「好きなことをしながらお金を稼ぎたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
代表的なところで言えば<Youtuber>を思い浮かべる人が多いかと思いますが、実際には他にもたくさんの選択肢があります。
そこでこの記事では、さまざまな趣味の延長にあるマネタイズの方法をご紹介します。もしかすると、あなたの好きなことがお金を稼ぐことにつながるかもしれません。
目次
洋服が好きなら洋服などの仕入れ販売をしよう
洋服が好きで普段からチェックしている人は、仕入れ販売(バイイング)でお金を稼げるかもしれません。
バイイングとは、売れそうな洋服などを見極めて仕入れることです。仕入れ値よりも高い金額で販売すれば、その差額が収入となります。
どれくらいの金額が稼げるかはまちまちですが、効率よく仕入れと販売をこなしていけば月数十万円の収入も夢ではありません。経験を積み、売れ筋の商品を見極められるようになれば収入も増えていくでしょう。
バイイングでは、リアル店舗に足を運んで仕入れる方法とネットから仕入れる方法がありますが、効率的に稼ぎやすいのは後者です。とくに、<タオバオ>や<アリババ>などの中国輸入では掘り出し物がみつかりやすいとされています。
「BASE(ベイス)」では洋服の仕入れから販売までがかんたんにおこなえます。<タオバオ>の買付代行をおこなうサービス<タオバオ新幹線>と連携すれば、あなたのネットショップを通してタオバオの商品を直接顧客へと送れます。
ただしネットでの仕入れは、競合と商品が被ってしまう可能性があるため、実店舗や海外市場など含めて多角的に仕入れることが必要になるでしょう。
写真が好きなら「写真販売」
趣味で写真を撮影している人は写真販売で稼いでみるのもよいでしょう。
写真販売とは、自分で撮った写真を素材として販売し、利益を得ます。基本的に、<PIXTA>をはじめとしたストックフォトサイトに登録し、写真をアップして誰かが購入してくれるのを待ちます。
写真販売の報酬率は20~60%程度で、売れた金額に応じて報酬が付与される仕組みです。
例えば、報酬率が30%で2,000円の写真が売れた場合、600円の収益が得られることになります。カメラを持っていない人は、<Snapmart>のようにスマートフォンで撮影した写真を販売できるサービスを利用するのがおすすめです。
その他、「BASE」のようなサービスでネットショップを作成し、写真素材を生かした商品を販売することもできるでしょう。(もちろん素材自体の販売もできます
DIY好きなら「DIY商品販売」
DIYが好きな方は、自分で作った物を売ることがそのままお金を稼ぐことにつながります。
DIY商品販売の強みは、世界に一つしかないオリジナルアイテムを売り出せることです。たしかにクオリティでは既製品にかなわないかもしれません。しかし、強固なオリジナリティを表現することで、魅力を感じて購入してくれる人がきっとあらわれるでしょう。
DIY商品販売で収益を得るためには、作家性を打ち出して一定数のファンを獲得することが大切です。
DIY商品販売で得られる収入は人によって差があり、月に1万円以下の人もいれば、毎月10万円以上をコンスタントに稼ぐ人もいます。
もし強いコンセプトを思いついた場合は、クラウドファンディングで支援を募ってみてもいいでしょう。
DIY商品の販売方法としてはネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」でお店を作ったり、ハンドメイドマーケットの<minne>での販売がおすすめ。
絵を描くのが好きなら、「アート・グッズ販売」
絵を描くのが好き、得意な人におすすめできるビジネスがアート・グッズ販売です。
素材としてサイトに掲載して買ってもらったり、イラストを元にオリジナル作品を販売したりすることで収入を得られます。
イラスト自体を販売する場合は、ストックサイトを利用します。
ストックサイトを利用する場合、ダウンロードの報酬は1件あたり数円から数百円までさまざま。
<イラストAC>などの無料サイトは報酬が安く、<PIXTA>などの有料サイトは高い傾向にあります。
報酬が高くなるほど、求められるスキルも高くなることは覚えておきましょう。たとえば、有料ストックサイト<Adobe Stock>では高水準の報酬が受け取れますが、利用者の求めるクオリティも高いので趣味の延長レベルではなかなか通用しません。
グッズ販売をするなら「BASE」で受注販売のできるサービスを利用するのがおすすめ。
素材を元にTシャツやマグカップなどさまざまな商品を受注生産の形で製造販売できます。くわしくは下記の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
SNSが好きならインスタで稼ぐ
普段からSNSを使っている人は、<Instagram>で稼ぐ方法も知っておくとよいでしょう。
<Instagram>で稼ぐためには、まずフォロワーを増やし、アフィリエイトやPR、物販といった方法を駆使して収入を得ていきます。
フォロワーの量も大切ですが、それ以上に質を重視して濃いファンを獲得することがポイントです。
アフィリエイトは自分のブログなどで商品やサービスを紹介し、広告収入を得る方法です。
<Instagram>の投稿にブログへのリンクを貼ることでフォロワーを効率的に誘導できます。また、スポンサーとなる企業の商品やサービスを<Instagram>で宣伝し、報酬を受け取る方法もあります。
そのほか、ネットショップを作成し、<Instagram>から自分のショップにお客様を誘導することでお金を稼ぐこともできます。
下記の記事でくわしく解説しているので、参考にしてみてください。
何か教えることが上手なら「オンライン教室」
人に教えられるような特技があれば、オンライン教室を開催するという選択肢もあります。
新型コロナウイルスの影響で対面のやりとりが難しくなり、オンライン教室の需要が増しています。
英会話やダンス、料理、ヨガなど、オンラインで教えられるジャンルは多岐にわたるため、何か特技がある人は検討してみるとよいでしょう。
オンライン教室で稼ぐ方法として、まずは講師の求人に応募する方法が挙げられます。また、講師と教わりたい人をつなぐマッチングサービスに登録するのも一つの方法です。
たとえば、<ストアカ>ではあらゆるジャンルの講座が常時開催されており、気軽に仕事をはじめられます。
マッチングサービスでオンライン教室を開催する場合、報酬は時給換算で2,000~3,000円程度が相場です。料金を高く設定しすぎると生徒が集まりにくくなるため、料金の目安を事前に調べておきましょう。
また、オンライン教室の開催を考えているなら<ココナラ>もおすすめです。
<ココナラ>は特技を活かして希望者にサービスを提供できる日本最大級の「スキルマーケット」です。語学や楽器、エクササイズなど、多彩なジャンルのオンライン教室が開催されています。
ネットショップで枠を販売することで、「BASE(ベイス)」でもオンライン教室が開催できます。
自分で値段を設定して枠を販売し、購入者に<zoom>のURLを発行したり、<Twitter>や<Instagram>の非公開アカウントに招待したりしてオンライン教室を開催します。
手作りをすることが好きなら「ハンドメイド販売」
ジュエリーやキャンドルなどのハンドメイド雑貨を普段から作っている人は、手先の器用さを商売に生かしてみるとよいでしょう。
DIY商品と同じように、ハンドメイドのアイテムを販売することでも収入が得られます。ハンドメイド商品の販売先としては、フリマアプリの<メルカリ>や<minne>などが挙げられます。
ハンドメイド商品は1点あたり1,000円前後のものが多く、月の収入は1万~3万円程度が平均的です。クオリティの高い商品を作って人気作家になれば、月数十万円の収入を得ることも可能です。
もちろん「BASE(ベイス)」でネットショップを開設し、ハンドメイド商品を販売することもできます。
「BASE(ベイス)」でハンドメイド販売をおこなうメリットは、ポップアップストアが利用できることです。渋谷マルイに設けられた「SHIBUYA BASE」などに低コストで出品できるので、ぜひ試してみてください。
せどりビジネス
せどりとは、商品を安く仕入れ、高く売ることで利益をあげる転売ビジネスのことです。
とくに、ネット上で仕入れと販売をすべておこなう「電脳せどり」は気軽にはじめられる副業として人気を集めています。家電やおもちゃ、コスメといったジャンルが稼ぎやすいといわれています。
せどりビジネスにおける代表的な販売先は、<Amazon><メルカリ><ヤフオク!>など。
仕入れはネットショップやリサイクルショップでおこなわれることが多いでしょう。せどりビジネスの収入目安は月数万円ですが、事業が軌道に乗れば月収100万円以上も目指せます。
なお、せどりビジネスをはじめる前に古物商許可を取得する必要があるので注意が必要です。
人の役に立つのが好きなら「悩み相談・カウンセリング・占い」
人の役に立つのが好きな人であれば、悩み相談やカウンセリング、占いなどを副業とすることも可能です。
カウンセリングなどのマッチングアプリを利用すれば、オンラインでも悩み相談やカウンセリングの仕事が探せるでしょう。
悩み相談に特化したアプリとして挙げられるのが<ともなや>です。
悩みの内容や職業別で相談相手を探すことができ、レビュー数などによって報酬が変動する仕組みとなっています。
完全匿名制でありながら、高評価を増やしていけば1時間数千円の収入を得ることも可能です。そのほか、<ココナラ>でカウンセリングや占いなどのスキルを販売する方法もあります。
オンライン教室と同じ要領で、「BASE(ベイス)」でも悩み相談やカウンセリングをおこなうことができます。
ネットショップで枠を販売し、オンライン面談や<zoom>鑑定などを実施するとよいでしょう。
YouTuber
動画広告市場の急速な成長に伴い、YouTuberは大きな注目を集めています。
YouTuberとは、<YouTube>に動画コンテンツをアップして収益を得るビジネスのことです。YouTuberのメイン収入となるのが動画広告の掲載料で、年間数千万円の収入を得るYouTuberも存在します。
広告収入以外に、チャンネルメンバーシップの月額料金や、スーパーチャットの支援金などで収益を上げる方法もあります。
いずれの方法で稼ぐにしても、まずはYouTuberとしての実績を積み、知名度を高める必要があるでしょう。そのほか、企業とタイアップして商品やサービスを紹介することで報酬を得るPR案件でも稼げます。
YouTuberが受け取る広告収入は、動画1再生あたり0.05~0.3円程度といわれています。ジャンルやフォロワー数などによって単価は変動しますが、動画が何十万回も再生されるようになれば大きな収入が得られるはずです。
YouTuberとして有名になれば、オリジナルブランドを立ち上げ、グッズを販売して利益を出すことも可能です。「BASE(ベイス)」でネットショップを開設し、ブランドの世界観に合ったショップデザインを構築するとよいでしょう。
ゲームが好きなら「ゲーム実況者」
ゲームが好きな人は、ゲーム実況者としての活動をはじめてみてもいいかもしれません。
ゲーム実況では、ゲームをしながらその様子を実況し、そのゲームの魅力を視聴者に伝えます。<YouTube>などにアップした動画の面白さが認められ、フォロワーが増えれば広告収入もそれにつれて増えていくでしょう。
事前に録画するのではなく、リアルタイムで動画配信をおこなう場合もあります。
YouTuber同様、ゲーム実況者として稼げる収入には大きな幅があります。<YouTube>では、チャンネル登録者数が1,000人を超えるまでは広告収入を得ることができません。
しかし、人気のゲーム実況者になれば企業から依頼がくるようになり、実況動画の制作で高額報酬が受け取れるでしょう。また、「BASE(ベイス)」でネットショップを立ち上げ、オリジナルグッズを販売して収入を得ることもできます。
お金を稼ぐにあたって気になるQ&A
怪しいビジネスはどうやって見極めればいいのか、確定申告は必要なのかなど、お金を稼ぐ前に疑問が浮かんでくる人も多いでしょう。
ここでは、お金を稼ぐにあたって知っておきたい基礎知識について簡単に解説します。
高校生・大学生でもネットビジネスはできる?
高校生や大学生でも、ネットビジネスなどでお金を稼ぐことは可能です。
ただし、収入の金額によっては税金が課せられたり、扶養から外れて保護者に迷惑をかけたりすることがあるので気をつけましょう。
学生がお金を稼ぐうえで、とくに注意しなければならないのが103万円の壁です。年間の収入が103万円を超えると親の扶養から外れます。
自分が稼ぎすぎることで親の負担を増やす恐れがあるため、なるべく103万円を超えないように配慮しなくてはなりません。
所得税が発生するのも収入が103万円を超えてからですが、「勤労学生控除」を受ければ130万円までは所得税が非課税になります。
ただし、勤労学生控除を受けていても103万円を超えれば扶養からは外れるので注意が必要です。
怪しいビジネスの見極め方は?
副業需要が増えている背景から、怪しい副業や求人の募集もまた増えてきています。
そのため、怪しいビジネスの見極め方を知っておくことが大切です。まず、会社名で検索しても会社が出てこないところや、ホームページに会社概要がみつからないところには気をつけましょう。
また、異常に給料が高い仕事や初期費用を要求される仕事も怪しいといえます。
本当にそれほど儲かる仕事なのか、初期費用が必要なのかといったことは前もってリサーチしておきましょう。そして、「絶対儲かります!」などと誇大広告を掲げている会社にも注意が必要です。お金稼ぎをはじめるときは、理性を働かせて怪しいビジネスを慎重に避けてください。
確定申告は必要?
基本的に、年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下であれば確定申告は不要です。
たとえば、アルバイトで70万円稼ぎ、ネットビジネスで10万円稼いだ場合は確定申告が不要ですが、ネットビジネスで30万円稼いでいれば確定申告の必要が生じます。
また、医療費控除やふるさと納税などの適用を受ける場合、所得が20万円以下でも確定申告をおこなうことになります。なお、住民税は確定申告書に基づいて市区町村が算出するため、別途で申告する必要はありません。
まとめ
オンラインでさまざまなことができるようになった現代社会では、学生も趣味を生かしてお金を稼ぐことが可能です。
ハンドメイド販売やインスタグラマー、カウンセリングなど、自分の得意な技術を活用しながらお金を稼いでみましょう。YouTuberのように、うまく軌道に乗れば大きな収益を目指せるネットビジネスも少なくありません。
ただし、怪しいビジネスに巻き込まれて危険な目にあう可能性もあります。
税金の問題もあるため、はじめようとしているビジネスに問題はないのか、いくらまでなら稼げるのかといったことは事前によく調べておきましょう。