この記事では、Instagramの運用について、地道に投稿をしていきながらネットショップの売上につなげる方法や、考え方について解説します。
この方法は、もっとも一般的な方法で、多くのBASEショップでも実践されています。
Instagramの運用を通して、ファン(見込み客)を集め、エンゲージメントを重ねながら商品を購入していただきます。
目次
インスタグラムから商品を売るって、どんな感じ?
Instagramからネットショップの売上につなげると言っても、具体的なイメージができない人は多いのではないでしょうか。
Instagramから商品が売れるのは、下記の2つの事柄が関連しています。
- ①Instagramで商品を購入する人が多い
- ②Instagramから、商品の購入導線が引ける
①Instagramで商品を購入する人が多い
イプソス株式会社がおこなった「Project Instagram」という調査によると、Instagramを利用するユーザーのうち、81%の人が商品やサービスを検索する、80%の人が商品やサービスを購入するか決めるのに利用する、という結果があります。
つまり、Instagram上には、商品やサービスを探しているユーザー層が多く、購買意欲が高いのです。
そこでうまく集客できれば、「商品が売れる」ということです。
②Instagramから、商品の購入導線が引ける
お客様がいるだけでは商品が売れませんが、Instagramでは、集客した人を「商品購入」というアクションまで動かす、「購入導線」を引くこともかんたんにできます。
これが、Instagramで「商品が売れる」2つ目の要素です。
Instagramからは「フィード投稿」「ストーリーズ」という、2つの投稿タイプから動線を引くことができます。
フィードは、Instagramの通常投稿です。BASEの機能である「Instagram販売 App」をインストールすれば、Instagramの投稿画面内に、商品へのリンクを埋め込むことができます。
これにより、投稿を見た人が、かんたんにショップに移動することができるのです。
ストーリーズは、保存しなければ24時間で消えてしまう、一時的な投稿です。ストーリーズは、今まで一定のフォロワー数を超えなければリンクを貼れなかったのですが、最近その制限が撤廃されたため、どなたでもストーリーズを活用して、購入導線を引くことができます。
また、ストーリーズには、かんたんにアンケートを取れる機能など、フォロワーとコミュニケーションをとれる機能が豊富にあるので、ショップ運営には欠かせません。
このように、Instagramには「潜在的なたくさんのユーザー」「ショップに導くためのたくさんの機能」の2つがすでにそろっているので、うまく活用すれば、ショップの商品を売ることができるのです。
ここまでお伝えしたとおり、Instagramがいろいろとお膳立てしてくれているので、ショップオーナー様が実際におこなうのは、「自分のアカウントに人を呼び込み、購入導線を引いて、そのままショップに誘導する」。
たったこれだけのことです。
これが、Instagramで商品が売れる仕組みです。
自分のアカウントに、人をどうやって呼び込むの?
では、どうやって人を呼び込むのか?ということですが、まず、Instagram上の人があなたのアカウントをフォローするまでの流れを、しっかり把握しましょう。
上の画像のとおり、なんらかの投稿を見る→興味を持ったら、プロフィールを見る→今後も継続して見てみたい、と思ったらフォローする、という流れです。
なので、まずは、どのようにして自身の投稿を見てもらうかが、Instagram運用の第一歩なのです(広告の場合は、このステップが必要ないので、かんたんというわけですね)。
投稿をみていただく経路としては、以下の4つがメインになります。
・ハッシュタグ(新着・人気)
・発見
・地域タグ(新着・人気)
・タイムライン
このなかでも、最初に狙っていくべきなのは、「ハッシュタグ/新着」「地域タグ/新着」のいずれかです。
というのも、「発見」やハッシュタグ・地域タグの「人気」の上位に載るには、Instagramが投稿の質を判断する仕組み(アルゴリズム)によって、高評価を得なければならないため。
よく言われている、「いいね!」数や投稿の閲覧時間、保存などが、関係してくる項目です。なので、まずは新着で誰かに見られたときに高評価を受けられるように、アルゴリズムを意識したコンテンツを作っていくことが、「自分のアカウントに人を呼び込む方法」となります。
「では、実際になにを、どのように、どういうステップでやっていけばいいのか?」
というのが、多くの方の疑問だと思います。とはいえ、これに関しては、非常に専門的かつ端的に説明できるものではないため、Instagramマーケティングの専門会社である「株式会社SAKIYOMI」様に、STEP6「インスタ運用」で全10回に渡ってコンテンツを寄稿いただきます。
アカウント設計の方法や、なにを投稿するか?どんなアクションをするのかまで、ネットショップのインスタ運用について、くわしく実践的な内容を記載いただいていますので、Instagram集客に悩んでいる方は、ぜひご確認いただくことをおすすめします。
商品に興味がない人を集めるのは、無意味なので注意!
Instagramでは、集客・フォロワー数をのばすことが大切、と説明しましたが、闇雲に集客すればよい、というわけではありません。
商品に興味があるユーザー層、顧客になりそうなアカウント、をフォロワーとして獲得できないと、ネットショップの売上にはつながらないのです。
このあたりもSAKIYOMI様の記事でくわしく解説されていますので、そちらを念頭に置きながらコンテンツを読み込んでいただくとよいかと思います。
コラム|Instagramは「映え」重視じゃない時代に
一時期、「インスタ映え」という言葉が流行りました。Instagramに写真を投稿したときに、見栄えがよくひときわ目立ってみえる(映える)、という意味で使われる言葉です。
ただ、その言葉はもはや過去のものであり、現在のインスタは、まったく風貌を変えています。
現在のInstagramは、映え写真などのたんにきれいな写真ではなく、わかりやすい内容か、共感できる内容か、といった投稿の「質」が重視されています。
商品に関わる投稿であれば、「商品の魅力や、優れた点が伝わってくるか」「商品の細かな部分や使用感までレビューされているか」にこだわってみましょう。
上記のような話もSTEP6で解説していきますので参考にしてみましょう。
- インスタは物を売るための環境が整っている!
- アルゴリズムを意識した運用が必要不可欠!
- STEP6で専門的な知識とともに解説していきます!