個人でも、気軽にWeb上のネットでイラストなどの作品を販売できるようになりました。とはいえ、売り方が多様化するなか、実際に販売するとなると、どんなサービスを選んだらよいのか迷う人も多いでしょう。
この記事では、ネットでイラストを販売したい人に向けて、どのような販売方法があるのか、用途別にどのサイトがおすすめなのか、を解説していきます。
- BASEは個人・スモールチームに選ばれているネットショップ作成サービスです
- 初期費用・月額費用いらずで、無料で今日からショップ運営をはじめられます
- ショップ開設後の運営サポートや集客支援も充実しています
- 「売上を伸ばしやすいネットショップ作成サービスNo.1」に選ばれています
目次
ネットショップでイラスト・絵を販売する方法
まず、ネットショップでイラストを販売する方法は、おもに4つあります。
- 素材としてダウンロード販売する
- オリジナル作品を作成して販売する
- イラストを受注して販売する
- イラストを使ったグッズを作成して販売する
それぞれどんな方法なのか、料金の仕組みとあわせて紹介します。
-
素材としてダウンロード販売する
イラストを素材として、ダウンロード販売するのが1つ目の方法です。
イラストは、Webサイトや出版物に使用する素材としての需要があります。イラストのダウンロードサイトでは、数多くのイラストの中から、イラストが必要な人が、希望にあったイラストを素材としてダウンロードすることができます。そのようなサイトに、イラストをアップロードして販売するのが、この方法です。
クリエイター側には利用料はかからず、自分のイラストがダウンロードされるごとに、報酬を得られる仕組みになっています。報酬の相場は、ダウンロードサイトによって数円~数百円まで、とさまざまです。フリーのダウンロードサイトは単価が安く、有料のサイトは高めの傾向があります。
大きく稼ぐことは難しいですが、ダウンロード販売を足掛かりに、仕事が受注できるケースもあります。誰でもアップロードできるサイトほど競合は多く、埋もれてしまう可能性が高いでしょう。
-
オリジナル作品を作成して販売する
イラストをもとに、オリジナル作品を作成して販売することもできます。販売価格は自分で決められるため、イラストや作家のファンがつけば、稼ぎやすい方法です。
販売の難易度は、デジタルかアナログかによって変わってきます。デジタルイラストは同じデータを複数人に販売できますが、アナログの原画は複数人に販売できません。そのため、アナログの場合も複製原画や画集などの形で販売するのが現実的でしょう。
ただし、販売機会を逃さないようにするためには、ある程度の在庫が必要となるものの、必ずしも売れるとは限らないというデメリットがあります。また、梱包や発送なども自身で行う必要があるため、デジタルイラストと比較すると手間が発生することを覚えておきましょう。
-
イラストを受注して販売する
受注販売では、似顔絵、挿絵、広告用の漫画などをおもに販売します。自分が販売したい商品を決めて出品するケースと、イラストを依頼したい人や企業の案件に応募して受注するケースの、2パターンがあります。
価格は、前者の場合には、自分で決めることができ、後者の場合は、依頼者が指定した価格になります。それぞれの価格から、使用するサービスの販売手数料が差し引かれる仕組み。報酬の相場は、案件の種類によります。SNS用のアイコンなら500~3,000円程度、企業の募集する案件では数万円以上、になるものもあります。
スキルがある場合は、稼ぎやすい方法です。ただし、使用するサービスによっては競合も多いため、スキルだけでなく、コミュニケーション能力や売り込みが必要な場合もあることを、念頭に置いておきましょう。
-
イラストを使ったグッズを作成して販売する
イラストをもとに、オリジナル作品を作成して販売することもできます。たとえば、アクリルキーホルダーやアクリルスタンド、トートバッグやポーチなどのオリジナルグッズなどが挙げられます。
制作サイトやアプリによって異なるものの、1点から制作できるケースや、在庫を持たないドロップシッピングが可能なケースもあります。データを入稿して制作依頼するのが一般的ですが、なかにはアプリ上でテキストやスタンプを配置して、オリジナルデザインを制作できる場合もあるので、デザインツールが使えなくても手軽にオリジナルグッズの制作ができます。
ネットでイラストや絵を販売する際の基礎知識
販売するサイトによっては、自分で作った絵・イラストでも販売を始めた時点で、著作権が販売サイトの運営会社に譲渡される場合もあります。登録前に利用規約を読み、サイト登録して販売した後の著作権が自分になるか運営会社にわたるのか確認してから登録するようにしましょう。
また、著作権や肖像権に違反するような絵・イラストは販売しないようにするのが鉄則です。著作権や肖像権については以下のとおりです。
- 著作権:キャラクターやクリエイターの作品の二次創作も著作権違反になります。グッズ販売はもちろんNGですが、製作したグッズをたくさんの人に配布するのもNGです。
- 肖像権:有名人や一般人に関わらず、すべての人にある権利。勝手に写真を使用してはいけません。
著作権や肖像権を侵害するだけでは犯罪になりませんが、著作権や肖像権の侵害を理由に訴訟になると、賠償金の支払いなど命じられる可能性があるので、十分に注意が必要です。
ネットでイラストや絵を販売して稼ぐには?
ネットでイラストを販売して売上を伸ばすためにできる具体的な取り組みは、次の5つです。
- SNSで積極的に集客する
- トレンドを意識する
- 商品説明や画像を充実させる
- スモールスタートで販売を継続する
- 自分にあった販売サイトを選ぶ
SNSで積極的に集客する
X(旧Twitter)やInstagramなどを利用して自身のイラストを公開し、ファンを集めるのも1つの方法です。
最近では、ネットで活動する人が増えたこともあり、SNSを通してアイコンなどのイラストを依頼するケースが増加しています。よりたくさんの人にイラストを見つけてもらうためには、ハッシュタグを上手に利用しながらイラスト作品をアップするのがおすすめです。また、SNSアカウントは、イラスト制作を受注する人が作品や実績をまとまって見られる「ポートフォリオ」としての役割も持ちます。
ネットショップ作成サービスの「BASE」はInstagram、YouTube、TikTokとの連携サービスを提供しているため、幅広いSNSと連携して集客できるのが強みです。BASEの商品と連携しておくことで、商品購入までの導線をつくることができます。
トレンドを意識する
イラスト販売で稼ぐためには、より多くの人に購入してもらう必要があります。そのため、描きたいイラストではなく、買ってもらえるイラストを描くのも1つのポイントです。
ただし、万人受けを狙いすぎると魅力のないイラストになってしまうので、自分の個性を大切にしつつ、顧客のニーズやトレンドを意識したイラストを制作するのがおすすめです。ショップの訪問者やSNSのフォロワーなど、ターゲット層をリサーチして、ニーズ調査をおこなってみてください。
また、ショップのなかでも売れている絵の販売数を増やすなど、分析と施策をおこないながら、売上アップを目指しましょう。
商品説明や画像を充実させる
アナログのイラストを販売する場合、ネットでは実物を確認できません。ネットショップでは商品イメージが伝わりやすいよう、色合いやテイストが一目でわかる魅力的な画像を並べるのが大切です。
また詳細な商品説明を記載すると、顧客も安心して購入できるでしょう。BASEのAI機能である「BASE AI アシスタント」を活用すれば、「商品名」と「商品の特徴」をもとにワンクリックで説明文の作成が可能です。効率的に出品できるので、浮いた時間を制作にあてられます。
スモールスタートで販売を継続する
イラストに限らず、商品の販売は最初から大きな売上をあげることは、ほとんど不可能と言ってもいいでしょう。そのため、売上が少額でも集客と分析、改善を継続し、ファンを増やしていく努力をすることが大切です。
ただし、無理せずイラスト販売を続けていくためには、ネットショップの運営費用などのコストをできるだけ抑えておくのがおすすめです。
BASEは、初期費用や月額費用無料でネットショップが開設でき、商品が売れたときだけ手数料が発生するので、自分のペースでコツコツイラストを販売できます。また、売上があがってきたら月額費用有料で手数料が大幅にお得になるグロースプランに変更することもできるので、常に最適な状態でネットショップが運営できます。
自分にあった販売サイトを選ぶ
自分のイラストをよりたくさんの人に購入してもらうためには、イラストのテイストにあった販売サイトを選ぶことが大切です。
たとえばフリー素材など実用的なイラストを販売しているサイトと、クリエイターが世界観を活かしてイラストを販売しているサイトでは、訪問する顧客が違います。そのため、販売サイトを選ぶときはイラストのテイストを見てから検討しましょう。
独自の世界観を壊さずにブランディングしたい場合は、独自のネットショップを開設するのがおすすめです。BASEはオリジナルデザインでショップページが作成できるので、イラストの世界観を自由に表現できます。
販売方法別!ネットでイラスト・絵の販売におすすめなサイト
ネットでイラストを販売する場合には、ここまで紹介してきた用途に沿って、自分にあったサイトを選ぶことが大切です。
ダウンロード販売/受注販売/オリジナル作品販売の3つの用途に分けて、おすすめの販売サイトを紹介します。
ダウンロード販売サイト一覧
<イラストAC>
フリーイラストのダウンロードサイトです。会員数は、グループサイトをふくめ、600万人にのぼります。このサイトでは、自分で描いたイラストを投稿し、利用者からダウンロードされるごとに、1ダウンロードにつき4円分のポイントがたまる仕組みです。
このサイトを利用するメリットは、ユーザー数が多い点です。誰かの目にとまり、直接の仕事依頼を受けられる可能性もあります。
デメリットは、報酬が固定されていて高くないことと、5,000ポイント貯まるまで換金できない点です。換金手数料は、1回につき300円かかります。
<PIXTA>
<ピクスタ株式会社>が運営する素材サイトです。イラスト以外に写真、動画も扱っています。クリエイターのアップロードしたイラストが購入された場合に、報酬が発生します。報酬は、クリエイターのランクと購入者のプランによって変動します。
<PIXTA>では、著作権・肖像権に関する講座を必須としていたり、アップロードも審査制であったり、など、管理体制がしっかりしているというメリットがあります。
デメリットとしては、報酬体系がわかりづらい点があります。金額は、一般ランクのクリエイターの場合、イラスト素材1点につき報酬は27.5~49.5円ほどです。
<Adobe Stock>
アドビ株式会社が運営するストックフォトサービスで、イラストも販売できます。
自分のイラストが売れると、1点につき33%のロイヤリティが支払われる仕組みです。実際の金額は、利用者のプランによって変動します。最低でも日本円換算で35円ほど、利用者のプランによっては、350円ほどになる場合もあります。
<Adobe Stock>のメリットは、ダウンロード販売サイトの中では、比較的高い報酬である点です。その上、有料サービスのため、利用者はイラストに高いクオリティを求めています。趣味の延長で販売したい人には、デメリットになるでしょう。
受注販売サイト一覧
受注販売には、次の3つのサイトがおすすめです。
<SKIMA>
購入者が、代金を払ってイラストレーターにイラストをリクエストするサイトです。海外では、「コミッションサイト」と呼ばれているサービスです。
手数料は、1作品の販売につき15%と、同様のサービスと比較すると、安めの設定。スマホアプリも用意されています。
購入者は、イラストレーターを<SKIMA>上から探している人が多いため、SNSでのアピールが苦手というイラストレーターでも、ここに窓口を作っておくことで、仕事の依頼を受けられる、というメリットがあります。
一方で、リクエストしてイラストをお願いするというサイトの特徴から、購入者の望む仕様が細かくなる場合もあります。コミュニケーションが苦手な人には、デメリットといえるでしょう。
<ココナラ>
自分の得意なことを、売り買いできるサイトです。
イラスト以外にも、プログラミング、翻訳、占いから悩み相談にいたるまで、さまざまなジャンルで出品者のスキルが販売されています。
価格は500円から自由に設定でき、購入者は、個人が多い傾向です。<ココナラ>の販売手数料は、販売金額によって変動します。5万円までの場合、25%です。
<ココナラ>は、テレビCMなどでもプロモーションしており、イラスト特化型ではありませんが、ある程度知名度がある、というメリットがあります。売上の4分の1を手数料として引かれてしまう点がデメリットです。
<クラウドワークス>
大手クラウドソーシングサイトのひとつです。イラストの案件も豊富です。
このサイトでは、依頼者側の案件に、クリエイターは立候補する形で応募し、受注します。依頼者は、法人や個人事業主が多い傾向です。
<クラウドワークス>には、コンペと呼ばれるコンテスト形式の受注方法があり、10万円前後など、高い報酬の場合もあります。プロのイラストレーターとしての経験を積みたい人、高額な仕事を受けたい人にはメリットが多いですが、自分で出品したい、という人には向いていません。また、手数料が10万円以下の場合20%、と高くなっています。
オリジナル作品・グッズ販売サイト一覧
オリジナル作品の販売には、次の4つのサイトがおすすめです。
<BOOTH>
クリエイターのためのマーケットプレイスとして、イラストをはじめとした、さまざまなコンテンツが販売できます。
イラストの中でも、とくに二次創作やアニメ関連の分野で勢いがあります。販売料金は自由に設定でき、1作品売れるごとに、販売手数料として5.6%+22円を支払う仕組みです。
イラスト・マンガ・小説を投稿するSNS<pixiv(ピクシブ)>とも連動しており、高い集客力がメリットです。
ただ、キャラクター系のイラストの出品が多いため、販売したいイラストのテイストによっては、マッチしにくい点がデメリットです。
<SUZURI>
<GMOペパボ株式会社>が運営するサービスで、イラストデータをアップするだけで、かんたんにオリジナルグッズを作成し、1点から受注販売ができます。
ほかのサイトと異なり、販売手数料の割合は決められていません。<SUZURI>側の手数料は、イラストをほどこす土台となる商品の原価にふくまれています。
出品する商品は、「手数料込みの商品の原価」+「自分がほしい利益」の合計が販売価格になります。
<SUZURI>のメリットは、作成できる商品のバリエーションの多さですが、デメリットは、類似サービスと比較して、すこし商品原価の設定が高い点です。
<LINE Creators Market>
自分のイラストを、LINEで使えるスタンプや絵文字などにして販売できるサービスのことです。
スタンプや絵文字が購入されると、売上の35%がクリエイター分の報酬となります。50円のスタンプなら、17.5円です。
LINEスタンプの販売は、現在は競争も厳しく、あまり稼げないと言われています。集客手段がない点もデメリットです。
しかし、上位クリエイターの収益は月数百万円ともいわれています。利用者が多く、身近なLINEスタンプを販売できる点がメリットだとして、主婦や学生など、幅広い方が利用しています。
<minne>
ハンドメイド作品のネット販売ができる大手のハンドメイドマーケットです。月額費用無料で販売できるので、オフライン作品やオリジナルグッズなどを販売するのに向いています。また、似顔絵やアイコンなどのオーダーメイド制作や、スマホの待ち受けといったデジタルコンテンツ販売も可能です。
「BASE」では、すべての販売方法が可能?
ネットでイラストを販売する方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
ネットショップ作成サービス「BASE」なら、自分だけのECショップを開設して、イラストを素材として販売することも、受注販売することも、グッズ販売することも、すべて可能です。
素材として販売したい場合は、デジタルコンテンツ販売機能を利用すれば、イラストをデータとして販売できます。
1KB以上、1GB未満のデータであれば、データの種類もJPG、PNG、PDF、zipと、あらゆるものに対応しています。
受注をしてからの販売も可能
BASEでは、オーダー販売も可能です。SNS用アイコン、似顔絵など商品の種類と価格設定して、あなたのショップで販売しましょう。「予約販売 App」を利用すれば、受注を待ってからの制作も可能です。商品内容をくわしく説明し、完成イメージのイラストを掲載することもできます。
イラストをもとに、オリジナルグッズの制作も
オリジナル商品・グッズ販売ができる連携サービスも豊富です。
デジタルコンテンツを販売することができる。購入されたデジタルコンテンツは、顧客が購入完了画面および購入後のメールに記載されているダウンロードボタンをクリックすることで、ダウンロードできる。 |
|
<note連携> |
BASEで開設されたネットショップの管理画面から、noteに記事を投稿できる機能。noteは文章だけでなくイラストや漫画などの投稿もできるため、noteに投稿して好評だったものをBASEでグッズ化する方法もある。 |
Tシャツやマグカップ、サコッシュ、スマホリング、タオルなど約1500種のオリジナルグッズを簡単に作成して、BASEに出品できるApp。 |
|
<SWEAT.jp> |
Tシャツからステッカーまで1500種類のオリジナルグッズが制作できる。制作したグッズは制作後に「BASEで売る」でアカウントにログインして、簡単にBASEのショップに出品できる。 |
BASEは、あなただけのネットショップを作ることができるサービスです。イラストのタッチにあわせたショップデザインにカスタマイズできるなど、自由度が高く、ブランディングしやすい、という特徴があります。
基本的には自分で集客しなければならない難しさはありますが、SNSとの相性もいいので、取り組まれている方は多数いらっしゃいます。また、長期的な視点で見れば、ブランディングしやすいことにより指名買い、リピート購入が増えるなど、より事業を拡大させられる可能性もあります。
▶関連記事:「BASE」を見る
手数料も他社と比べて安い!?
BASEでイラストを販売する場合、他の販売サイトよりも手数料が安くなるケースもあります。イラスト販売サイトとして人気のA社・B社 と、販売価格が1,000円・10,000円の時の売上を比較しました。
BASE |
A社 |
B社 |
|
---|---|---|---|
販売手数料 |
商品価格の3.6%+40円+サービス利用料3% |
商品価格の22% |
商品価格の10% |
販売価格が1,000円の場合の売り上げ |
894円 |
780円 |
900円 |
販売価格が10,000円の場合の売り上げ |
9,300円 |
7,800円 |
9,000円 |
このようにBASEの方が手数料が安い場合は多々あるので、イラストを販売するさいには検討の余地があります。
BASEは初期費用無料、月額費用無料でショップ開設ができるため、コツコツスタートするのにピッタリです。販売数が増えてきたら、月額有料で決済手数料がお得に、サービス利用料は無料になるグロースプランに移行するのもおすすめです。各プランの料金は次のとおりです。
スタンダードプラン |
グロースプラン |
|
初期費用 |
0円 |
0円 |
月額費用 |
0円/月 |
16,580円/月 |
決済手数料※1 |
3.6%+40円 |
2.9% |
サービス利用料 |
3% |
0円 |
料金については下記の記事も参考にしてください。
実際に「BASE」でイラストや絵を販売するまでの流れ【受注制作編】
以下では実際にBASEでイラストを販売する流れを解説します。今回は受注生産(依頼を受けてから商品を制作するタイプ)の似顔絵販売の例を取り上げます。ショップの開設方法からプロモーションの方法まで確認し、イメージをふくらませましょう。
STEP1:「BASE」でショップを開設
まずは自分でショップを開設します。商品を設定するとき、購入の手掛かりになるようなわかりやすい商品画像を用意するとベストです。
BASEでは画像データのように実態がない商品でも販売できます。ダウンロードできるデータ販売だけでなく、動画やオンラインの通話で料理教室を1回5,000円前後で開講している方もいます 。BASEは自由度が高い点が特徴なので、似顔絵以外にも工夫次第で様々なものを商品にできるでしょう。
STEP2:SNSなどで似顔絵などのイラストを投稿して集客
ショップと販売する商品を作ったら、次は宣伝です。似顔絵など視覚に訴える商品なら<Instagram>や<X(旧Twitter)>などのSNSで集客するのがおすすめです。開業してすぐは指名してくれるお客さんも少ないため、まずは認知度アップを目指します。あなたが描いたイラストなどをSNSで投稿して、フォロワーを集めていきましょう。
認知度を上げるには投稿頻度も重要です。「1日1枚は必ず新規イラストを上げる」「ハッシュタグを活用する」など、定期的に見てくれる人を工夫して増やしましょう。このとき、「似顔絵を描きたい方に向けて描き方のtipsを載せる」「ストレス解消法など、日々の暮らしのちょっとしたヒントを載せる」など有益な情報も添えるとより好感度が高くなります。
ショップ開設前に1~2週間分くらいの似顔絵ストックを作っておくと、開設直後の慌ただしい時期でも忘れずに投稿できるでしょう。
STEP3:InstagramとBASEを連携させる
フォロワーが増えてきたらInstagramとBASEを連携させましょう。Instagramのプロフィールページなど目立つ部分にBASEのURLを貼り、販売ページへの導線を引きます。また、各投稿にもBASEへのリンクを張るなど、お客さんがスムーズにショップへたどりつけるよう工夫しましょう。
Instagram広告も使ってみよう
SNSが販売窓口として整ってきた、あるいはSNSからの受注も来るようになったら、Instagram広告を利用してさらに効果的に集客してみましょう。最初は予算を抑え、広告の有無で受注が変わるかどうか確かめながら進めましょう。
Instagram広告app を使えば、広告を出すことがはじめての方でもかんたんに出稿できます。商品がそのまま広告になるので、オーナーに追加で手間がかかることもほとんどありません。自分のイラストをたくさんの方に知ってもらえれば、注文がくるかもしれません。
また、BASEの「Instagram販売App」は、Instagramの投稿に商品をタグづけして、BASEの商品販売ページへ直接リンクさせることができます。Instagramから直接ショップにいけるので、購入してもらえる可能性が高まります。
実際に「BASE」でイラストや絵を販売するまでの流れ【データ販売編】
次に、データ販売でイラストを売る流れについて解説します。デジタルコンテンツ販売App を導入すれば、BASE上でデジタルデータの直接販売も可能です。今回は漫画を例に取り、情報発信からデータ販売までの流れを紹介します。
STEP1:SNSで漫画を発信してみよう
まずは制作した漫画をSNSで発信してみましょう。漫画の形式は4コマ漫画でもストーリー漫画でも構いません。こちらも似顔絵販売のときと同様、あらかじめストックを作ってできる限り毎日発信し続けるのがおすすめです。
発信するSNSは<Instagram>だけでなく<X(旧Twitter)>や<pixiv>もおすすめ。総務省の調査によれば、<X(旧Twitter)>は20~30代の利用者が多く、<Instagram>は10代の利用者が一番多いという結果が出ました。自分の作品の性質を見て判断しましょう。ある程度フォロワーがついてきたところで、いよいよショップを開設します。
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
STEP2:BASEでショップを開設し商品を販売
「データの漫画って、何を売るの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実際に販売されているコンテンツとしては以下の例があります。
・連載漫画の先読みを有料で販売
・ノウハウ系漫画の詳細や追加Tipsを有料で販売
・キャラクターに人気がある漫画なら壁紙画像や番外編など
PNGやJPEGといったデジタルデータを販売する場合はデジタルコンテンツ販売Appをインストールします。詳しい使い方は以下を参照してください。
キャラクターに人気がある作品なら、デジタルデータだけでなく関連グッズを制作して販売してもいいでしょう。グッズの制作・販売は以下で説明するので、目を通してみてください。
STEP3:継続してファンを増やそう
ある程度売り上げが出せるようになったらあとはファンをどんどん増やすのみ。連携したSNSを活用したり、定期的に新商品を追加したりして、固定のファンをつけましょう。漫画やイラスト作品はいきなりファンが増えることはあまりありません。コツコツ地道な投稿が成功への近道と言えます。毎日の投稿が難しい場合も、「週3日」「毎週土日」と定期的なアップロードを心がければファンが増える可能性もあります。
ファンが増えてきてたくさん制作するのが難しい場合は、抽選販売をおこなって希少価値を高めるのも1つの方法です。
BASEには「抽選販売App」といって、抽選をおこない、当選者が確定した時点で自動的に注文が完了する機能があります。ショップオーナーにとっては売り逃しが防げるほか、顧客からすると、たとえ購入できなかった場合でも、抽選に参加することでショップへの愛着がわきやすくなります。
実際に「BASE」でイラストや絵を販売するまでの流れ【キャラグッズ編】
最後はBASEでキャラグッズを販売する流れについて解説します。漫画販売でも触れた通り、キャラグッズ販売は今までのイラスト販売・漫画販売の発展として手を出しやすい分野です。今は出品の予定はなくても、将来の販路拡大のために一度確認してみてはいかがでしょうか。
STEP1:SNSでキャラクターを発信してみよう
魅力的なキャラグッズを作るには核となるキャラクターの存在が大切です。そこで、まずはあまり手間がかからないデフォルメのキャライラストや、キャラクター像を伝える短い4コマ漫画などを<Instagram>などのSNSで発信してみましょう。他のイラスト販売と同様、まずは知名度や固定ファンを育てます。
ある程度フォロワーがついてきたところでBASEでショップを開設します。最初はスマホケースやTシャツといった普段使いがしやすいラインナップにすれば、商品を管理しやすいだけでなく、お客さんも欲しい商品を見つけやすいでしょう。
STEP2:BASEでショップを開設し商品を販売
最近では、SNSで話題になったキャラクターがグッズ化するのは、もはや当たり前の時代です。特にBASEで直接販売すれば、手数料を除いた全額がクリエイターの手元に入ります。以下のようなサービスを活用すれば、在庫を抱えずに手軽にキャラグッズを販売できるでしょう。
・オリジナルプリントApp
Tシャツやタンブラーなど約1,500種の商品を受注生産できるサービスです。商品数が圧倒的なため、他にはないユニークなキャラグッズを作りたい方にも向いています。
・デジタルコンテンツ販売 App
BASEでデジタルコンテンツ販売ができる機能です。「デジタルコンテンツ販売 App」をインストール後、商品を登録し、顧客が購入完了画面および購入後のメールに記載されているダウンロードボタンをクリックすることで、ダウンロードできます。
・SWEAT.jp
Tシャツやステッカーをはじめとした1500種類のオリジナルグッズが制作できます。「SWEAT.jp」でオリジナル商品を注文し、デザインを作成後にサンプルを確認。「デザインの管理」から商品を選択し、BASEアカウントにログインして出品できます。
STEP3:漫画と同じで継続的にファンを増やそう
一定の売上が発生するようになれば、あとは漫画販売と同様に、どんどんファンを増やしていきましょう。クリスマスやバレンタインなど季節イベントに合わせて投稿作品と新作グッズを連動させれば、イベント集客も見込めるかもしれません。
漫画作品と同様に抽選販売を行って希少価値を高めるのも1つの方法です。BASEの「抽選販売App」を活用すると、かんたんに抽選販売を行えます。
また、アクリルキーホルダーやアクリルスタンド、トレカなどのランダムグッズを販売すると、顧客が楽しめるほか、客単価アップが見込めます。
商品を販売する間隔が空いてもファン離れがおきないようにするためには、定期的にメルマガや通知を送信するのもおすすめです。BASEの「メンバーシップApp」なら、メンバーシップがかんたんに開設できるほか、メルマガの配信やオリジナルポイントや特典の付与など、リピーター獲得やショップへのファン化促進に役立ちます。
ネットでイラスト・絵を販売する際の注意点
副業としてイラスト販売を始めたとしても、売上が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要となるので気をつけましょう。
ただし、イラスト販売の売上は「雑所得」の扱いになるため、必要経費が認められます。たとえば年間30万円の売上があっても、必要経費が15万円かかっている場合、最終的な売上は必要経費を差し引いた15万円となるため、確定申告は不要となります。
また、開業届を出さなくても確定申告はおこなうことができますが、原則として事業をはじめてから1か月以内に管轄となる税務署に開業届を出すことが義務づけられているので、開業した場合は早めに提出しましょう。
まとめ
今回は、ネットでイラストを販売したい人に向けて、イラスト販売の方法やおすすめのサイトを紹介しました。ネットでのイラスト販売は、どんどん多様化しています。ネットでイラストを販売する場合、BASEのようにさまざまな方法を試せるサービスを選んでおけば、気軽にいろいろな側面から自分のイラストを販売できるというメリットがあります。
また、BASEはデジタルコンテンツの販売やオリジナルグッズ販売ができるサービスとの連携など、制作から販売までスムーズにできる機能も豊富です。
初期費用や月額費用が無料でスモールスタートできるほか、カスタマイズ性に優れているため、作品の世界観を自由にショップページで表現できるのも大きな魅力です。初心者でも簡単にネットショップを開設できるので、ぜひBASEでオリジナルイラストやグッズ販売をはじめてみてください。
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
プログラミングの知識がなくても、プロ並みのショップデザインが実現できる豊富なデザインテンプレートをご用意しています。
さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。
ショップ開設はメールアドレスだけあれば、その他の個人情報やクレジットカードの登録も必要ありません。
個人が安心して使えるネットショップをお探しなら、開設実績No.1のBASEをまずは試してみてください。