ネットショップをはじめてはみたものの、「商品が売れない」と悩んでいる方は、とても多いです。
そんなときは、今回紹介する2つの仮説に基づいて、原因と対策を考えてみましょう。意外と、商品が売れない原因はシンプルです。
▼「商品が売れない時に考えられる仮説」
なぜ、この2つのいずれかが原因なのか?というと、売上というのは、以下の式で導き出されるからです。
「売上= 訪問者数(集客) × 購入率(集客した人が購入)× 購入単価」
なにもむずかしい話ではありません。訪問者がいなければ、商品が売れることはありませんし、訪問者がいても、買ってくれる率が0であれば、売れることはありません。
そのため、もし今「売れない」という悩みを持っているのであれば、売れてない原因がこの2つのどちらなのか?を見極め、それに対する対策をしていけばいいのです。
目次
集客が機能しているかを確認する方法
では、まず「集客できているか?」について、確認していきましょう。売上が出ない場合、ほとんどは「集客ができていない」ことが原因です。
2ステップにわけて、集客できているかどうかを確認していきましょう。
STEP1. 自分のショップの現状を知る
問題を解決するには、なにごとも現状を知ることから、です。自社のネットショップの現状を知るために、まずは、下記の4つの項目を確認してみましょう。
- ①ネットショップのアクセス数
- ②アクセス数のうち、SNSとアプリ経由の割合
- ③商品ページが見られている頻度は、どれくらいか
- ④力を入れているところから、ネットショップに流入があるか
むずかしいことを考える必要はないので、この4つについて、数字を確認してみてください。
1〜3については、BASE管理画面の上部メニュー「データ」に進み、「Web集客」欄を見ることで、確認できます。
①ネットショップのアクセス数
「Webショップ閲覧数(PV)」が、1日ごとのネットショップ内のページがどれだけ見られているか、を表す数値です(①ネットショップのアクセス数)。
②アクセス数のうち、SNSとアプリ経由の割合
Webショップの閲覧数(PV)は、全体のアクセス数ですが、それぞれのアクセスがどこから来ているのか?を確認しましょう。
これを確認するには、SNS経由の閲覧数やショッピングアプリ経由の閲覧数を確認します。
③商品ページが見られている頻度は、どれくらいか
「BASE」では、商品ごとの閲覧数も見れるようになっているので、商品ページがどれくらい見られているかも確認しましょう。
④力を入れているところから、ネットショップに流入があるか
4に関しては自分がおこなっている集客方法で集客できているのか、を確認します。
もし、Instagramからの集客を実施しているなら、SNS流入のところでInstagramからの流入がどれくらいあるか、確認しておきましょう。
ここまでできれば、下準備は完了です。
STEP2. 数字を見て集客が機能しているか確認
STEP1. で、分析に必要な数字をだいたい把握できたので、ここから実際に「集客できているか?」を確認していきます。
確認項目1:商品が売れるために必要な、33人の集客はある?
急に33人という数字が出てきましたが、この数字は、ネットショップの平均的な購入率から逆算して出てくる、「1商品が売れるために必要な集客数」です。
※ネットショップのCVR(ショップを訪れた方が、商品を買う確率)が、おおよそ3%と言われているからです。(参考:Adobe Digital Index Consumer Electronics Report 2020)
さきほど確認した、自分のショップの閲覧数と比べてみましょう。
もし、33人どころか100人や200人も集客があるのに「商品が売れていない」場合は、「集客以外」に原因がある可能性が高いので、次の記事をご確認ください。
一方で、集客が100人未満であれば、単純にまだまだ集客が足りていないだけ、の可能性もありますので、まずは既存の集客方法の改善をおすすめします。
集客に関してはSTEP5を確認ください。
確認項目2:商品ページは見られているか?
このパターンはあまりないケースですが、ショップのトップページはたくさん見られているけれど、「商品ページが全然見られていない」という可能性もありえます。
ショップを訪れた人が、トップページだけを見て離脱していると、こういう事態になることがあります。
「STEP1のネットショップの現状を知る」で解説した、BASE管理画面で各商品ページのPV数が全体のPV数に対して少なすぎないか確認してみましょう。
もし、商品ページのPV数が全体の1割にも満たない、といったケースでは、対策が必要です。
対策の具体例としては、以下のようなネットショップの、レイアウト変更・デザイン変更を参考にしてください。
- 有料テンプレートを使うなど、ショップ全体のデザインを見直す
- 任意商品の紹介用写真を見直す(枚数を増やす、キレイな写真を使う、など)
- 商品のタイトルを見直す
これで、「集客が機能しているか?」の確認は終了です。
もし、あなたのショップに100人以上の集客があり、なおかつ、商品ページも十分に見られているのであれば、次に紹介する「集客はできているが、購入に至っていない」を解決する記事を確認しましょう。
逆に今回の分析で「集客そのもの」に課題がありそうな場合は、こちらから集客について再度検討してみましょう。
- 「集客できているのか?できていないのか?」を確認することから!
- 集客できているのに売れない場合は、さまざまな原因が考えられる!
- 次の記事を確認して、原因を仮説立てアクションしよう!