ネットショップの8つの仕入れ方法を、仕入れ手順とあわせて解説!

2019.04.23(更新:2024.07.26)

ネットショップで売上を上げるためには、「商品を売る」ことが必要です。では、その「売る商品」をどこから調達してくるか?ネットショップ運営の最初の問題が、商品仕入れです。

商品仕入れに失敗すると、「全然売れない在庫が大量にできてしまった」「売っても売っても利益が出ない」という問題が現実に起きてしまうかもしれません。もちろん、ご自身で製作されたハンドメイドや、立ち上げたブランドのオリジナル製品を販売する、といった選択肢もありますが、今回は「仕入れ販売」するパターンを念頭に、「商品仕入れ」の手順を解説します。仕入れの失敗を回避するためのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

ネットショップの商品を仕入れるコツ

ネットショップの商品は、ただ売れそうな商品を仕入れればいいということではありません。というのも、仕入れ方法が間違っていると、大量に在庫を抱えてしまったり、思ったように売上が伸びなかったりするリスクがあるためです。ネットショップを軌道に乗せるためにも、次の7つの仕入れのコツを参考にしてみてください。

複数の仕入れ先を確保する

複数の仕入れ先を確保しておくとネットショップがスムーズに運営できます。というのも、一つの仕入れ先しか確保していないと、商品の欠品や配送の遅延などで仕入れしたい商品が確保できなかった場合、ネットショップで販売できないので販売機会の損失につながってしまうためです。

複数の仕入れ先を確保しておけば、あるルートからの仕入れが急にできなくなってしまった場合、他の取引先から商品を仕入れることができます。

仕入れ価格を極力抑える

仕入れ価格が膨らむと必然的に販売価格が高くなり、商品を購入してもらえなかったり、リピート購入してもらえなかったりすることがあります。そのため、仕入れ価格はできるだけ抑えるのがおすすめです。しかし、仕入れ価格が安ければ安いほどいいということはありません。届いた商品が破損していれば販売できず損失につながるほか、商品の質が悪いと顧客からのクレームに発展する可能性があるので、価格と品質のバランスを見ながら仕入れ商品を決定するのがおすすめです。

ショップのコンセプトを再確認する

ネットショップで販売する商品を仕入れるさい、あなたは何を基準として商品を選びますか。これからの季節に求められる商品、自分が好きな商品、最近巷で話題の商品など、判断基準は数多くあります。むやみやたらに「売れそうだから」という理由で商品を選ぶのは、失敗の原因になります。

仕入れる商品を選ぶとき、まず考えるべきことは「ショップのコンセプト」です。言い換えると「顧客があなたのショップで商品を購入する理由」となります。既存の商品を仕入れて販売するということは、「ほかのネットショップ・オーナーも、同様の商品を販売している」ということです。ほかにも競合がいる中で、あなたのショップで購入してもらうための必然性をしっかり決めることが重要です。

安売りではなく、付加価値をつけてあなたのショップで買う理由を作ろう。

あなたのネットショップのコンセプトを強化する11のポイント

市場調査をする

次に考えるのは、「あなたのショップ」で何が売れるのか?ということです。もっとも重要なのは、コンセプトに沿っている、ということ。たとえば、北欧雑貨をコンセプトとしているショップで和雑貨を売れないのは、想像しやすいと思います。あなたのショップを訪れる人がどんな期待を持って(どんな商品をほしいと思って)訪れているのかを想像し、ターゲットがほしがる商品をイメージしてみましょう。

売れる商品のヒント

どんな商品が売れるのか思いつかない場合は、以下の視点で考えてみましょう。このような観点で、実際に商品を探す前に見当をつけておきましょう。有名な心理学の用語に、「カラーバス効果」というものがあります。これは「自分が意識している情報がどんどん目に入ってくる」という、誰もが体感したことのある現象です。商品仕入れのさいも、「どんなものが売れるかな?」と少しでも事前に意識しておくことで、思いもよらなかった商品を見つけることができるかもしれません。

差別化を図る

ショップや商品のファンになってもらい、売上を確保するためには競合と差別化を図る必要があります。とくにネットショップは実店舗と比べて競合が多いため、ほかにはないショップや商品の魅力をアピールしないと、なかなか購入につながりません。

競合と差別化するためには、商品のジャンルやショップのテイストが似ている競合をピックアップし、取り扱い商品や売り出し方などを分析する必要があります。分析を行った上で、いい部分は取り入れ、自身のショップの個性を出していけるように工夫してみてください。

在庫管理を工夫する

適切に在庫管理を行わないと、商品が売れているのにも関わらず在庫が足りなくなってしまい、販売機会の損失につながります。反対に売上が少ない商品をたくさん仕入れてしまうと、倉庫代など保管スペースにかかるコストがかさんだり、在庫を廃棄したりしなければいけなくなることもあるでしょう。そのため、商品ごとの販売期間と販売数を把握し、在庫管理を適切に行うのがおすすめです。

【資金活用編】仕入れの資金繰りは、資金調達で解決しよう

ネットショップの仕入れ方法①|ネットで仕入れる

ネットで、オンライン上の仕入れサイトから仕入れる方法です。サイトに登録するだけで、自宅にいてもパソコンやスマートフォンから、販売したい商品を探すことができます。一つの仕入れサイトからさまざまなメーカーの商品が仕入れ可能なので、仕入れ先が大幅に広がる点がメリットです。

また、仕入れサイトでは、商品情報も充実しています。無料で会員登録をすれば閲覧が可能な場合が多く、まだ仕入れる商品が決まっていない段階でも、気軽に商品を探せるのが魅力です。また、1点から卸すことが可能で、リスクを最小限に抑えた形で商品を卸すことができますし、商品写真、説明文の転載が可能、というメリットがあります。

メリット

  • 仕入れ幅が広がる
  • さまざまな商品を見ることができる
  • 一点からでも仕入れられる

ただし実際に商品を手に取って見られない点、仕入れサイトの商品は誰でもかんたんに仕入れられるため差別化を図りにくく、価格競争になりやすい点がデメリットです。またネットの仕入れサイトは、世界中の誰でも閲覧が可能です。つまり、他社と似た商品を仕入れてしまう可能性があります。そういったデメリットを回避するためにも、コンセプトをしっかり作ることや、利益の出そうな商品の見極めが重要となってきます。

デメリット

  • 差別化がむずかしい
  • 手にとって見ることができない

おすすめのネット仕入れ先①|<NETSEA(ネッシー)>

160万点もの商品の中から、仕入れ商品を選べるサイトが<ネッシー>です。ネットショップ運営者の方を中心に、現在25万人ものバイヤーの方々が利用しているサービスであり、入会金、月額費用も無料となっています。アパレル、ファッション雑貨、家具・インテリアを中心に商品が用意されており、約5,000社の卸業者(サプライヤー)から商品を卸すことが可能です。

おすすめのネット仕入れ先②|<スーパーデリバリー >

商品数約147万点で、ほかのサイトにない商品も多い<スーパーデリバリー>。利用時に必要な月会費2,000円(税抜)が、BASEショップ登録者なら6ヶ月無料の特典があります。強豪との差別化がむずかしいネット仕入れですが、月会費が有料であることに加え商品数が多いので、ほかのサイトよりも競合と被りにくい可能性があります。くわしくは下記の記事をご確認ください。

「スーパーデリバリー App」を活用して、仕入れ販売をはじめよう

おすすめのネット仕入れ先③|<卸の達人>

<卸の達人>は美容・健康商品に強いネット仕入れサイトです。商品数は2,000点以上と取り扱い商品が豊富で、月会費が無料なのも大きな魅力です。話題のテレビショッピング商品も取り扱っているほか、動画でチェックできる商品もあるので、さまざまな角度から仕入れ商品を選ぶことができます。

仕入れ方法②展示会で仕入れる

展示会とは、企業や問屋が大きな会場に集まって、小売業者に宣伝を行うイベントです。メリットは、たくさんの商品をまとめてチェックできること、メーカーや同業者とのパイプを作るチャンスがあること、新商品をいち早くチェックできる機会が多いこと、サンプルをもらえる場合があることです。

ただし、個人でネットショップをやっている場合、信頼を得るのがむずかしい場合もあります。名刺や、あなたのショップの案内を用意して、ショップの魅力や本気度を伝えましょう。

  • メリット:メーカーや同業者とのパイプ作り、仕入れ先の開拓
  • デメリット:実績が少ない場合、商談成立させにくい

おもな展示会には、日本最大級の総合展示会『インターナショナル・ギフト・ショー』や『リードエグジビションジャパン』、トレンドの商品やユニークな商品がそろう『ファッション雑貨EXPO』などがあります。

こういった展示会に参加するのは、少々心理的ハードルが高いかもしれませんが、直接メーカーや卸業者と会話するチャンスでもあります。また、年に2回開催されるギフトショーは、多用な商品が紹介されるおすすめの見本市ですので、ぜひ参加してみてください。なお、見本市などに参加される場合は、名刺を用意しておくことが必須ですので、忘れずに準備しましょう。

展示会情報はこちらで収集

展示会の情報は、<JETRO(日本貿易振興機構)>で確認できます。<JETRO>は経済産業省所管の独立行政法人で、見本市・展示会データベース<J-messe>を運営しています。データベースはインターネットで提供されており、会期、業種、開催地などで展示会を検索することが可能です。過去に開催された展示会のレポートも公開されているので、どの展示会に行くか迷ったら、雰囲気をつかむのにも役立ちます。

仕入れ方法③海外サイトから仕入れる

ネットで仕入れることができるのは、日本のサイトからだけではありません。海外にも仕入れサイトはあり、それらを活用することで、日本にはない製品や日本では実現できない価格で仕入れることもできます。もちろん日本のサイトではないので、取引に日本語が使えない、などのデメリットもありますが、チャットなどでやり取りができるのに加え、仕入れ代行業者なども存在します。

  • メリット:安価で競合と被りにくい商品を仕入れられる
  • デメリット:言語的な問題に加え、不良品などが多い傾向にある

BASEでは<タオバオ新幹線>というサービスと提携しており、下記に紹介している<タオバオ>からの輸入仕入れがかんたんに行えます。

「タオバオ新幹線 App」の使い方|BASEと連携して輸入販売をはじめよう

利用するサイトに応じて自分で仕入れるか、代行業者などを使うのか、リスクも含めて検討する必要があります。

おすすめのネット仕入れ先①|<AliExpress>

中国の卸売りに特化したサイトです。海外サイトからの仕入れは、業者専用の場合も多いのですが、<AliExpress>は個人でも利用することができるため、代行業者は必要ありません。個数も1個単位から利用できるので、初めての方にも使いやすいサイトです。

おすすめのネット仕入れ先②|<タオバオ新幹線>

<タオバオ>は中国の大手C to Cモールで、激安の商品が多数そろっています。ただ、基本的にC to Cであるため、取引のトラブルが起こる可能性はぬぐえません。初めて利用する場合は、代行業者を利用して利用することをおすすめします。BASEではタオバオ新幹線という代行サービスと連携しているので、興味がある方は確認してみてください。

仕入れ方法④海外買い付け

ネットだけでなく現地に出向いて買い付ける方法もあります。日本ではあまり売られていない商品を入手できる可能性が高く、ほかのショップとの差別化にもつながります。中国産のアパレル製品のように、海外から仕入れる場合は国内よりも仕入れ値が安いものが多いため、高い利益率を確保できるのもメリットです。

デメリットは低品質な商品もある点、語学力や交渉力がいる点が挙げられます。語学力や交渉力をおぎなうため、代行業者に仕入れを依頼するケースも多いです。加えて海外からの仕入れは、関税や渡航費を含めたトータルコストを考える必要がありますので、不慣れな間は代行業者などを活用することも検討ください。

  • メリット:安価で競合と被りにくい商品を仕入れられる
  • デメリット:言語的な問題に加え、現地の商習慣に合わせた交渉力なども必要

BASEと連携している<AYATORI>では、アパレル製品の専門家が、仕入れのアドバイスにも乗ってくれます。ぜひ相談してみてください。

「AYATORI App」を活用して、アパレル商品の仕入れ販売をはじめよう。はじめ方や注意点を解説!

現地仕入れでは、距離も近い韓国の東大門市場や、ソウルの<ロッテアウトレット>や<マリオアウトレット>といったアウトレットモールからの仕入れなどは人気です。

仕入れ方法⑤メーカーや個人から仕入れる

商品を製造しているメーカーや個人から仕入れる、という方法もあります。直接仕入れる場合、まず販売元にメールなどで連絡を取り、卸価格での購入ができるか確認してください。そのあと、お互いで取引条件を決め、契約を交わします。

メーカー・個人から直接仕入れるメリットは、問屋などの仲介業者を挟む場合よりも安く仕入れられること、相手と長期的な関係を築けること、商品で差別化を図りやすいことです。デメリットは、ショップ実績がないと断られる場合も多いこと、最低注文数(最低ロット数)の条件がある場合が多く、ある程度の資金が必要になることです。

  • メリット:安く仕入れられる上に、差別化をしやすい
  • デメリット:最低ロットが決まっていたり、実績がないと断られることも

気になる商品があれば、直接問い合わせてみるのも一つの手です。ただし、メーカーなどは卸売業者を通さないと販売してもらえなかったり、最低ロットが大きかったりと、なかなか仕入れることがむずかしい可能性もあります。

ある程度の運営期間が過ぎていて実績もあり、ショップ規模も大きい人に向いている方法ですが、「どうしてもこの商品を売りたい」という商品に出会ったら、その熱意を伝えてみましょう。個人のクリエイターさんに問い合わせる場合も、同様の対応をされる場合もありますが、メーカーよりは柔軟に対応してもらえるかもしれません。メールや電話などで、ショップ名やURLなどを伝えて連絡してみてはいかがでしょうか?

仕入れ方法⑥問屋街で仕入れる

海外まで行かなくても、日本国内にも多数の問屋街があり、交渉次第では商品を仕入れることができます。こういった問屋街から仕入れることで、日本にいながらにして、ほかのショップにはない商品を仕入れることも可能です。基本的に、問屋街のお店は卸を対象としていますが、一般購入も可能な店がほとんどなので、試しに一度問屋街を散策してみるのもいいかもしれません。

※問屋街ごとにルールが違うので、訪れる前に下調べは必要です。また、実際に仕入れの交渉をするさいには、基本的な専門用語や暗黙のルールなどを身につけた上で名刺を持っていくなど、真剣に仕入れる、という前提で訪れる必要があります。下記に東京の問屋街を挙げますので、お近くの問屋街に一度足を運んでみるのもいいかと思います(その他の問屋街に関しては、Wikipediaにもくわしく掲載されています)。

東京の代表的な問屋街

概要

浅草・花川戸のはきもの問屋街

靴・スリッパなどの履き物

浅草・かっぱ橋問屋街

調理、食材、衣装、食品サンプルなど日本最大の道具街

日本橋横山町・馬喰町問屋街

衣服・アクセサリーなど多数

日暮里・繊維街

生地や布

蔵前・おもちゃ問屋街

玩具など

 

仕入れ方法⑦ドロップシッピングも

ドロップシッピングとは、注文が入った時点で卸業者やメーカーから商品を直送してもらうことです。在庫を持つ必要がない点が大きな特徴です。

ドロップシッピングとは?おすすめのサイトやメリット/デメリットを紹介

メリットは、在庫を抱えるリスクがない点、商品を仕入れる資金がなくてもよい点、在庫管理の手間や発送業務も省略できる点です。デメリットは、商品で差別化を図るのがむずかしい点、価格競争になりやすい点が挙げられます。資金があまりない人や、リスクなく仕入れ販売を始めたい人におすすめです。

おすすめのドロップシッピングサイト①|<Top seller>

Top seller>は30万点以上の商品をドロップシッピングできるサイトです。契約数1,000ストア突破(※2024年7月時点)と、導入実績が豊富なので信頼性のあるドロップシッピングサイトといえます。商品数が豊富なので、購入機会を増やせるほか、幅広いニーズに応えることができるのも大きな魅力です。

おすすめのドロップシッピングサイト②|<タオバオ新幹線>

これからドロップシッピングを行うなら、BASEと連携している<タオバオ新幹線>がおすすめです。

「タオバオ新幹線 App」の使い方|BASEと連携して輸入販売をはじめよう

<タオバオ新幹線>は、世界最大級の取り扱い商品数を誇る中国の<タオバオ>や、<Tモール>、<アリババ>などから商品を購入して顧客に届けてくれる、輸入代行業者です。<タオバオ新幹線>と連携して「BASE」に商品を出品すると、商品が購入されたら<タオバオ新幹線>が商品の仕入れを行い、検品して日本の購入者まで届けてくれます。海外の仕入れサイトから、言葉の不安なしにドロップシッピングが行えます。

仕入れ方法⑧自社商品を作る

自社商品を作ってショップで販売する場合、大きく分けて「OEM」と「オリジナル生産」の二つの方法があります。OEMは、自分で一から製造するのではなく、ノウハウを持つメーカーに自社ブランドの商品の製造を依頼することです。ネット物販においては、半完成品にアレンジを加えるショップも数多くあります。一方、オリジナル生産は、あなたのショップだけの商品を一から作る方法です。企画から工場の調整など、人脈とノウハウが必要です。

OEMもオリジナル生産も、商品で差別化を図れるというメリットがあります。とくにオリジナル生産は、まったくの独自の商品を生み出せることが強みです。反面、自社商品を作る場合、手間や知識、まとまった費用が必要になり、ハードルが高いというデメリットがあります。

BASEと連携している<AYATORI>では、アパレルの専門家がオリジナル商品の製造支援を行ってくれるサービスです。専門知識を持っていなくても、商品の企画から生産までを専門知識を持った担当者が支援してくれます。値段もかなり良心的な設定になっているのでおすすめです。

「AYATORI App」を活用して、アパレル製品の企画製造を安価にはじめよう!

ネットショップの商品を仕入れる流れ

ネットショップの商品を仕入れる流れは次の4STEPです。

  • STEP1:問屋(サプライヤー)への挨拶、取引を申し込もう
  • STEP2:発注をする前に、注意事項を確認しよう!
  • STEP3:商品を仕入れたら販売をしよう!
  • STEP4:次の仕入れを検討する

STEP1:問屋(サプライヤー)への挨拶、取引を申し込もう

あなたのショップのコンセプトにあった商品を見つけたら、卸業者さんに取引を申し込みましょう。

たとえば、ネット仕入れ専門サイト<ネッシー>の場合は「取引申請」といって、「あなたの商品に興味がありますよ!」とアプローチをすることで、卸価格を確認することができます。取引申請された問屋(サプライヤー)には、バイヤーの自己紹介情報が閲覧できるようになり、この情報を参考に、価格を公開するか、取引をするかを検討しています。サプライヤーが重視している点はさまざまですが、自己紹介情報で自社のコンセプトが伝わるようにしっかり記入しておけば安心です。

また、あわせて会員登録をする必要があるのですが、これによって直接サプライヤーさんとやり取りすることができます。こちらで直接交渉もできますので、最低限のマナーを守り、販売条件の交渉をしてみるのはいかがでしょうか?

その他の仕入れ方法の場合も、仕入れたい商品が決まったら、自分の情報を開示した上で取引を申し出るのが通常のプロセスです。ただネット以外の場合は、人と人との取引になるため、マナーや暗黙のルールなどをしっかり把握した上で行う必要があります。事前に下調べをしてくださいね。

STEP2:発注をする前に、注意事項を確認しよう! 

仮にネットの専門サイトで発注をする場合は、写真は転載してOKなのか、返品は受けつけてくれるのか、1点から仕入れ可能かなど、支払い・販売条件を確認する必要があります。気になる点などがあれば、遠慮なくサプライヤーさんに問い合わせるなどして、事前に確認をするのがトラブルにならないための一番の秘訣です。はじめは数点からの仕入れになるかと思いますが、順調にショップが回っていくにつれて、仕入れロットが多くなるかと思います。そういったときこそ、トラブルにならないよう気をつけてください。

STEP3:商品を仕入れたら販売をしよう!

「売れる!」と見込んだ商品を仕入れたら、あとはあなたのショップに並べるだけです。しっかり検品を行った上で、商品登録を行ってみてください。写真は、転載できたらそれを使ってもいいですし、転載NGの場合はご自身で撮影する必要があります。写真撮影に関しては、「誰でもスマホでかんたん!初心者向け「商品写真の撮り方講座」」という記事を参考にしてみてください。

商品説明もしっかりと

商品説明は自身の言葉で記入しましょう。サプライヤーの説明文の使い回しではなく、ショップのコンセプトに沿った「あなたがなぜこの商品を販売しているのか?」が伝わる説明文にするべきです。商品説明に関しては、下記の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

商品説明はどんなふうに書けばいいの?売れているショップの傾向

STEP4:次の仕入れを検討する

また、仕入れた商品が売れ始めてきたら、売れ筋の商品の傾向を見て、次に仕入れる商品を選定してください。あなたがリーチできる顧客の思考を、しっかりショップのデータから見極めることが重要です。下記の記事を参考に、売れる商品の傾向などを分析してみましょう。

数字が苦手……でも大丈夫!ショップの売上UPにつながるデータ分析4つのステップ

傾向が分かれば、仕入れ数を増やして単価を下げるなど、さらなる売上アップの施策を行うことができます。

ネットショップの8つの仕入れ方法を、仕入れ手順とあわせて解説!

仕入れ先を選ぶポイント

どんなに魅力的な商品を低価格で提供している仕入れ先だとしても、信頼関係が構築できないと後々トラブルに発展してしまう可能性があります。定期的に商品を仕入れて販売できるよう、次の2つのポイントに注意して仕入れ先を選んでみてください。

継続的な仕入れが可能な商品を扱っているか

継続的な仕入れができずに欠品していると、販売機会の損失につながります。また、商品の欠品が多いネットショップはあまりいいイメージを持たれないので、ショップの信頼にも大きく影響するでしょう。そのため、仕入れ先を決定するときは、仕入れが可能な数量や期間を考慮することが重要です。また、もしものために同じ商品を取り扱っているほかの仕入れ先をピックアップしておいたり、複数の仕入れ先から同じ商品を仕入れたりするのも一つの方法です。

サポート体制が整っているか

仕入れた商品が不良品だったり、納期が遅れたりといったトラブルが発生した場合、迅速に誠実な対応を取ってくれる取引先ではないとネットショップ運営に支障が出てしまいます。また、スムーズにコミュニケーションが取れないと、仕入れに時間がかかり、業務効率が低下してしまう可能性もあるでしょう。そのため、24時間の電話対応やチャットサポートなど、サポート体制が充実している仕入れ先を選ぶのがおすすめです。業界での評判を調べたり、仕入れ前にコミュニケーションを取ったりして検討すると失敗が少ないでしょう。

未然に防ぐ!ネットショップにありがちな6つのトラブル

ネットショップの商品を仕入れるときの注意点

ネットショップは誰でも気軽に開設できる反面、仕入れる商品や販売する商品によっては許可が必要となるケースがあります。そもそも販売が禁止されている商品もあるので、法律に違反しないよう、ネットショップで仕入れ販売を行うときは商品選びに十分注意が必要です。では、必要な許可や輸入・販売が禁止されている商品について解説します。

仕入れる商品によっては許可が必要な場合も

次のジャンルの商品の仕入れ・販売を行う場合は、資格や許可が必要です。

  • 食品の販売許可:食品衛生責任者免許、食品衛生法に基づく営業許可など
  • 酒類の販売に必要な許可:通信販売酒類小売業免許、一般酒類小売業免許
  • 化粧品の販売に必要な許可:化粧品製造業許可、化粧品製造販売業許可
  • 中古品の販売に必要な許可:古物商許可
  • 輸入品の販売に必要な許可:国産であれば届出が不要でも、輸入品では届出が必要である場合がある

このように、専門的な商品の仕入れや販売には、資格や許可が必要となるケースがあります。仕入れる商品のジャンルを決定するときは、必要な資格や許可を必ず確認するようにしてください。

輸入・ネット販売が禁止されている商品もある

皮製品や漢方薬などは、ワシントン条約によって輸入が禁止されています。海外では販売が可能なものでも、関税法や植物検疫法、家畜伝染予防法、薬事法によって輸入が禁止・規制されていることから、日本での販売ができないケースもあるため、日本の基準で仕入れ・販売する商品を決定しましょう。また、犬や猫などの哺乳類、鳥類、爬虫類といったペットをネット販売するときは、第一種動物取扱業の規制により、販売者は都道府県などで登録する必要があります。

ネット販売に必要な許可や資格まとめ!具体的な販売例とともに解説!

まとめ

以上、ネットショップで商品を仕入れて売るまでの手順を紹介いたしました。バイヤーとなって商品を選ぶわけですが、ぜひ「直感」「ショップのデータ」「ショップのコンセプト」という3つの軸を意識して商品の仕入れを行ってください。

また、こういった「商品を仕入れて売る」という商売のポイントは、サプライヤーさんとの信頼関係です。いろいろなサプライヤーさんから雑多に商品を仕入れるのではなく、2〜3の仕入れ先から商品を卸しつづけ、信頼関係をつちかっていくことが重要かと思います。

この信頼関係や実績が、大幅なディスカウントにつながるだけでなく、柔軟な対応にもつながってくるでしょう。ぜひ、今回紹介した例を心がけて、商品の仕入れを行ってみてください。

ネットショップ作成サービスのBASEは、初期費用・月額費用無料で独自のネットショップ開設が可能です。また、BASEは複数の仕入れ先と提携しており、在庫を抱えることがないドロップシッピングができるケースもあります。仕入れコストを抑えることもできるため、コストを抑えて効率的なネットショップ運営をしたい方は、ぜひBASEでのネットショップ開設を検討してみてください。

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