【事例あり】アパレルブランドの立ち上げ方・成功のポイント!起業の費用や準備

2024.09.07(更新:2025.06.25)

自分でアパレルブランドを立ち上げたいと考えているけれど、「何からはじめたらよいか、わからない」という悩みを抱えている方も多いかもしれません。

今回は、アパレルブランドのネットショップ開設実績を多数持つBASEが、アパレルの知識や経験がない方でもわかる「アパレルブランドの立ち上げ方」を解説します。

必要な費用や成功のポイント、また、BASEで実際にアパレルブランドを立ち上げたショップ事例をまとめました。

さらに、アパレルブランドにぴったりのBASEの機能も紹介します。ぜひ参考にしてください。

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目次

資格や経験なしでアパレルブランド立ち上げた事例

資格や経験がない個人でも、アパレルブランドを立ち上げることは十分可能です。

アパレルブランド「andante」の事例を紹介します。会社員として働いていたオーナーが、フリマアプリで仕入れ商品を販売するところからスタートしました。もともと趣味で私物を売っていたところよく売れ、販売できるアイテムがなくなりました。

思い切って仕入れサイトで2万円分の水着を購入し、フリマアプリで販売すると、一瞬で完売したそうです。徐々に仕入額を増やしていき、20万円分の商品を仕入れるようになりました。ときには、売上が350万円ほどになった月もあったそうです。

くわえて、オリジナル商品の販売もスタートしました。仕入れ商品の売れ行きや、顧客とのコミュニケーションを通してニーズを把握できたため、いちばん売れた水着を参考にしながら海外の工場に依頼してオリジナル商品を作ったそうです。

やがて、「アパレルブランドとしてビジネスを成り立たせたい」という思いから、販売プラットフォームをフリマアプリからBASEに移行しました。規模が拡大した現在も、InstagramやYouTubeでのインフルエンサーマーケティングも活用しながら、常勤スタッフ数名によるスモールチームの体制でアパレルブランドを運営しています。

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アパレルブランド立ち上げを成功させるためのポイント4つ

実際にアパレルショップを立ち上げるさいに、知っておきたい成功のポイントを紹介します。

ブランドコンセプトやターゲットを明確にする

アパレルブランドを成功させるためには、コンセプトやターゲットを明確化することが重要です。

コンセプトは、商品やブランドのベースとなる考え方や構想を意味する言葉です。すなわちブランドコンセプトとは、ブランドを展開していく上での「軸」になります。自身のブランドに込める想いや、「なぜブランドを立ち上げたいのか」を整理し、「売り出していくブランドはどのようなものか」を決定しましょう。

一方でターゲットは、ブランドの商品を届けたい人物像のことです。年齢や性別、職業、好みなどを具体的に設定した「ペルソナ」を活用することで、商品選びや集客などのマーケティングに活かせます。

また、「商品を買ったあと、顧客にどんな気持ちになってほしいか」をブランドに反映することも重要です。ブランドコンセプトやターゲットを設計するさいは、こちらも合わせて考えてみましょう。

市場を調査し、ニーズにあった商品を販売する

顧客のニーズがある商品を扱うことも、ブランドを成功させる要素として必要不可欠です。アパレル業界のニーズやトレンドは、とくに目まぐるしく変化します。

常に最新のトレンドをキャッチするためにも、市場調査はしっかりおこないましょう。市場やターゲット層のニーズと販売商品が合っていないと、どれほど高品質な商品を作ったとしても売上は伸びません。ビジネスとして成り立たなくなる可能性もあるため、ターゲット層のニーズに沿った商品を販売するようにしましょう。

もっとも手軽な市場調査の方法は、SNSでトレンドを分析することです。たとえばInstagramではハッシュタグの投稿数が表示されるため、投稿数の推移をチェックすることで人気のスタイルがかんたんに把握できます。また、競合のブランドを分析したり、特定の地域やファッションビルでの商品傾向を定点観測したりする方法などもあります。

類似しているブランドがないか、事前にチェック

ファッショントレンドを取り入れるにあたって注意したいのが、ほかのブランドやショップと類似しすぎていないかどうかです。商品のデザインやブランドコンセプトが似すぎていると、訴訟を起こされるリスクがあります。

たとえば、『Avancer』を販売するラルジュ社は、デザインがイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)の展開する商品『バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)』に類似し、消費者に誤認混同を生じさせるとして訴えられました。最終的にイッセイ ミヤケが勝訴し、東京地方裁判所はラルジュ社に対して、侵害行為の差し止めや廃棄にくわえて、損害賠償の支払いを命じています。

アパレル業界において、模倣に対しては比較的寛容だと認識されていますが、著名なブランドなどではたびたび訴訟が起こっています。商品やコンセプトが明らかに重複している場合は、顧客にもネガティブな影響を与えてしまう可能性もあります。ビジネスをはじめる前に、一度チェックしておくのがおすすめです。

参考:イッセイ ミヤケが「バオ バオ」類似品訴訟でラルジュ社に勝訴、東京地裁が判決

SNSでしっかり宣伝しよう

立ち上げたアパレルブランドの認知度を高めるためには、SNSの活用が欠かせません。

2023年にBASEがおこなった調査によると、ネットショップのPRや販促のためにSNSやプラットフォームなどを活用するショップは81.2%と高い水準を保っています。積極的に活用しているSNSは1位が「Instagram」(57.6%)、2位が「X(旧Twitter)」(23.6%)です。

参考:「BASE」がオーナーズ調査2023を発表 ネットショップでは、自分の好きなことを仕事にするオーナーが9割超!

アパレルブランドにInstagramが人気の理由は、自分たちの商品に興味のあるユーザーへ投稿が届きやすい仕組みがあるためです。似たようなハッシュタグがついている投稿に「いいね!」などのアクションをしているユーザーには、発見タブなどで投稿が表示されやすくなっています。

また、最近ではYouTubeやTikTokでのプロモーションにも注目が集まっていて、さまざまなチャネルを活用してプロモーションを行う重要性が高まっています。

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アパレルブランドの立ち上げ方

アパレルブランドは、オーナー個人のバックグラウンドやモチベーション、行動力などの持ち味を生かして参入できます。

ブランドを新しく立ち上げる方法は、5つあります。

  • 方法1. 実店舗で開業する
  • 方法2. ネットショップで立ち上げる
  • 方法3. フリマやポップアップショップに出店する
  • 方法4. クラウドファンディングする
  • 方法5. ブランド立ち上げサービスの支援を受ける

このうち、もっともおすすめなのはリスクが少ないネットショップです。ネットショップをふくめ、実際にアパレルブランドを立ち上げる方法にはどのようなものがあるのか紹介していきます。

実店舗で開業する

アパレルブランドを立ち上げる方法で、多くの人にとって難易度が高いと感じられるのが、「実店舗で開業する」方法です。物件探しからはじまり、内装やディスプレイを考えて手配、家賃の支払いなど、ほかの方法に比べてハードルが高くなります。

ただし、店舗で運営することで、顧客からの安心感を得られやすいでしょう。また、直接購入する人の反応や、会話ができるのも、実店舗ならではの醍醐味といえます。資金や時間に余裕のある方に、おすすめの方法です。 

ネットショップで立ち上げる

もっともリスクの少ない方法が、ネットショップでブランドを立ち上げる方法です。BASEなどの固定費がかからないサービスを利用すれば、初期費用やランニングコストも安いため、限りなくリスクを抑えてブランドの立ち上げが可能です。

また、ネットショップの場合は、国内外の顧客に商品を見てもらえる可能性があります。とくに最近では、SNSを使った集客でコストをかけずに「立ち上げ」「集客」「販売」が可能、となっているのも大きいでしょう。

フリマやポップアップショップに出店する

「実店舗を持つのは難しいけれど、直接顧客の顔を見て販売したい」という人におすすめなのが、フリマやポップアップショップへ出店する方法です。

とくに都内や大きな都市では、フリマやポップアップの出店募集を見つけやすいのでおすすめです。「ポップアップ 出店者募集」や「フリーマーケット 募集」と検索すると、出店募集の情報を得られます。

一時的な出店となるので、自分の商品が本当に売れるのかどうか試してみたいと考えている人にもおすすめです。

クラウドファンディングする

クラウドファンディングを利用してアパレル商品を販売する方法も、最近では増えています。支援者の共感を得られれば、ノーリスクでブランド立ち上げのための資金を調達できます。

クラウドファンディングのメリットは、無料でプロモーション活動ができることです。興味関心が強いユーザーも多いため、熱意が伝われば、ブランドの立ち上げやコンセプトに共感して、応援してもらえる可能性もあるでしょう。プロジェクトページの作成に力を入れ、企画内容を明確に伝えることが重要です。

また、クラウドファンディングの段階でファンを獲得できると、ブランド立ち上げ後も安心でしょう。人々をうなずかせられるようなストーリーや、熱い想いをお持ちの場合におすすめです。

ブランド立ち上げサービスの支援を受ける

新ブランドの立ち上げをさまざまな形で支援してくれるサービスも展開されています。

たとえば、テラオエフという企業が提供するのは、新しく立ち上げるブランドのデザインや製品づくりを全面的にバックアップするサービスです。アパレルブランドの立ち上げが初めての人でも、ブランディングからオリジナルデザインの商品販売まで実現できます。

また、プロダクトブランドチャレンジは、起業経験者がアパレルブランドを立ち上げて0から1を作るまでを徹底的にサポートするサービスです。ブランドビジネスの準備~成長段階においてやるべきことを提案してくれるため、スムーズに起業できます。

アパレルブランド立ち上げに向けた、事前準備

実際にアパレルブランドを立ち上げるにあたり、事前に準備しておきたいポイントについて説明していきます。

準備方法は「商品準備」と「ショップの開業準備」にわかれています。

商品準備

1. ブランドやロゴ、ショップのコンセプトを決める

2. 服を仕入れるのか、自分で作るのかを決める

3. 必要に応じてタグ、洗濯表示、サイズタグなどを準備する

4. 商標登録をおこなう

ショップの開業準備

1. 開業資金を用意しておく

2. ショップを開設する

3. 集客をおこなう

4. 開業届を提出する

順を追って紹介します。

商品準備

まずは、ブランド立ち上げから商品登録までのプロセスを4ステップで紹介します。

1. ブランドやロゴ、ショップのコンセプトを決める

SNSなどでのプロモーションに一貫性を持たせるためにも、まずはブランド名とコンセプトを考えて「あなたのブランドが提供する価値とは何なのか?」ということを具体化しましょう。

成功しているブランド名の共通点は次のとおりです。

  • アルファベット表記で5~10文字程度
  • 同じ文字が2回以上繰り返す(例:コカ・コーラ(Coca-Cola))
  • 硬音(Z, B, T, G, Y, H)が含まれている(例:ディズニー、グッチなど)

ブランド名は認知度にも影響するので、じっくり検討してみてください。

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ロゴは、「Canva」などのデザインツールで自作可能ですが、「ココナラ」や「クラウドワークス」などで外注するのも一つの選択肢です。こういったクラウドソーシングサイトでは、予算に合わせてコンペも実施可能なため、非常にコスパがよいといえます。

外注するさいには、色付きのパターン、モノクロバージョン、配置違いのパターンなどを納品してもらうのがおすすめです。複数パターンを用意しておくことで、ネットショップの作成や梱包用品、ノベルティグッズを作るときなどのさまざまな用途で活用できます。

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2. 服を仕入れるのか、自分で作るのかを決める

服を仕入れるのか、もしくは自分で作るのかを決めましょう。商品の調達方法によって、発生する工程も予算も販売戦略も変わるためです。

 

メリット

デメリット

仕入れの場合

  • すでに商品が完成しているので制作の手間や負担が省ける
  • 生産を外注したり人を雇ったりする必要がない
  • 大量発注のさいに価格交渉がしやすい
  • 不良品が発生するリスクがある
  • 信頼できる仕入れ業者を探す必要がある
  • 海外とやりとりする場合は英語などの外国語が必要になる
  • 価格競争になりやすい
  • 在庫リスク

自分で作る場合

  • イメージ通りの商品を売れる
  • 材料や細部までこだわれる
  • お客さんのニーズを反映しやすい
  • 量産のさいに外注が必要になることもある
  • 経験やテクニックがある程度必要になる
  • 商品の実現・完成までに時間がかかる
  • 初期投資が必要になる

服を仕入れる場合、「NETSEA(ネッシー)」や「スーパーデリバリー」、中国の「アリババ」や「タオバオ」の仕入れサイトを利用するのがおすすめです。なかにはドロップシッピングという、商品の在庫を自分で保管せずに直接業者から出荷できる仕組みを導入しているサービスもあります。

ドロップシッピングとは?ネット物販を成功させる方法!メリット・デメリットやおすすめサイトを紹介

自分で作る場合、ハンドメイドで1から制作することも可能ですが、外部業者を頼りながら制作することも可能です。たとえば、裁縫してくれる人を見つけるマッチングサービス「nutte(ヌッテ)」、企画から納品までをサポートしてくれる「sitateru(シタテル)」などが代表例です。

BASEでは、「AYATORI」というサービスと連携しています。未経験者でも「こんな服を作りたい」というイメージさえあれば、デザインもない段階から相談に乗ってもらえて、商品の製造までを依頼できます。

「AYATORI App」を活用して、アパレル製品の企画製造を安価にはじめよう!

3. 必要に応じてタグ、洗濯表示、サイズタグなどを準備する

アパレル商品の販売では、洋服の内側につけるタグなども、工場に外注する必要があります。カスガイ株式会社など、アパレルメーカー向けにタグやラベルを製造している専門業者に問い合わせて、手配するとよいでしょう。

繊維製品に関しては、顧客に適切な洗濯方法やアイロンの取り扱いを知らせるために、品質表示が必要です。表示方法には、消費者庁によって定められた決まりがあるので、消費者庁のウェブサイトで確認してください。

参考:繊維製品の表示について | 消費者庁

また、アパレル商品に必要なタグの種類も知っておきましょう。下記を参考にしてください。

織ネーム

ベースの生地にブランドやロゴがプリント・刺繍されたタグ。 

下げ札、値札タグ

衣服に紐などで繋がっており、商品の値段、サイズなどの情報を表示しているもの。

洗濯ネーム

衣服の裏地などについている品質表示。繊維の組成や洗濯・アイロンなどの取り扱い、表示者名、原産国などを記載する。

サイズタグ

SやMなど、商品のサイズを表記したタグ。

4. 商標登録をおこなう

商標登録は必須ではありませんが、ブランドを立ち上げる場合は検討しましょう。同じジャンルで同じブランド名を、他人によって商品登録されてしまった場合、自分のブランド名が使えなくなってしまう可能性があります。

とくに、アパレルは商標登録の多い業界です。また、アパレル関連商品は、素材や用途、性質などによって多岐に渡るため、注意が必要です。

「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」のデータベースで検索すると、商標を閲覧できます。立ち上げようとしているブランドの商標などがすでに登録されていないか、あらかじめ確認しておきましょう。

とはいえ、個人で商標登録をするのはハードルが高いため、弁理士に相談してみるのがおすすめです。

ショップの開業準備

ここからはネットショップや実店舗を開業するための準備を、4ステップで解説します。

1. 開業資金を用意しておく

アパレルブランドの立ち上げにかかる資金は、開業方法によって変わります。

 

必要な費用

資金相場(目安)

実店舗

  • 店舗賃貸契約費用
  • 家賃
  • 店舗改装費
  • 設備購入費
  • 商品仕入れ代金
  • 法人設立費用
  • 開店時の広告宣伝費

1,000〜1,500万円
立地や店舗の規模、内装によって異なります。

ネットショップ

  • 商品仕入資金
  • ショップ開設費/運営費

数万円〜規模に応じて
※ショップ開設費はBASEの場合無料

クラウドファンディング

  • 商品仕入資金
  • プロジェクト宣伝費

基本的に無料ではじめ、立ち上げ後に還元

資金調達には、補助金を活用するのも一つの方法です。たとえばネットショップを立ち上げた後に使える補助金には、次のようなものがあります。

  • IT導入補助金制度:中小企業・自営業者が「ITツール」を導入するさいに利用できる補助金制度
  • 小規模事業者持続化補助金:小規模事業者が、「販路開拓」または「業務効率化」のために支出した場合に適用される補助金

各地方自治体でも補助金制度を用意していることがあるので、各地方自治体に相談するのもおすすめです。

ネットショップ開業で使える助成金・補助金制度をくわしく解説!

2. ショップを開設する

資金調達をしたら実店舗またはネットショップを開設します。ネットショップを開設する場合は、開設方法や利用するサービスなどを決定する必要があります。ネットショップの種類はおもに次の3つです。

  • モール型:Amazonや楽天市場のようなECモール内に出店しているネットショップです。モール自体の知名度があり、セールやキャンペーンの宣伝もモール側が行ってくれるので、集客がしやすいのが特徴です。
  • ASP型:かんたんに独自のネットショップを開設できるサービスです。BASEなどが挙げられます。自社でサーバーを用意する必要がなく、コストを抑えられます。
  • ソフトウェアインストール型:ショップデザインやシステムをゼロから作り上げるタイプのネットショップです。自由度が高いものの、デザインやプログラミングの専門知識が必要不可欠で、システムの構築にまとまったコストが必要です。

モール型はモール自体に集客力があるものの、ショップデザインなど自由度が低いというデメリットがあります。コストを抑えてショップのカスタマイズをしたいと考えている方は、ASP型のサービスを利用するのがおすすめです。

3. 集客をおこなう

最近では実店舗でもネットショップでも、SNSでの集客が主流です。成功しているアパレルブランドは、画像や動画をメインに投稿でき、ショッピング機能も備わっているInstagramを有効に活用しているケースが多いといえます。

SNS以外にも集客方法はありますが、結果が出るまでのスピードはさまざまです。「どうやって人を集めるか?」というのは、ブランド立ち上げ前のタイミングで十分に検討しておく必要があります。

ネットショップで集客する方法と、商品を売るために絶対に必要な考え方

4. 開業届を提出する

開業届の提出は義務づけられてはいないものの、ネットショップを開設して定期的に事業所得を見込む場合は、出しておくのがおすすめです。開業届を提出すると、青色申告ができるようになるなど、複数のメリットがあります。

ネットショップに開業届は必要?書き方や提出の手続きについて解説

個人でもアパレルブランドを立ち上げられる?BASEを活用したショップ事例

アパレルブランドは、個人事業主でも立ち上げ可能です。実際に、BASEのオーナーにも、個人でアパレルショップを立ち上げた方がたくさんいます。アパレルブランドは利益率が比較的高いため、儲かりやすい業態ですが、売上を伸ばすには集客が欠かせません。そのため競争率が高く、アパレル事業の成功率は決して高くありません。アパレルブランド経営を成功しているのはどんな人たちなのか、事例として紹介します。

ECもアパレルも未経験。それでも「好き」をカタチにしたSurfriseの挑戦

Web制作会社を立ち上げた中橋さんが、「起業したからには新しい挑戦を」と、アパレル未経験ながら始めたのが「Surfrise」。サーフィンやリゾートカルチャーを愛する自身の想いを軸に、初期は3万円分の商品を仕入れ、少しずつ売上を伸ばしていきました。

BASEを選んだのは、月額固定費がかからず、売れた分だけ手数料が発生する料金体系に魅力を感じたから。「売れるかどうかわからない中で、初期コストを抑えて始められたのが大きかった」と中橋さんは語ります。

スマホで商品撮影から登録まで完結できる手軽さに加え、Instagram連携や顧客管理など、必要に応じて後から機能を追加できるBASEの仕組みも、未経験からの運営を支える要因となりました。

さらに、フォロワー1万人超のInstagramアカウントを通じた地道な発信に加え、リアルイベントやインフルエンサーの紹介が転機となり、着実に売上と認知度を伸ばしています。

未経験からの”ブランド立ち上げ”を成功に導いた秘訣とは?人気アパレルブランドの作り方

インフルエンサーのアパレルブランド立ち上げ事例

MEME」は、オリジナルのサングラスやアパレル商品、オーナーが直接買い付けたヴィンテージ商品などを販売しているブランドです。楫江(かじえ)さんはある企業でのブランド立ち上げのプロデューサー経験を経て、自分のブランド「MEME」を立ち上げました。

初めてのネットショップ運営に選んだのは、初期費用ゼロで始められるBASE。初のポップアップ「SHIBUYA BASE」に出展し、生のお客さまの声や反応から、次なるアイテムのアイディアが浮かんだと言います。今後は、本業である美容サロンのオープンも予定しており、美容師としても、ブランドオーナーとしても成長していきたいと語っています。

【ネットからリアルへ vol.4】自身の憧れの姿をブランドコンセプトに。インスタで人気を集めるブランド<MEME>がこだわる世界観とは

アパレルブランド起業時にあると有利なスキル・経験

アパレルブランドの立ち上げには、スキルや経験が必要なわけではありません。しかし、知識やスキルがあると仕入れや商品制作、ネットショップの運営がスムーズに進むでしょう。

アパレルブランドの立ち上げに活かせるスキルや経験は、おもに次の3つです。

  • アパレル業界での知識・経験
  • 服飾専門学校などで学ぶファッションの知識
  • ブランド経営の知識・経験

アパレル業界での知識・経験

アパレル業界での知識や経験を持っていると、自身のオリジナルブランドを立ち上げるときに、やるべきことが明確になります。

たとえば販売員としての経験がある場合、ショップ運営の流れや業務内容、顧客のニーズなどを把握するのに役立ちます。また、アパレル企業の本部勤務などの経験がある場合は、ファッションビジネスの知識やトレンドを把握するスキルが活かせるでしょう。

前職のつながりを活かして、新しく立ち上げるブランドのデザイン面や販売面で協力してもらうことも可能です。

【個人でアパレルショップを開業】卸問屋から商品を仕入れる方法と差別化のコツを徹底解説

服飾専門学校などで学ぶファッションの知識

服飾専門学校などに通い、ファッションについての専門的な知識を身につけて、アパレルブランドを立ち上げるという方法もあります。

服飾専門学校では一般的に、ファッションビジネスや色彩に関する資格や、パターン制作から縫製の技術を身につけられます。学科にもよりますが、制作からビジネスまでの知識を幅広く学べます。

また、先輩や卒業生にアパレルブランドを立ち上げている人がいる場合、話を聞いて情報収集できるのも強みです。

ブランド経営の経験やマーケティングの知識

アパレル以外の分野でも、ブランドなどのSNS運用やネットショップ運営、広告運用などのマーケティング経験があると、ビジネス成功に役立つでしょう。ブランド経営に関する知識は独学でも習得できますが、セミナーやスクールで知識を身につける方法もあります。

まとめ

アパレルブランドを立ち上げる際に押さえておきたいポイントや、実際にブランドを立ち上げる方法などについて紹介してきました。アパレルブランドを立ち上げるために、特別必要とされる知識や経験はありません。まずは、ネットショップでリスクを抑えつつ、チャレンジしてみませんか?

ネットショップ作成サービス「BASE」は、初期費用や月額費用無料でネットショップ開設ができることから、数多くのアパレルブランドがネットショップを運営しています。

オリジナル商品やロゴ、梱包資材を制作するサービスを利用できるほか、豊富な集客、分析機能など、ネットショップを自分好みにカスタマイズ可能。ぜひ、便利なBASEのサービスや機能を利用しながら、アパレルブランドを成功につなげていきましょう。

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