「BASE」では、 2024年6月時点で累計ショップ開設数が220万を超えたことが示すように、多くの人にとってネットショップをこれまで以上に身近なものにしてきました。
一方、BASEを使えば誰でも自分のネットショップを無料ですぐに持つことができるようになったものの、「ネットショップを運営してみたいけど、何を売ればいいかわからない」という方も増えてきた印象があります。
そこでこの記事では、そんな方のために、販売する商品のヒントになるような情報をお伝えいたします。
- BASEは個人・スモールチームに選ばれているネットショップ作成サービスです
- 初期費用・月額費用いらずで、無料で今日からショップ運営をはじめられます
- ショップ開設後の運営サポートや集客支援も充実しています
- 「売上を伸ばしやすいネットショップ作成サービスNo.1」に選ばれています
目次
ネットショップで商品を売るために重要なのは、商品ではなくコンセプト
冒頭から趣旨がずれてしまうので申し訳ないですが、ネットショップで商品を売るために重要なのは、「何を売るか」ではなく「誰がどういうストーリーで何を売るか」ということです。つまり“ショップのコンセプト”が重要なのです。
あなたのショップが「誰に、どんな価値を提供したいのか?」。それがあってこそ商品が売れるようになりますので、まだショップコンセプトなどが決まっていない場合、下記の記事も参考にしながら考えてみてください。
コンセプトがなく商品ありきになってしまうと、売れるものも売れません。どうやって顧客に「あなたのショップから買いたい」と思ってもらうか、そこが重要になってきているのです。
これからのECショップに必要なこと
かつてECショップというのは、モール型ネットショップなどに代表されるような、「マスに広くリーチし、安くさまざまな商品をたくさん販売する」というモデルが主流でした。しかしモノと情報が溢れるようになってきた昨今、その潮流は劇的に変わりつつあります。
時代は、「マスから個へ。」これが今の潮流です。
今の時代に求められる商品とは?
では、今の時代に求められる商品とは何なのでしょうか?それは、「高い熱量を持ったニッチなもの」や、「ユニークなコンセプトの商品や体験」「ここにしかないもの」といった、今までとは真逆の商品です。
というのも、顧客にショップや商品を見つけてもらうためには、競合との差別化が重要な鍵となるからです。また、EC事業に参入する個人や法人が増えたこともあり、ネットショップ運営を成功させるためには、SEO対策や顧客のリアルな体験を発信するコンテンツの作成も必要と言えます。
“ネットショップを運営する方々は、インターネット検索で上位に表示されるためのSEO対策など購入者に検索で見つけていただきやすい環境作りや、商品ページのレビュー欄の導入、自社発信ならびに顧客により作成されたコンテンツ(UGC=User Generated Content)が重要だと言えそうです。”
引用元: BASEが運営する購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が、 ネットショッピングにおける消費者動向調査2023を初発表
また、BASEでは、ネットショップ作成サービス「BASE」と開発者向けのオンライン決済サービス「PAY.JP」のGMV(流通取引総額)が、年々大幅に上昇傾向にあります。
BASEは独自の決済サービスである「あと払い(Pay ID)」など、決済機能が充実しているほか、「PAY.JP」はキャッシュレス化の波に乗るために欠かせないクレジットカード決済の手軽な導入ができることから、決済サービスを充実させることでユーザビリティの向上を目指すショップオーナーが増えていると考えられます。
ネットショップで売る商品を見つける、3つのヒント
前置きが長くなりましたが、ここからはネットショップで売る商品のヒントを3つ紹介したいと思います。
ヒント1. 仕入れ商品か、オリジナル商品か
まず売る商品を考えるときに考慮したいのが、仕入れ販売をするのか、オリジナル商品の販売をするのか、ということ。結論からお伝えすると、どちらの選択肢にも一長一短があり、絶対にこっちがいい!という答えはありません。
ただ、事実としてお伝えすると、「BASE」でショップ運営を行っているショップの約76%は、「オリジナル商品を販売している」というデータがあります。
オリジナル商品のメリットデメリット
オリジナル商品のメリットは、まさに先ほどお伝えした「ニッチでユニークなもの」に当てはまるため、消費者のニーズに沿っている、という点です。一方でオリジナル商品は、「製造にコストがかかってしまうこと」や、「大量生産のハードルが高い」「価格が高くなってしまう」などのデメリットが存在します。
ちなみに「BASE」では、オリジナル商品を在庫リスクなく作れるサービスとも連携しています。下記の記事も参考に、検討してみてください!
仕入れ商品のメリットデメリット
仕入れ商品は、オリジナル商品を作るのに比べて一見かんたんなように見えるかもしれませんが、そもそも売れる商品の目利き、他社よりも安く仕入れる営業努力など、成功させるハードルは想像以上に高いのが実情です。
とくに昨今では、先ほどご説明したように消費者のニーズも変わりつつあるため、コンセプトをしっかり立て、市場調査を行い、きちんとした戦略を立てていく必要があります。一方、メリットとしては、商品を作る必要はないので、大量に販売したり、商品のサイクルを早くできたりする点などが挙げられます。
なお、商品を仕入れる方法はいくつもあり、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。
ヒント2. ネットショップで売れているジャンルを知ろう
ネットショップ運営を成功させる確率を上げるには、ほかの人たちがどういった商品を販売して利益を上げているのか、を知ることが近道です。たとえば「BASE」でショップを運営しているところは、下記の通り、半分以上がファッションジャンルとなっています。
こういったデータも参考に、まずはジャンルを決めてみる、というのも一つの手かと思います。ほかにも「楽天ヒット番付2019」といったページを見てみると、どんな商品が売れたのか、その傾向を推し測ることができます。
ヒント3. ネットショップで売れる商品の傾向を知ろう
じつは、ネットショップで売れる商品というのには、ある程度傾向があります。そのため、そういったネットショップで売れる商品の傾向を知っておくことで、どういった視点で売る商品を考えればいいのかが見えてきます。
くわしくは「商品選びの参考に!ネットショップで売れているカテゴリトップ10と人気の7つの商材」という記事で説明していますが、売れる傾向にある商品というのは、以下の8つのポイントに沿った商品です。
- 限定品
- 重い商品、かさばる商品
- 特定の分野に特化した、専門の商品(マニアックな商品)
- 地方でしか購入できない地域商品
- 定期購入が見込める消耗品
- 人前では買いづらい商品
- 圧倒的に格安で購入できる商品
- トレンド商品
何となく、イメージがわいてくるでしょうか?
とくに最後に挙げたトレンド商品は想像しやすいかと思います。たとえば2019年であればタピオカが大ブームとなりました。(ネットショップでタピオカは難しいかもしれませんが考え方は同じです)トレンドに乗った商品は、市場ニーズがどんどん高まってくるため比較的売れやすい商材となります。
ネットショップで売れる商品の特徴と理由
特定の商品に限らず、ネット販売では売れる商品のジャンルが存在します。売れる商品のジャンルを知っておくことで、売上アップの後押しになる可能性があるので、ネットショップを開設する際の商品選びは慎重に行いましょう。
希少価値が高い商品
地域限定・期間限定品など、販売場所や販売数量が限られている商品は希少価値が高いため、売れやすい傾向があります。また、アニメ・ゲーム関連や、カー用品などのコレクターが好む商品は、プレミア価格がついて、高い売上につながることも少なくありません。
ただし、希少価値のある商品はそもそも仕入れるのに苦労する可能性が高いです。仕入れ先を見つけるだけで多大な時間を費やしたり、仕入れ価格が高額になったりする場合もあるでしょう。また、希少価値のある商品を入手するには、少なからず伝手が必要となる可能性があります。まったく伝手のない新規参入ショップが希少価値を仕入れるためには、工夫が必要であることを覚えておきましょう。
ハンドメイド商品
ハンドメイドや、オリジナルデザインのTシャツなど、他では手に入らない商品を求めている人に人気です。ファンになってもらえば、リピート購入が見込めるのもハンドメイド商品販売の魅力と言えるでしょう。また、ハンドメイド商品は仕入れ価格が抑えやすいため、高い利益率が期待できるというメリットがあります。
ただし、オリジナル商品も既製品と同じように質やデザイン性などが求められるので、品質や安全面において高い基準を設ける必要があるほか、既製品にはない独自性のあるデザインをクリエイティブし続けなければいけません。
プレゼント用の商品
忙しい人や近くに実店舗がない人にとって、ネットで購入して直接相手に配送できるプレゼント用の商品は需要が高くなっています。誕生日プレゼントをはじめ、内祝いや結婚祝い、出産祝いなど、イベントごとに商品を販売すると検索から購入してもらえる可能性が高くなるでしょう。
また、お中元・お歳暮やバレンタイン、父の日、母の日などのイベントは、タイミングにあわせて仕入れを行うことができるため、キャッシュフローが計算しやすくなります。
重量があり持ち運びが大変な商品
ペットボトルを箱で購入する場合や、米の購入など持ち運びが難しい商品は、自宅まで配送してもらえるネットショップの需要が高い傾向があります。また、ベッドやソファーなどの家具や家電製品、インテリアもネット購入する人が増加中です。
ただし、大型商品は在庫を保管するのにスペースが必要となるので、売れないと保管にかかる物件費用などが発生し続けることになります。重量のある商品や大型商品の販売を行うときは、仕入れと売上を綿密に分析する必要があるでしょう。
仕入れコストが安い商品
仕入れコストの安い商品を1点あたり数十円・数百円で販売すれば、購入のハードルが低いため売れやすいという特徴があります。最近では、日本よりも低コストで仕入れができる中国輸入がトレンドとなっています。
仕入れコストを抑えて一般的な価格で販売すれば、利益も大きくなるため、中国輸入を行い、国内で販売する輸入ビジネスに取り組む人も増加中です。また、輸入商品のなかには日本ではなかなか見かけないものも多いので、珍しい商品としてヒットする可能性もあるでしょう。
ネットショップで売れているジャンルごとの販売商品例を紹介
ここからは、商品ジャンルごとに販売する商品例を紹介します。「何を売ればいいかわからない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
▼関連記事:BASEが運営する購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が、 ネットショッピングにおける消費者動向調査2023を初発表
ファッションハンドメイドジャンル
「BASE」で一番販売されている割合が高い、ファッション・ハンドメイドジャンルについて紹介します。たとえば、ファッションや、ハンドメイドでは下記のような商品が考えられます。
- 衣服(ジャケット・コート・トップス・ボトムス・スイムウェア・スーツ・ニット・子供服・肌着など)
- 服飾雑貨(カバン・帽子・ストール・靴下・スニーカー・ブーツ・手袋・ハンカチなど)
- アクセサリー(ネックレス・ピアス・バレッタ・ブレスレット・指輪・カフス・ブローチ・ペンダント・イヤリングなど)
- 他アクセサリー素材(チャーム・金具・ルース・カボションなど)
ファッション系は、最近では韓国服の輸入ショップが人気です。日本のブランドよりも価格が安い上に、見た目も奇抜でかわいいものがたくさんあります。
“2017年には、日本での売上が200%伸びるほど爆発的人気を博した。 また、2017年から若者の流行語大賞で韓国に関する言葉が多くランクインするようになってきた。 とくにファッションに関しては、「プチプラコーデ」「カジュアルコーデ」といった韓国由来のハッシュタグがInstagramで多く検索されている。
引用:https://www.sixty-percent.com/id/blogs/women/44670”
上記のように、Instagramをきっかけに韓国服がヒットしたと言えます。
仕入れ方法
ファッションジャンルの仕入れ方法は下記があります。
- ヴィンテージや古着商品を販売する
- ハンドメイド商品を販売する
- OEMで商品を製造する
- ドロップシッピングで販売する
ファッション・ハンドメイド商品を販売するさいの注意点は、大きい商品・割れやすい商品などは初心者にとって梱包・発送の手間やリスクがかかることです。まずは、小さくて壊れにくいものを選んで商品を仕入れる・制作すると良いでしょう。
コスメジャンル
コスメ・香水・スキンケア商品を販売したい場合は、許可が必要なケースがほとんどです。
- 化粧品製造販売業許可(医薬品医療機器等法第12条)
- 化粧品製造業許可(医薬品医療機器等法第13条)
販売する場合の許可と、製造する場合の許可は別になりますので、理解しておくと良いでしょう。
食べ物・飲み物ジャンル
食べ物や飲み物で販売できる商品には下記のようなものがあります。
- 焼き菓子
- 生鮮食品
- 地域のお土産
- 冷凍販売
- お酒
など
食品は、販売許可をとる必要があるため、一般の方がすぐ始めるのは難しいです。食品専門のショップを運営している方は、すでに実店舗で食品販売をしていて、ネットショップも始めたいという方が多いです。許可については下記の記事を参考にしてみましょう。
スポーツ・レジャージャンル
スポーツ・レジャー用品を販売したいときは下記のような商品が考えられます。
- キャンプ用品
- フィットネスウェア
- リュック・バックパック
すでに実店舗を持っていて、スポーツ・レジャー用品を販売している人はすぐにショップ開設ができますが、これから販売をしていきたいという人は下記の仕入れ方法を検討してみましょう。
【YELLの先には vol.6】YELL BANKを利用し続けて2年。「好き」の詰まった<M-BROWN>のショップ作り
エンタメ・ホビージャンル
エンタメ・ホビーのジャンルでは下記のような商品が販売できると考えられます。
- 自分で創作しているキャラクターの商品
- 自分の活動に付随するグッズ(アイドル・タレントのグッズなど)
自分で創作しているキャラクターがすでにある、自分自身が何かをすでに発信しているさいは、その活動に付随した商品を販売するのもおすすめです。ただし、自分が創作していないキャラクターを使う、応援しているキャラクターを使って勝手にグッズを販売する行為は著作権の侵害になるため、NGです。
あくまでも、自分で作ったキャラクター・活動をもとにグッズを作成しましょう。
ネットで売れそうな商品なのに購入されないときの解決策
ここでは、売れそうな商品であるのに購入されないときの解決策についてご紹介します。
写真や商品説明文の見直しを行う
BASEが行った「ネットショッピングにおける消費者動向調査2023」によると、実店舗で購入する理由について「実物を確認しながら購入したいから」という意見が40%以上を占めています。
この調査からわかるように、ネットで商品の画像や情報が不足していると購買につながらないことがあると言えます。ネットショップでは購入前に実物を確認できないからこそ、写真や商品名、説明文などで商品を正確に把握できるようくわしく説明することが重要です。
また、撮影機材への投資や外部のライターに説明文の作成を依頼して、魅力的な写真や説明文にするのも一つの方法です。BASEではAIが商品説明文を自動で生成してくれる「BASE AI アシスタント」機能が利用できるため、効率的に顧客に注目してもらいやすい説明文を作成することができます。
SNSで集客を行う
ターゲットに、ネットショップの存在が十分知られていないため、購入につながっていない可能性もあります。
BASEではさまざまな集客手段を用意しています。たとえば、Google広告やMeta広告の運用を代行する「BASEにおまかせ集客」、ネットショップとInstagramを連動できる「Instagram販売 App」が代表的です。
さらに、BASEで開設したネットショップ上の商品と「YouTube ショッピング」を連携することで、<YouTube>のチャンネルや動画上に商品のタグ付けなどができるようになるYouTubeのショッピング機能を日本のネットショップ作成サービスで実装している数少ないサービスです。
このように、集客機能が充実しているネットショップ作成サービスを選ぶのも、売上アップを目指すために役立ちます。
決済方法を充実させる
BASEが行った「ネットショッピングにおける消費者動向調査2023」によると、ネットショップで商品を購入する際、希望する決済方法がなく、購入することを中断した人の割合は60%以上です。カートで離脱するカゴ落ちを防ぐためにも、クレジットカード決済やスマホ決済、コンビニ決済など、幅広い決済方法を導入すると購買につながる可能性があります。
BASEでは、各種決済のほかに、買い物をした月の支払い金額をまとめて翌月に支払うことができる独自の決済サービス「あと払い(Pay ID)」決済を利用することができます。決済へのハードルを下げたり、手間を省いたりすることで、売上アップにつながる可能性があるでしょう。
まとめ
ネットショップ作成サービスの「BASE」は初期費用や月額費用を抑えてネットショップを開設できるほか、集客機能も充実しているなど、ショップオーナーの負担を減らして効率的なショップ運営の実現をサポートいたします。
豊富な決済方法をはじめ、各種SNSとの連携、BASEが負担する不定期のクーポン配布など、ショップの売上アップを目指せるサービスを用意しています。メールでのサポートも行っておりますので、初心者の方でもぜひかんたんにネットショップを開設してみてください。
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
プログラミングの知識がなくても、プロ並みのショップデザインが実現できる豊富なデザインテンプレートをご用意しています。
さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。
ショップ開設はメールアドレスだけあれば、その他の個人情報やクレジットカードの登録も必要ありません。
個人が安心して使えるネットショップをお探しなら、開設実績No.1のBASEをまずは試してみてください。