ネットショップの出店費用や手数料を比較!成功するサービス選びの6つの方法を紹介

2020.10.12(更新:2024.04.09)

ネットショップを開設する方法は様々あり、一概にどれがいいと断言することはできません。

とはいえ、費用やどれくらいの人が使っているのか?という定量的な数値を見たうえで、あなたに合った視点でサービスを選ぶことができれば、成功にぐっと近づきます。

この記事では、ネットショップの開設に必要な費用やそれぞれのサービスにおける出店数、手数料などを比較したうえで、どのサービスを選ぶべきなのか?

その考え方についてもお伝えします。

ネットショップを出店する方法は大きく3つ

そもそもですが、ネットでお店を開くには大きく分けて以下「モール型」「ASP型」「ソフトウェアインストール型」の3つのタイプがあります。

それぞれ異なる特徴があり、どのような事業にフィットするかも変わってくるため、ネットショップを出店するさいは、まずはこの違いを認識しておく必要があります。

 

モール型ネットショップの出店数や手数料を比較

モール型ネットショップとは、<楽天市場>や<Yahoo!ショッピング>といったインターネットショッピングモールにネットショップを出店する方法です。

ショッピングモール型に出店するメリット・デメリットは以下となります。

 メリット

デメリット

 ・モール自体に知名度があり集客力が高い
 ・ユーザーの購買意欲が高い
 ・モールの信頼性が高いので、安心して購買してもらえる

 ・出店費用や販売手数料が高い
 ・利用規約など制限が設けられている
 ・ショップのカスタマイズを自由に行えない

ショッピングモール型の最大のメリットは、集客力が高いことです。

知名度の低いネットショップでも、ユーザーに訪問してもらいやすいです。ただし出店費用や販売手数料が高いことがデメリットといえます。

詳細は各社の公式HPにて確認下さい。

楽天市場(スタンダードプラン)の料金や出店数を比較

2020年5月時点で約49,000店舗が出店しており、楽天市場の利用者数は5,000万人以上(※2020年4月時点)と非常に人気の高いショッピングモールです。

集客力は高いといえますが、かかるコストも高いという側面をもっています。

<楽天市場>の「スタンダードプラン」を利用して出店する場合の出店費用は、初期費用が60,000円で毎月の固定費用が50,000円となっています。(これに加えてシステム利用料なども)

上記の出店料以外にも、お客様とのコミュニケーションを行うツールに月額5,000円(スタンダードプラン)、楽天ペイ利用料金として売上の3.5%(月間決済高100万円までの場合)の費用が毎月かかります。

かなりの売上がないと収益をあげるのが難しいのが実態です。

 初期費用

 60,000円

 月額費用

 50,000円

 システム利用料

 月間売上高の2.0~4.5%

 決済手数料

 2.5~3.4%

 出店数

 約49,000店舗

※数字は2020年11月時点。料金は税別。

サイトを見る

 

<Yahoo!ショッピング>の料金や出店数を比較

<Yahoo!ショッピング>は、初期費用・固定費用ともに無料となっています。

システム手数料も無料のため、楽天市場と比べるとコスト的には出店しやすいショッピングモールです。

ただ出店料以外にも、購入者にストアポイントを付与するための原資負担がストアポイント原資負担として月商の1%以上、キャンペーン原資負担として月商の1.5%かかります。

さらに、アフェリエイト手数料として報酬原資の30%、クレジットカードやモバイル支払などの決済サービスの手数料が決済手段ごとに発生するため、結果的にはかなりの額を支出することになります。

初期費用

無料

月額費用

無料

システム手数料

無料 (売上ロイヤリティ)

決済手数料

決済方法による

出店数

870,000店舗以上

※数字は2020年11月時点。料金は税別。

サイトを見る

 

ASP型ネットショップの出店数や手数料を比較

ASP型ネットショップとは、ネットショップに必要なサービスを提供する事業者へ、利用料を払ってサービスを利用し、ネットショップを出店する形態です。

自社構築しなくても手軽にネットショップの出店ができます。ASP型ネットショップのメリット・デメリットは以下です。

メリット

デメリット

・初期費用や月額費用が安い
・デザインや運営方法の自由度が高い
・商品の価格競争が起きづらい

・モール型と比べて集客力が弱い
・モールに比べてユーザーの心理的ハードルが高い

ASP型ネットショップは、無料で出店できるサービスもあり、モール型と比べて出店に必要な費用を安く抑えることができます。そのため収益率の高いネットショップ運営が可能です。

しかしモール型に比べれば集客力が弱いため、SNSを活用するなど個々人で努力をする必要があります。

続いては、ASP型ネットショップサービスを利用して出店する場合の出店費用を確認していきましょう。

 

BASEの料金や出店数を比較

BASE」は、初期費用・固定費用0円でネットショップを始めることができます。出店費用をできるだけ抑えたいという方におすすめです。

また「BASE」では、さまざまな製造支援サービスと連携しているため、誰でもかんたんに受注販売でショップを始めることができます。

ほかにもモール機能やポップアップショップ出店など集客面でのフォローも行なっているため、集客が不安な初心者の方でも始めやすいサービスです。

月の売上が50万以上でお得になる「グロースプラン」もおすすめ。グロースプランの詳細について、料金面での他社比較は、「BASEのグロースプランとは?お得な利用料やSTORES・Shopify・カラーミーショップとの比較」をご覧ください。

BASEのグロースプランとは?お得な利用料やSTORES・Shopify・カラーミーショップとの比較

初期費用

0円

月額費用

0円

システム利用料

3%

決済手数料

3,3%+40円

出店数

120万ショップ以上

※数字は2020年11月時点。料金は税別。

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<STORES(スタンダードプラン)>の料金や出店数を比較

<STORES>は、初期費用は無料、月額費用2,178円(スタンダードプラン)で自分だけのネットショップをかんたんにデザインできます。

スタンダードプランであれば、<STORES>の全機能を利用できます。無料のデザインテンプレートも多数あるため、デザイン重視の方におすすめです。

初期費用

0円

月額費用

2,178円

システム利用料

なし

決済手数料

3.6%

出店数

80万ショップ以上

※数字は2020年11月時点。

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<MakeShop>(プレミアムショッププラン)の料金や出店数を比較

<MakeShop>は、初期費用・固定費用が発生しますが、どれだけ売れても販売手数料が0円です。(別途決済手数料は必要)

豊富な機能が取り揃えられており独自デザインも可能なので、自由度の高いネットショップの作ることが可能です。

特にデザインテンプレートは170以上あり、他サービスと比べても圧倒的に多くなっています。

初期費用

10,000円

月額費用

10,000円〜

システム利用料

なし

決済手数料

決済方法による

出店数

22,000店舗

※数字は2020年11月時点。料金は税別。

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<カラーミーショップ>の料金や出店数を比較

<カラーミーショップ>は、ショップ運営や集客に役立つ機能が豊富です。

またサポートも手厚いため、ある程度の予算はかけられるが、ネットショップがまったく分からないという方にもおすすめです。

初期費用

3,000円

月額費用

エコノミー 834円
レギュラー 3,000円
ラージ 7,223円

システム手数料

なし

決済手数料

決済方法による

出店数

40,000店舗以上

※数字は2020年11月時点料金は税別。

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<Shopify>の料金や出店数を比較

<Shopify>は、2004年にカナダで創業され、現在では世界175ヶ国で利用されている世界No.1シェアのネットショップ作成サービスです。

ベーシックプランであれば、$29と導入コストも低く、豊富なテンプレートからデザイン性の高いネットショップを作れます。

またShopifyでは、世界中の決済方法や言語をカバーしているため、越境ECにもチャレンジしやすいのが特徴です。

初期費用

0円

月額費用

ベーシック $29(米ドル)
スタンダード $79(米ドル)
プレミアム $299(米ドル)

システム手数料

なし (Shopify ペイメント利用時)

決済手数料

決済手段による

出店数

820,000店舗

※数字は2020年11月時点。料金は税別。

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インストール型ネットショップについて

インストール型のネットショップは、自分で用意したサーバーなどの上に、機能が入ったソフトをインストールすることでネットショップを立ち上げる方法です。

フルスクラッチと呼ばれる、完全オリジナルのネットショップ作成に近い形で作成できるため自由度が高いのが特徴。

一方ですべてを自社のサーバー内に作っていくので、セキュリティ対策やサーバーの保守運用などASP型やモール型では気にする必要がない点もカバーしていく必要があります。

またASP型と同様に自分で集客する必要もあるため、はじめてネットショップを運営する事業者にはハードルが高い作成方法です。

メリット

デメリット

・機能や仕様の自由度が高い
・サーバーやドメインまで全て自由にできる

・集客、セキュリティなど自社で行う必要がある
・決済代行会社を利用する必要がある

 

失敗しないネットショップ出店サービスの選び方と視点を解説

さてここまで各ネットショップサービスの比較をしてきましたが、結局のところどうやってどれを選べばいいのか分からないのではないでしょうか?

そんな場合は下記の6つの視点で考えてみることをおすすめします。

視点1. あなたの商品に合うのはどのような形態か?

あなたのショップはどのような商品をイメージしているでしょうか?

たとえば一点一点こだわり抜いた作品の販売なのか、卸業者から大量に仕入れた商品を大量に捌いていく形態なのか。

一般的にモール型ネットショップよりもASP型ネットショップの方が、ほかにはないオリジナルの製品や世界観を求めるユーザーが多いとされています。

そのため、あなたのショップにしかないこだわりの作品を販売するのであれば、ASP型ネットショップの中から検討していくことが考えられます。

また仮にハンドメイドだけを扱うのであれば、ハンドメイド作品のマーケットプレイスである<minne>や<Creema>などの選択肢も浮かんでくるでしょう。

一方で、確実にマーケットがあるところにOEMなどで製品を展開する場合などは、モール型も相性はよいでしょう。

このように、商品に合わせて販売場所を検討するのも一つのポイントです。

  • 商品特性に合わせて出店先を選ぶ
  • 買う人がいる場所でお店を出す

 

視点2. ビジネスモデルや規模から考える

あなたのショップのビジネスモデルや規模から考えることも重要です。

というのも、モール型ネットショップや一部のASP型ネットショップでは、売れても売れなくても基本的に一定の固定費が発生してきます。

もしあなたのショップが「季節によって変動が大きい」商材を扱っていたり、たまに高額商品が売れるビジネスモデルだったりする場合、一定の固定費がかかるのは無駄が大きくなります。

商品単価が安い場合はどうでしょうか?

この場合は、ほかの商品も含めて大量に売っていくのか、売上規模はそんなに大きくなくていいのかによっても変わってきます。

やはり大量に売りたい場合は、多数のユーザーがいるモール型の方が相性がいい可能性があります。

  • 固定費の有無を慎重に考える必要
  • 月にどれくらいは売るのか。それによって固定費は十分まかなえるのか

 

視点3. ショップの集客力から考える

前述の通りASP型ネットショップは、自分たちで集客する必要があり、そこが1番のハードルです。

逆に言えば、集客さえクリアできるのであれば、手数料も安くブランディングもしやすいため最適です。

「SNSでフォロワーが多く集客できそう」「実店舗がありある程度知名度もあるので大丈夫そう」「広告などマーケティングで集客できそう」「SNS運用などに時間を割けそう」

といった具合に、ある程度集客に対して想定できるのであれば、ASP型ネットショップを1番に検討してみることをおすすめします。

  • ASP型は自分たちで集客する必要がある
  • 集客の目処が立つか否かも重要

 

視点4. 純粋に費用負担で考える

「実店舗を持っていて、とりあえずECサイトも持ちたい」「期間限定でECを持ちたい」など、純粋に固定費をかけたくない場合もあるかと思います。

そういった理由があれば、固定費の安いASP型ネットショップは大変便利な選択肢。

実際に「BASE」では、一時的に販売するためにショップを開設する事業者様も多くいらっしゃるので、ぜひ検討してみてください。

  • 「BASE」なら固定費不要
  • 固定費が不要だと、様々な使い方ができる

 

視点5. 開設のスピードで考える

抜けがちな観点ですが、どれくらいのスピード感でネットショップを立ち上げたいか?というのも忘れてはなりません。

たとえばモール型ネットショップであれば、申請から実際の販売開始まで数ヶ月かかることもあるそうですが、「BASE」の場合は、数時間で開設することも可能です。

実際に、<麺屋武蔵>様では30分でネットショップを作って販売を開始したそうです。

売上激減期の麺屋武蔵を支えたのは、30分で作ったネットショップだった。人気ラーメン店がBASEを選んだ理由とは。

開設までのリードタイムを短くすることができれば、それだけ検証も早くすることができるため、スピード感を持ってやりたい場合にもASP型ネットショップは最適です。

ただし、ASP型ネットショップの中でも、サービスによっては操作がむずかしく、とても数日では立ち上げられない場合もあります。

また立ち上げにさいして、デザインなどもしなければならない場合は、その外注費なども必要になってきます。

「BASE」であれば、デザインさえもスマホでできてしまうので非常にかんたん。その辺りも含めてサービス検討が必要です。

  • 何日でネットショップを立ち上げたいのか
  • どれくらいかんたんに立ち上げたいのか

 

視点6. 運用のしやすさで考える

ネットショップは作って終わりではありません。日々、在庫を登録したり商品を登録したりと様々な作業が発生します。

サービスによっては、そういった登録作業が複雑で、慣れた人しか扱えないということもあります。

特に小規模な事業者の場合は、通常業務の合間を縫ってネットショップの運営をするなども考えられます。

そのため、EC専用の担当者などを置けない場合や運用業務に時間をかけたくない場合は、「BASE」のようにかんたんな操作のネットショップ作成サービスがおすすめ。

実際に「BASE」を使っているショップオーナー様に話を聞くと、ECはおろかパソコン操作自体が苦手な方も多くいらっしゃいます。

  • 運用できる人材はいるのか
  • 自分の運用イメージに近いのはどのサービスか

 

まとめ

以上、モール型ネットショップとASP型ネットショップのそれぞれの代表的なサービスの出店数や出店料を比較してお伝えしました。

ご覧いただいた通り、各社によって料金やプランがまちまちなため、有料のサービスを使用する場合は、入念に料金を確認して利用することをおすすめします。

もし、無料でとにかく早くショップを開設したい!という場合は、「BASE」であれば初期費用も月額費用も0円ですので、安心してご利用ください。

BASE」の特徴については下記のページにくわしく掲載しています。

【170万ショップ突破】無料でネットショップを開設するならBASEがおすすめな11の理由!

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