BASEのショップがネット検索で表示されない理由。BASEのショップ事例を探す方法も紹介

2024.11.11

BASE」でネットショップを開設したものの、Googleなどで検索しても自分のショップが表示されず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。検索で表示されないと商品を探している顧客にアプローチしにくくなるため、対策が必要です。

また、似たショップを検索して見つけることで、ショップ運営のヒントが見つかるかもしれません。

今回は、BASEのショップが検索で表示されない理由や、表示させるための対策について紹介します。参考になるショップを探す方法もあわせて解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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「BASE」で作ったショップが検索で表示されない理由

BASEで開設したネットショップが、GoogleやYahoo!検索エンジンで表示されないことがあります。

自分で作成したBASEのショップが検索で表示されない場合、原因は次の3つが考えられます。どれに当てはまるのかを知った上で、適切な対処を行いましょう。

理由1. 開設してすぐだから

検索エンジンで検索してショップが表示されるようになるのは、Googleのデータベースに登録されてからです。このことを「インデックス」と言い、数日から1ヶ月程度かかるとされています。

そもそも検索エンジンは、Googleがクローラーというプログラムを巡回させて、内容を確かめたページをデータベースに登録しています。検索すると、登録済みのページの中からニーズにあったものを検索結果ページに表示させる仕組みです。

ショップを開設して間もないうちはインデックスされていないため、ショップ名などで検索しても表示されない可能性が高いでしょう。

とはいえ、ある程度時間が経っても検索エンジンで表示されない場合は、ほかの原因も考えられます。このあと紹介しているその他の原因も確認してみてください。

理由2. SEO対策ができていない

ページ公開からある程度時間が経っているにも関わらず、検索結果の上位に表示されない場合、SEO対策ができていない可能性があります。

SEO(検索エンジン最適化)とは、特定のキーワードで検索したときに、ページが優先的に表示されるようにするための対策です。

たとえばGoogleで「BASE」と検索すると、英単語”base”の意味を紹介する辞書サイトよりも先に、ネットショップ作成サービス「BASE」のサービスサイトが表示されます。これは、BASEのSEOによるもので、BASEのサイトが検索エンジンに高く評価されていることを示しています。

こうしたSEO対策を行うことで、GoogleやYahoo!などの検索結果で上位表示されやすくなり、サイト訪問者が増える可能性があるのです。

SEOについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

ショップ集客につながる「SEO」について学ぶ BASEにおけるSEO設定

Googleの検索結果で上位表示されているサイトのほとんどは、すでにSEO対策を行っています。そうしたショップと競うためには、あなたのショップでも、最低限のSEO対策をしておく必要があるでしょう。

ショップのSEO対策を行う具体的な方法については、後述します。

理由3. ショップ名がほかのサイトやショップと重複している

ショップ名が、ほかのサイトやショップの名前と重複している場合も、あなたのショップが検索で表示されにくくなります。

たとえば、SONYというショップ名で新しくショップをはじめた場合、検索結果が大企業のSONYに関するWebページばかりになることは、容易に想像できます。

ショップ名を考えるときは、有名なサイトやショップと重複しないように、しっかりとリサーチしてください。

そうすることで、あなたのショップが検索結果の1ページ目に表示される可能性が高くなります。

「BASE」で作ったショップが検索で表示されないときのチェックポイント

自分のショップが検索で表示されない場合、ネットショップの設定に原因があるかもしれません。

検索エンジンで表示されない場合にも、BASEのショッピングアプリ「Pay ID」で検索して表示されない場合にも、まずはBASEの管理画面から確認してみてください。

ショップの公開設定のチェックが外れていないか

ショップや商品が公開されていないと、検索結果だけでなく、オーナーである自分以外は見られない状態です。

BASEの管理画面を開いて、次の2つにチェックマークが入っているか確認してみてください。

  • ショップの公開設定の「公開」
  • Pay IDアプリ掲載の「「Pay ID」アプリにショップを掲載する」

これらにチェックが入っていないと非公開設定になっているため、Googleや「Pay ID アプリ」で検索してもショップが表示されません。チェックを入れて、公開状態へと切り替えましょう。

ただし、検索エンジンにインデックスされるのも、「Pay ID」に反映されるのも少々時間がかかります。チェックをしても表示されないときは、時間を置いてリトライしてみるといいでしょう。

シークレットECを利用していないか

BASEの「シークレットEC App」とは、パスワードを共有している顧客のみにショップを限定公開する機能です。リピーター向けのシークレットセールや、イベント参加者限定商品の販売などに活用できます。

シークレットECを利用していると、検索してもショップや商品が表示されません。全体公開する予定の商品を扱うにも関わらず非公開状態のままにしていた場合は、シークレットEC Appから設定を変更しましょう。

限定公開が可能となる「シークレットEC App」と、お酒の販売に必須機能「年齢制限 App」のご紹介

「BASE」で作ったショップを検索結果に表示させるためにできること

BASEで作成したショップを検索結果で表示させるためには、上で述べた通り、SEO対策を行うことがとくに重要です

SEO対策と言うと、すごく難しく聞こえますが、実はかんたんにできるものもたくさんあります。いくつか種類がありますので、下記で紹介する3つのことを実践してみてください。

対策1. 「SEO設定 App」を入れて必要項目を埋める

BASEで最低限のSEO対策を行いたいときは、「SEO設定 App」をインストールしてください。

SEO設定 Appをインストール

「SEO設定 App」を使えば、ショップのトップページや商品ページに、それぞれ検索キーワードや説明文を設定できるようになります

このAppを入れることで、それぞれのページが「どんなページなのか?」をGoogleなどの検索エンジンに伝えることができるので、インデックスされやすくなるのです。

こういった設定は、多くのネットショップで実践されている基本的な内容ですので、まずは「SEO設定 App」をインストールしてみましょう。

「SEO設定 App」で設定できるキーワードと説明文を書くポイントを解説します。

キーワードの書き方

では、実際にどんな検索キーワードを設定したらいいのでしょうか。基本的には、取り扱う商品を表す一般名詞をキーワードとして記入します。

たとえばベビー服を扱うショップであれば「ベビー服」「スタイ」「ロンパース」など、ハンドメイドのピアスやイヤリングを扱うショップであれば「ハンドメイド」「アクセサリー」「ピアス」「イヤリング」などです。

自分のショップや商品に適したキーワードは、Googleの「キーワードプランナー」を活用して見つけられます。キーワードプランナーについては以下の記事で紹介していますので、チェックしてみてください。

Google広告の「キーワードプランナー」を使って、SEOを意識した商品名に

また、「SEO設定 App」で設定した検索キーワードは、ショップ名に含めるのもおすすめです。BASEを使って開設されたショップの中にも、キーワードをショップ名につけてわかりやすくしている例がたくさんあります。

<ショップ名に検索キーワードを含んだショップの事例>

ショップ名は管理画面の「ショップ情報」から変更可能です。こちらも変更が反映されるまでに少し時間がかかる場合がありますので、時間を置いてから検索エンジンを確認してみてください。

ページ説明の書き方

ページ説明とは、Googleなどの検索結果画面でショップ名の下に出てくる説明文のことで、「ディスクリプション」と呼ばれています。

ページ説明には、取り扱う商品やショップのコンセプトを端的に書くことで、クリックしてもらいやすくなる効果があります。

次の5つを意識しながら、ページ説明を作成してみてください。

  1. ページごとに適切な内容を記載する
  2. 顧客の興味を惹く内容になっている
  3. ターゲットを明確にする
  4. キーワードを意識する
  5. わかりやすく要約する

詳しくは、以下の記事で解説しています。

SEO対策の基本 “ディスクリプション” BASEの機能「SEO設定 App」を使った対策を解説

対策2. 可能な限り集客導線を設置する

検索エンジンに表示されるために「SEO設定 App」による基本的な設定に加え、もう一つ重要なことがあります。

それは、ショップへのリンクを増やすことです。たとえば、SNSを使っているのであれば、アカウントにショップへのリンクを貼って、集客への導線としましょう。

具体的な手法を2つ紹介します。

ショップ内ブログを書く

BASEでは、商品ページ以外にも自由にページを作成できます。

そこで、商品に関連するキーワードを取り入れたブログを書くことで、検索結果に表示させるという集客方法を実践可能です。これは「コンテンツマーケティング」と呼ばれる手法の1つで、コストをかけずに集客できる方法として注目を集めています。

無料でかんたんにブログ作成ができる「Blog App」

また、BASEはブログサービスの「note」とも連携していて、商品情報をnoteの記事にも掲載可能です。noteを活用してブログを書くのもおすすめです。

関連記事:【「BASE」機能更新】 noteに商品一覧を表示できる「noteストア App」を提供開始しました

Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)に登録する

Google ビジネスプロフィールとは、ショップの情報をWeb上に登録できる、Googleの無料サービスです。

実店舗を運営している場合は、Google ビジネスプロフィールに登録して、ネットショップへのリンクを貼ったり、ホームページからネットショップへのリンクを貼ったりしてみましょう。

たとえば、「Google マップ」でなにかを検索したとき、ショップの情報が出てくると思いますが、それによって効率的な集客が図れるため、積極的に活用するとよいでしょう。

フリマアプリなどでも商品を販売しているなら、それぞれのプロフィールなどにリンクを貼ると、集客に役立つので、ぜひ取り入れてみてください。

なお、ネットショップを立ち上げると、マーケティング支援会社から「被リンクを増やしましょう」という営業のアプローチが来る可能性があります。

ただし、上記で紹介したような正当な方法とは異なる、「スパムリンク」と呼ばれる不自然な大量リンクの増やし方は、Googleからペナルティを受け、表示順位が大幅に下がる恐れがあります

業者から被リンクを購入する、などのあやしい方法は避け、自然な方法での集客導線の設置を心がけましょう。

対策3. SNS・広告で「集客」を強化しよう

先述のとおり、検索結果で上位表示されるためには、SEO対策が必要ですが、SEO対策せずとも、そもそもアクセスのあるサイトであれば、Googleはインデックスしてくれます

ですので、基本に立ち返って、ショップにお客さんを呼ぶ工夫をしてみましょう。

Instagramショッピング

もっともかんたんなのは、SNSで投稿にリンクを貼って、ショップに来てもらうことです。BASEでは「Instagram販売 App」という無料拡張機能を使えば、インスタの投稿からショップに誘導することができます

Instagramで販売を始めよう!「Instagram販売 App」の使い方を徹底解説

SNSアカウントからの集客が見込めない場合は、広告を出すのも効果的です

広告を出すのはむずかしく感じますが、Instagram広告 App」という機能を使って、既存の投稿からかんたんに広告配信することができます

広告配信は、1日1,000円などでも十分効果がありますので、まずは試しにやってみることをおすすめします。Instagram広告であれば、そのままフォロワー増にもつながりますので、今後の売上も見込むことができます。

商品をそのまま広告に!「Instagram広告 App」でショップのファンを増やそう

YouTubeショッピング

YouTubeショッピングとは、YouTubeと外部のネットショップの商品情報を連携できるサービスです。動画に商品をタグ付けしたり、チャンネル上に商品情報をまとめたりできます。

YouTubeは利用者が多い上、動画からシームレスに商品ページへと誘導できるので、高い集客効果を期待できる手法です。

YouTubeショッピングと連携できる国内のECサービスは限られていますが、BASEでは2024年から連携を開始しました

YouTubeのショッピング機能とは?利用条件や連携可能なネットショップ作成サービスも紹介

Googleショッピング広告

Googleのショッピング広告とは、検索結果一覧ページや、ショッピングタブなどに商品名や商品写真・価格などを表示する広告です。

テキストのみのリスティング広告(検索広告)と違って写真や値段などの情報を盛り込めるため、購入意欲の高い顧客をショップに誘導しやすい効果があります。

BASEでは、Googleショッピング広告をかんたんに運用できる「Google商品連携・広告 App」を提供しています。有料の広告だけでなく、無料で掲載できる「無料商品リスティング」に表示することも可能です。

「BASE」の商品をGoogleに!「Google商品連携・広告 App」でできることとは?

SEO対策や集客の効果を分析するには? 

BASEでは管理画面の「データ」タブから「Webショップ閲覧数(PV)」「アプリショップ閲覧数(SV)」「SNS経由の流入数」などの数値が確認できます。

また、注文者数を新規・リピーターにわけて閲覧することも可能です。

これらの数値をもとに、集客施策がどれくらい効果が出ているのか分析できます。

BASEで取得できるデータを生かした分析例

ほかのショップも参考にしたい。「BASE」のショップ事例を探す2つの方法

BASEのほかのショップを参考にしたいものの、どんなふうに検索すればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

ここからは、BASEでショップを運営しているサイトを探す方法を紹介します。

1. Googleで「site:base.shop」と入れて検索

Googleの検索でBASEのショップを見つけたいときは、「site:」コマンドを活用してみてください。「site:」コマンドとは、特定のドメインに限定して検索できる方法です。

BASEのショップを探すには、「site:base.shop 〇〇〇〇」というように、BASEのショップドメインと任意のキーワードといっしょに検索してみてください。〇〇の部分には、自分の販売したい商品のワードを入れて検索する方法も便利です。入力したワードに関連するショップが表示されるので、探しやすくなります。

なお、BASEには「base.shop」を含めて10のドメインがあります。一覧を以下に表示するので、「site:」に続けて入力し、ほかのショップを探してみましょう。

base.shop
shopselect.net
base.ec
theshop.jp
handcrafted.jp
fashionstore.jp
buyshop.jp
supersale.jp
official.ec
kawaiishop.jp

2. 「Pay IDアプリ」内で検索

次に、ショッピングアプリ「Pay ID」で検索する方法もあります。

Pay IDは、BASEで商品を販売しているショップであれば誰でも出店することができる、BASE独自のショッピングアプリです。

ショッピングアプリ「Pay ID」をダウンロードして立ち上げると、ショップの商品がずらりと並んでいるので、自分が見たいジャンルを検索してみましょう。

まとめ

BASEのショップが検索で表示されないときは、ショップ名がほかのショップやサイトと重複していないかどうかを確かめてみてください。重複していた場合は、検索結果ページでほかのショップやサイトよりも上位に表示されるための「SEO対策」を行いましょう。

SEO対策に使えるテクニックはいくつかあり、自力で取り組むには手間も専門知識も必要です。しかし、BASEでは無料機能の「SEO設定App」をインストールして、かんたんな設定を行うだけで対策できます。その上で、SNSなどを活用しながら集客を図ってください。

SEO対策によるショップへの来訪数の変化はBASEの管理画面からチェックできるので、分析して今後の集客施策に活かすこともできます

また、ほかのショップを参考にしたいのであれば、ショッピングアプリ「Pay ID」を利用して探すのが便利です。あなたのショップが検索で上位に表示されるように、さまざまな対策を試してみてください。

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