第1回
売上が出ないときに考えられる2つのこと
更新日 : 2021/12/22
投稿日 : 2021/12/19

ネットショップをはじめてはみたものの、「商品が売れない」と悩んでいる方は、とても多いです。

そんなときは、今回紹介する2つの仮説に基づいて、原因と対策を考えてみましょう。意外と、商品が売れない原因はシンプルです。

▼「商品が売れない時に考えられる仮説」

なぜ、この2つのいずれかが原因なのか?というと、売上というのは、以下の式で導き出されるからです。

「売上= 訪問者数(集客) × 購入率(集客した人が購入)× 購入単価」

なにもむずかしい話ではありません。訪問者がいなければ、商品が売れることはありませんし、訪問者がいても、買ってくれる率が0であれば、売れることはありません。

そのため、もし今「売れない」という悩みを持っているのであれば、売れてない原因がこの2つのどちらなのか?を見極め、それに対する対策をしていけばいいのです。

集客が機能しているかを確認する方法

では、まず「集客できているか?」について、確認していきましょう。売上が出ない場合、ほとんどは「集客ができていない」ことが原因です。

2ステップにわけて、集客できているかどうかを確認していきましょう。

STEP1. 自分のショップの現状を知る

問題を解決するには、なにごとも現状を知ることから、です。自社のネットショップの現状を知るために、まずは、下記の4つの項目を確認してみましょう。

  • ①ネットショップのアクセス数
  • ②アクセス数のうち、SNSとアプリ経由の割合
  • ③商品ページが見られている頻度は、どれくらいか
  • ④力を入れているところから、ネットショップに流入があるか

 

むずかしいことを考える必要はないので、この4つについて、数字を確認してみてください。

1〜3については、BASE管理画面の上部メニュー「データ」に進み、「Web集客」欄を見ることで、確認できます。

①ネットショップのアクセス数

「Webショップ閲覧数(PV)」が、1日ごとのネットショップ内のページがどれだけ見られているか、を表す数値です(①ネットショップのアクセス数)。

②アクセス数のうち、SNSとアプリ経由の割合

Webショップの閲覧数(PV)は、全体のアクセス数ですが、それぞれのアクセスがどこから来ているのか?を確認しましょう。

これを確認するには、SNS経由の閲覧数やショッピングアプリ経由の閲覧数を確認します。

③商品ページが見られている頻度は、どれくらいか

「BASE」では、商品ごとの閲覧数も見れるようになっているので、商品ページがどれくらい見られているかも確認しましょう。

④力を入れているところから、ネットショップに流入があるか

4に関しては自分がおこなっている集客方法で集客できているのか、を確認します。

もし、Instagramからの集客を実施しているなら、SNS流入のところでInstagramからの流入がどれくらいあるか、確認しておきましょう。

ここまでできれば、下準備は完了です。

 

STEP2. 数字を見て集客が機能しているか確認

STEP1. で、分析に必要な数字をだいたい把握できたので、ここから実際に「集客できているか?」を確認していきます。

確認項目1:商品が売れるために必要な、33人の集客はある?

急に33人という数字が出てきましたが、この数字は、ネットショップの平均的な購入率から逆算して出てくる、「1商品が売れるために必要な集客数」です。

※ネットショップのCVR(ショップを訪れた方が、商品を買う確率)が、おおよそ3%と言われているからです。(参考:Adobe Digital Index Consumer Electronics Report 2020)

さきほど確認した、自分のショップの閲覧数と比べてみましょう。

もし、33人どころか100人や200人も集客があるのに「商品が売れていない」場合は、「集客以外」に原因がある可能性が高いので、次の記事をご確認ください。

一方で、集客が100人未満であれば、単純にまだまだ集客が足りていないだけ、の可能性もありますので、まずは既存の集客方法の改善をおすすめします。

集客に関してはSTEP5を確認ください。

 

確認項目2:商品ページは見られているか?

このパターンはあまりないケースですが、ショップのトップページはたくさん見られているけれど、「商品ページが全然見られていない」という可能性もありえます。

ショップを訪れた人が、トップページだけを見て離脱していると、こういう事態になることがあります。

「STEP1のネットショップの現状を知る」で解説した、BASE管理画面で各商品ページのPV数が全体のPV数に対して少なすぎないか確認してみましょう。

もし、商品ページのPV数が全体の1割にも満たない、といったケースでは、対策が必要です。

対策の具体例としては、以下のようなネットショップの、レイアウト変更・デザイン変更を参考にしてください。

  • 有料テンプレートを使うなど、ショップ全体のデザインを見直す
  • 任意商品の紹介用写真を見直す(枚数を増やす、キレイな写真を使う、など)
  • 商品のタイトルを見直す

これで、「集客が機能しているか?」の確認は終了です。

もし、あなたのショップに100人以上の集客があり、なおかつ、商品ページも十分に見られているのであれば、次に紹介する「集客はできているが、購入に至っていない」を解決する記事を確認しましょう。

逆に今回の分析で「集客そのもの」に課題がありそうな場合は、こちらから集客について再度検討してみましょう。

まとめ
  • 「集客できているのか?できていないのか?」を確認することから!
  • 集客できているのに売れない場合は、さまざまな原因が考えられる!
  • 次の記事を確認して、原因を仮説立てアクションしよう!
お悩みをお聞かせください
月商10万円を目指す上で
「こんなことに悩んでいる」
「ここが分からない」という、
みなさんのお悩みを募集しています!
※正式回答が必要なお問い合わせはこちらへお願いします

ガイド一覧