第2回
集客はできているのに、商品が売れない場合のチェックリスト
更新日 : 2021/12/19
投稿日 : 2021/12/19

前回の記事では、売上が出ない原因は「集客ができてないか」「集客はできているが購入させられていない」の2択です、ということをお伝えしました。

ここのページを見ている方は「集客」は問題なさそうということかと思います。

集客はうまくいっているのに、商品が売れない場合には、せっかく来てくれたお客様が、ギリギリのところで商品を買うのを戸惑ってしまったり、商品ページのコンテンツが十分でないために、「購入」というアクションを起こしてないなど、集客面とはまったく異なる原因が存在しています。

よくある原因をチェックポイントにして、具体的な解決策を提示していますので、自分のショップと見比べながら確認し、必要に応じて改善してみてください!

①商品を購入しやすい導線になっているか

チェックポイント
  • 伝えたいことが伝わるビジュアルになっているか
  • 登録商品カテゴリは整理されているか
  • 商品画像は、使用イメージがしやすいものか
  • 購入ボタンは、わかりやすい場所にあるか

▼課題別対策
伝えたいことが伝わるビジュアルになっているか
→商品やブランドに沿ったデザインにする
→ビジュアルを変えてみて、テストする

商品カテゴリは整理されているか
→カテゴリ名をわかりやすくする
→カテゴリ分けを工夫する

商品画像は、使用イメージがしやすいものか
→なるべく多くの商品画像を掲載する
→アップや引きなど、商品全体がわかる画像をふくめる

購入ボタンは分かりやすい場所にあるか
→商品画像や説明欄のすぐ下に、購入ボタンを設ける

 

②商品の説明が曖昧になっていないか

チェックポイント
  • 商品説明が、売り手の人柄が伝わる文章になっているか
  • 商品購入に必要な情報が、もれなく入っているか
  • 登録料返品、交換対応についての記載があるか

▼課題別対策

商品説明が、売り手の人柄が伝わる文章になっているか
→単調でよそよそしい文章は避ける
→こだわりや、ストーリーを記載する

商品購入に必要な情報が、もれなく入っているか
→サイズや賞味期限・保証期間等必要な情報を漏れなく記載する

返品、交換対応についての記載があるか
→商品ページ、または個別ページに詳細を記載する

 

③商品の値段は、相場にあっているか

チェックポイント
  • 他社商品や競合商品と価格を比較して、商品の価格は妥当か
  • お客様にとって、納得感のある販売価格になっているか
  • 相場から外れた価格で売っていないか

▼課題別対策

他社商品や競合商品と価格を比較して、商品の価格は妥当か
→割引クーポンを発行する
→一時的なキャンペーン価格として提供する
→価格の妥当性を示す背景や、こだわりを説明する
→ブランド力を高める

お客様にとって、納得感のある販売価格になっているか
→同ジャンルのネットショップや、他社を調査する
→購入者にアンケートを実施する

相場から外れた価格で売っていないか
→市場調査をおこなう
→他社商品と価格を比較する

 

④決済手段・配送方法などは充実しているか

チェックポイント
  • 主要な決済方法(クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済など)に対応しているか
  • 配送方法や送料がわかりやすくなっているか

▼課題別対策

主要な決済方法(クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済など)に対応しているか
→ターゲット層が利用する決済方法に対応しているか、再度見直す
→決済についての案内はわかりやすいか、確認する

配送方法や送料がわかりやすくなっているか
→送料がかかることが、決済前にわかるようになっているか
→場所によって送料が異なる場合について、わかりやすく説明できているか
→商品によって送料が異なる場合について、わかりやすく説明できているか

 

⑤ほかのショップと比べて、送料が高くなっていないか

チェックポイント
  • 送料は地域別にするなど、納得感のある価格になっているか
  • 本体価格に比べて送料が高すぎないか

▼課題別対策

送料は地域別にするなど、納得感のある価格になっているか
→送料が高くなる場合は高くなる理由を説明する
→近距離の方はできるだけ安くなるように地域別に送料を決める

本体価格に比べて送料が高すぎないか
→セット商品などを作って送料が高くならない商品を作る
→配送方法や梱包方法を改善できないか検討する

 

⑥返品ポリシーなどが、厳しくなりすぎていないか

チェックポイント
  • 返品ポリシーに、購入を踏みとどまらせるような内容がないか
  • 不良品や欠陥品の交換対応をおこなう旨の記載があるか

▼課題別対策

返品ポリシーに、購入を踏みとどまるような内容がないか
→返品ポリシーを見直す
→返品ポリシーの内容が厳しすぎる場合は、適宜修正する

不良品や欠陥品の交換対応をおこなう旨の記載があるか
→返品ポリシーや関連ページに記載があるか、確認する

 

⑦商品数は十分か

チェックポイント
  • 他社と比べて、取扱商品数が見劣りしていないか
  • 同一商品のサイズ違いや、カラーバリエーションは充実しているか

▼課題別対策

他社と比べて取扱商品数が見劣りしていないか
→他社と自社の取扱商品数を比較する

同一商品のサイズ違いやカラーバリエーションは充実しているか
→自ショップの商品の充実度を確かめる

 

⑧商品の魅力を伝えられているか

チェックポイント
  • 着用、使用シーンがわかる写真や動画があるか
  • 写真などから、商品の細部まで把握できるか
  • 商品を買うメリットを訴求できているか

▼課題別対策

着用、使用シーンがわかる写真や動画があるか
→使用イメージのわかる写真や動画を掲載する

写真などから、商品の細部まで把握できるか
→商品ページに、写真を複数掲載する

商品を買うメリットを訴求できているか
→商品ページでメリットに関する記載があるか、確認する

 

⑨類似商品と比較して、購入する理由はあるか

チェックポイント
  • 他社商品や競合商品と比べて、優れているポイントがあるか
  • 種類の豊富さや価格など、商品の強みを洗い出し、訴求できているか

▼課題別対策

他社商品や競合商品と比べて、優れているポイントがあるか
→価格や品質などの項目を、他社商品と比較する
→他社商品を取り寄せて、調査をおこなう

種類の豊富さや価格など、商品の強みを洗い出し、訴求できているか
→商品ページに強みが記載されているか、確認する
→購入ページにおいて、商品のもっとも打ち出したい強みが伝わってくるか、チェックする

 

⑩集客の仕方に問題はないか

チェックポイント
  • 商品ジャンルと相性のよいSNSを利用しているか
  • ショップデザインが取扱商品や運営の方向性とずれたものになっていないか

▼問題別対策

商品ジャンルと相性のよいSNSを利用しているか
→SNSが伸びない場合は、別のSNSの利用を検討する

ネットショップが、取扱商品や運営の方向性とずれたデザインになっていないか
→ネットショップ全体のデザインに統一感があるか、確認する
→有料テーマの導入を検討する

 

⑪購入の後押しはあるか(レビューなど)

まとめ
  • 商品を今すぐ買いたくなる要素はあるか
  • 上記を、ネットショップ内で訴求しているか

▼課題別対策

商品を今すぐ買いたくなる要素はあるか
→期間限定のプロモーションや、キャンペーンをおこなう

上記を、ネットショップ内で訴求しているか
→トップページに関連バナーを掲載するなど、露出度を上げる

 

以上、たくさんのチェックポイントを記載しましたが、すべて確認しなければならないというわけではありません。

重要なのは、このような視点からヒントを得て、自分なりに考えて「課題のボトルネック」を仮説立ててみることです。

「もしかして、これが原因なんじゃ?」「これを変えたらよくなるかも?」こういった積み重ねが、ショップの魅力を何倍にもブラッシュアップさせていくことになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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