もありません。ハッシュタグ検索ツールが提案したハッシュタグは、あくまで候補の一つとして認識してください。
ポイント9:ハッシュタグを10個ほど選定
Instagramでは、一つの投稿に最大30個までのハッシュタグを付けることができます。「できるだけ多くのユーザーへアピールするためには、多くのハッシュタグを付けると効果的なのでは」と思うかもしれません。
しかし、ハッシュタグの数は多ければ多いほど良いというわけではありません。統一感のあるハッシュタグのみをつけることで、Instagramのアルゴリズムに投稿やアカウントの内容を適切に認識してもらえます。
統一感を持たせるための、1投稿あたりの適切なハッシュタグの数は10個程度が目安です。
ポイント10:人気の投稿を真似してみる
何よりも確実で有益なのは、ハッシュタグ検索で上位表示されているアカウントのハッシュタグの付け方を研究して真似してみることです。
その際、上位表示されているアカウントの今の投稿だけでなく、過去の投稿も見てみましょう。
現在上位表示されているアカウントも、以前はフォロワーが少なくいいねもなかなか付かない状況だったはずです。
そういったアカウントが、どのようなハッシュタグを付けて露出を増やしてきたのかを研究することで、アカウントを大きくするコツが見えてきます。
ただし、Instagramのアルゴリズムは常に変わり続けているので、過去有効だったものが今有効であるかどうかは分かりません。
常に「アルゴリズムはこう判断してるんじゃないか?」という仮説を持って、色々な投稿を見てみることで攻略の糸口が見えてくるはずです。
なおハッシュタグの活用については下記の記事も参考にしてみてください。
ポイント11:人気のハッシュタグを知るのは意味がない
人気のハッシュタグを知ることはそんなに意味がありません。というのも、人気のハッシュタグというのは投稿が多すぎてそもそも表示されないからです。
たとえばTOP-Hashtagsというサイトで人気のタグを見つけることができますが、2021年3月現在で人気TOP10は以下のようなタグになっています。
#愛 |
#instagood |
#ファッション |
#その日の写真 |
#綺麗な |
#アート |
#photography |
#ハッピー |
#picoftheday |
#可愛い |
投稿数が多いハッシュタグは競争が激しいため、投稿数が1,000以上10万未満のハッシュタグを選定すると良いです。上記のTOP10にラインナップされているハッシュタグの投稿数はすべて数百万を超えています。
つまり検索しても、より多くのフォロワーを抱えるアカウントの投稿が優先的に表示されてしまう可能性が高いハッシュタグです。人気のハッシュタグを取り入れても、フォロワーやリーチ数アップにはつながりにくいため、使用を避けましょう。
ハッシュタグをもっと活用する!効果的な活用法

ここまで解説してきたように、ハッシュタグはポイントを押さえて運用することが成果につながります。
ただ、ここまでお伝えしてきたのはあくまで基本的な選び方にすぎません。ハッシュタグというのはもっともっと奥が深く、さまざまな活用方法があるのです。
最後に、そんなハッシュタグの活用方法についてもお伝えしますので、余力があればチャレンジしてみてください。
コミュニティのハッシュタグを活用する
Instagramでは、特定のテーマに関心ある人たちがつながりやすい、コミュニティのハッシュタグを使用すると効果的です。
たとえば、フィード投稿で「#〇〇好きと繋がりたい」「#〇〇部」などのタグを見たことはないでしょうか。
これらのハッシュタグを付けているユーザーは、積極的にコミュニケーションを図りたい、と考えている人が多いのが特徴です。
自分の販売している商品やサービスと、関連のあるコミュニティのハッシュタグを活用してみてはいかがでしょうか。
インフルエンサーのハッシュタグを利用する
ハッシュタグを使用する上で、インフルエンサーの存在は見逃せません。
自社ブランドがターゲットとするユーザーに支持されているインフルエンサーの投稿をチェックし、同じハッシュタグを使うことをおすすめします。
ハッシュタグの投稿一覧をチェックしたユーザーが、インフルエンサーの投稿から自社ブランドの投稿へと流れてくる可能性も期待できます。
ただ単にフォロワー数が多いインフルエンサーではなく、同じターゲットを持つインフルエンサーを探してみましょう。
キャンペーンにハッシュタグを利用する
ブランドや企業などが展開するキャンペーンにも、ハッシュタグを利用することができます。
ハッシュタグを使用したキャンペーンとは、Instagram内で「#〇〇(ブランドや企業が指定した特定のキーワード)」を付けて投稿することで、かんたんにキャンペーンに応募できるという仕組み。
従来のキャンペーンは、ハガキや電話での応募が主で、とても閉鎖的なものでしたが、SNSを利用することで応募ユーザーのフォロワーにもブランド名を認知してもらえます。
このように、キャンペーンハッシュタグを利用することで、ユーザーに宣伝をしてもらえるのです。
ストーリーにもハッシュタグを追加する
写真や動画を投稿して、24時間後に投稿が削除されるストーリー。
気軽に投稿できることから、ストーリーを活用しているユーザーは若年層を中心に増えています。じつは、このストーリーにもハッシュタグを付けられるのを知っていましたか?
通常のフィードに加え、ストーリーにもハッシュタグを付けることで、さらに新たなフォロワーを獲得することが期待できます。
Instagramのハッシュタグの実例

「BASE」のショップが使っているInstagramのハッシュタグを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
キッサ・ティールームス|独自のハッシュタグで差別化

「キッサ・ティールームス」は、「溶けない○○」をテーマに、氷やチョコレートなど「暑さで溶ける」食品やアイテムをモチーフにして商品を展開しています。
その独自の世界観を演出するため、ほかとは被らない「キッサ・ティールームス」独自のハッシュタグを活用しています。独自性のあるハッシュタグは、ハッシュタグ検索したときにブランドや商品の情報が上位に表示されるため、ユーザーが情報収集しやすくなります。ビッグワードと組み合わせて使用しているのも、成功ポイントの一つです。
Sea for me|ハッシュタグでコミュニティを拡大

ハンドメイドのみつろうラップを扱うショップ「Sea for me」のInstagram投稿では、「#エコタワシ」や「#エシカルライフ」といったサスティナブルな取り組みをアピールするハッシュタグをはじめ、「#地球好きな人と繋がりたい」「#海好きな人と繋がりたい」など、コミュニケーションを促すハッシュタグを組み合わせて活用しています。
これにより、ブランドの取り組みや想いがユーザーに伝わりやすいほか、親しみやすい印象を与え、フォローしてもらえるきっかけとなっています。
ハッシュタグをつけても閲覧数やフォロワーが増えないときは?

「Instagramのハッシュタグをつけているのに効果が実感できない」という場合、ハッシュタグの付け方が間違っているかもしれません。また、ハッシュタグだけに頼ると、アカウント運用に行き詰まる可能性もあります。ここからは、ハッシュタグ見直して、Instagramアカウントの運用を成功に導くコツを紹介します。
ハッシュタグを選別し直す
ハッシュタグを活用してフォロワーを増やしたいときは、ユーザーとのコミュニケーションを意識したハッシュタグを選定するのがおすすめです。たとえば、次のようなハッシュタグはハッシュタグだけでユーザーへのコミュニケーションを促すことができます。
- #follow:フォローを促す意味
- #followback、#follow4follow:フォローしてくれたらフォローを返すという意味
- #instagood:「いいね」やフォローを促す意味
投稿に関連するキーワードと組み合わせて使用してみてください。
アカウントの世界観を統一する
Instagramのアルゴリズムは、投稿のハッシュタグをもとにアカウントのジャンルを判断してくれますが、ユーザーはハッシュタグよりも画像や動画、キャプションなどをもとに、アカウントを判断します。
いくらハッシュタグでアカウントのジャンルを統一していても、ユーザーがプロフィールを訪れたときに、まったくテイストの違う画像が並んでいたり、投稿に統一性がなかったりすると、「何のアカウントなんだろう?」「期待していたのと違う」と、フォローする意欲が薄れてしまう可能性があります。
ハッシュタグをしっかり設定するのはもちろん、投稿するコンテンツの統一や、品質の向上を目指すのも、フォロワーを増やすためには大切です。
フォロワーとのコミュニケーションを強化する
Instagramのアルゴリズムは、ユーザーが多くコミュニケーションを取っているアカウントを上位表示する仕組みとなっています。そのため、ユーザーからのフォローや「いいね」、コメントを待つだけでなく、自分から積極的にコミュニケーションを取ることも大切です。
フォロワーとのコミュニケーションは、ストーリーズを活用するのがおすすめです。ストーリーズの質問機能やアンケート機能を使えば、フォロワーとのコミュニケーションを活性化できるほか、ニーズを調査することもできます。
インスタグラム ハッシュタグに関するよくある質問

Instagramのハッシュタグに関するよくある質問を集めました。気になる疑問や不安を解消して、Instagramの投稿をより効果的にブラッシュアップしていきましょう。
ハッシュタグはキャプションにしか付けられない?
ハッシュタグは1つの投稿のキャプションにつき、最大30個付けることができますが、コメント欄にも同様に30個付けることができます。コメント欄にハッシュタグをまとめるメリットは、投稿のキャプション欄をスッキリ見せられる点です。
ただし、Instagramが仕組みについて解説した記事によると、Instagramはアルゴリズムのもっとも重要な要素としてキャプションを挙げているため、とくに意図がないのであれば、キャプションにハッシュタグを記載することをおすすめします。
Instagramのハッシュタグが反映されない理由は?
Instagramのハッシュタグが反映されないときは、ハッシュタグの「#」が全角になっていたり、「#」の前後に不要なスペースが入っていたりする場合があります。
ハッシュタグの記載方法を守っているのに反映されない場合は、不適切なハッシュタグであるか、そのハッシュタグの使用が禁止されている可能性があります。ほかのハッシュタグは反映されているなら、反映されていないハッシュタグを削除または変更してみてください。
まとめ
Instagramを効果的に運用するためには、ハッシュタグが重要な役割を持ちます。ハッシュタグはたくさん付ければいいというわけではなく、アカウントの世界観を明確にし、適切な数やカテゴリのハッシュタグを設定する必要があります。
ハッシュタグ頼りの運用をするのではなく、質の高いコンテンツを制作したり、投稿頻度を増やしたりして運用していきましょう。
Instagramのフォロワー数が増えたら、サブスクリプション機能の活用、オリジナルグッズの販売といった収益化も目指せます。とくにオリジナルグッズをはじめとする商品の販売は、Instagramとの相性もいいため、相乗効果を期待できるでしょう。
無料でネットショップを作成できる「BASE」は、デザインを入稿するだけでTシャツやバッグといったオリジナルグッズを作成できたり、海外通販サイトから顧客に商品を直接発送してもらえたりする「無在庫販売」のサービスとも連携が可能です。
販売する商品がなくてもゼロからネットショップ運営をはじめられるのが「BASE」の魅力でもあります。Instagramで収益化を目指すなら、ぜひ「BASE」を活用してみてください!
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
プログラミングの知識がなくても、プロ並みのショップデザインが実現できる豊富なデザインテンプレートをご用意しています。
さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。
ショップ開設はメールアドレスだけあれば、その他の個人情報やクレジットカードの登録も必要ありません。
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