ネットショップの商品仕入れで失敗しないために!仕入れから販売の7つの手順!

更新日 : 2020/09/06
投稿日 : 2019/04/23

ネットショップで売上を上げるためには、「商品を売る」ことが必要です。

では、その「売る商品」をどこから調達してくるか? ネットショップ運営の最初の問題が、商品仕入れです。

もちろん、ご自身で製作されたハンドメイド作品や、立ち上げたブランドのオリジナル製品を販売する、といった選択肢もありますが、今回は「仕入れ販売」するパターンを念頭に、「商品仕入れ」の手順を解説したいと思います。

商品仕入れに失敗すると、「全然売れない在庫が大量にできてしまった」「売っても売っても利益が出ない」という問題が現実に起きてしまいます。

この記事では、そんな失敗を回避するための仕入れの手順と、具体的な仕入れ先の選択肢をご紹介したいと思います。

 

STEP1: 仕入れ商品を探す前に、ショップのコンセプトを再確認

これからの季節に求められる商品、自分が好きな商品、最近巷で話題の商品。ネットショップで販売する商品を仕入れるさい、あなたは何を基準として商品を選びますか?

むやみやたらに「売れそうだから」という理由で商品を選ぶのは、失敗の原因になります。

仕入れる商品を選ぶとき、まず考えるべきことは「ショップのコンセプト」。

言い換えると「お客様があなたのショップで商品を購入する理由」ですね。既存の商品を仕入れて販売するということは、「ほかのネットショップ・オーナーも、同様の商品を販売している」ということ。

ほかにも競合がいる中で、あなたのショップで購入してもらうための必然性をしっかり決めることが重要です。

参考記事:安売りではなく、付加価値をつけてあなたのショップで買う理由を作ろう。
参考記事:あなたのネットショップのコンセプトを強化する11のポイント

 

STEP2:あなたのショップで何が売れるのか?を考えてみる

次に考えるのは、「あなたのショップ」で何が売れるのか?ということです。

もっとも重要なのは、コンセプトに沿っている、ということ。たとえば、北欧雑貨をコンセプトとしているお店で和雑貨を売れないのは、想像しやすいと思います。

あなたのショップを訪れる人がどんな期待を持って(どんな商品をほしいと思って)訪れているのかを想像し、ターゲットがほしがる商品をイメージしてみましょう。

売れる商品のヒント

どんな商品が売れるのか思いつかない場合は、以下の視点で考えてみましょう。

このような観点で、実際に商品を探す前に見当を付けておきましょう。

有名な心理学の用語に、「カラーバス効果」というものがあります。これは「自分が意識している情報がどんどん目に入ってくる」という、誰もが体感したことのある現象です。

商品仕入れのさいも、「どんなものが売れるかな?」と少しでも事前に意識しておくことで、思いもよらなかった商品を見つけることができるかもしれません。

 

STEP3:商品を仕入れる

いよいよ商品を仕入れるフェーズですが、商品を仕入れる方法は、以下のようにいくつもあります。この後くわしく解説するので、ぜひいろいろな選択肢を検討してみてください。

ネットの仕入れサイトを活用する

もっともかんたんに効率よく商品を探すことができるのが、仕入れ専門のネットサイトです。

無料で会員登録をすれば閲覧が可能な場合が多く、まだ仕入れる商品が決まっていない段階でも、気軽に商品を探すことができます。

また、1点から卸すことが可能で、リスクを最小限におさえた形で商品を卸すことができますし、商品写真、説明文の転載が可能、というメリットがあります。

一方で、こういったネットの仕入れサイトは、世界中の誰でも閲覧が可能です。つまり、他社と差別化が難しい可能性があります

そういったデメリットを回避するためにも、コンセプトをしっかり作ることや、利益の出そうな商品の見極めが重要となってきます。

なお、ネットの仕入れサイトはいくつもありますが、ここでは代表的な仕入れサイトをご紹介します。

<NETSEA(ネッシー)>

160万点もの商品の中から、仕入れ商品を選べるサイトが<ネッシー>です。

ネットショップ運営者の方を中心に、現在25万人ものバイヤーの方々が利用しているサービスであり、入会金、月額費用も無料となっています。

アパレル、ファッション雑貨、家具・インテリアを中心に商品が用意されており、約5,000社の卸業者(サプライヤー)から商品を卸すことが可能です。

公式サイトはこちら

 

海外サイトで仕入れる

ネットで仕入れることができるのは、日本のサイトからだけではありません。海外にも仕入れサイトはあり、それらを活用することで、日本にはない製品や日本では実現できない価格で仕入れることもできます

もちろん日本のサイトではないので、取引に日本語が使えない、などのデメリットもありますが、チャットなどでやり取りができるのに加え、仕入れ代行業者なども存在します。

利用するサイトに応じて自分で仕入れるか、代行業者などを使うのか、リスクもふくめて検討する必要があります。

<AliExpress>

中国の卸売りに特化したサイトです。海外サイトからの仕入れは、業者専用の場合も多いのですが、<AliExpress>は個人でも利用することができるため、代行業者は必要ありません。

個数も1個単位から利用できるので、はじめての方にも使いやすいサイトです。

公式サイトはこちら

 

<タオバオ>

<タオバオ>は中国の大手C to Cモールで、激安の商品が多数そろっています。ただ、基本的にC to Cであるため、取引のトラブルが起こる可能性はぬぐえません。

はじめて利用する場合は、代行業者を利用して利用することをおすすめします。「BASE」ではタオバオ新幹線という代行サービスと連携しているので、興味がある方は確認してみてください。

公式サイトはこちら

 

見本市などを活用する

<東京ビッグサイト>などの大規模展示場で、年に何度か見本市などが行われます。

こういった展示会に参加するのは、少々心理的ハードルが高いかもしれませんが、直接メーカーや卸業者と会話するチャンスでもあります。

<JETRO>が運営している「見本市・展示会情報総合検索サイトJ-messe」を使えば、希望の業種の見本市を探すことができます。

また、年に2回開催されるギフトショーは、多用な商品が紹介されるおすすめの見本市ですので、ぜひ参加してみてください。

なお、見本市などに参加される場合は、名刺を用意しておくことが必須ですので、忘れずに準備しましょう。

 

メーカーや個人から仕入れる

商品を製造しているメーカーや個人から仕入れる、という方法もあります。

気になる商品があれば、直接問い合わせてみるのも一つの手です。ただし、メーカーなどは卸売業者を通さないと販売してもらえなかったり、最低ロットが大きかったりと、なかなか仕入れることが難しい可能性もあります。

個人のクリエイターさんに問い合わせる場合も、同様の対応をされる場合もありますが、メーカーよりは柔軟に対応してもらえるかもしれません。

メールや電話などで、店舗名やURLなどを伝えて連絡してみてはいかがでしょうか?

 

海外の卸売市場などで仕入れる

日本でまだ売っていない商品、日本よりも価格が安い商品を仕入れるために、実際に海外まで足を伸ばすという方法もあります。

仕入れには現地のくわしい情報に加え、語学力なども必要になってきます。

慣れない間は、経験者の方などにアテンドを依頼する、などの工夫が必要かもしれません。

 

問屋街で仕入れる

海外まで行かなくても、日本国内にも多数の問屋街があり、交渉次第では商品を仕入れることができます。こういった問屋街から仕入れることで、日本にいながらにして、ほかのショップにはない商品を仕入れることも可能です。

基本的に、問屋街のお店は卸を対象としていますが、一般購入も可能な店がほとんどなので、試しに一度問屋街を散策してみるのもいいかもしれません。

※問屋街ごとにルールが違うので、訪れる前に下調べは必要です。

また、実際に仕入れの交渉をするさいには、基本的な専門用語や暗黙のルールなどを身に付けたうえで名刺を持っていくなど、真剣に仕入れる、という前提で訪れる必要があります。

下記に東京の問屋街を挙げますので、お近くの問屋街に一度足を運んでみるのもいいかと思います(その他の問屋街に関しては、Wikipediaにもくわしく掲載されています)。

東京の代表的な問屋街概要
浅草・花川戸のはきもの問屋街靴・スリッパなどの履き物
浅草・かっぱ橋問屋街調理、食材、衣装、食品サンプルなど日本最大の道具街
日本橋横山町・馬喰町問屋街
衣服・アクセサリーなど多数
日暮里・繊維街
生地や布
蔵前・おもちゃ問屋街玩具など

 

STEP4:問屋(サプライヤー)への挨拶、取引を申し込もう

あなたのショップのコンセプトにあった商品を見つけたら、卸業者さんに取引を申し込みましょう。

たとえば、ネット仕入れ専門サイト<ネッシー>の場合は「取引申請」といって、「あなたの商品に興味がありますよ!」とアプローチをすることで、卸価格を確認することができます。

取引申請されたサプライヤーには、バイヤーの自己紹介情報が閲覧できるようになり、この情報を参考に、価格を公開するか、取引をするかを検討しています。

サプライヤーが重視している点はさまざまですが、自己紹介情報で自社のコンセプトが伝わるようにしっかり記入しておけば安心です。

また、あわせて会員登録をする必要があるのですが、これによって直接サプライヤーさんとやりとりすることができます。こちらで直接交渉もできますので、最低限のマナーを守り、販売条件の交渉をしてみるのはいかがでしょうか?

その他の仕入れ方法の場合も、仕入れたい商品が決まったら、自分の情報を開示したうえで取引を申し出るのが通常のプロセスです。

ただネット以外の場合は、人と人との取引になるため、マナーや暗黙のルールなどをしっかり把握した上で行う必要があります。事前に下調べをしてくださいね。

 

STEP5:発注をする前に、注意事項を確認しましょう!

仮にネットの専門サイトで発注をする場合は、写真は転載してOKなのか、返品は受け付けてくれるのか、1点から仕入れ可能か、など支払い・販売条件を確認する必要があります。

気になる点などがあれば、遠慮なくサプライヤーさんに問い合わせるなどして、事前に確認をするのがトラブルにならないための一番の秘訣です。

はじめは数点からの仕入れになるかと思いますが、順調にショップが回っていくにつれて、仕入れロットが多くなるかと思います。そういったときこそ、トラブルにならないよう気をつけてくださいね。

 

STEP6:商品を仕入れたら販売をしよう!

「売れる!」と見込んだ商品を仕入れたら、あとはあなたのショップに並べるだけです。

しっかり検品を行った上で、商品登録をおこなってみてください。写真は、転載できたらそれを使ってもいいですし、転載NGの場合はご自身で撮影する必要があります。

写真撮影に関しては、「誰でもスマホでかんたん!初心者向け「商品写真の撮り方講座」という記事を参考にしてみてください。

商品説明もしっかりと

また、商品説明はご自身の言葉で記入しましょう。サプライヤーの説明文の使い回しではなく、ショップのコンセプトに沿った「あなたがなぜこの商品を販売しているのか?」が伝わる説明文にするべきです。

商品説明に関しては、下記の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

 

STEP7:次の仕入れを検討する

また、仕入れた商品が売れはじめてきたら、売れ筋の商品の傾向を見て、次に仕入れる商品を選定してください。

あなたがリーチできる顧客の思考を、しっかりショップのデータから見極めることが重要です。下記の記事などを参考に、売れる商品の傾向などを分析してみましょう。

傾向が分かれば、仕入れ数を増やして単価を下げるなど、さらなる売上アップの施策を行うことができます。

 

まとめ

以上、ネットショップで商品を仕入れて売るまでの手順を紹介いたしました。

バイヤーとなって商品を選ぶわけですが、ぜひ「直感」「ショップのデータ」「ショップのコンセプト」という3つの軸を意識して商品の仕入れをおこなってください。

また、こういった「商品を仕入れて売る」という商売のポイントは、サプライヤーさんとの信頼関係です。

いろいろなサプライヤーさんから雑多に商品を仕入れるのではなく、2, 3の決めたところから商品を卸し続け、信頼関係をつちかっていくことが重要かと思います。

この信頼関係や実績が、大幅なディスカウントに繋がるだけでなく、柔軟な対応にもつながってくるでしょう。ぜひ、今回紹介した例を心がけて、商品の仕入れをおこなってみてください。

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