Instagramのフォロワーを自力で増やすためにできる施策は、プロフィールから投稿、インスタライブやDMまでさまざまです。施策の種類が多いからこそ、「まず何から始めればいい?」「フォロワーが増えないときは、何を見直せばいいの?」とお悩みの方も多いでしょう。
そこで今回は、Instagramのフォロワーを0から増やすための4ステップと具体的な11の方法を紹介します。ぜひ参考にして、ファンをどんどん増やしていきましょう。
【この記事でわかること】
フォロワーを獲得するには、投稿が拡散され、フォローされていないユーザーの目に入る状態にする必要があります。そのうえで、投稿を見たユーザー(リーチ)にアカウントをフォローしてもらえるよう後押しする取り組みも重要です。
このように、フォロワー獲得につなげるためには、次の4つのSTEPを意識して長期的に対策する必要があります。
STEP1:フォロワーとの継続接触
STEP2:投稿へのアクション促進
STEP3:プロフィールの改善
STEP4:投稿からプロフィールへの導線改善
Instagramというと、真っ先にハッシュタグをイメージする方も多いでしょう。しかし、実はハッシュタグは投稿の拡散にそこまで影響力があるものとはいえません。
上の図のとおり、ハッシュタグによるリーチ数よりも、投稿をおすすめ機能である「発見タブ」のリーチ数が大幅に上回っています。そのため、発見タブでおすすめされることが、投稿拡散の近道です。
さらに、投稿を見たユーザーがアカウントのフォローを検討したかどうか判断するために、プロフィールの閲覧率も重要な指標です。
たとえば、閲覧数(リーチ)が同じでも、プロフィールの閲覧率が3%から6%に変化するだけで、フォロワーの獲得数は2倍になります。
これを踏まえ、投稿の拡散からフォロワーの獲得までを最大化するために、どのようなことをすべきなのか、具体的に説明します。
フォロワーと継続的に接触することで、エンゲージメント(親密度)が高まります。エンゲージメントとは「いいね!」や保存、コメントなどの反応をもとに、フォロワー1人ひとりがアカウントに対してどの程度関心を持っているか測る指標です。
Instagramの運用において、「質の高いコンテンツを投稿しても、フォロワー数の伸びにつながらない」という悩みがよくあります。その理由は、Instagramのアルゴリズム上「投稿の質」だけでなく「アカウントの質」が重視されているからです。
エンゲージメントを高めることが、アカウントの質の向上につながります。
一方で、現フォロワーとの関係で得られる「エンゲージメント」が、フォロワーの獲得に本当に影響があるのか、疑問に思う人もいるでしょう。
じつは、エンゲージメントと新規フォロワーの獲得に相関があることは、データで証明されています。
以下の図を見てください。保存率に変化がなくとも、エンゲージメントスコアが上がることで、フォロワーの獲得数が大幅に拡大しているのがわかります。
エンゲージメントを向上させるためには、コミュニケーションの量と質、両方からのアプローチが必要です。
コミュニケーションの量は、フォロワーとの接触回数と接触時間で判断されます。つまり、投稿頻度を高め、フォロワーとの接触時間を伸ばすことが重要です。
コミュニケーションの質は、フォロワーとの相互交流の度合いで判断されます。DMやストーリー、コメント欄などでフォロワーと積極的にコミュニケーションを取りましょう。
エンゲージメントを高めると、フォロワーのフィード(ホーム画面)に投稿が優先的に表示されるようになるため、投稿を見てもらいやすくなります。
STEP2:投稿へのアクション促進
フォロワーとのエンゲージメントを高めて、フォロワーに投稿を見てもらえるようになったら、次は投稿への満足度を高め、アクションを増やしてもらう必要があります。
投稿へのアクションを促進するため、ユーザーが満足するコンテンツを作成しましょう。
投稿へのアクションが増えると、Instagramから「有益な投稿」と判断され、フォロワーと同じ嗜好をもったほかのユーザーに投稿がリーチするようになります。
リーチした先で他の投稿に興味を持ってもらえたら、フォローしてもらうチャンスです。
Instagramでアカウントをフォローする前には、プロフィールをチェックしてどんなアカウントか判断するのが一般的です。プロフィールを整備して、ユーザーにアカウントをフォローするメリットを訴求することで、数多くのフォローを獲得しましょう。
投稿を見ただけでアカウントに興味を持ち、自然にプロフィールに移動してフォローしてくれるユーザーもいます。
しかし、リーチしたユーザーにフォローしてもらうには、投稿からプロフィールに誘導するための対策が必要です。投稿からプロフィールにアクセスしてくれるユーザーを増やすことで、効率的にフォロワー数を伸ばしていきましょう。
Instagramのフォロワーを増やすための具体的なアクションを紹介します。すぐに取り組めるアクションもあるので、できることから始めてみてください。
Instagramのプロアカウントに切り替えると、ビジネスに役立つ機能が使えるようになります。複雑な手続きは不要で、個人で運営するアカウントでも企業のアカウントでも、プロフィール画面からすぐに切り替えられます。
プロアカウントで利用できる機能は、おもに次のとおりです。
とくに注目したいのが、「インサイト」です。インサイトでは、投稿に対するユーザーの反応数や、フォロワー数の増減といった項目が確認できるので、データ分析がしやすくなります。
プロフィール文・アイコン改善
フォロワーが増えにくいときは、プロフィール文やアイコン(プロフィール画像)についても、見直す必要があります。
プロフィールやアイコンは、ユーザーがアカウントをフォローするか決める重要な指標の一つです。
大切なのは、アカウントの一貫性。文章や画像を変えるだけでなく、ターゲット・ペルソナの再確認を行い、必要に応じて修正しながらアカウント全体を再設計しましょう。
効果的なアカウント設計のコツについては、下記の記事をご覧ください。
▶関連記事:最短半年で1万フォロワーを獲得するための Instagramアカウント設計
ハイライトとは、プロフィール画面の真ん中あたりに表示される、過去のストーリーを一覧でコレクションする機能です。
ユーザーがハイライトを見るタイミングはおもに2つ。そのアカウントがどのような情報を発信しているのかを知りたいとき、ハイライトのタイトルを見て気になったときです。
ハイライトを整理するメリットは以下の通りです。
2つ目のメリットも重要なので、投稿数が少ないアカウント(投稿数10ほどの場合)でも、積極的にハイライトを作ることをおすすめします。
ハイライト整理チェックポイント3選
✅ ハイライトは、4項目以上つくっていますか?
プロフィール画面に一度に表示されるハイライトの数は4つで、5つ目からはスワイプすることで表示されます。4項目以下だとプロフィール画面に余白が生まれてしまうので、4つ以上作ってみましょう。
✅ ハイライトのトップ画像の色味は、アカウントの雰囲気と統一感がありますか?
プロフィール全体を見たときにハイライトが浮いて見えないよう、アカウントの雰囲気とのバランスに気を遣いましょう。
✅ ハイライトのトップ画像とタイトルから、内容がわかりますか?
ハイライトは、ハイライト画像と文言で構成されています。アカウントのコンセプトに合わせて、「わかりやすく簡潔に」がポイントです。
アカウントのコンセプトに応じて、効果的なハイライトにするポイントは異なります。
たとえば、お役立ち情報をまとめたアカウントであれば、ハイライトにイラストやロゴを使うことで雑誌感を出します。モデルやインスタグラマーなど個人のアカウントでは、ハイライトに自分自身の写真を積極的に入れることで、どんな投稿をする人物なのかが伝わりやすくなります。
何が適切かを定義することは難しいですが、ハイライトもアカウントの雰囲気を構成する重要な一要素である、ということを押さえておいてください。
Instagramのアルゴリズムは、投稿の内容や画像からアカウントのジャンルを判断し、ユーザーのニーズにあわせておすすめの投稿を表示しています。そのため、画像の加工方法やテキストの入力方法などを統一することで、アルゴリズムにアカウントのジャンルをアピールする必要があります。
「コミュニケーションの量」を担保するという点で、投稿の頻度は重要な意味を持ちます。定期的に投稿することで、Instagramに「フォロワーと積極的にコミュニケーションを取っている優良なアカウント」と判断され、投稿が発見タブなどに表示されやすくなります。
しかし、質を保ちながら投稿の頻度を高めるのはむずかしいのが現実です。まず、最低2日に1投稿のペースを保ちながら投稿の質に注力するのがおすすめです。
リールとは、最大で180秒の動画を投稿できる機能です。
動画が視聴されると通常のフィード投稿より滞在時間が長くなるため、アルゴリズム攻略のために効果的です。
リールの投稿はコミュニケーションの量の確保につながる
リールはInstagramのアルゴリズム上、通常のフィード投稿より拡散されやすい傾向があります。フォロワーが0~3,000人規模のアカウントでも、リールはフォロワー外にリーチできる可能性が高いです。
実際に、フォロワーが600人程度であるにも関わらず、リールでは3万リーチを獲得した例もありました。
この例からもわかるように、リールは開設初期のアカウントにとってメリットの大きい施策になるので、積極的に取り入れていきましょう。
リールとフィード投稿のどちらを優先すべきかは、ターゲットによって決まります。ターゲットが求めているものを伝える手段として、リールとフィード投稿のどちらが有効であるかを考えましょう。
リールとフィードの投稿割合を変えながら検証し、反応を見て優先順位をつけていくのがよいでしょう。
「バズる」ためには、多くのユーザーの興味を惹く工夫が必要です。ポイントをかいつまんでお伝えします。
✅ 最初の1秒間でユーザーを引き込む工夫をしている
リールを再生した瞬間、何についての動画かがわかる構成になっていると、継続して見てもらいやすくなります。たとえば東京の最新スイーツ情報をまとめたリールであれば、「流行先取り!東京の最新スイーツ4選」というテロップとともに、リール内で紹介する商品を先にまとめて提示すると、リールの趣旨が伝わります。
✅ 流行りの音楽を使っている
リールを見終わった後にも何度も耳にするような、流行りの音楽を取り入れることで、曲を聞くたびにリールの情報を思い出してもらえる効果があります。これは「アンカリング効果」と呼ばれていて、マーケティングにも活用されている考え方です。
✅ 感情に訴えるコンテンツ
うれしい・悲しいなど
✅ 禁止の文言が入ったコンテンツ
閲覧禁止!・これはNG、など
✅ 予測不可能性
最後になにかが起きる(と思わせる)・どんなものができあがるか期待させる
ストーリーズとは、24時間限定で見られる投稿で、フィード(ホーム画面)の上部から見ることができます。
主な機能は、閲覧・コメント・リアクション・アンケート機能・クイズ機能に対する反応などです。
ストーリーズを使えばフォロワー一人ひとりとコミュニケーションを取ることができ、Instagramで重視される相互コミュニケーションの確保に役立ちます。
投稿を上げたときのニューポストストーリーズ(新しい投稿を上げたことを、フォロワーに知らせるためのストーリー)、1週間に3度ほどのストーリー施策(クイズや質問ボックスでの、アクション促進)は、ユーザーとコミュニケーションが取りやすいのでおすすめです。
ショップオーナーからは、「リールとストーリーズのどちらを優先すべき?」という疑問がよく上がりますが、結論は「役割が違うためどちらも重要」です。
ただし、Instagram運用に時間が割けない方は、ニューポストストーリーズだけでも実施するとよいでしょう。ニューポストストーリーズは、1~2分ほどで作れます。
アクションスタンプとは、ユーザーが反応できるスタンプのことです。
せっかくストーリーを公開するのであれば、かならず利用したい機能です。
アクションスタンプを活用することで、フォロワーと相互交流する機会を作れます。質問内容に困る場合、絵文字スライダーを付けておきましょう。
ホーム画面の右上の紙飛行機アイコンからDM機能を使えます。DMはフォロワーと1対1でおこなわれる、閉じたコミュニケーションの場です。DMの内容はほかのフォロワーには見られません。
DM機能を利用しすぎるとInstagram側からスパム行為と判断され、アクション停止やアカウント凍結につながるおそれがあります。一方で、節度を持ってDM機能を利用すれば、ストーリーよりもさらに密なフォロワーとの相互交流ができ、コミュニケーションの質の向上に有効です。DMは1日10件未満におさえておくなど、気をつけましょう。
DM機能のおすすめの使い方は、ストーリーでコメントを促し、DMのコミュニケーションに誘導するという施策です。
Instagramの一般的な投稿であるフィード投稿は、画像とキャプションの両方でユーザーにアプローチするのがおすすめです。
複数枚の画像を1ポストで投稿できる「カルーセル投稿」では、ユーザーにアクションを促す画像を投稿の最後にいれてみましょう。プロフィール画面にユーザーを誘導して、フォローしてもらうチャンスを作れます。
「キャプション」とは、投稿の文章部分のことです。
キャプション内に「メンション」(@アカウント名)を設置することで、タップでメンションされたアカウントのプロフィールに飛べるようになります。キャプション文でアカウントをメンションして、プロフィールへユーザーを誘導しましょう。
また、検索タブからの流入を強化するなら、ハッシュタグの設定も重要です。1つの投稿につき、キャプション内に30個までハッシュタグを設定できるので、関連するキーワードを含むハッシュタグを設定してみてください。
人気のハッシュタグは検索される回数が多い分、設定する人も多いので、投稿が埋もれてしまう可能性があります。たとえば、人気の高い「#カフェ」というハッシュタグではなく「#おうちカフェ」のような具体的なキーワードを選んだり、「#カフェ #〇〇(場所)」といったように、見つけてもらいやすいキーワードを組み合わせたりするのがおすすめです。
ここをチェック▶︎画像やキャプションとプロフィール文に、矛盾や違和感はありませんか?
画像でもキャプションでもプロフィール文でも、アカウントについて紹介文を記載する場合があります。
Instagramアカウントのコンテンツを作成したら、内容をもう一度見返すようにしてください。アカウントの紹介内容に矛盾があると、ユーザーは不信感を抱いてしまいます。
Instagramの発見タブを開くと、右上にマップのアイコンがあります。このアイコンをタップすると、ユーザーの位置情報をもとに、近くにある店舗や企業のアイコンが地図上に表示されるようになっています。
店舗のアイコンをタップすれば、店舗が持つInstagramアカウントのプロフィール情報と、店舗の場所をタグ付けした投稿の一覧が表示されます。そのため、普段からフィード投稿やリール投稿するときには、キャプションやハッシュタグと合わせて位置情報(場所)も設定しましょう。地図でアカウントを見つけたたユーザーが投稿を見て、来店やフォローをしてくれるかもしれません。
キャンペーンを実施するのもおすすめです。たとえば、特定のハッシュタグをつけて投稿してくれた人が応募できるプレゼント企画。ほかにも、フォローしてくれた人への特典を用意するなど、工夫によってフォローを増やしたり話題を生んだりできます。
影響力のあるインフルエンサーとのコラボキャンペーンを行うと、コラボ相手のファンがフォローしてくれる可能性もあります。
インスタライブは、ストーリー上でライブ配信できる機能です。長時間の配信が可能で、フォロワーからの質問に答えることもできるので、複数のフォロワーと密なコミュニケーションが取れます。
インスタライブのポイントは、以下の2点です。
話すことが得意でない場合、インスタライブは心理的にハードルが高いでしょう。むずかしければ無理に自分で実施する必要はありません。スタッフやインフルエンサーに依頼してもよいでしょう。
投稿へのコメントやDMなどへの返信といった一対一のコミュニケーションを地道に積み重ねることで、熱意の高いフォロワーを醸成できます。
一対一のコミュニケーションは、オフラインの場でも有効です。イベントへの参加をはじめ、フォローしてくれそうな人たちと直接交流できる場があれば、Instagramのアカウント情報を記載したカードを配ってみてください。対面で直接コミュニケーションできたたユーザーは、熱心に投稿をチェックしてくれます。
フォローしてもらったあとは、DMでやり取りしたり、相手のアカウントをメンションした投稿をしたりして、積極的に交流しましょう。フォロワーが増えていくほどたいへんな作業になりますが、フォローし続けてもらうためには大切な工程です。ただし、1日にまとめて大量のDMを返すとスパム扱いされる可能性があるため、毎日コツコツ取り組むのをおすすめします。
Instagramのフォロワー数で悩む方の疑問・質問にお答えします。
フォロワーを増やすには、まず投稿に統一感を持たせることが大切です。ターゲットを明確にして、その人たちに響くような質の高いコンテンツを定期的に投稿しましょう。
また、発見タブに表示されやすいリール動画は、新規フォロワー獲得に効果的です。積極的に活用しましょう。
さらに、フォローしてもらった後は、ストーリーズやインスタライブ、一斉送信チャンネルなどを活用して積極的に交流しましょう。一体感を生む施策でコミュニティを形成でき、アカウントのファンになってもらえるため、フォローを外されにくくなります。
フォロワー1000人を達成するまでに、半年から1年程度かかるのが一般的です。ただし、毎日質の高い投稿を続け、積極的に交流することで、早い人なら2〜3ヶ月で達成するケースも。
投稿内容や運営方針によってフォロワーを増やしやすいかどうかは変わってくるため、焦らず自分のペースでアカウントを育てていくことが大切です。
フォロワーを増やす「裏ワザ」として、フォロワーを売買する外部ツールを使う方法があります。しかし、ツールの使用はスパムと見なされ、アカウントの信頼性を損なうリスクがあるため、正攻法で活動するのがおすすめです。
最も効果的な方法は、地道にアカウントのテーマを掘り下げ、質の高いコンテンツを作り続けることです。また、お題スタンプを活用して、関連性の高いアカウントのフォローを獲得する方法もあります。そのうえで、フォローしてもらった後も丁寧なコミュニケーションを心がけることが、最も確実で効果的な方法と言えるでしょう。
Instagramでフォロワーを獲得できれば、集客や認知拡大、場合によっては収益化が期待できます。毎日コツコツ運用していくことが最も大事です。本記事を参考に、投稿やユーザーとのコミュニケーションなどを積み重ねていきましょう。
Instagramをマスターした後収益化を目指すなら、ネットショップの開設がおすすめです。Instagramアカウントのフォロワーが徐々に増えてきたら、グッズを作って販売し、Instagramで集客してみるのはいかがでしょうか。
BASEなら「Instagram販売 App」機能を使って、Instagramとショップを連携し、投稿にBASEで販売している商品の情報をタグ付けできます。商品タグをタップするとBASEの販売ページへのリンクが表示されるため、投稿を見て商品に興味を持ってくれたユーザーをショップに誘導できます。
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