近年、ネットショップの集客手段としてもっとも利用されている「Instagram」。
Instagramの魅力は、文字よりも写真がメインなので、独自の世界観を表現しやすく、同じ世界観を持つ人に情報を届けやすいところ。
検索やハッシュタグ、位置情報、保存などさまざまな機能があるので、情報を探す側も求めている情報をかんたんに見つけ、手元に残しておくことができます。
ほかの投稿を見ているなかで偶然存在を知り、購入などのアクションに至るケースも実際に多いため、集客方法として活用しない手はありません。
ただ、「活用しなければならない」とはわかっていても、実際に運用してみると、なかなかフォロワーが増えなくて悩んでいる人が多いのも事実です。
そこでこの記事では、ハッシュタグやストーリーズなど、Instagramならではの機能の活用法や、より多くの人にショップアカウントの存在を知ってもらうための、運用のコツをご紹介します!
キーワードは「フォロワーがどこからやってくるか?をイメージする」こと
Instagramでフォロワーを増やしたいとき、重要なのは「フォロワーがどうやってあなたのアカウントを見つけて、フォローするのか?」という視点を持つことです。
たとえば、リアルなお店を持った場合も同じですよね? お店をオープンしたところで、お客さんに存在を知ってもらわなければ、来店する人は増えてきません。
Instagramの運用でもまったく同じです。
あなたのアカウントの存在をどうやってほかの人が知って、なおかつ「フォローする」というアクションを起こすには、何が必要なのか?
その視点が重要なのです。
インスタの機能をフル活用しよう
ただ幸いなことに、インスタには数えきれないほどたくさんの機能が備わっています。
それらの機能を知って戦略的に使うことができれば、「運用の努力」次第でフォロワーを増やすことができます。
インスタグラムでフォロワーを増やすための6つのコツ
今回ご紹介する運用のコツは、かなりベーシックな運用のコツですので、まずはここから一つずつ実践してみてください。
コツ1:プロフィールの活用
もっとも重要かつかんたんな運用のコツが、「プロフィール」を上手く使うことです。
なぜなら、誰かがあなたのアカウントをフォローするとき、かならず目にするのがプロフィールだからです。
せっかく投稿に興味を持ってもらえても、プロフィールがイマイチだと「フォローする」というアクションにはいたりません。逆に、プロフィールを通してアカウントの魅力を伝えられれば、フォローにつながる可能性は高いです。
「何を発信するアカウントなのか」を伝えよう
プロフィールには、「何を発信するアカウントなのか」を記載しましょう。特とくにショップ運営の場合は、「どんなコンセプトでどんな商品を売っているのか」、つまりショップの背景を記載するのも効果的です。
インスタグラムでフォローしてもらうための6つのコツ【投稿編】でも解説しましたが、世界観を伝えることが、フォロワー獲得の重要な要素になります。
コツ2:ハッシュタグの活用
ハッシュタグは、フォロワー以外の人たちにショップの存在を知ってもらうキッカケになります。
ただし注意点も。現在1つの投稿につき30個までつけられる仕様になっていますが、とにかくたくさんなんでもタグをつければいいわけではありません。
また、とにかく投稿件数が多いハッシュタグをつければいい、というものでもありません。
インスタ運用においては、量よりも質が重要なのです。
見るべきポイントは、「投稿数」
せっかくハッシュタグをつけて投稿しても、そのハッシュタグの投稿数が多すぎると、無数の投稿のなかで埋もれてしまうので、投稿数が多すぎないハッシュタグをつけることが重要なポイントです。
たとえば、「器」よりも「器のある暮らし」、「ハンドメイド」よりも「ハンドメイド部」、というように、単語ではなく2つ以上の単語を組み合わせたハッシュタグを使うと、投稿数も少なく、より具体的なので、ターゲットを絞ることができます。
とはいえ、投稿件数が数10件や数100件と、あまりにも少ないと、そのハッシュタグを見ている人自体が少ないので、投稿件数が最低でも1,000以上あるハッシュタグを使うようにしましょう。
またインスタグラムでフォローしてもらうための6つのコツ【投稿編】でも記載しましたが、潜在層が検索しそうなタグをつけるのも一つのテクニックです。
コツ3:ストーリーズ、ハイライトの活用
投稿から24時間で削除される「ストーリーズ」、過去のストーリーズをプロフィールに保存できる「ハイライト機能」の活用も、インスタ運用における重要なポイントです。
(左:新しい投稿をしたことをお知らせ 右:文字を入れて雑誌風に商品を紹介)
ストーリーズは24時間で投稿が削除されるため、通常の投稿よりも気軽に発信でき、見る側も気軽に情報を受け取ることができます(最近ではストーリーズしか見ない、というユーザーもいますよね)。
通常の投稿に入れられない情報を発信する
ストーリーズ活用のキーワードは「通常投稿とわける」ということ。
たとえば、通常の投稿で「ショップの世界観」を意識した統一性を持った投稿をしていると、本当は載せたいのに載せられない写真や情報も出てくるかもしれません。
商品の入荷情報やイベント情報など、リアルタイムな情報を発信するには、通常の投稿よりもストーリーズが向いています。
このように、通常の投稿ではアカウントの世界観を保ちつつ、ストーリーズで具体的な商品のPRをおこなう、という使い分けをすることによって、フォロワーにとっても有益なアカウントにすることが可能です。
ストーリーズの活用方法やおすすめのアプリについては、+1テクでOK!Instagramで「見られるストーリーズ」を作る方法もご覧ください。
ハイライト機能の活用
ハイライト機能は、たんに過去のストーリーを保存するだけの機能ではありません。
「BASE」のアカウントのように、ハイライトの一つひとつに名前をつければ、それは立派にコンテンツの一つとなります。
通常の投稿の世界観とは違うけど、絶対に見て欲しいコンテンツ。そんな情報があれば、ぜひストーリーズとハイライト機能を使って効果的にアピールしてみてください。
ハイライトがたくさんあるだけでも、魅力的なプロフィールページになります。
コツ4:いいね!で存在を知ってもらう
ショップアカウントの存在を知ってもらうため、ターゲットとなるユーザーにいいね!するのも一つの手。
いいね!すると、いいね!された側に通知が届くので、あなたのアカウントの存在を知ってもらうことができます。
地道にいいね!していく作業は一見非効率的ですが、潜在的なお客様にピンポイントでアピールすることができるため、じつはとても効果的です。
毎日続けることは難しくても、空き時間など時間に余裕があるとき、にコツコツとおこないましょう。
いいね!する相手は?
いいね!をする相手は、下記のような方がおすすめ。
・ショップと同じハッシュタグをつけて投稿している人
(「〜のある暮らし」「〜が好き」などから、同じ世界観を持つ人を探し出せる可能性が高い)
・同じ系統のショップなどをフォローしている人
いいね!する時間帯は?
主婦やOLならお昼ごろ、学生やサラリーマンなら夕方から夜の時間など、ショップのターゲット層にあわせていいね!する時間帯を変えましょう。
適切な時間帯は、ビジネスアカウントの「インサイト」を確認することで、フォロワーの活動が活発な時間帯を推し量ることができます。
くわしくはインスタグラムでフォローしてもらうための6つのコツ【投稿編】をご確認ください。
いいね!する数は?
1人につき3投稿ずつ。
1投稿だけにいいね!してもスルーされてしまう可能性が高いので、最新の3投稿に連続でいいね!して、存在をアピールしてみましょう。
コツ5:フォロワーが多い知人や、インスタグラマーに商品を紹介してもらう
Instagram上で圧倒的な影響力を持つ人は、フォロワーが多い人です。
ただ、突然知らないインスタグラマーにショップの宣伝をお願いするのは、なかなかハードルが高いですよね。
そこで、まずは購入してくれた知人やフォロワーが多い知人、知人繋がりのインスタグラマーなどに商品紹介の掲載をお願いしてみましょう。
お願いするさいは、なるべくショップの世界観にマッチしていて、投稿へのインプレッション数(投稿の閲覧数)に対する、エンゲージメント数(「いいね!」の数・投稿の保存数・コメント数などの数値)の割合が高い人を選ぶようにしましょう。
仮にフォロワーが多くても、自分のショップやアカウントとまったく違う世界観を持っている人の場合、商品への興味を持ってもらえる可能性が低くなりますし、ネガティブなイメージも持たれかねません。
コツ6:コンスタントな投稿
アカウントをフォローしてもらうには、定期的に情報が更新されていることも大切です。せっかくフォローしても、何の情報も発信されていなければ、フォローを外されてしまうかもしれません。
毎日投稿するのは難しくても、「ストーリーズもふくめて、週に3〜4回ほど投稿する」と決めて、コツコツと投稿を重ねていくことをおすすめします。
掲載するネタや写真がないときには、ストーリーズのアンケート機能などを使って、フォロワーとコミュニケーションを取ってみる、のも一つの手です。※投稿のしすぎにも注意!
フォロワーを増やすための6つのコツ【運用編】まとめ
以上、Instagramでフォロワーを増やすための6つのコツ【運用編】をご紹介しました。
おそらく、ほとんどのコツが「今すぐ実践できそう」と思うコツだったのではないでしょうか? すべてをおこなうのはなかなか大変かもしれませんが、一つずつ実行してみてください。
Instagramの機能や知り合いとのつながりを上手く活用し、より多くの人にアカウントの存在を知ってもらいましょう。
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